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トップページ>認知症を学ぶ>認知症について|症状や予防方法、種類について解説

認知症について|症状や予防方法、種類について解説

  • 認知症と物忘れって何が違うの?
  • 認知症の種類や原因ってなに?
  • 認知症の見分け方ってあるの?
  • 認知症にならないためにはどう予防すればいい?

一つずつ紹介していきますので、最後までお読みいただければ幸いです。

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認知症の定義

認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。
脳の病気や障害など様々な原因により脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症の「アルツハイマー型認知症」や、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による「血管性認知症」など、脳神経や血管に異常がみられるものが認知症といえます。

また、年をとるほど認知症になりやすくなります。日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人と推計され、2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されています。

認知症ではなさそうだと思っても、以前よりもの忘れが増えている、もの忘れの程度がほかの同年齢の人に比べてやや強いと感じたら、念のために専門医を受診することが早期発見・早期対応につながります。

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認知症と物忘れの違い

認知症と物忘れの違いについて解説する孫と高齢者の手元

人間は年を取るごとに、人の名前を思い出せなくなってしまったり、一つ一つの動作が遅くなったりします。
このような症状が年齢による衰えなのか、それとも認知症になりかけているのかどのように判断すれば良いでしょうか?

ここから認知症による物忘れの症状と、老化による物忘れの違いを分けて紹介していきます。

認知症による物忘れ

  • 自身が体験したことすべてを忘れる
  • ヒントを与えても思い出せない
  • 買い物に行ったことを忘れて、また同じ買い物に行く
  • 日付や曜日などが分からなくなる
  • 無くなった物は誰かに盗られたと思ってしまう
  • ご飯を食べたことを忘れる
  • 自分が忘れてることを忘れている

老化による物忘れ

  • 体験の一部が思い出せない
  • 忘れたことは自覚している
  • 食べたことは思い出せるが、何を食べたかは思い出せない
  • 買い物に行ったとき、必要なものをうっかり忘れてしまう
  • 日付や曜日を間違える
  • 無くしたものは自分で努力して見つけようとする

このように、認知症と老化による物忘れの目安は異なります。
そのため、認知症に対しての知識があると、認知症と物忘れの違いがわかり、どちらか判断しやすくなります。

物忘れについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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認知症の種類と原因

認知症種類別患者割合

次に、認知症の種類と原因について詳しく紹介していきます。

認知症には、様々な種類がありますが、今回は代表的な「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「脳血管性認知症」「前頭側頭型認知症」の4種類の特徴や原因を紹介します。

では、それぞれ見ていきましょう。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も大きな割合を占めています。

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβやタウタンパクというタンパク質が固まることで、脳細胞が損傷、神経伝達物質が減少することで発症するとされています。

ある事柄を覚えられない、いつも通っている道の帰り方が分からないなどの症状が見られた時には、脳に多くのタンパク質が固まってる場合があります。

アルツハイマー型認知症は65歳以上の方に多く見られますが、症状は軽く、単なる物忘れのように感じてしまう方も多いです。

早期発見することができれば、症状の進行を遅らせることができるので、少しでも疑いがある場合は早めに病院を受診しましょう。

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レビー小体型認知症

レビー小体型認知症とは、レビー小体という構造物が神経細胞にたまって、認知症などのさまざまな症状を示す病気(参考:日本神経学会)です。
アルツハイマー型認知症についで多い病気です。

レビー小体型認知症の代表的な症状は「認知機能障害」「幻視・幻聴」「パーキンソン症状」です。
会話の理解力が低下したり、実際には見えないものが見えたり、手の震えが止まらないなどの症状がある場合は、レビー小体型認知症の可能性が高いです。

アルツハイマー型認知症と誤診されやすいレビー小体型認知症ですが、アルツハイマー型認知症に比べ、幻視が多く見られパーキンソン症状がよく出ることを覚えておきましょう。

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脳血管性認知症

脳血管性認知症は、唯一予防できる認知症です。

脳血管性認知症は脳の血管が何らかの原因で破れてしまったり、詰まったりすることで生じる脳血管障害の後遺症によります。

特徴としては、高齢者全員に起きやすい他の認知症と比べ、脳血管性認知症は女性よりも男性に起きやすいことが特徴です。

脳血管性認知症の原因の7割~8割の原因が脳梗塞と言われています。
脳梗塞は脳の血管が細くなったり、血管に血が詰まったりすることで発症します。
この原因は主に自分たちの生活習慣で予防することができます。

例えば、運動不足や喫煙、過度な飲酒、ストレスといったものが積み重なることで生活習慣病や脳梗塞の原因となってしまいます。
そのため、脳血管性認知症を予防するには生活習慣病や脳梗塞にならないことが大切です。

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前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症は、理解力や感性などの人格を司る前頭葉と、言語を司る側頭葉の神経細胞が萎縮することによって起こります。

物忘れではなく、性格変化や行動の異常が見られます。
周囲の状況に関わらず、人格が変化して思いのままに行動しようとしたり、言葉の理解ができなくなったりします。

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認知症の症状

認知症の症状(初期中核周辺)

認知症にはどのような症状があるのでしょうか?下記項目ごとに、詳しく紹介していきます。

初期症状

認知症は自覚しにくいことから、早期発見するには家族や周囲の気づきが大切になります。
認知症の初期症状は人それぞれで異なりますが、一般的には物忘れがきっかけで気づくことが多いです。

認知症でよく見られる初期症状は以下のようになっています。

  • 物忘れがひどい
  • 判断力・推理力が衰える
  • 時間・場所が分からない
  • 人柄が変わる
  • 不安感が強い
  • 意欲がなくなる
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中核症状

中核症状とは、認知症で脳の動きが低下する、脳の細胞が死ぬといった直接的に起こる認知機能の障害をいいます。
それでは、それぞれの特徴や症状を見ていきましょう。

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記憶障害

認知症の症状として多く見られるのが記憶障害です。
昔のことを忘れてしまったり、新しいことを覚えられなくなったり、今聞いたことを数分後には忘れてしまったりすることが増えます。

年齢による記憶力の低下と勘違いしやすく、見分けが付きにくいのも特徴になりますので、早期発見するには周りの協力や気付きが大切になってきます。

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見当識障害

見当識障害とは、今がいつで、自分がいる場所がどこなのかなど、今自分が置かれている現状を把握しづらくなることです。

症状の特徴として、例えば「約束の時間を守れない」「予定通りに行動することができない」「今日が何日なのかわからない」などの特徴があります。
こちらは物忘れとは異なり、普段では考えもつかないような行動を取ることが多いため、見分けやすいです。

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実行機能障害

実行機能障害とは、何か物事を行う際、自分で計画を立てて行動することが難しくなることです。
例えば、料理する際に、一番初めにご飯を炊き、その間にご飯の支度をするなどの効率の良い作業ができなくなります。

このように必要な情報を統合して遂行することが難しくなります。

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判断力低下

誰かに何かを言われた時、それがどういう意味なのかを理解するのに時間がかかります。

あいまいな表現を理解できず、「寒いから温かい格好をして寝てね」と言われた時、寝るときもセーターとコートを着てしまうといった判断をしてしまいます。
そのため、具体的な指示が必要になります。

失語・失認・失行

失語とは、自分が言いたいことがあってもなかなかそれを言葉に表すことができなくなることです。
失行が起こると、いつも日常的に行っていた「ご飯を食べる」「服を着替える」「トイレに行く」などの行動が難しくなります。

失認とは、自分の身体の状態や、自分と物との位置を認識することができなくなることです。
例えば、コップを取ろうとしても、自分とコップとの距離感が分からずに、よくこぼしてしまうなどのことが起きます。

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周辺症状

周辺症状とは、周りの環境や周りの人たちの対応、自分の経験などの要因が絡み合って起こる症状を言います。
周辺症状には、以下のようなものがあります。

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精神症状

精神症状とは、自分で感情のコントロールができないため、介護拒否や暴力などの症状が起きやすくなることです。

さらに、過度なストレスなどから妄想・幻聴・幻覚などの症状が起きやすくなります。

自分ができると思っていたことが段々とできなくなることに対してのストレスや怒りが積み重なり、次の異常行動へ発展することがあります。

異常行動

上述した見当識障害が進むにつれて、自分の家やよく行っていたスーパーなどの景色が初めての場所に感じ、道迷いや行方不明になる場合があります。

さらに、トイレの場所がわからなく、失敗してしまうということもよくあります。

そのような場合は、本人に強く注意してしまうと自尊心を傷付けてしまい、鬱になりやすくなるため、しっかりとした対応をすることが大切です。

 

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認知症の種類ごとの特徴と初期症状

四大認知症を比較するために、種類ごとの特徴と初期症状を知ることが重要です。
具体的には以下の通りです。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は脳内にアミロイドβというたんぱく質が脳に沈着する病気です。
神経細胞が変性、死滅することで脳が萎縮し、認知機能障害が出現します。

特徴

加齢により発症率が高まります。
男性より女性に多いです。
糖尿病の方はアルツハイマー型認知症の発症リスクが2.1倍になるとの報告があります。

初期症状

物忘れの症状が最も多く、新しいことを覚えることが困難になります。
初期の物忘れは加齢による物忘れと判別が難しく、見落とされる可能性があります。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は脳内にレビー小体というたんぱく質が脳に沈着する病気です。
レビー小体が大脳で集まると神経細胞が破壊され、認知機能障害が出現します。

特徴

女性より男性が2倍発症しやすいです。
40歳代より発症し、65歳以上に多いです。
パーキンソン病もレビー小体が関連しているため、パーキンソン症状が出現しやすいです。

初期症状

初期は物忘れなど記憶障害の症状は少ないです。
注意力の低下や道がわからなくなる、生活動作が出来なくなるなどの症状がみられます。
初期のころより手の震えや表情が乏しくなるなどパーキンソン症状が出現しやすいです。

血管性認知症

血管性認知症は脳血管障害(脳梗塞、脳出血)などが原因で発症する病気です。
脳細胞の虚血や出血による圧迫が原因で脳細胞が破壊され、認知機能障害が出現します。

特徴

認知機能障害が突然出現したり落ち着いたりと変動があり、まだら認知症とも呼ばれます。
女性より男性が2倍発症します。

初期症状

脳の損傷した部位により症状は異なります。

初期から歩行障害など身体機能の低下がみられる場合があります。
また、高次脳機能障害が出現しやすく言語理解や表出が難しい場合があります。
視力低下や感情コントロールが低下している場合があります。

前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症は大脳の前頭葉や側頭葉を中心に神経細胞の脱落が見られる病気です。
脳の神経細胞にタウたんぱくやTDP-43と呼ばれるたんぱく質の蓄積が見られます。
難病に指定されている病気です。

特徴

発症年齢が50~60歳代と若く、ほとんどの方は70歳までに発症します。
男女による性差はありません。

初期症状

同じ時間に同じことを行う常同行動が見られます。
また、興味関心が低下し、身だしなみが乱れるため精神疾患と間違われることがあります。
礼儀作法が難しくなったり万引きなど反社会的行為など行動障害が見られます。

出典:はしぐち脳神経クリニック「前頭側頭型認知症

やめる

若年性認知症について

若年性認知症について知る高齢者

上記のような症状が高齢者のみに現れると思っている方も多いのではないでしょうか。
65歳未満の方で発症する認知症を若年性認知症といいます。

脳血管性認知症の割合が大きいことは若年性認知症の特徴であるといえます。
しかし、主な原因や症状は高齢者とそれほど変わりません。

したがって、若いから自分はかからないという固定概念をなくして、少しでも症状が見られたら、認知症を疑う必要があります。
早期発見を心がけて生活するようにしましょう。

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認知症は治るの?

認知症は治るのかを知りたい高齢者

認知症は、治療によって症状が緩和するものありますが、一般的に根本的な完治は見込めません。
アルツハイマー型認知症の症状は個人差がありますが、ゆっくりと進行していきます。

しかし、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、栄養障害、アルコールが関連することによる影響によって認知症が起きている場合は、もとの病気を改善することで認知症が治る場合もあります。

早期の発見・治療が症状進行を遅らせることにつながるので、周りの方は注意して観察するようにしましょう。

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訪問介護

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根本的な治療が可能な認知症と困難な認知症

認知症に様々な種類があることを説明しましたが、中には根本的な治療が可能なものと、治療が難しいものがあります。

根本的な治療が可能な認知症

  • 血管性認知症
  • 正常圧水頭症
  • 慢性硬膜下血腫
  • 甲状腺機能低下症

これらの認知症は、原因となる疾患を治療することで認知症の改善が期待できます。

根本的な治療が困難な認知症

  • アルツハイマー型認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症

脳の変性疾患や萎縮による認知症は、根本的な治療が難しいとされています。
薬物療法やリハビリテーションによる、症状を遅らせる対症療法が中心となります。

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認知症の対策・予防

認知症の対策・予防について考える高齢者

認知症にならないためには、どのような対策・予防が必要なのでしょうか。

認知症にならないようにするためにも、まずは日ごろから誰でも対策できる「食生活」「運動」「人とのコミュニケーション」の3点の対策を行いましょう。

それぞれ、紹介していきます。

食生活

認知症の対策と予防として、誰でも簡単に始められるのが、食生活の改善です。
まずは自分がどのような食事を取っているのか、栄養は偏っていないかを確認しましょう。

塩分・糖分のとりすぎに注意

塩分と糖分は日本人の方はとりすぎている方が多いです。
和食を普段から食べている日本人は、料理に醤油や砂糖が使われているのが多く、知らないうちにとりすぎている場合があります。

適切な塩分量は一日5g未満です。

普段料理をする際は気を付けられますが、コンビニ弁当やカップ麺などを多く食べている方は、知らないうちに塩分や糖分をとりすぎている場合が多くあるので、できるだけ自炊するなどして塩分の摂りすぎ予防しましょう。

たんぱく質を摂る

脳に良い成分であるDHAやEPAは青魚に多く含まれています

そのため、青魚などの食事を中心とすることで、良質なタンパク質を摂取でき、結果的に認知症や脳梗塞などの予防をすることができます。

バランスの良い食事を心がける

良質なタンパク質を取ることも大切ですが、それだけでは意味がありません。
お米やお肉なども栄養が詰まっていますので、定期的に食べ、バランスの良い食事を心掛けましょう。

運動

有酸素運動も、認知症の予防に効果があると言われています。
1日30分程度の運動を週に3回ほど行うのが良いとされています。

しかし、平日は皆さん仕事をしていて、運動する時間がない方がほとんどだと思います。
そのような場合は、駅でエスカレーターを使わずに歩く、自宅まで一駅遠い駅で下りて歩くなどの方法で、有酸素運動をすることを心掛けましょう。

コミュニケーション

人とのコミュニケーションを取ることも認知症の予防には良いとされています。
昔のことを忘れてしまっても、思い出話をすることで記憶を呼び戻すことがあります。

また、コミュニケーションは、脳に刺激を与え、神経細胞を活性化すると言われています。
しかし、紹介した方法で認知症の予防をすることができますが、今現在では決定的な予防法は見つかっていません。

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認知症の検査について

認知症の検査について調べる高齢者

認知症の検査では、現在の認知能力を調べる神経心理学検査と認知症のタイプや重症度を調べる脳の画像検査を行います。

神経心理学検査では、簡単な質問に答える・書き物をするなどが行われ、長谷川認知症簡易評価スケールやミニメンタルステートなどがあります。
脳の画像検査では、磁気やX線を用いたCT検査、MRI検査、SPECT検査が行われます。

また、web上で設問に答えるだけで認知症の検査ができるサイトもあるので、1つの指標としてセルフ検査を活用することをオススメします。

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認知症の治療について

認知症の治療について悩む高齢者

認知症の治療には、大きく分けて薬物療法と非薬物療法の2種類があります。
それぞれの治療法の特徴などを紹介していきます。

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薬物療法

薬物療法とは、薬を用いて認知症の進行を抑制する治療法になります。
現在日本では、「アリセプト」「レミニール」「メマリー」などの薬が認可されています。

これらの薬を使用することによって、アセチルコリンの分解を抑制し、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の症状を抑えることができます。

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非薬物療法

非薬物療法とは、薬を用いずに、普段の生活の体験によって認知症を改善する方法です。
例えば、認知症の予防として、介護スタッフにサポートしてもらいながら、自分で一から料理をすることがあります。

また、介護現場では、音楽や園芸、ゲームなどを用いて、脳を動かし、機能改善する方法が取られています。

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身内に認知症の方がいる時どうすればよい?

身内に認知症の方がいる時どうすればよい解説する介護士と高齢者

さて、認知症を早期発見するには周りの協力が大切であると紹介しましたが、身内の方はどのような対処を取れば良いのでしょうか?

いち早く変化に気付く

まずは認知症なのか、ただの物忘れなのか相手の変化にいち早く気付くことが大切になります。

普段から行動や言動などを確認し、こちらの記事で紹介した認知症と物忘れの違いとあてはめながら、変化に気付きましょう。

症状を理解する

認知症の症状を知らないと、「なんでこんなこともわからないんだ。」「何回も言ったのに忘れたの?」と感じることも少なくないでしょう。

しかし、相手に感情的に怒ってしまうと、認知症の症状が悪化し、最悪の場合、鬱になる可能性もあります。

そうならないためにも、認知症の症状をしっかりと理解し、対策しましょう。

専門家の意見を仰ぐ

認知症が疑われた場合は、まず自分で何とかするのではなく、専門家の意見を仰ぎましょう。
自分では症状が軽いと思っていても、専門家からすると症状が重いと判断されることもあります。

そのような場合、早期発見しても適切な治療や介護が行われず、症状がどんどん悪化してしまう可能性があります。
そのため、認知症が疑われた場合は、すぐに専門医を受診するようにしましょう。

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認知症の方への介護

認知症の方への介護について話す高齢者

認知症の方への介護は、症状を患った本人はもちろん、周囲の方への負担が大きいです。
身の回りの方が認知症になり、当たり前の会話ができないなどの症状が見られたら、動揺してしまいます。

そして、ご自身にも多くのストレスが降りかかります。
しかし、これを一人で抱え込まないでください。

そして、時間をかけてもいいので受け入れてください。
最終的には、自分が笑顔でいられることが、認知症患者にとっても心の安らにつながります。

頑張らず、無理をせず、支援を受けながらみんなで乗り越えましょう。

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認知症に対する国の政策

認知症に対する国の政策について考える高齢者

認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)策定の目的や実施内容は以下の通りです。

【新オレンジプランの目的】

「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す」

【実施内容】

新オレンジプランの実施内容は以下の7つを柱とします。

  • 認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
  • 認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
  • 若年性認知症施策の強化認知症
  • 認知症の人の介護者への支援
  • 認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
  • 認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進
  • 認知症のヒトやその家族の視点の重視

出典:厚生労働省【認知症施策の総合的な推進について (参考資料)

認知症対策として個人が行っていることは?

認知症対策として個人が行っていることは何か教わる高齢者

認知症対策として個人が行っていることの調査報告があります。
性年代別の認知症対策(①食事、②運動、③趣味などの活動)を調べたものです。

以下に性年代別に各認知症対策に取り組んでいる頻度をポイント換算して示しています。
ポイント数が多いほど頻度が高いことを示します。

【性年代別の認知症対策の頻度のポイント換算数】

性年代別

①食事

②運動

③趣味などの活動

合計

男性40代

19.03

14.30

11.12

44.45

男性50代

19.45

14.38

11.05

44.88

男性60代

18.68

13.81

12.29

44.78

男性70代

18.74

13.15

11.97

43.87

女性40代

20.80

13.75

12.36

46.90

女性50代

20.97

14.22

13.11

48.31

女性60代

20.58

14.39

13.50

48.46

女性70代

20.65

14.07

13.77

48.48

出典:厚生労働省【認知症の予防に関する実態調査 調査報告書

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認知症についてのよくある質問

認知症についてのよくある質問をしたい高齢者

認知症になる人はどんな人?

一般的に「協調性がない」「イライラしやすい」「スマホ依存」「アルコールの大量摂取」などが当てはまる人は認知症を発症しやすいと言われています。詳しくはこちらをご覧ください。

認知症が進むとどうなる?

認知症の進行過程は、前兆である物忘れから始まり、最終的にはものごとの理解や認識ができなくなってしまいます。詳しくはこちらをご覧ください。

アルツハイマーと認知症は違う?

アルツハイマー病というのは、認知症の原因疾患の一つです。
一方、認知症は病気ではなく、病気によって引き起こされる症状のことです。詳しくはこちらをご覧ください

認知症になるとどのような症状が出る?

認知症になると、記憶障害、見当識障害、実行機能障害などの症状が出ます。詳しくはこちらをご覧ください。

認知症を予防するにはどうすればいいですか?

認知症の予防には「食事改善」「有酸素運動」「コミュニケーション」が大切です。詳しくはこちらをご覧ください。

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認知症についてのまとめ

ここまで認知症と物忘れの違いや、認知症の種類や予防方法などを中心にお伝えしてきました。

以下まとめです。

  • 認知症と物忘れを見分けるには、周りの協力が大切
  • 認知症の主な種類は「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「脳血管性認知症」「前頭側頭型認知症」
  • 認知症の症状には、記憶障害、見当識障害、実行機能障害などがある
  • 認知症の予防には「食事改善」「有酸素運動」「コミュニケーション」が大切
  • 認知症の治療は薬物療法のほか、非薬物療法も有効

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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