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トップページ>認知症を学ぶ>認知症を発症すると人格変化が起こる?原因、兆候を解説!

認知症を発症すると人格変化が起こる?原因、兆候を解説!

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認知症を発症すると、人が変わったかのような振る舞いをすることがあります。
認知症による人格変化には、いくつかの原因があります。

本記事では、認知症による人格変化について解説します。

  • 認知症によって人格変化する原因
  • 認知症によって人格変化した場合の具体的な症状
  • 認知症による人格変化以前と以後の状態

ぜひ本記事を最後までお読みください。

認知症発症と人格変化が起こる原因

認知症により、人格変化が起こる原因をいくつか解説します。

脳の変容によって感情が制御できなくなる

認知症になると、感情の制御が難しくなります。
理由は、感情をコントロールする脳器官に障害が起きるからです。

感情をコントロールする脳器官とは前頭葉です。
前頭葉は、記憶の他に理性・社会性・感情をつかさどる部位です。

認知症によって、前頭葉に支障をきたすと理性のコントロールが効かなくなり、感情的に振舞うようになることがあります。

とくに、前頭葉が萎縮して起こる前頭側頭型認知症では感情の爆発が顕著です。

感情的に振舞うのは理性のブレーキが緩むために、普段は押さえこんでいる感情が表面化しやすくなるためです。
例えば、以前なら怒るべきでないと判断できる場面でも抑制が効かず、異常なほど怒ってしまうケースがあります。

他にも、反社会的な行動や身だしなみに気を遣わなくなるケースがあります。
そのため、周囲からするとまるで人が変わったように見えることがあります。

精神的に不安定になる

認知症の方は、認知機能の低下により精神的に不安定になりやすいです。
理由は、認知機能が低下している自覚はあっても、それが認知症によるものであると理解できない方もいるからです。

この漠然とした不安を誰かに伝えようとしても、認知症が進んでいるとうまく伝えることができなくなります。
結果として、何かを伝えようとする際に、乱暴な振る舞いや怒りをぶつけることが多くなります。

これが認知症の方の人格が変わったと思われる理由の一つと考えられます。

認知機能の低下や周辺症状

認知症を発症すると、記憶力や理解力が低下します。

記憶力や理解力の低下は中核症状にあたり、認知症の方には必ずあらわれる症状です。
例えば同じ質問を何度も繰り返したり、簡単な世間話も理解できなくなります。

中核症状の他に周辺症状という症状もあります。
周辺症状は中核症状に加え、本人の性格や周囲の環境によって起こる副次的な症状です。

そのため、症状の発症有無や程度には個人差があります。

周辺症状には、幻覚、妄想、徘徊、イライラ、不潔行動などがあります。

中核症状も周辺症状も、その方が認知症であると認識できていれば認知症の症状の一つだと理解できます。
しかし、まだ認知症に気づいていない段階であれば、まるで人が変わったように見える可能性があります。

例えば、しっかりした性格の人が突然妄想や幻覚を訴えたら周囲の人は「突然どうしたんだろう?」と戸惑うのも無理はないでしょう。

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認知症の影響によって人格変化が起こると

認知症による人格変化の具体的な症状を解説します。

暴言・暴力

人格変化が起こると、些細な出来事にも異常な怒りを見せることがあります。
怒りがエスカレートし、暴力や暴言に発展することも少なくありません。

【具体例】

  • かかりつけの病院で突然怒り出し、家族に殴りかかる
  • 入浴の介護中に、怒って暴力をふるう
  • ヘルパーに「殺す」などの暴言を吐く
  • 介護者の胸やお尻を触るなどのセクハラ行為
  • 卑猥な言葉をかける
  • 物を投げる・壊す

うつ・意欲低下

何事にも意欲がわかなくなる無気力無関心の状態になります。
うつの場合は無気力・無関心に加えて、強い不安感や焦燥感があります。
感情の起伏がなくなり、コミュニケーションが取れなくなることもあります。

【具体例】

  • 趣味や好きなことに関心を示さなくなる
  • 気分が落ち込み、悲観的になる
  • 注意力の低下による、判断力の低下や物忘れがある
  • 身だしなみに関心がなくなり、洗顔や入浴をしない

感情不安定

認知機能の低下による焦燥感や不安感が強いため、情緒不安定になりやすいです。
情緒不安定の結果、落ち着きがなくなりさまざまな異常行動を見せることもあります。

【具体例】

  • 突然怒り出す
  • 笑っていた直後に突然泣き出す
  • 落ち着かず、ウロウロと徘徊する
  • 妄想・幻覚を訴える
  • 夜中に出かけようとする

人格変化が起こる前の認知症の症状

アルツハイマー型認知症の場合、人格変化はある程度症状が進行した段階で起こります。
すなわち、大きな人格変化は初期~中期以降で起こることが一般的です。

アルツハイマー型認知症では、初期の前に最初期という段階があります。
最初期には軽微な物忘れや理解力・判断力の低下などの症状が見られます。

認知症の段階が最初期から初期へ移行すると、記憶障害や判断力の低下が顕著になり始めます。

さらに症状が進行して中期に至ると、認知機能の低下が著しくなります。
あわせて人格変化や、異常行動などの症状も起こりやすくなります。

つまり、認知症によって人格変化が起こる以前の段階は、最初期と初期の2種類があります。

最初期の軽微な物忘れ・理解力の低下が起こると続いて、初期段階の顕著な記憶障害が見られるようになります。

【最初期の症状】

  • 軽微な物忘れ(人・物の名前をすぐに思い出せないなど)
  • 軽微な理解力の低下(会話の内容をすぐ理解できないなど)

【初期の症状】

  • 記憶障害(何度も同じ話を繰り返す・さっき体験したことを覚えていないなど)
  • 理解力・判断力の低下(信号を渡れなくなるなど)

ただし、症状の進行の仕方や程度は個人差があります。

遠藤青汁

人格変化が起こった後の認知症の症状

人格変化が起こる中期以降は、記憶力や認知機能の低下も著しくなります。
今いる場所がわからず、自宅内で道に迷うケースや、簡単な計算・読解も困難になります。

認知症が末期に差し掛かると認知機能の低下はさらに著しくなります。
さらに、身体的な衰えも顕著です。

無気力・無関心が顕著になり、何事にも興味を示さなくなります。

記憶力や、現実を把握する能力にも大きな支障が見られ、配偶者や家族を認識できなくなります。
身体も動かしづらくなるため、一日の大半を座って過ごすことが多くなります。

寝たきり状態になる場合も多く、食事・排泄・入浴など日常生活のほとんどに介護を必要とします

【人格変化後の主な症状】

  • 妄想・幻覚・徘徊など
  • 著しい無気力・無関心
  • 食事・排泄・入浴などの日常動作に介護を必要とする
  • ボンヤリ過ごすことが多くなる
  • 発話が少なくなる
  • 家族を認識できない
  • 寝たきりになる

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認知症発症と人格変化まとめ

まとめ

ここまで、認知症と人格変化に関する事柄についてお伝えしてきました。

  • 認知症によって人格変化が起こるのは、脳の萎縮によって感情の制御が難しくなるため
  • 認知機能の低下や周辺症状により、人格が変わったように見えることがある
  • 認知症による人格変化の前段階として、軽微~顕著な記憶障害がある
  • 認知症による人格変化の後の段階では、重度の認知機能の低下がみられる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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