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トップページ>認知症を学ぶ>認知症の症状>認知症による意欲低下とは?対応方法やうつ病との違いを解説します

認知症による意欲低下とは?対応方法やうつ病との違いを解説します

一般的には「物忘れ」のイメージが強い認知症ですが、認知症には様々な症状が現われます。
その中でも「意欲低下」が起こることを知っていますか?

今回は認知症の症状である意欲低下について以下の点を中心にご紹介します。

  • 認知症による意欲低下の症状
  • 認知症による意欲低下の対応方法
  • 認知症による意欲低下とうつ病の違い

認知症と意欲低下の理解を深めるためにも参考にしていただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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認知症の症状

認知症の症状

認知症には、「中核症状」と「周辺症状」があります。
中核症状には記憶障害や見当識障害、理解力・判断力の低下などが挙げられます。

周辺症状とは、中核症状が元となり起こる症状のことです。
代表的な症状の中に暴力・暴言、徘徊や意欲低下などがあります。

認知症の症状の中でも、代表的な意欲低下について詳しく解説します。

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認知症の代表的な周辺症状:意欲低下

認知症の代表的な症状

認知症を発症すると初期の段階から意欲低下がみられます。
身の回りのことに対して関心が薄れ、何も手につかなくなるような状態をアパシーとも言います。

認知症になる以前は元気で活発に活動していた方でも、意欲低下により自発性が感じられなくなります。
そのため、周囲の人は以前との違いに気付きやすいです。

意欲低下のレベル

認知症における意欲低下は軽度中等度以上の2つのレベルに分けられます。
2つの状態がどのようなものなのかをご紹介します。

軽度

意欲低下が軽度のレベルであっても、周囲の人が気付くような状態がみられます。
代表的な例を以下にまとめます。

  • オシャレ好きで身だしなみに気を配っていた方がお風呂に入らなくなる
  • 活動的だった方が家に閉じこもり、他者との交流を避けるようになる
  • 好きだった趣味や活動に「楽しくない」と言って参加しなくなる

中等度以上

認知症による意欲低下のレベルが中等度以上になると、生きること自体のエネルギーがどんどん失われていきます。
認知症の進行に伴い、以前の本人の姿からは想像もつかないほど個性や独自の才能などが薄れてしまいます。

生きるエネルギーを失うということは、生きるために必要なことをしなくなるということです。

本人のエネルギーを引き出すようなサポートが必要になります。

意欲低下の原因

認知症により脳に障害が起こると、以前よりも脳を働かせなければ周囲に馴染んでいけなくなります。
また、周囲との関わりの中で多くのエネルギーを使い心身共に非常に疲れやすくなってしまいます。

その結果、今までは楽しいと感じていたことが楽しめなくなります
「つまらない」「やりたくない」といった意欲低下に繋がる場合が多いです。

認知症による意欲低下の対応方法

認知症による意欲低下への対応方法

うつ病には抗不安薬などの薬が使用されますが、認知症による意欲低下には効果的な薬がまだありません
では、認知症の方に意欲低下がみられるときは一体どうしたら良いのでしょうか。

ここからは、認知症の方に意欲低下がみられるときの対応方法をご紹介します。

日課表

認知症の方は変化に対応することが非常に苦手です。
環境や生活スタイルが突然変わることで不安やストレスを感じやすくなります。

なので、まずは日課表を作り認知症の方の生活をパターン化してあげると良いでしょう。
生活のパターン化は規則正しい生活にも繋がります。

最初は気が乗らない様子がみられるかもしれませんが、毎日繰り返していく内に少しずつでも行動を起こせるようになるでしょう。

本人が自分から行動できるようになったら、本人の要望を取り入れた日課表を作ればさらに活動的になることが期待できます。

誘い方を工夫する

行動を促すためには一度の誘いではなく、諦めずに何度も繰り返し誘うことが大切です。
認知症の方の意欲が低下しているときは本人の力だけで何か行動を起こすことは困難です。

だからこそ何度も繰り返し誘うことは少しずつでも意欲を呼び起こすきっかけになるはずです。

また、ただ誘うだけではなく介護者が一緒にやることも1つの方法です。

介護保険サービスを利用する

介護保険サービスを利用しデイサービスなどでレクリエーション活動に参加するのも1つの方法です。
手先を動かす作業をしたり、回想療法・音楽療法など、認知症に効果のある活動ができます。

最初は嫌がる場合があるかもしれませんが、他人との関わりを持つことは認知の方にとって非常に良いことです。
施設にいるスタッフは認知症の知識が豊富なので手厚いケアが期待できます。

趣味を継続する

認知症の方は意欲が低下すると今まで継続していた趣味をやめてしまう場合があります。
また、意欲が低下していると新しい趣味を見つけることも困難です。

今まで楽しく継続してきた趣味をやめてしまい、なおかつ新しい趣味を見つけられないとどんどん閉鎖的になってしまいます。
趣味を続けられない理由を見つけ趣味を継続できるサポートが必要です。

今まで継続してきた趣味でなくても、代わりになるようなことを見つけてあげても良いでしょう。

身だしなみに気をつける

認知症の方は意欲が低下することで身だしなみを気にしなくなることがあります。
男性であれば髭を剃らずにそのまま放置し、女性であれば化粧をしなくなるといったことが起こります。

意欲が低下しているときは自ら行うことは難しいので、毎日身だしなみを整える手助けをしましょう。

毎日身だしなみを整えれば、時間はかかれど気持ちが前向きになることを期待できます。

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認知症による意欲低下に薬は効果的か

認知症による意欲低下に対する薬物療法

認知症による意欲低下を改善するために、コリンエステラーゼ阻害薬を使用することがあります。
コリンエステラーゼ阻害薬とは、脳内伝達物質であるアセチルコリンの分解を抑制する働きのある薬です。

アセチルコリンは通常、コリンエステラーゼという分解酵素によって分解されます。
分解酵素による分解を防ぐことによって、脳内のアセチルコリンを増やすことが可能です。
その結果、認知症による記憶障害などの進行を遅らせることができます。

今現在脳で生き残っている細胞を活性化させ、記憶力や思考力をある程度保つことで、日常生活に活気が出ることが期待できるでしょう。

しかし、コリンエステラーゼ阻害薬をはじめとする認知症の薬には、認知症の進行を止める効果はありません。
服薬を続けても、最終的に認知症は進行します。

消化器症状などの副作用もあるため、医師と相談した上で使用の有無を決定しましょう。

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認知症による意欲低下とうつ病の違い

認知症による意欲低下とうつ病のちがい

認知症による意欲低下とうつ病の違いが分からないという方は少なくないでしょう。
ここからは、認知症による意欲低下とうつ病の違いをご紹介します。

自覚の有無

うつ病の方は自分がうつ病である自覚があります。
そのため、周囲に悩みを相談したり自ら心療内科や精神科に足を運ぶなど症状を改善するための行動を取ります。

対して認知症による意欲低下では自覚意識が低いです。
うつ病の方とは違い、症状を改善しようと行動を起こすことはありません。

危険行為の有無

うつ病の症状が重度の方は危険行為に走るケースが多々みられます。
しかし、認知症による意欲低下では危険行為に走るケースは極めて少ないです。

薬の使い方

認知症の方の意欲が低下している時の注意点

認知症患者の意欲低下時の注意点

認知症の方の意欲が低下しているとき、注意しなければならないことがあります。
注意点を2つご紹介します。

家族にも影響する

意欲低下が起こるのは認知症の方だけではありません。
介護者である家族も意欲低下を引き起こす場合があります。

認知症の方の介護に日々追われ、思い通りにいかないこともたくさんあるでしょう。
その結果、「こんなに頑張っているのに」「何がダメなんだろう」という感情から一気に無気力状態に陥ることは珍しくありません。

いくら家族だからといって介護は簡単なことではありません。
家族だからこそ腹が立ったり、悲しくてやり切れない気持ちになるときもあるはずです。

家族が体調を崩してしまうと、認知症の方にとってもかなりの負担になります。
なので、ときには介護から離れて自分の好きなことをする自分の時間を作ることが大切です。

認知症を理解する

認知症の方に意欲低下が起こると、何もせずずっと部屋に閉じこもりがちです。
そんな姿を見て腹が立ち「なんで何もしないの!」と責めるときがあるかもしれません。

しかし認知症の方の意欲が低下している中で怒ったり、責めても何も改善されません。
なのでまずは認知症の症状をきちんと理解し「どうしたら改善できるか」を考え適切な対応をすることが大事です。

 

認知症と意欲低下のまとめ

認知症と意欲低下のまとめ

今回は、認知症による意欲低下についてお伝えしました。
要点を以下にまとめます。

  • 意欲低下は認知症の周辺症状の中でも代表的な症状
  • 認知症により意欲低下が起こると以前楽しんでいたことができなくなり、生きるエネルギーを失う
  • 認知症の方に意欲低下がみられる場合は、日課表の作成や介護保険サービスの利用が効果的
  • 認知症による意欲低下とうつ病の違いは、自覚や危険行為の有無

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
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