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トップページ>健康お役立ち記事>睡眠障害>睡眠障害を検査するには?病院検査の方法やセルフ検査について紹介

睡眠障害を検査するには?病院検査の方法やセルフ検査について紹介

睡眠障害とは、睡眠に何かしらの問題がある状態をいいます。
睡眠障害は、検査を受けて治療することができます。
そもそも睡眠障害の検査は、どのような種類があるのでしょうか?

本記事では睡眠障害の検査について以下の点を中心にご紹介します。

  • 睡眠障害の検査方法
  • 何科で受診するのか
  • 自分でチェックする方法

睡眠障害の検査について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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睡眠障害とは

睡眠障害は、生活習慣や病気などにより、睡眠が十分に取れない状態や十分に睡眠をとっていても昼間も眠くなる状態などをいいます。
睡眠不足が続くと、心身にも悪影響を及ぼします。
悪化すると事故や病気につながることもあるため、治療が必要です。

また、夜に十分睡眠をとっていても昼間も過度な眠気がある場合、仕事や学習などに支障をきたしてしまいます。

睡眠障害の対策について詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

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睡眠障害の種類

睡眠障害には、さまざまな種類があります。
ここでは、睡眠障害の種類ごとに、原因や検査方法を紹介します。

不眠症

睡眠障害の中で最も多いのが、不眠症です。
入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害といった症状が見られ、日常生活にも影響が出ます
不眠症の原因は、不安やストレス、薬の副作用、うつ病などがあります。

また、高齢になると、中途覚醒と早朝覚醒が増える傾向です。
検査方法は、睡眠ポリグラフ検査を用います。

過眠症

夜に睡眠を取っているのに、昼間にも強い眠気を生じる症状が過眠症です。
過眠症の原因は、睡眠不足や不規則な生活などが挙げられます。
検査方法は、睡眠ポリグラフ検査や、反復睡眠潜時検査を用います。

ナルコレプシー

昼間に強い眠気が生じ、昼寝を繰り返す症状がナルコレプシーです。
また、笑ったり驚いたりしたときに身体の力が抜ける症状や、入眠時に身体が麻痺する症状もあります。
検査方法は、反復睡眠潜時検査を用います。

睡眠呼吸障害

眠っているときに気道が塞がれることで、いびきをかいたり、呼吸が止まったりする病気です。
呼吸がしにくくなると、睡眠が妨げられ睡眠不足になります。
肥満や下あごの小さい人は、気道が塞がれやすい傾向です。

また、睡眠呼吸障害になると、高血圧や糖尿病などのメタボリック症候群も、悪化しやすいといわれています。
検査方法は、睡眠ポリグラフ検査を用います。

概日リズム睡眠障害

就寝時間の時間帯がずれることで、日常生活に支障が出る障害です。
早朝まで眠れず、昼過ぎまで起きられない症状や、夕方に眠くなり、深夜に起きてしまう症状があります。
原因は不規則な生活や、夜間の仕事などが挙げられます。

検査方法は、起床時間と就寝時間を、睡眠日誌に記録する方法です。

睡眠関連運動障害

睡眠関連運動障害とは、むずむず脚症候群と、周期性四肢運動障害のことです。
むずむず脚症候群の症状は、就寝時に横になると、足にむずむずとした違和感が生じるものです。
足の違和感は身体を動かすと減退し、睡眠を妨げます。

原因は、鉄分が足りていないことや、ドーパミンの機能低下などが考えられます。
周期性四肢運動障害は、睡眠中に足などが震える症状で、原因はわかっていません。
むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害の検査は、睡眠ポリグラフ検査を用います。

睡眠時随伴症

寝ている間に生じる心身機能異常を、睡眠時随伴症といいます。中でも高齢者に多いのは、レム睡眠行動障害です。
レム睡眠行動障害は、夢を見た際に、異常行動を起こしたり、大声で寝言を言ったりする障害です。
検査方法は、睡眠ポリグラフ検査や、血液検査、頭部MRI検査を用います。

その他の影響

睡眠障害は、薬の副作用、病気、騒音、振動などが原因になることもあります。
睡眠に影響する薬は、抗ヒスタミン作用のある風邪薬や抗うつ薬、抗アレルギー薬などです。
抗ヒスタミン作用のある薬を飲むと、副作用で日中に眠くなることがあります。

睡眠障害を検査する方法

睡眠障害の症状によって、検査する方法は異なります。
どのような検査方法があるのか、詳しく見ていきましょう。

睡眠ポリグラフ検査

PSG検査や、終夜睡眠ポリグラフ検査とも呼ばれている検査方法です。
睡眠障害を診断する際に、最も多く用いられています。
センサーを装着した状態で一晩眠り、睡眠状態を検査します。

検査でわかるのは、睡眠の質や深さ、呼吸状態、寝相、てんかんを発症しているか、などです。

反復睡眠潜時検査

MSLT検査とも呼ばれており、日中の睡眠を調べる検査です。
一般的には、過眠症の診断に用いられます。
昼寝を2時間おきに4~5回行い、日中の眠気を測定します。

検査する日は、睡眠ポリグラフ検査の翌日が多いです。
検査では、日中のレム睡眠の回数や、眠気がどのくらい生じているかがわかります。

持続陽圧呼吸試験

CPAP圧設定検査とも呼ばれる検査方法です。
睡眠ポリグラフ検査で、睡眠時無呼吸症候群を診断された人が対象です。
CPAP機器のマスクを装着して眠り、寝ている状態を検査します。

覚醒維持検査

MWT検査とも呼ばれており、眠気を我慢できるか判断する検査です。
治療の効果や、運転の適性を判断する際に用いられます。
検査方法は、薄暗い部屋に座った状態で、2時間おきに4回脳波を測定します。

1回の検査にかかる時間は40分です。

スプリットナイト検査

睡眠時無呼吸症候群の検査と、持続陽圧呼吸試験を同日に行う検査です。
スプリットナイト検査が行われるのは、持続陽圧呼吸試験の過程で再検査が必要になったときです。

下肢不動化検査

SIT検査とも呼ばれており、むずむず脚症候群の診断に用いられる検査です。
検査方法は、足を伸ばした状態で座り、1時間測定します。
検査中は、足を動かしたり触ったりせず、10分ごとに不快感を記録します。

末梢神経伝導速度検査

末梢神経が、正常に機能しているかを調べる検査です。
足や手の末梢神経に電気刺激を与え、刺激の伝達速度を調べます。
検査にかかる時間は、1~2時間ほどです。

肺機能検査

肺活量や、肺の換気機能を調べる検査です。
検査方法は、鼻をクリップで挟み、筒状の装置をくわえて大きく呼吸をします。
検査にかかる時間は、10分ほどです。

鼻腔通気度検査

鼻呼吸をしたときに、鼻孔に空気が通っているかを調べる検査です。
検査方法は、鼻孔にセンサーを装着した状態で、鼻呼吸をします。
検査では片方の鼻孔をふさいで、左右順番に検査します。

所要時間は、10分ほどです。

脳波検査

頭皮に電極を装着し、脳波を調べる検査です。
てんかんや意識障害の診断に用いられます。
所要時間は、1時間ほどです。

心電図検査

心臓が拍動するときに流れる電流を、記録する検査です。
不整脈の有無や、血液が正常に循環しているかが診断できます。

睡眠日誌

睡眠日誌は、毎日の睡眠状態を記録する日誌です。
就寝時間や起床時間、昼寝の回数などを記録します。
また、睡眠薬を使用した期間、夢の内容、ストレスの度合いを記録することもあります。

睡眠日誌をつけることで、睡眠状態の変化が見えてくるでしょう。
睡眠障害の原因を、明らかにするためにも役立ちます。

血液検査

血液検査では、睡眠障害以外の病気を患っていないか診断できます。
睡眠障害は、何かしらの病気が原因で発症することも多いです。
睡眠障害の原因がわからないときは、血液検査を受けておくとよいでしょう。

パルスオキシメーター

パルスオキシメーターは、自宅で受けられる睡眠障害の検査です。
就寝時に、パルスオキシメーターを指先に装着して検査します。
検査では、体内に取り込まれた酸素の量と脈拍数がわかります。

アクチグラフ検査

1日を通して、睡眠と覚醒の分布を見る検査です。
検査方法は、利き腕ではない方の腕に装置をつけて測定します。
昼夜問わず、装置はつけたままにします。

ただし、装置は防水ではないので、入浴時などは外しましょう。
睡眠日誌を合わせて検査することもあります。

簡易型睡眠時無呼吸検査

SAS検査とも呼ばれており、睡眠時の呼吸状態を調べる検査です。
呼吸と血中の酸素を測定することで、無呼吸の有無や頻度がわかります。

睡眠障害の検査をするには

睡眠障害の検査は、何科で受けられるのでしょうか。
ここでは、受診できる病院と、検査時間や費用を紹介します。

受診は何科?

睡眠障害の検査は、心療内科、脳神経内科、精神科、一般内科で受診できます。
寝ている間に受ける検査の場合は、入院する必要があるでしょう。

検査時間

かかる時間は、検査内容によって変化します。
睡眠ポリグラフ検査は一晩かけて検査するため、入院が必要です。
反復睡眠潜時検査は、日中2時間ごとに4~5回検査します。

覚醒維持検査は、1回40分の検査を、2時間ごとに計4回行います。

検査入院の費用

費用は2~5万円ほどが目安です。
検査内容や保険の有無によっても、費用は異なります。

子供の睡眠障害を検査する場合は?

子供の睡眠障害は、どのように検査するのでしょうか。
子供の睡眠障害を検査する方法や、受診できる病院を紹介します。

子供の場合の検査方法

子供の場合は、睡眠日誌を使用することが多いです。
睡眠日誌を使用した上で、疑われる症状がある場合はさらに検査をします。
睡眠呼吸障害の可能性がある場合は、睡眠ポリグラフ検査を行います。

過眠症が疑われる場合は、反復睡眠潜時検査を行いましょう。

小児科でも受診できる

子供の睡眠障害は、小児科でも受診できます
小児科専門医にみてもらうことで、治し方や睡眠の指導を受けられます。

睡眠障害をセルフ検査するには

睡眠障害が疑われるときは、自分で検査してみるとよいでしょう。
セルフ検査では、以下の8項目があり、当てはまる個数が多いほど睡眠障害の可能性が高いです。

  • いつもより入眠するまでに時間がかかる
  • 夜中に目覚めることが増えた
  • 予定よりも早く目覚めることがある
  • 全体の睡眠時間が足りていない
  • 睡眠の質に不満がある
  • 日中の気分が悪い
  • 日中の活動が低下した
  • 日中の眠気が激しい

睡眠障害の病院意識

睡眠障害を発症した人の約6割は、病院で検査を受けていないことがわかっています。
不眠治療に対する考え方の調査では、病院に受診するのを大げさと捉える人が約2~3割いました。
一方で、睡眠障害の治療をした場合、約7割の人が不眠の症状を解消しています。

このことから、睡眠障害の治療が効果的であるとわかります。
睡眠障害は、事故や病気につながることもあるため、病院での早期治療が大切です。
我慢できる症状だと感じても、悪化させる前に検査を受けましょう。

睡眠障害の検査まとめ

ここまで睡眠障害の検査についてお伝えしてきました。
睡眠障害の要点をまとめると以下の通りです。

  • 検査方法は、睡眠ポリグラフ検査、反復睡眠潜時検査などがある
  • 心療内科、脳神経内科、精神科、一般内科で受診できる
  • セルフ検査は、8項目を4段階で評価する

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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