看護小規模多機能型居宅介護とは?そのデメリットは?

皆さんの中には、看護小規模多機能型居宅介護という単語を聞いたことがない、もしくは、看護小規模多機能型居宅介護という単語を聞いたことがあっても、利用しようか迷っている方がいるのではないでしょうか。

今回は、看護小規模多機能型居宅介護とそのデメリットと、看護小規模多機能型居宅介護の料金について以下の点を中心にご紹介します。

  • 看護小規模多機能型居宅介護とは
  • 看護小規模多機能型居宅介護のデメリット
  • 看護小規模多機能型居宅介護の料金は高い?
  • 具体的なメリットは?

ぜひ最後までお読みください。
看護小規模多機能型居宅介護サービスのご利用の際の参考にしてください。

目次

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看護小規模多機能型居宅介護とは

看護小規模多機能型居宅介護は、小規模多機能型居宅介護の「訪問(介護)」「通所(デイサービス)」「短期入所(ショートステイ)」に加えて、「訪問看護」の機能も合わせたサービスのことをいいます。
この看護小規模多機能型居宅介護は、医療や介護の世界では「かんたき(看多機)」と呼ばれることが多いです。

この看護小規模多機能型居宅介護ができた背景としては、以前は退院直後やがん末期などの医療度の高い人が利用できるサービスが少なかったことがあげられます。
看護小規模多機能型居宅介護は、「複合型サービス」として2012年4月から始まったサービスです。

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看護小規模多機能型居宅介護のデメリット

看護小規模多機能型居宅介護のデメリットには以下のようなものがあります。

  • 希望通りにサービスが受けられないこともある
  • 様々な状態の方が共同利用する
  • 他のサービスと併用できない可能性がある

次の段落からは、それぞれのデメリットについて解説していきます。

希望通りにサービスが利用できるとは限らない

一つ目のデメリットは希望通りにサービスを受けられるかわからないということです。
看護小規模多機能型居宅介護には、利用制限がありません。したがって、制度的にはいろいろなサービスを使えます。

ただし、少人数とはいえど他のご利用者様もいて、マンパワーも限られています。
したがって、訪問や通所ではマンパワーが足りなければ、施設側の受け入れが難しくなることも考えられますし、短期入所ではマンパワーとともにベッドの空きがなく入れないということもあります。
そのため、利用制限はないものの希望したとおりにサービスが利用できるとは限らないのが現状です。

これは、特に大きなデメリットであるということがいえます。

様々な状態の方が共同利用する

二つ目に、看護小規模多機能型居宅介護は、認知症のある方から医療装置がついている方まで本当に様々な方が利用されるということがあげられます。
しかも、訪問のサービス以外は共同利用するため、認知症などの理由で分けられることはほとんどありません

そのため、「コミュニケーションができない」や「共同生活を円滑におくれない」などの理由から、なかなか馴染めない方もいます。
そのような方でも時間に差はあれど、徐々に慣れてくる場合が多いのですが、それまで続かない人も少なくありません。

他の介護サービスと併用できない可能性がある

また、他のデメリットとしては、看護小規模多機能型居宅介護では、他の介護サービスと併用できないものがある点です。
まず、ケアマネージャーは施設のケアマネージャーが担当することになるので、今までのケアマネージャーと交代になります。

また、デイサービスに通っていた方では、いままで通っていたところとは併用できなくなるというデメリットもあり、慣れ親しんだ方々と離れることにもなります
いままでの環境からガラッと変化が生じるため、認知症の方は認知症の症状が悪化する可能性も出てくるでしょう。

また、認知症ではない方でも、知らない人の中に飛び込んでいく形になり、不安を抱くことがあるというのもデメリットのひとつでしょう。

看護小規模型多機能型居宅介護の料金は高い?

看護小規模多機能型居宅介護の料金はどのようになっているのでしょうか。
看護小規模多機能型居住介護と小規模多機能型居住介護を比較してみましょう。

それぞれの具体的な料金の目安について以下に表にまとめてみました。
まず、看護小規模多機能型居宅介護の料金目安です。

要介護度 同一の建物に居住するもの以外のものに対して行う場合 同一の建物に居住するものに対して行う場合
要介護1 12,438円(12,438単位) 11,206円(11,206単位)
要介護2 17,403円(17,403単位) 15,680円(15,680単位)
要介護3 24,464円(24,464単位) 22,042円(22,042単位)
要介護4 24,464円(27,757単位) 25,000円(25,000単位)
要介護5 24,464円(31,386単位) 28,278円(28,278単位)

※看護小規模多機能型居宅介護は、要介護1~5の方が対象のため、要支援1・2の料金は示していません。

次に小規模多機能型居宅介護の料金の目安です。

要介護度 同一の建物に居住するもの以外のものに対して行う場合 同一の建物に居住するものに対して行う場合
要支援1 3,438円(3,438単位) 3,098円(3,098単位)
要支援2 6,948円(6,948単位) 6,260円(6,260単位)
要介護1 10,423円(10,423単位) 9,391円(9,391単位)
要介護2 15,318円(15,318単位) 13,802円(13,802単位)
要介護3 22,283円(22,283単位) 20,076円(20,076単位)
要介護4 24,593円(24,593単位) 22,158円(22,158単位)
要介護5 27,117円(27,117単位) 24,433円(24,433単位)

このように比べてみると、看護小規模多機能型居宅介護は、小規模多機能型居宅介護に比べて2,000円ほど高いことが分かります。

今回、示した料金は1単位10円で自己負担額1割の場合で示しています。
地域によっては地域加算により、料金が多少これよりも高くなる場合があります。
また、自己負担額は収入に応じて1割、2割、3割と決められており、収入が多い方は自己負担額が2割、3割になる可能性があります。
その場合は今回の料金を2倍、3倍にすることで、大体の料金が分かるでしょう。

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看護小規模多機能型居宅介護のメリット

まとめ

いままで、デメリットばかりお話ししてきましたが、メリットが全くないわけではありません。
ここからは、看護小規模多機能型居宅介護のメリットを説明していきます。

利用者一人ひとりに合わせたサービスが提供される

看護小規模多機能型居宅介護では、登録定員も少なく少人数のため他よりは融通がききやすくなります。
また、ひとつの事業所で「訪問介護」「通所」「短期入所」「訪問看護」のサービスを受けられるので、スタッフ間通しの連携も取りやすく、一人ひとりの状態や個性も把握して、より個別性のあるケアを受けることが可能です

医療処置も受けられる

そして、最大のメリットが医療処置のある方もサービスを受けられるというところです。
施設系のサービスは、医療度が高いと介護職では医療処置ができないことや急変対応ができないことを理由に短期入所では断られることもあります。

しかし、看護小規模多機能型居宅介護では、「看護職」「介護職」「ケアマネージャー」との連携が他よりもしやすく、日常的にそのご利用者様の状態を医療的な観点からのサポートも行っていきやすい環境となっています。

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看護小規模多機能型居宅介護のまとめ

今回は、看護小規模多機能型居宅介護についてにお伝えしてきました。
今回の要点を以下にまとめます。

  • 看護小規模多機能型居宅介護とは、「訪問介護」「通所」「短期入所」の複合サービスである小規模多機能型居宅介護に「訪問看護」の機能を備えたサービス。
  • デメリットは、「小規模多機能型居宅介護より料金が高い」「希望通りにサービスを受けられるとは限らない」「様々な方が共同利用するため苦手な方もいる」「他の介護サービスを受けたいときに受けられないものもある」の4つ。
  • メリットとしては、「オーダーメイドなサービスを受ける事ができる」「医療処置を受けられる」がある。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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