認知症患者の認知症予防に効果的な方法の1つとして、折り紙があります。
折り紙は脳を活性化できるため、認知症の予防効果が期待できるといわれています。
折り紙を取り入れることで、認知症予防に効果はあるのでしょうか。
今回は「認知症に効果的な折り紙」について解説していきます。
- 折り紙が及ぼす認知症への効果
- 折り紙を取り入れたリハビリ・レクリエーション
- 認知症に効果がある根拠
また折り紙以外の認知症予防とその効果についても紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。
認知症について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
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折り紙は認知症の予防になる?

結論から言いますと、折り紙は認知症の予防になります。
折り紙をする行為は、幼少期の頃に制作した作品を思い出します。
折り紙を通じて、家族や友人とコミュニケーションがとれます。
コミュニケーションを多くとることにより脳を活性化します。
脳を活性化する事で、認知症予防につながるからです。
折り紙をするという過程は、心理療法の回想法に似ているといわれています。
回想法とは、アメリカの精神科医ロバート・バトラーによって開発されたものです。
回想法は心理療法の名称です。
この心理療法の対象者は、主に高齢者とされています。
高齢者の過去の思い出に共感し、その思いを受け入れて傾聴します。
具体的には、昔の懐かしい写真や音楽、使用していた道具などを見たりします。
思い出のあるものや懐かしい品物に触れたりしてみることで、高齢者のこれまでの経験と思い出を語り、人に聞かせるのです。
高齢者は、自分の人生を再体験することで、
- 家族や友人とのエピソード
- 生きてきた時代の背景
- 楽しい・辛い体験
などのことを想起することにより、自然に穏やかな表情を取り戻します。
人生の再体験によって、自己肯定感や記憶力を取り戻せるのです。
折り紙と回想法の類似点という疑問について解説していきます。
認知症の高齢者は、最近の出来事を思い出すことは非常に難しいのです。
認知症の特性として、新しいことが覚えられなかったりします。
経験したことを丸ごと忘れてしまう事もあるのです。
しかし、古い過去の記憶は保持されています。
折り紙の過程から、昔の記憶を引き出せます。
脳が活性化し行動性・注意力・積極性などが強化されるため、認知症予防につながります。
それが折り紙と、心理療法の回想法の類似点です。
折り紙が認知症予防に効果的と言われる根拠です。
認知症予防について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

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折り紙から得られる脳への効果

折り紙を折る作業から、脳機能に対して3つの効果が期待できます。
折り紙によって、脳の各部位を活性化できます。
折り紙を使い、立体物を制作する行為のなかで、空間的な位置関係がわかります。
「この箇所を折ったら、こうなる・この箇所を折ることで、この形になる」などです。
完成品を想像しながら行う作業が、脳機能を高めてくれます。
特に注意力や意志を司る前頭葉が、活性化しやすいといわれています。
【想像した作品を作りあげたときの達成感】
1枚の折り紙から立体の形を作成していくと、頭頂葉がフル稼働します。
【平面の紙から、立体的(3次元)な作品を作る空間把握能力】
作品を完成させるために、何度も折り直したり、工夫することで前頭葉を刺激します。
【指を使い丁寧に折る、切る、貼るなどの作業で得られる集中力】
指を使うことが直接脳の感覚、運動分野を刺激します。
さまざまな感覚、能力を折り紙から得られることがわかります。
つまり、脳の活性化により認知機能の低下の抑制ができます。
認知機能の低下抑制と合わせて予防効果も期待できることがわかります。
また、適度な運動や健康的な食生活を意識することで、脳をさらに正常に保つことができます。
今後も、日本では認知症患者の数は増えていくでしょう。
折り紙は、脳と指先をフルに使う、大変有効な脳トレアイテムです。
折り紙を活用することが、認知機能低下の予防に役立ちます。
認知症に効く薬について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

認知症予防に折り紙を取り入れるには?

折り紙は、身体能力が低下した高齢者でも、簡単に取り組める認知症予防対策です。
歩行や運動ができない身体でも、折り紙を用意して作品を作れます。
折り紙を折ることで、脳を活性化させて認知症を抑えられます。
しかし高齢者によっては、折り紙以外の手法の方が合う場合も考えられます。
厚生労働省の「認知症予防・支援マニュアル」にある認知症予防の科学的データによると、
- 認知症予防とは、認知症の発症の危険因子を減らすことである
- 認知症の8割前後は、アルツハイマー病と脳血管障害が原因疾患となっている
ということがわかっています。つまり、この2つの疾患を予防するということになります。
脳血管障害の原因疾患は、
- 脳梗塞
- 脳血栓症
- 脳塞栓症
- 脳出血
- くも膜下出血
などがあげられます。
疾患の原因として、
- 運動不足
- 肥満
- 食塩の摂取
- 飲酒
- 喫煙
- 高血圧症
- 高脂血症
- 糖尿病
- 心疾患
などが挙げられており、いずれかを改善することで認知症の危険度は下がります。
下の表では、認知症予防に繋がる「食習慣・運動習慣・知的活動」についてまとめました。
自分に合った行動習慣を改善して、認知症のリスクを下げていきましょう。
魚の摂取量とアルツハイマー型認知症の危険度(単位%)
| 行動習慣 | 危険度 | |
| 魚の摂取量 | 1日あたり18.5g以上 | 0.30 |
| 1日あたり3g以下 | 1 | |
| 魚・シーフードの摂取量 | 1 日に 1 回 | 1 |
| 週に1日 | 1.64 | |
| 週1日未満 | 2.24 | |
| 食べない | 5.29 | |
| 魚の摂取頻度 | 週に1回未満 | 1 |
| 週に1回以上 | 0.65 | |
野菜や果物中のビタミンEの摂取量とアルツハイマー型認知症の危険度(単位%)
| 行動習慣 | 危険度 | |
| 野菜や果物のビタミンEの摂取量 | 1日あたり10.4国際単位以上 | 0.30 |
| 1日あたり7.01国際単位以下 | 1 | |
| 野菜や果物のビタミンEの摂取量 | 1日あたり15.5mg以上 | 0.67 |
| 1日あたり10.5mg以下 | 1 | |
| 野菜や果物のビタミンEの摂取量 | 1日あたり5mg増えるごとに(5.7mg~71.1mg) | 0.74 |
運動習慣とアルツハイマー型認知症の危険度(単位%)
| 行動習慣 | 危険度 | |
| 運動習慣 | あり | 0.18 |
| なし | 1 | |
| 運動強度と頻度の組み合わせ | ウォーキング以上の強度の運動を週3回以上 | 0.50 |
| ウォーキング程度の強度の運動を週3回以上 | 0.67 | |
| 上記以外の運動と運動頻度の組み合わせ | 0.67 | |
| まったく運動しない | 1 | |
| 運動頻度 | 運動頻度週3回以上 | 0.64 |
| 運動頻度週3回未満 | 1 | |
出典:厚生労働省【認知症予防・支援マニュアル(改訂版)】(34~37P)
アルツハイマー病について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

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認知症と折り紙まとめ

今回は、認知症に効果的な折り紙についてご紹介しました。
認知症に効果的な折り紙についての要点を以下にまとめました。
- 折り紙を通して、達成感・集中力・空間把握能力が高まる
- 心理療法の回想法に似ており、簡単に取り組める
- 折り紙を通して、脳の各部位が活性化していることが明らかである
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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