アルツハイマー病は記憶障害や日常生活に支障が出る症状です。
脳に関わる症状ということはご存知かもしれませんが、原因物質まで知っている人は多くないのではないでしょうか。
そこでアルツハイマー病の原因物質について、本記事では以下の内容を網羅的に解説します。
- アルツハイマー病の原因物質にはどんなものがあるか
- 原因物質以外のアルツハイマー病になる原因について
- アルツハイマー病の予防方法とは
ぜひ最後までお読みください。
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アルツハイマー病とは

アルツハイマー病は認知症の原因疾患です。
アルツハイマー病が原因の認知症のことをアルツハイマー型認知症といいます。
アルツハイマー病は認知機能と呼ばれる認識や判断、記憶力の低下といった症状が挙げられます。
一般的に高齢者に多く見られる病気です。
症状は不可逆的に進行するといわれており、徐々に悪化していきます。

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アルツハイマー病の原因物質

アミロイドβ
アミロイドβとは脳内で生成されるタンパク質の一つでアルツハイマー病の原因物質といわれています。
別名はアミロイドβタンパク質・Aβ・アミロイドβペプチドです。
アミロイドβは健常者の脳内にも存在します。
通常は適切な量のアミロイドβが適切な期間のうちにゴミとして脳内から排出されます。
たまに異常なサイズのアミロイドβが生成され、排出ができず脳内に蓄積する場合があります。
蓄積したアミロイドβが原因でアルツハイマー病を引き起こす可能性があります。
タウタンパク質
タウタンパク質とは中枢神経細胞にあるタンパク質の一つです。
中枢神経細胞とは脳と脊髄に存在する非常に重要な神経です。
アミロイドβが蓄積され、タウタンパク質が凝集することで神経細胞が死に至ると考えられています。
死滅した脳神経によりアルツハイマー病が発症します。
遺伝因子
アルツハイマー病の原因が遺伝因子によるケースがあります。
遺伝因子は病気の原因が遺伝に関係する要素です。
家族性アルツハイマー病という病名があり、この病気は遺伝因子が原因であると考えられています。
その他のアルツハイマー病の原因

アルツハイマー病の原因には上記以外の要因もあります。
ストレス
アルツハイマー病の原因にはストレスも考えられます。
ストレスはアルツハイマー病を引き起こす高血圧といった生活習慣病の要因となり得ます。
仕事や人間関係によるストレスから、若い人でもアルツハイマー病になることがあります。
生活習慣病
糖尿病や高血圧などの生活習慣病もアルツハイマー病の原因です。
糖尿病では脳内の老廃物が溜まりやすく、高血圧では脳血管へのダメージによりアルツハイマー病に関係してきます。
カビ
カビもアルツハイマー病の原因物質と考えられています。
食べ物に含まれているカビを摂取すると脳にカビ毒が発生して、脳神経を破壊していくと言われています。
環境因子
環境因子とは主に、生き物の生存に関わる外的要因のことです。
先に挙げた生活習慣病や運動不足に加え、交通事故などの外傷が環境因子にあたります。
脳や頭部、頭蓋骨への衝撃の大きさや頻度によって、アルツハイマー病の原因になると考えられています。
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歯周病が認知症の発症原因に?
歯周病がアルツハイマー型認知症を引き起こすこともあります。
主な理由は2つあります。
歯周病原菌がアミロイドβを作り出すため
1つ目は、歯周病原菌がアミロイドβを作り出すためです。
歯周病は口の病気を思われがちですが、歯周病原菌や、歯周病原菌が生み出すアミロイドβは血流に乗って全身をめぐります。
血流に運ばれたアミロイドβが脳に到達すると、脳に老人斑というシミを作ります。
老人斑ができた部位の脳神経細胞は破壊されるため、認知機能の低下につながります。
歯周病が噛む力を弱らせるため
2つ目は、歯周病が噛む力を弱らせるためです。
噛むという行為は、実は記憶機能の維持に役立っています。
理由は、噛むことで脳の海馬という器官が程よく刺激されるためです。
ちなみに海馬は記憶を司る器官です。
歯周病が進行すると、歯がぐらついたり抜けたりすることが少なくありません。
つまり噛むことが難しくなるため、伴って脳の刺激が減少します。
結果、脳が不活性化するため、記憶機能をはじめとする認知機能が低下しやすくなるのです。
ちなみにアルツハイマー病は、他の認知症と比べても海馬の萎縮が目立つのが特徴です。
つまり歯周病は、「アミロイドβの合成」と「海馬の不活性化」という2つの面から、アルツハイマー病のリスクを高めます。
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アルツハイマー病の予防

アルツハイマー病の予防は食べ物と運動によって可能であるといった情報があります。
それぞれ項目ごとに解説します。
食べ物
アルツハイマー病予防には、記憶力維持や血行をよくする栄養素が効果的です。
青魚
サバ・サンマ・イワシに代表される青魚は、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸を多く含むため推奨されています。
不飽和脂肪酸には、血液をサラサラにして血管へのダメージを和らげる効果があります。
野菜・くだもの
ビタミンを多く含む緑黄色野菜は抗酸化作用があり、血管を正常に保つ効能があります。
そのため脳の健康に良いとされ、アルツハイマー病の予防になります。
大豆
大豆には大豆レチシンという物質が豊富に含まれています。
大豆レチシンは神経物質を作ることができ、記憶力維持に効果があるとされています。
オリーブオイル
オリーブオイルには青魚と同じく、不飽和脂肪酸のオレイン酸が含まれています。
オレイン酸には、アルツハイマー病の原因物質の蓄積を防ぐ効果があると言われています。
運動
運動は継続が重要です。
ハードに運動しすぎず、適度に運動するようにしましょう。
有酸素運動
有酸素運動は軽いジョギングやウォーキング、エアロバイクです。
運動強度を高くするよりも30分程度継続できるレベルの運動量で行うことが推奨されています。
週に3回、できれば毎日行うことが理想です。
確実に効果を出したいのであれは半年〜1年は継続して続けるとよいといわれています。

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アルツハイマー病の原因物質のまとめ

ここまでアルツハイマー病の原因物質の情報や、原因物質の作用などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 原因物質には主に、脳内タンパク質のアミロイドβやタウタンパク、遺伝因子がある
- ストレスや生活習慣病、カビ、環境因子がアルツハイマー病を引き起こすこともある
- アルツハイマー病予防には食事と運動の2つのアプローチがある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


