認知症の方の治療にぬいぐるみや人形が効果的?その他の治療法も解説!

認知症に関わらず、人間は会話をすることでストレスを軽減させている部分があります。

しかし、認知症の方は認知機能の低下から他人とのコミュニケーションがうまくできなくなり、他人との関わりをもたなくなるという悪循環になっていきます。

そして、脳への刺激がますますなくなり、認知症の症状が悪化するという経過をたどっていく可能性が大きいです。
ただ、認知症の方はうまくコミュニケーションを取れない自分に苦しんでいる部分もあります。

そのような、認知症の方の状態には、ぬいぐるみが効果的と聞いたことはありませんか?

しかし、具体的な効果や理由についてはあまり知られていません。
本記事では認知症の方とぬいぐるみの関係について以下の項目を中心に解説していきます。

  • 認知症の方の治療にぬいぐるみを使うのは効果的か
  • ドールセラピーとは
  • 認知症の方への治療としてぬいぐるみや人形を使用するときの注意点

認知症の家族にぬいぐるみや人形などを使った治療を検討している方は特に参考にしていただきたいです。
ぜひ、最後までお読みください。

目次

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認知症の方の治療にはぬいぐるみが効果的?

認知症の方に対してのぬいぐるみを使った治療には、効果があるのか気になるところです。

実際に、認知症の方にぬいぐるみを使った治療は効果があります。
ぬいぐるみを使って会話することやなでることで、今まで介護者を悩ませていた周辺症状が改善されたという事例もあります。

また、認知症の予防について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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会話ができるぬいぐるみの認知症の方への効果

では、実際に認知症の方にぬいぐるみがどのような効果があるのか具体的にみていきましょう。

脳の活性化に繋がる

ぬいぐるみを使った治療の効果は脳の活性化につながることです。
認知症は、脳への刺激がなくなることにより進行してしまいます。

会話は脳を活性化することに、とても大切な行為ですが認知症の方はコミュニケーションがうまくできず、ひとりで引きこもってしまう場合があります。

ぬいぐるみを相手に会話をすることで脳の活性化にもつながり、疑似的にコミュニケーションを取ることで、人とのコミュニケーションをとる練習にもつながるでしょう。

実際にコミュニケーションをする機会を増やすきっかけになります。

寂しさを紛らわせる

もう一つの効果としては寂しさを紛らわせることができることです。

認知症の方は、寂しさから不安や徘徊に繋がることもあります。

家族がずっとそばに居ることができればいいですが、家族にも生活があるためそうはいきません。
また、住環境や経済的な問題などによって、ペットを飼うことが難しいこともあると思います。

そうしたとき、ぬいぐるみがあることで寂しさを紛らわせることができ、認知症の症状の軽減や気力低下を防ぐことに繋がります。

ドールセラピーとは?

ドールセラピーとは、感情に働きかけるダイバージョナルセラピーの一つです。
ダイバージョナルセラピーとは、各個人がいかなる状態になっても自分らしくいたいという願望を実現するために援助していく思想と実践のことを言います。

認知症の方に対してのドールセラピーは、ぬいぐるみや人形を使って、認知症の方々が自分らしく楽しいライフスタイルを送れるように手助けをしていく方法の一つです。
ドールセラピーには、「感触と感情に働きかける」効果と「周りの人とのコミュニケーションにつながる」効果があります。

以下に、具体的にどのようなことなのか詳しく解説していきます。

感触と感情に働きかける

とある認知症病棟で、赤ちゃんの人形を使って、このドールセラピーを行いました。
すると、いつも不安で動き回っていた方が、赤ちゃんの人形をあやしたり身なりを整えたりすることで、落ち着いて過ごせるようになったそうです。

ドールセラピーの赤ちゃんは、重さや大きさは実際の赤ちゃんと同じくらいに作られているので感触からも、実際に赤ちゃんをあやしているように感じられます。

ドールセラピーに使用する人形は、赤ちゃんだけでなく、犬や猫などのぬいぐるみもあります。
犬や猫のぬいぐるみでは、ふわふわな毛を撫でる感触からも心が穏やかになり、症状改善に繋がるでしょう。

犬や猫のぬいぐるみは、しっぽなどを撫でたり声をかけることで反応してくれるという特徴があるとのことです。

周りの人とのコミュニケーションに繋がる

もう一つの効果が、周りの人とのコミュニケーションに繋がるということです。
認知症の方は、コミュニケーションをうまくとれなくなり、人との交流が少なくなってしまうことが多々あります。

しかし、ドールセラピーの人形を使うことで、「かわいい、私にも抱かせて。」と自然な形で他の人と交流を持ち、コミュニケーションを取ることに繋がります。

人形だけでなくその人にも目が向けられるようになるため、ご本人にとって意義のある時間になります。

介護施設では、なかなか全員に目を向けることが難しく、介護者が目を向けていない方に徘徊や暴言暴力などの症状が出てしまいます。

ぬいぐるみや人形を使って、自分に目を向けてもらえるようになることで、精神状態も落ち着き周辺症状も落ち着いていきます。

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ぬいぐるみや人形を使用する際の注意点とは


かわいがっていたペットが亡くなったときに、精神的なショックを受けてしまいペットロスになってしまう方も多くいます。

ぬいぐるみや人形をドールセラピーで使う際、ペットロスに似たような現象に注意する必要があります。
かわいがっていたぬいぐるみや人形が壊れてしまったとき、精神的にショックを受けることは間違いないでしょう。

認知症の方は特に敏感なため精神的なショックでペットロスのように心の病になってしまう可能性は大いにあります。
ぬいぐるみや人形は、どんなに大切に扱っていても壊れてしまうことはあります。

万が一のときに備えて、メーカーに壊れたときの対応を事前に確認しておいたり、同じ人形を複数個用意しておくといいでしょう。

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まとめ:認知症の方の治療にぬいぐるみが効果的?

まとめ
ここまで、認知症の方とぬいぐるみの関係について解説してきました。

以下に要点をまとめます。

  • 認知症の方の治療にぬいぐるみを使用するのは効果的である
  • ドールセラピーとは感情に働きかけるダイバージョナルセラピーの一つ
  • 認知症の方への治療としてぬいぐるみを使用する際の注意点は、ペットロスのような状態を起こさないために予備を用意しておく

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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