役職が人を育てる。
D.N


きっかけは グローバル

大学時代、介護や福祉は縁もなく、全く興味のない世界の一つでした。

国際協力に関心があり、フィリピンやカンボジアへ行き、ボランティアやワーキングホリデーを通じて世界を幅広くみることを当時は考え過ごしていました。漠然とではあったと思いますが、社会問題や課題解決意識があったのかもしれません。大学卒業後は留学に行き、新規事業の立ち上げなど、とにかく何か新しいことを始めようとしていたのですが、自分の力のなさを感じました。そこから、私は就活を始めました。MCSに出会ったのは、たまたま参加した就活イベント。当時の採用担当に「介護って興味ある?」と話しかけられましたが、私は「興味ありません」と即答(笑) だけど、ブース装飾をみると海外事業にも取り組まれており、介護とグローバル・・・なんか分からないけど 面白そう。と思い、気づいたらMCSの世界に。就活軸の一つに「グローバル」があった私にとって、思いもよらぬ出逢いだったと感じます。

地域密着型だからこそのやりがい

現在はホーム長として スタッフのマネジメントや収支の管理業務を担当しています。特に力を入れていることが、自分のホームをどうやったら地域に発信できるか。 私のホームは目の前に保育園と小学校があります。コロナ禍でできることが制限されたこともありますが、ホームのフェンスにメッセージボードを設置…子供たちとの触れ合いを今も継続して行っています。また、最近始めた取り組みがSDGsならぬ「MCGs」。(※詳しい話は是非僕まで)ホームに使用済みの切手回収Boxを設置。地域の社会福祉協議会に渡すことによって国内外の様々な福祉に役立てる活動をしています。地域からの信頼も得られるように 日々試行錯誤しながら仕事に取り組んでいます。

役職が人を育てる。

入社して実際の業務に関わり始めた頃は、認知症介護の難しさを感じる日々でした。楽しいことよりも大変さを感じることのほうが多かったかもしれません。ただ、やるからにはまずは3年はやりきる、ただそれだけを考えながら介護の仕事と必死に向き合いました。今思えば、ただの根性論ですね。(笑)

現場経験を積み、リーダーの話を持ち掛けられた際には、「やります」のひと言で引き受けていました。とにかく、与えられた仕事、チャンスを無駄にしない、その気持ちで仕事に向き合っていました。そして2020年、ホーム長を任せたいとの言葉をいただき、現在取り組んでいます。

MCSの好きなところは、必ずチャンスを与えてくれる環境があり、やると決めたことを全力でバックアップしてくれることです。任されているからこそ、全力で答えていきたいと思いますし、必ず成長できることがあります。役職が人を育てる。これまでのキャリアを振り返ると感じますね。

ご家族からの信頼を得るために

グループホームは一人一人、しっかりと時間を使い、向き合うことができる点が良いですね。

小さい規模感なので、ご入居者のやりたいことを実現しやすい環境であることも魅力です。コロナ禍で積極的な外出は難しくなってしまったこともありますが、映画館に行ったり、食材を買いに地元のスーパーに行ったり・・・そのようなことができやすいのもグループホームならではと思います。また、一緒に過ごす時間が家族よりも長くなり、信頼を得ることも大切になります。責任と覚悟が伴いますが、ご家族から言われる感謝の言葉の重みは深いですね。この仕事をやっていて私が一番やりがいに感じる瞬間でしょうか。

仕事を通じて やりたいことを見つけていく

今の目標は地域を巻き込んだお祭りやイベントの実現です。子どもたちとの交流を通じて、少しでも介護や認知症についての情報を発信していきたいです。あとは、近隣の愛の家との交流を通じて、自分のホームをブラッシュアップし、良いホームづくりに励みたいですね。MCSは全国に事業所があり、良い取り組みなど知れる機会が多いのも魅力に感じます。地域で認知症に困ったことがあれば、すぐに相談できるグループホームでありたいと思っています。

就活時にやりたいことが見つからない…という悩みをよく聞きますが、むしろある人のほうがすごいなと思いますね。(笑)入社して、仕事と向き合うからこそ、徐々に見つけていくものだと感じます。だからと言ってこの仕事が「誰にでもできるものでもない」 というのはありますね。 一人の人として向き合っていく姿勢、そして固定概念を持たない考え方が必要になると思います。その気持ちがあれば大丈夫。一緒に仕事を通じて何をやっていきたいのか見つけていきましょう。