なぜMCSで働きたいと思ったのですか?

私は15年間専業主婦をしていて介護の経験は全くなかったのですが、福祉に関わる知り合いの話を聞く中で、自分も介護の仕事を始めたいと思いこの業界に入りました。初めはヘルパー2級の講習を受け、その後訪問介護や特別養護老人ホーム(以下特養)を経て、2023年の1月に現在の愛の家グループホームに入社しました。

訪問介護を行っていた時から認知症の方と触れ合うことが多く、認知症についてしっかりと学びたいと思っていたことと、年齢的に体力が厳しくなり転職を考えていた中で、偶然自宅の近くにあった愛の家が「認知症ケア」を専門としているMCSの運営だと知り、入社を決めました。

職場の雰囲気と、MCSの魅力を教えてください

職員がとても真面目で、互いのことを考えて動く人が多いという印象です。職員同士で丁寧に教え合うというのはもちろんですが、ご利用者に対しても一人ひとりに向き合ってそれぞれに合ったサービスを行っていると感じます。発言もみんなポジティブで、「疲れた」「しんどい」といったマイナスな言葉はあまり聞かないので明るい雰囲気が保たれています。

今までいた特養などでは、時間内に終わらせることを優先し、機械的に業務を実施しなければいけませんでした。しかしここでは自立のご利用者も多いので、一人ひとりにしっかりと向き合ってご利用者の気持ちを優先させたケアを行うことができます。「一緒に生活している」という意識を持ってご利用者と向き合うという姿勢がとても勉強になり、この職場に来て良かったなと改めて感じています。

例えば服薬に関しても、今まではご利用者に拒否された場合、職員からご利用者の口に入れていました。しかし愛の家では、拒否されても必ずご利用者の手に薬を乗せて、時間をかけてでも自ら飲んでいただくようにという方針になっています。こういった、「時間をかけたご利用者との向き合い方」が今までの施設とは異なり、この施設ならではの魅力だと感じています。

働き続けるために実践していることと、今後の目標を教えてください

例えば同じ介護業界でも、施設の種類や方針はそれぞれなので、「初めての職場」として、先入観なくまっさらな気持ちで働くようにしています。その場所のやり方を少しでも早く身につけられるようにと意識をしていますね。この愛の家では、先ほどもお話ししたように今までの施設とは、ご利用者との向き合い方も違います。わからないことがあればなるべくすぐに聞くようにしています。大切な企業理念もノートにメモして都度確認しています。

この年になって仕事を変えるというのは勇気のいる選択でしたが、職員の方がとても丁寧で学びも多く、やりがいを感じながら楽しく仕事に取り組めているので、転職して本当に良かったと感じますね。
今後は、安心安全を第一に考えた上で、その方らしい生活が送れるように支援していくことが目標です。MCSではさまざまな研修があるので、積極的に受講してスキルアップに繋げていきたいです。