なぜMCSで働きたいと思ったのですか?

介護業界で働く友人から「介護業界が未経験なら、まずは少人数の施設がいいと思うよ」とアドバイスをもらい、少人数でじっくり介護ができるMCSを選びました。

僕が介護に興味を持ったキッカケは、学生時代のアルバイト。

選挙運営スタッフとして投票の見守りを行った際に、ちょっとしたトラブルがありました。すでに投票を済ませたのにもかかわらず、「まだ入れてない(投票していない)」と急に声を荒げて怒り出した高齢の方がいらっしゃったんです。

その方一人だけではなく、他にも急に怒り出す方は何人かいらっしゃって、中には投票用紙以外のものを入れてしまう方もいらっしゃいました。この時は「変わった人もいるんだな」と、軽くとらえつつも、どこか心に引っかかるものがあったんです。

それから数年後。僕の祖母が認知症と診断されました。認知症になった祖母の言動を目の当たりにして初めて、投票所で出会った方々は「変わった人」ではなく「認知症」だったのだと気付きました。

あの時、僕に介護の知識があれば見方は変わっていたと思います。介護を仕事にしたら、もっと理解してあげられるようになるのではないかと思って、介護業界に興味を持ちました。

現在のお仕事の内容や、職場の雰囲気は?

介護スタッフとして食事や入浴といった日常生活の介助を行いつつ、週に1~2回は介護計画の作成も行っています。一つひとつの作業はそれほど難しいものではありませんが、ご入居者との向き合い方には工夫が必要な仕事です。

例えば、入浴を嫌がるご入居者でも「いい香りの入浴剤を入れましたよ」とか「お風呂で〇〇さんの好きな音楽を流してますよ」と伝えると、たいてい快く受け入れてくれます。その方一人ひとりに合わせたコミュニケーションが大切ですね。

MCSではチームケアを大切にしているので職場の連携は抜群だと思っています。こちらが頼みごとをしても、みんな嫌な顔一つせずに受けてくれるので気軽に頼れますし、僕もみんなのために頑張ろうと思えます。食事会や飲み会など職場以外での交流もあるので、自然と仲が深まるのもいいですね。

現在のお仕事のやりがいや目標は?

僕はもともと人見知りでした。自分から積極的に話しかけることが苦手で、最初はご入居者とのコミュニケーションに戸惑うこともありました。でも、自分よりも若い10代のスタッフがご入居者と明るく楽しそうに話しているのを見たら何だか悔しくて。負けてられないなと、いい刺激をもらいました。

仕事の中でみんなの前に出て体操をしたり、一緒に料理や洗濯をしたりするうちに、自然と苦手意識は薄くなっていったように感じます。人見知りはだいぶ良くなりましたが、周りには僕にはできないことを、簡単にやってのけちゃうスタッフがたくさんいるので、まだ「負けてられない」ですね。

今後の目標はユニットリーダーへの昇格。去年、子どもが生まれたので、子どもが大きくなった時に「パパはリーダーなんだよ」と自慢できるように、今から頑張りたいです!また、介護計画の作成を任せてもらう中でケアマネジャーの資格にも興味が湧いてきたので、ゆくゆくは資格取得にも挑戦したいと思っています。

来月からは半年間のリーダー研修が始まりますし、ケアマネジャーを目指すときには対策講座が受けられます。取得費用の補助もあるので、制度を活用しつつキャリアアップを目指したいです。