【ラクトフェリンが内臓脂肪を減らす】効果とメカニズム、摂取方法

ラクトフェリンは、内臓脂肪を減少させる効果があるとして、近年注目されている成分です。
ラクトフェリンが内臓脂肪減少に効くのは、どういったメカニズムからなのでしょうか。

また、ラクトフェリンはどのように摂取すればよいのでしょうか。
本記事では、ラクトフェリンの内臓脂肪への効果について、以下の点を中心にご紹介します。

  • ラクトフェリンの主な効果
  • ラクトフェリンが内臓を減らすメカニズム
  • ラクトフェリンの摂取方法

ラクトフェリンの内臓脂肪への効果について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

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目次

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ラクトフェリンとは

ラクトフェリンとは、哺乳類の乳に含まれている糖タンパク質です。
ラクトフェリンは、人間の初乳・母乳にも含まれています。

ラクトフェリンにはさまざまな健康効果があるため、近年は機能性関与成分として注目を集めています。

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ラクトフェリンの効果

ラクトフェリンの主な効果は次の通りです。

  • 内臓脂肪の減少
  • 肥満の改善
  • 免疫機能の向上
  • 感染症の予防
  • 腸内環境の改善

近年特に注目されているのが、内臓脂肪の減少効果です。
ラクトフェリンは脂肪細胞にアプローチすることで、内臓脂肪を減らす効果があります。

内臓脂肪が減少すると、お腹周りがスッキリしやすくなります。
そのため、ラクトフェリンはダイエット効果がある成分としても注目されています。

ラクトフェリンが内臓脂肪を減らすメカニズムについては、次項でご紹介します。

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内臓脂肪を減らすメカニズム

ラクトフェリンが内臓脂肪を減らすメカニズムは主に2つあります。
それぞれの内容をご紹介します。

脂肪の合成を抑制する

ラクトフェリンが内臓脂肪を減らすのは、脂肪の合成を抑制する効果があるからです。
そもそも脂肪とは、体内で余ったグルコース(糖質)・遊離脂肪酸などの成分から合成される物質です。

グルコースなどは、もともと身体のエネルギーとして消費される物質です。
しかし、余った分はすぐに消費されず、脂肪という形で筋肉や内臓に蓄積されます。

エネルギーが不足すると、身体は脂肪を分解してエネルギーに変換します。
ただしエネルギーが不足しなければ、脂肪の分解は行われません。

脂肪は内蔵などに蓄積されたままになるため、肥満に至るというわけです。
ラクトフェリンは、グルコースなどから脂肪を合成するメカニズムを抑制します。

つまりラクトフェリンは、身体に脂肪が蓄積するのを防ぐことが出来るのです。
結果として、内臓脂肪がたまりにくくなる効果が期待できます。

ライオン株式会社は、ラクトフェリンの内蔵脂肪減少効果に関する実験を行っています。
実験の対象者は年齢30~62歳の男女30名で、いずれもBMIは25以上です。

実験では、対象者30名に、腸溶加工したタブレットを2ヵ月間摂取してもらいました。
結果は次の通りです。

  • 腹部内臓脂肪面積:平均12.8平方cm減少
  • 腹囲:3.4cm減少
  • 体重:2.5kg減少

内臓脂肪面積・腹囲・体重がいずれも減少していることが分かります。
なお、腹囲・体重の減少は、内蔵脂肪面積の減少によるものと考えられています。

ライオン株式会社は、ラットの内蔵脂肪の細胞を使用した実験結果も公表しています。
実験では、ラットから採取された内蔵脂肪の細胞を2つのグループに分類しています。

一グループの内蔵脂肪の細胞は、ラクトフェリンを添加して培養されました。
もう一方のグループは、ラクトフェリンを添加せずに培養されました。

培養期間はいずれも7日間です。
ラクトフェリンを添加したグループの内臓脂肪蓄積量は0.3でした。

対して、ラクトフェリンを添加しなかったグループの内臓脂肪蓄積量は0.7以上でした。
2つの実験から、ラクトフェリンには、内臓脂肪の蓄積を抑制する効果があることが分かります。

出典:ライオン株式会社【脱・メタボ宣言 | 研究トピックス | ライオン株式会社
出典:ライオン株式会社【ラクトフェリン研究室-効果検証2|健康美容ラボ|ライオン株式会社

脂肪の分解を促進する

ラクトフェリンには、すでに蓄積した脂肪の分解を促進する作用もあります。
ラクトフェリンが脂肪を分解する理由は主に2つあります。

1つめは、cAMP濃度を上昇させる効果があります。
cAMPとは、脂肪分解に関わる成分です。

血液中におけるcAMPの濃度が高いほど、内臓脂肪などの分解が活発になります。
ラクトフェリンは血中のcAMP濃度を上昇させることで、脂肪分解を促進します。

2つめは、ペリリピンを減少させる効果があります。
ペリリピンとは、脂肪の表面の保護成分です。

ペリリピンが多いほど脂肪は頑丈になります。
つまり、分解されにくくなるのです。

ラクトフェリンは、脂肪の表面にあるペリリピンの量を減らす作用があります。
すると脂肪の保護が解除されるため、スムーズに分解されやすくなります。

結果として、脂肪の分解能率が上昇するというわけです。

ラクトフェリンが内臓脂肪を減らすためには

ラクトフェリンは内臓脂肪の減少に高い効果を示します。
ただし、効果を実感するには、ラクトフェリンの摂り方に注意しなければなりません。

具体的には、ラクトフェリンを小腸に届けることが重要です。
小腸に届く前に胃で吸収・分解されると、ラクトフェリンの効果はあまり発揮されません。

ラクトフェリンを確実に小腸に届けるには、腸溶性のサプリメントなどの利用が有効です。
腸溶性とはその名の通り、胃で溶けずに腸で溶けるという意味です。

もしサプリメントを利用してラクトフェリンを摂取する場合は、腸溶性かどうかをチェックするのがおすすめです。

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ラクトフェリンの摂取方法

ラクトフェリンは食品から摂取する必要があります。
代表的な摂取方法をご紹介します。

食ベ物から摂取

ラクトフェリンは乳製品から摂取できます。
代表的なのは牛乳・チーズ・ヨーグルトや粉ミルクなどです。

しかし、食品から十分なラクトフェリンを摂取することは難しいと考えられています。
理由は、ラクトフェリンは熱に弱いからです。

市販の牛乳・乳製品の多くは加熱殺菌処理がされています。
つまり、製造過程でほとんどのラクトフェリンは破壊されているのです。

すこしでも多くのラクトフェリンを摂取したいなら、低温加熱処理の乳製品を選ぶとよいでしょう。

サプリメントで摂取

ラクトフェリンを効率的に摂取する方法の1つとして、サプリメントを摂取するのもよいでしょう。
サプリメントは、「腸溶性」「腸で溶ける」などと明記されているものを選びましょう。

理由は、ラクトフェリンは腸で吸収されなければ効果が期待できないからです。
ラクトフェリン配合のサプリメントには、たとえば次があります。

ラクトフェリン(DHC)

トローチタイプのサプリメントです。
水なしで飲めるため、手軽にラクトフェリンを摂取したい方にもおすすめです。

【口コミ】
リピートです。背中の贅肉が少し落ちました。
エコー検査の時に、膵臓の脂肪が減ったと聞き、価格も安いし、飲みやすいので続けようとおもいます。

引用元 【DHC直販】サプリメント ラクトフェリン 30日分|楽天市場

販売サイト ラクトフェリン30日分|健康食品のDHC

 

ラクトフェリン(LION)

腸で溶けるように設計されたサプリメントです。
内臓脂肪減少やBMIの改善などの効果が期待できます。

【口コミ】

普通に食事をしても、結構効果があるようです。
まだ、1週間くらいですがこれからも続けてみます。
いままでに、いろいろなサプリを試しましたが一番効果があるようです。

引用元 ラクトフェリン ライオン 93粒|楽天市場

販売サイト ライオンの「ラクトフェリン」

 

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内臓脂肪を減らすべき理由は?

内臓脂肪を減らすべき理由は、生活習慣病などの合併症リスクを下げるためです。
合併症とは、糖尿病・脂質異常症・高血圧などが代表的です。

内臓脂肪型肥満は、虚血性心疾患や脳卒中に発展するおそれもあります。
内臓脂肪型肥満が引き起こす生活習慣病は、動脈硬化を招く可能性があります。

動脈硬化とは、血管が硬く脆くなる状態です。
心臓・脳の血管などが動脈硬化を起こすと、心筋梗塞・脳卒中のリスクが高まります。

心筋梗塞・脳梗塞は命を落とす危険もある疾患です。
命が助かったとしても重い後遺症が残り、その後の生活に重大な支障がでる場合も少なくありません。

出典:厚生労働省【内臓脂肪型肥満 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

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日本人で肥満や脂質異常の人はどのくらい?

日本において、平成25年と令和元年のBMI25以上の肥満者の割合は以下の通りです。

平成25年(%) 令和元年(%)
男性 28.6 33
女性 20.3 22.3

出典:厚生労働省【令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要

平成25年から令和元年にかけて、男女ともに肥満者が増加傾向であることが分かります。
特に男性の増加傾向は顕著です。

脂質異常に該当するのは、血中コレステロール値240mg/dL以上の方です。
平成25年~令和元年度の脂質異常者の割合は次の通りです。

平成25年(%) 令和元年(%)
男性 10.3 12.9
女性 16.8 22.4

出典:厚生労働省【令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要

脂質異常は、男性より女性のほうが増加傾向にあります。
具体的には、男性の脂質異常症の割合が10人に1人であるのに対し、女性の脂質異常症の方は5人に1人です。

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ラクトフェリンの内臓脂肪への効果のまとめ

ここまで、ラクトフェリンの内臓脂肪への効果についてお伝えしてきました。
ラクトフェリンの内臓脂肪への効果の要点を以下にまとめます。

  • ラクトフェリンの主な効果には、内臓脂肪の減少・肥満の改善のほか、免疫機能の向上などがある
  • ラクトフェリンが内臓を減らすメカニズムは、脂肪の合成を防ぎ、蓄積した脂肪の分解を促進するため
  • ラクトフェリンの摂取方法は乳製品などを摂るほか、腸溶性のサプリメントを利用するのがおすすめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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