ラクトフェリンは子宮内フローラを整え不妊治療にも期待大!

ラクトフェリンは、初乳に多く含まれるタンパク質です。
また、ラクトフェリンは子宮内フローラを整えて、不妊治療に効果があるとされています。
では、ラクトフェリンと子宮内フローラには、どのような関係があるのでしょうか?

本記事では、ラクトフェリンと子宮内フローラについて以下の点を中心にご紹介します。

  • ラクトフェリンと子宮内フローラの関係とは
  • ラクトフェリンの健康効果について
  • ラクトフェリンのデメリットとは

ラクトフェリンと子宮内フローラについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

目次

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ラクトフェリンとは

ラクトフェリンは、人間の初乳や、涙、唾液、血液などに含まれるタンパク質です。
ラクトフェリンは、病原菌やウイルスから守る感染防御機能をもっています。

初乳とは、出産後3日間に出る母乳のことで、ラクトフェリンが特に多く含まれています。
免疫力を持たない乳児を細菌などから守るためとされています。

また、少し赤い色をしているため、赤いタンパク質とも呼ばれます。

ラクトフェリンは、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の改善にも効果があると期待されています。

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ラクトフェリンと子宮内フローラの関係

ラクトフェリンと子宮内フローラにはどのような関係があるのでしょうか?
以下でそれぞれ見ていきましょう。

ラクトフェリンが子宮内に与えるメリット

ラクトフェリンは、高い抗菌作用を持ちます。
そのため、細菌やウイルスの増殖を抑えて、免疫機能を高める効果があります。

ラクトフェリンを摂ることで子宮内フローラの環境を整え、妊娠率を上げる効果が期待できます。

また、妊娠後期からは鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
鉄欠乏貧血の対策としてラクトフェリンは有効です。
ラクトフェリンは鉄分と結びつきやすいため、鉄分の吸収率を高めるのです。

子宮内で悪玉菌が増えることによるリスク

子宮内で悪玉菌が増えることによるリスクは、子宮内感染による早産などがあります。
そのため、子宮内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やして子宮内フローラの環境を良くすることが大切です。

着床障害の原因

子宮に何らかの問題がある場合は、受精卵が子宮に着床できず、着床障害と診断されます。
着床障害の原因には

  • 胚の染色体異常
  • 子宮内フローラ異常
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 肥満
  • 甲状腺機能異常

などがあります。

そのほか、受精卵そのものが原因となっている場合もあります。

ラクトフェリンで子宮内フローラを正常に

子宮内フローラを正常にするために、ラクトフェリンを服用することで妊娠しやすくなる可能性があります。

不妊治療には、

  • 受精をサポートするタイミング法
  • 排卵誘発
  • 人工授精
  • 体外で受精させた卵を子宮内に戻す体外受精(IVF)
  • 顕微授精(ICSI)

などの医療技術などがあります。

そのほか、受精や着床の妨げとなる膣や子宮内の炎症の原因となる治療には、抗生物質などの投与の治療があります。

しかし、体外受精や顕微授精は高額な費用がかかってしまいます。
医療とは別に母親になるための体づくりとして、ラクトフェリンへの期待が高まっています。
高額な不妊治療の前段階として、ラクトフェリンの服用を試してみるのもおすすめです。

また、子宮内にはラクトバチルスという善玉菌が存在しています。
ラクトバチルスは、抗菌物質や乳酸を作り出し、ウイルスや感染症から子宮内を守る働きを持っています。

ラクトフェリンそのものが子宮内フローラの環境を良くするわけではありません。
ラクトフェリンを服用することで、ラクトバチルスが増えるため、子宮内フローラを正常に保てるのです。

ラクトフェリンの服用の仕方

ラクトフェリンは、通常1日1回服用します。
ラクトフェリンの効果が持続する時間は、24時間以内とされています。

1日あたりのラクトフェリンの摂取量は、300~800mgと考えられています。
また、空腹時の服用が望ましいですが、空腹時の服用が難しい場合は食後に服用しましょう。

ラクトフェリンの効果が出る時期

複数の妊婦さんを対象にした調査があります。
調査の結果、1日700mgを連日服用した場合、3カ月後には子宮内フローラの善玉菌が増加しました。
さらに、悪玉菌が減少したという報告があります。

しかし、ラクトフェリンの効果が出る時期には、体質などにより個人差があります。

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ラクトフェリンサプリでママになる準備

ラクトフェリンサプリは、子宮内フローラを整えるために有効です。
まだ、不妊治療をしていない方も将来ママになる準備として、ラクトフェリンサプリの服用がおすすめです。

ラクトフェリンは、加熱していない牛乳やナチュラルチーズなどに含まれています。
しかし、通常の食事では摂りにくいとされています。

なぜなら、ラクトフェリンは熱や酸に弱いという性質があるからです。
加熱していない食品から摂取しても、胃酸で分解されてしまうのです。

そのため、手軽なラクトフェリンの摂取にはサプリが有効です。
腸まで届いて腸の特定の場所で溶ける腸溶性タイプのサプリがおすすめです。

腸溶性のサプリにもさまざまなタイプがあります。
ラクトフェリンの効果を得るためには、小腸に到達したあとに溶けるタイプのサプリにしましょう。

また、臨床試験データでは、腸溶性タイプのサプリでは1日あたり300mg摂取できるサプリがあります。
しかし、非腸溶タイプのサプリでは、1500~3000mg摂取しなければラクトフェリンの効果が期待できません。

サプリを選ぶ際には、医師が推奨しているか、オリゴ糖などほかの成分が含まれているか確認しましょう。

さらに、ラクトフェリンには切迫早産を予防する効果があります。
妊娠中もラクトフェリンサプリを服用することで、切迫早産の予防につながります。

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子宮内フローラに効くラクトフェリン摂取量

子宮内フローラに効くラクトフェリン摂取量は、1日あたり300mgが目安とされています。
1日あたり300mgを目安にラクトフェリンを摂取することで、免疫の働きを改善できます。

また、市販のサプリは、含有量が100mgや数mgしか含まれていない製品もあります。
サプリを選ぶ際は、ラクトフェリンの必要な量と含有量をきちんと確認しましょう。

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不妊治療の保険適用が開始

令和4年4月から、不妊治療の保険適用が開始されました。

具体的には、人工授精などの一般不妊治療、体外受精、顕微受精などの生殖補助医療について保険適用されます。
さらに、関係学会のガイドラインで有効性や安全性が確認された治療が対象です。

生殖補助医療については、採卵から胚移植に至るまで基本的な治療は保険適用されます。
そのほか、患者に合わせて追加して実施される治療のうち、先進医療についても保険診療と併用できます。

先進医療「子宮内フローラ検査」について

先進医療の1つに子宮内フローラ検査があります。
子宮内フローラ検査とは、子宮内の菌の割合を調べる検査です。
金額は保険外となるため4万4千円となります。

妊娠の確率を上げるためには、ラクトバチルスが優位になっている状態が良いとされています。
子宮内の菌のバランスが崩れていると着床不全や流早産の原因の1つと考えられています。

また、先進医療は、先進医療Aと先進医療Bの区分が決定されます。
「子宮内フローラ検査」は先進医療Aの区分で、今後は適否について審議が行われる予定の技術です。

出典:厚生労働省
「先進医療の新規届出技術について」

厚生労働省「先進医療の内容 子宮内フローラ検査」

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ラクトフェリンがもたらす健康効果

ラクトフェリンがもたらす健康効果には

  • 腸内環境改善
  • 内臓脂肪を減らす
  • 貧血改善
  • 免疫力を高める
  • 抗菌作用
  • 抗炎症作用
  • その他の効果

があります。
それぞれ具体的にご紹介します。

腸内環境改善

ラクトフェリンには、腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やすプレバイオティクスの働きがあります。
プレバイオティクスとは、善玉菌のエサになることで、腸内の善玉菌を増やす働きをする成分です。
食物繊維やオリゴ糖もプレバイオティクスの一種となります。

人間の腸内には、約100種類もの細菌がいて、善玉菌と悪玉菌が勢力範囲を争い続けています。
善玉菌が減り悪玉菌が多い状態は、便秘や下痢の原因となります。
そのため、ラクトフェリンを摂取することで、腸内環境が整えられます。

内臓脂肪を減らす

ラクトフェリンは、脂質代謝を改善することにより、内臓脂肪が減るという効果が期待できます。

22〜60歳の成人男性26名を対象に1日300mgのラクトフェリンを8週間摂取させた臨床試験があります。
臨床試験の結果、内臓脂肪の量が減ったという結果になりました。

ラクトフェリンは、胃や小腸で分解される製品もあります。
内臓脂肪の減少のためには、小腸まで届く腸溶性タイプのラクトフェリンを摂取しましょう。

内臓脂肪を減らすことで体重減少にもなるため、生活習慣病の予防につながります。

貧血改善

ラクトフェリンは、鉄と結びつく性質があるため、鉄と一緒に摂ることで鉄の吸収率を上げられます。

貧血の症状は、鉄の不足によって起こります。
そのため、ラクトフェリンを摂取することで貧血の改善が期待できます。

免疫力を高める

ラクトフェリンには、ナチュラルキラー細胞という免疫細胞を活性化させる役割があります。
ナチュラルキラー細胞とは、ガン細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃することで体を守るものです。

動物実験の結果では、ラクトフェリンを投与することでナチュラルキラー細胞が増える結果となりました。
また、ナチュラルキラー細胞の活性が強くなることもわかっています。

そのため、ラクトフェリンは免疫を向上することで、ガン予防やウイルス感染予防などに効果があります。

抗菌作用

ラクトフェリンは、ピロリ菌や歯周病に対して、強い抗菌作用があります。

ピロリ菌とは、胃の中にいる菌で、胃ガンの原因になる細菌です。
国民の50歳以上の約7割、日本人全体では約5割が感染していると考えられています。

ボランティアの方を対象に2カ月間ラクトフェリンをのませた調査があります。
調査の結果、約30%の方のピロリ菌の数が10分の1まで減少しました。

抗炎症作用

ラクトフェリンには、関節炎や大腸炎などの炎症を抑える働きがあります。

炎症とは、体の内外から刺激を受けた際に起こる反応のことをいいます。
炎症は、感染症、自己免疫疾患、血栓症、動脈硬化などの疾患に関わっているとされています。

炎症を抑える治療には、ステロイドや免疫抑制薬が使用されます。
しかし、治療における副作用が問題となっています。
ラクトフェリンを摂ることで副作用がなく治療できる可能性があります。

その他の効果

ラクトフェリンは、ドライアイを改善する効果があります。
涙の中には、ラクトフェリンが含まれています。
研究の結果、ラクトフェリンはドライアイに効果がある成分だとわかりました。

シェーグレン症候群でドライアイの患者4人が、ラクトフェリンのサプリを2〜6ヶ月間摂取した調査があります。
調査の結果、涙の量が増え目の乾きが減少したという結果になりました。

また、ラクトフェリンは活性酸素の過剰発生を抑制する効果があります。
活性酸素とは、体内に入った酸素が活性化することで発生します。
活性酸素は、過剰に発生すると体内の脂質を酸化させて、正常な細胞を傷つけてしまいます。

ラクトフェリンの摂取によって、活性酸素の過剰発生を抑え、老化の予防にもつながります。

さらに、ラクトフェリンは、骨粗しょう症を予防する効果があります。
骨粗しょう症とは、骨中のカルシウムが溶け、骨がスカスカになる病気です。
骨粗しょう症の原因には、カルシウム不足や、女性ホルモンの減少などがあります。

女性ホルモンは、

  • 骨をつくる細胞(骨芽細胞)
  • 骨を壊す細胞(破骨細胞)

という2つの細胞のバランスを保つ役割があります。
閉経後は女性ホルモンの分泌量が減少することで、骨芽細胞と破骨細胞のバランスが崩れてしまいます。
そのため、閉経後に骨粗しょう症になる方が多いです。

ラクトフェリンには、破骨細胞の働きを抑え、骨芽細胞やコラーゲンの量を増やす効果があります。

そのほか、ラクトフェリンにはストレスを緩和する効果があります。

ラクトフェリンのデメリット

ラクトフェリンは、さまざまな効果がありますが、デメリットもあります。

ラクトフェリンの特徴として熱や酸への弱さがあります。
そのため、熱に弱く、胃酸によって胃で溶けてしまいます。

また、ラクトフェリンは母乳に含まれる成分のため、アレルギー反応は考えにくいとされています。
しかし、乳製品のアレルギーを持つ方は、ラクトフェリンを摂取できません

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ラクトフェリンと子宮内フローラのまとめ

今回は、ラクトフェリンと子宮内フローラの情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。

  • ラクトフェリンは、抗菌作用、免疫向上などの効果により子宮内フローラを整える
  • ラクトフェリンには、腸内環境改善、内臓脂肪を減少、貧血改善などの効果がある
  • ラクトフェリンは、熱や酸に弱い、乳製品アレルギーの方は摂取できないなどデメリットもある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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