緑内障の症状や治療方法について徹底解説!

緑内障は、日本人の失明原因の第1位です。
しかし、「緑内障の症状についてよく知らない」という方も多くおられます。
緑内障では、いったいどのような症状があらわれるのでしょうか。

本記事では、緑内障の症状について、以下の点を中心にご紹介します。

  • 緑内障になると見え方はどうなるのか
  • 緑内障のその他の症状
  • 緑内障の症状をチェックするには
  • 緑内障の治療法

緑内障の症状について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

目次

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緑内障とは

緑内障は、視神経の障害によって起こる眼病です。
主な症状は、視野の欠損です。

緑内障を放置すると、失明する恐れがあります。
実際に緑内障は、日本人の失明原因の第1位を占めます。

緑内障は、早期に治療すれば

  • 重症化
  • 失明

のリスクを低減できます。
出典:厚生労働省【重篤副作用疾患別対応マニュアル

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緑内障の原因

緑内障の原因は、ハッキリ解明されていません。
ただし、一説では以下が原因と指摘されています。

  • 老化
  • 眼圧の上昇
  • 高血圧・糖尿病などの生活習慣病
  • 近視
  • 他の眼病・手術歴(白内障・網膜剥離など)
  • 持病薬の副作用
  • 遺伝

緑内障の代表的な原因は、老化です。
理由は、高齢になるほど緑内障の有病率が高くなるためです。

また、眼圧の上昇も緑内障の主な原因と考えられています。
眼圧とは、簡単にいえば眼球の硬さです。

眼球が硬くなると、目の奥にある視神経が傷つきやすくなります。
視神経が甚大なダメージを受けると、緑内障に発展しやすくなります。

緑内障の症状|見え方

緑内障の主な症状は、視野の欠損です。
具体的には視野の一部が見えなくなったり、端が欠けたりします。

【症状の例】

  • 視野の真ん中が黒く霞んでみえる
  • 視界が全体的に狭くなった
  • 視野の左端が欠けており、左からくる自動車に気づかない

緑内障は多くの場合、数十年かけてゆっくり進行します。
視野の欠損も徐々に進むため、初期〜中期まで症状を自覚できないことも少なくありません。

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緑内障の症状|自覚症状

緑内障の自覚症状をご紹介します。
以下の症状に心当たりがある場合は、いちど眼科を受診してください。

急性緑内障

急性緑内障では、以下のような自覚症状があらわれることがあります。

  • 急激な目のかすみ
  • 目の充血
  • 激しい目の痛み
  • 吐き気・嘔吐
  • 頭痛

急性の緑内障は、何らかの原因で急激に眼圧が上昇することです。
視野の欠損に加えて、

  • 頭痛
  • 眼痛
  • 吐き気

などの症状があらわれやすくなります。

急性緑内障は、急激に進行するのが特徴で、放置するほど治療が難しくなります。
場合によっては、一晩で失明に至ることもあります。

慢性緑内障

慢性緑内障の自覚症状には、たとえば以下があります。

  • 左右の目で見え方が異なる
  • 視力が落ちた
  • 目が疲れやすい(眼精疲労)
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 視野の端が欠けている
  • 視野の真ん中に黒い点がある
  • 照明・信号の周りに虹のようなものがみえる

慢性緑内障は緑内障の中でも大多数を占めるタイプです。
進行スピードが緩やかなため、初期には症状に気づかないことが多いです。

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緑内障の症状|進行度

緑内障の症状は、進行段階によって異なります。
段階別の

  • 症状
  • 特徴

をご紹介します。

ただし、症状のあらわれ方は、個人によって異なります。

初期

緑内障の初期には、視野に黒い点(暗点)があらわれます。
暗点があらわれるのは、多くの場合、視野の中心からやや外れた場所です。

暗点があらわれた部分の視野は、欠けています。
たとえば、新聞を読んでいても、暗点のある部分の文字は目に入ってきません。

しかし、緑内障の初期段階では、視野の欠損に気づかないケースがほとんどです。
初期であれば、視野の欠損範囲はさほど広くないためです。

欠損範囲は徐々に広がりますが、進行スピードが遅いため、やはり自覚はしづらいです。
初期の緑内障は、たまたま受けた眼科検診などで発覚することが多いです。

中期

緑内障の中期には、視野にあらわれた暗点が大きくなります。
つまり、視野の見えなくなっている部分がかなり広くなります。

中期段階でも、緑内障を自覚することは難しいです。
理由は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、緑内障は進行スピードがゆるやかなためです。
視野の欠損は徐々に広がりますが、自分では意外と症状に気づけません。

2つ目は、目には補正機能があることです。
片目の視野が欠けると、もう片方の目や脳が欠けた部分を自動的に補ってくれます。

実際は、見えていないのに、見えているように錯覚してしまうのです。
結果、自身の視野の異常に気づきにくくなります。

3つ目は、老眼・飛蚊症です。
いずれも緑内障と同じく、高齢になるほど発症しやすくなります。

老眼や飛蚊症があると、ただでさえ見え方が悪くなります。
そのため緑内障で視覚に異常が生じても、「歳のせい」と自己判断することが少なくありません。

結果、眼科の受診が遅れるため、緑内障を見逃しやすくなります。

末期

末期には、視野の中心部分にまで欠損範囲が広がります。
視野が極端に狭くなり、視力も大幅に低下します。

モノがほとんど見えなくなるため、多くの方が緑内障に気づきやすくなります。
緑内障の末期には、見えにくさのために転倒・衝突などの事故が起こりやすくなります。

また、家事・運転などの日常生活における動作にも大きな支障が出ます。
症状を放置すると、視野が完全に閉ざされて失明に至ります。

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緑内障の症状|視野のチェック

緑内障は自覚しにくいため、日頃から自身の視野・視力をチェックすることが大切です。
緑内障のセルフチェック方法には、以下のようなものがあります。

  • 方眼紙または、格子状の模様がある用紙を用意する
  • 用紙の真ん中に黒丸マークをつける
  • 用紙の左右両側の外側に星・三角などの任意のマークを書く
  • 用紙を顔の正面に掲げ、片目を閉じて中心の黒丸を見つめる
  • 中心の黒丸から視線を外さず、左右両側につけた任意のマークが見えるか確認する
  • 黒丸から視線を外さず、用紙をその場で回転させる
  • 用紙を回転させながら、左右両側につけた任意のマークが見えるか確認する
  • もう片方の目で4~7を繰り返す

用紙を見るときは、顔から30cmほど離してください。
用紙を回転させたとき、左右両側につけたマークが常に見えていれば、緑内障の可能性は低いです。

任意のマークが一瞬でも視野から消えた場合は、緑内障が疑われます。
あるいは、白内障などのその他の眼病の可能性もあります。

もしチェック結果に不安がある場合は、眼科を受診しましょう。

緑内障の種類

緑内障は、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 原発緑内障
  • 続発緑内障

それぞれについて解説していきます。

原発緑内障

原発緑内障は、眼圧上昇の原因が他の病気ではないタイプの緑内障です。
緑内障の大多数は、原発緑内障が占めています。

原発緑内障は、さらに以下の2種類に分けられます。

  • 開放隅角緑内障
  • 閉塞隅角緑内障

それぞれの特徴をみていきましょう。

原発開放隅角緑内障

原発開放隅角緑内障は、線維柱帯が詰まることで眼圧が上昇するタイプです。
線維柱帯とは、虹彩と角膜の間にあるメッシュ状の膜です。

眼球内では、房水という水分が循環しています。
房水は毛様体で作られ、線維柱帯の網目を通り抜けて眼球の外に排出されます。

線維柱帯の網目が詰まると、房水が眼球の外に排出されなくなります。
すると房水は眼球内に蓄積され続けるため、眼球が硬くなって眼圧が上昇します。

眼圧が上昇すると目の奥の視神経がダメージを受けるため、緑内障に至るというわけです。
ただし、眼圧が正常であっても原発開放隅角緑内障は起こり得ます。

眼圧が正常値の20mmHg以下の緑内障は、原発開放隅角緑内障の中でも「正常眼圧緑内障」と呼ばれます。

原発閉塞隅角緑内障

原発閉塞隅角緑内障は、隅角が閉じることで眼圧が上昇するタイプです。
隅角とは、角膜と虹彩の間にある房水の出入り口です。

毛様体で作られた房水は、隅角を通り、線維柱帯にあるシュレム管から眼球の外に染みだします。

原発開放隅角緑内障では、何らかの原因で隅角が閉じてしまいます。
すると房水が眼球の外に排出されなくなるため、眼圧が上昇して視神経にダメージが生じます。

原発閉塞隅角緑内障には、

  • 慢性
  • 急性

の2種類があります。

急性原発閉塞隅角緑内障は、急激に眼圧が上昇するため、

  • 著しい視力低下
  • 充血
  • 激しい眼痛
  • 頭痛
  • 吐き気

などの症状が生じる可能性があります。
放置すると、一晩で失明する場合もあります。

続発緑内障

続発緑内障は、全身疾患などが原因で眼圧が上昇するタイプの緑内障です。
全身疾患とは、たとえば

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脳疾患
  • アミロイドーシス

などが代表的です。

あるいは、網膜剥離・目の炎症といった眼病や、目のケガが原因となることもあります。
ステロイド点眼薬も、続発緑内障の代表的な原因です。

続発緑内障は、以下の2種類に分けられます。

  • 開放隅角緑内障
  • 閉塞隅角緑内障

開放隅角緑内障は、線維柱帯の詰りなどによって起こる緑内障です。
閉塞隅角緑内障は、房水の出口である隅角が閉じるタイプの緑内障です。

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緑内障だと気づきにくい理由

緑内障は初期〜中期まで、自覚できないケースが少なくありません。
緑内障に気づきにくい理由としては、以下が指摘されています。

  • 5~30年ほどかけて、ゆっくり進行するため
  • 欠けた視野は、もう片方の目や脳が自動的に補正するため
  • 老眼や飛蚊症だと勘違いしやすいため
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20代や30代にもある緑内障

緑内障のリスクが高くなるのは、40代以降の方です。
しかし、20〜30代の方でも緑内障になる可能性はあります。

40代以下の方の緑内障は、若年性緑内障と呼ばれます。
若年性緑内障の原因は、よく分かっていません。

ただし一説では、以下のような要因が指摘されています。

  • 遺伝
  • 強度の近視
  • ブルーライトの浴びすぎ
  • 喫煙

遺伝・強度近視は、若年性緑内障の代表的な原因と考えられています。
もし家族に緑内障・強度近視の方がいる場合は、念のため病院で検査を受けましょう。

緑内障の大きな原因として、生活習慣の乱れも指摘されています。
たとえば喫煙は緑内障のリスクを上げます。

タバコの煙に含まれるニコチンは、血管を傷つけて目周辺の血行を悪化させるためです。
また、ニコチンは視神経を損傷させる原因でもあります。

ブルーライトも緑内障のリスクを高めます。
ブルーライトとは、スマートフォン・PCなどのデジタル機器から発せられる光です。

ブルーライトは、直接的に緑内障を引き起こすわけではありません。
ブルーライトが緑内障のリスクを高めるのは、眼精疲労を招くためです。

通常、光は目の水晶体や角膜で吸収されます。
しかし、ブルーライトはとても波長が大きいため、水晶体・角膜に遮られることなく、目の奥にまで届きます。

目の奥には、網膜という神経の膜があります。
網膜がブルーライトを浴び続けると、眼精疲労が起こりやすくなります。

眼精疲労は、目の血行不良を招きます。
すると視神経に必要な栄養分・酸素が届きにくくなるため、眼圧によるダメージを受けやすくなります。

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小児緑内障

産後の時期はあっという間

小児の緑内障は、先天性のものが多いです。
先天性の緑内障は、

  • 発達緑内障
  • 先天原発緑内障

などと呼ばれます。

小児の緑内障の原因として、生まれつき眼圧が高いことが指摘されています。
隅角の未発達によって、眼球に房水が溜まりやすいことも原因の1つです。

小児は成人に比べると眼球が未発達で、非常に柔らかいです。
そのため眼圧が高くなると、眼球が圧力に負けて、さまざまな異常が起こりやすくなります。

具体的には、以下のような症状があらわれやすくなります。

  • 黒目が膨張する
  • 涙が多く出る
  • 光を異常にまぶしがる
  • まぶたがピクピクとけいれんする
  • 黒目が混濁する

小児の緑内障の治療は、外科手術が一般的です。
なお、小児の緑内障は、適切な治療をしても回復が難しい点にご留意ください。

だからといって、小児の緑内障を放置するのは危険です。
重症化・失明を防ぐためにも、小児の緑内障は、大人と同様に早期に治療を行ってください。

出典:日本小児眼科会【発達緑内障(先天緑内障)

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視覚障害の原因疾患の全国調査

日本人の視覚障害の原因疾患の全国調査では、以下のような結果が出ました。

1位 緑内障
2位 網膜色素変性
3位 糖尿病網膜症

出典:岡山大学【視覚障害の原因疾患の全国調査:第 1 位は緑内障 ~高齢者に多く、増加傾向であることが判明

視覚障害の原因疾患のうち、緑内障が占める割合は28.6%です。
ちなみに、日本人の失明原因のうち、緑内障が占める割合は25%です。

緑内障は、視力の低下・失明の確率が非常に高い病気であることが分かります。
緑内障は治療によって症状の進行をある程度コントロールできます。

しかし緑内障を治療しても、1度失われた視野・視力は回復しません。
視野・視力をできるだけ維持するには、早い段階で緑内障の進行を食い止めることが大切です。

緑内障は、自覚しにくい病気です。
「気づかないうちに症状が進行していた…」という事態を避けるためにも、日頃から定期的に眼科を受診することが大切です。

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緑内障と間違えやすい目の病気

緑内障の主な症状は、以下のようなものがあります。

  • 視野の欠損
  • 目のかすみ
  • 視力の低下

しかし、以下の表のように、目のかすみ・視力の低下は、緑内障以外の眼病でも起こる可能性があります。

病名 特徴 主な症状
白内障 目の水晶体が白く濁る 目がかすむ・光をまぶしく感じる・輪郭が二重にみえる
飛蚊症 目の硝子体が萎縮して網膜に影を落とす ものがぼやけて見える・視界を黒い小さな虫が飛んでいるように見える
網膜剥離 網膜が眼球の壁から剥がれる 視力の低下・失明
網膜剥離 網膜全体が薄くなる 視野が狭くなる・暗い場所でものが見えにくくなる・視力が低下する
ドライアイ 目の表面を覆う涙の膜が乾燥・変質する 目のかすみ・痛み・乾燥

目の異常の原因は、自分では判断できません。
気になる目の症状がある場合は、自己判断せず、眼科で検査を受けましょう。

出典:日本眼科学会【一般のみなさまへ

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緑内障の検査方法

緑内障の主な検査方法をご紹介します。
緑内障で眼科の受診を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

視力検査

緑内障では、視野の欠損だけでなく、視力低下が起こることもあります。
そのため緑内障の検査では、視力検査を行うことが一般的です。

眼底検査

特殊な装置を使って瞳に光を通すことで、眼底にある視神経の様子を調べます。
眼底検査で視神経の異常が発見された場合、緑内障が疑われます。

眼圧検査

眼圧を調べるための検査です。
まぶたの上から眼球を押したり、眼球に微風を噴射したりする方法が代表的です。

眼圧が高い場合、緑内障が疑われます。
ただし、緑内障は眼圧が正常でも起こりえます。

緑内障を診断するには、眼圧検査とその他の検査結果を見比べる必要があります。

隅角検査

目の隅角に異常が無いかを検査します。
検査用のコンタクトレンズをはめるという方法が一般的です。

視野検査

特殊な装置を使って、視野の範囲を調べる方法です。
一点を凝視し、周辺で光の明滅が見えたらボタンを押すという方法が一般的です。

視野の欠損が認められる場合、緑内障が強く疑われます。
視野検査は、緑内障の進行具合の把握にも役立ちます。

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緑内障の治療方法

緑内障の治療の目的は、あくまで症状の進行を抑制することです。
緑内障を治療したとしても、1度欠けた視野は元には戻りません。

緑内障は、早期に治療すれば、視野をほぼ正常に保つことも可能です。
実際に緑内障の方の中には、視野を保ったまま生涯を終える方も多くおられます。

現在の視野・視力を保つためにも、緑内障に気づいたらすぐに以下のような治療を受けましょう。

薬物治療

緑内障の治療では、まず薬物治療が選択されることが多いです。
代表的なのは、眼圧を下げる点眼薬の利用です。

点眼薬の治療だけでは、症状を完全にストップできない場合もあります。
しかし、点眼薬による治療を行うと、失明のリスクを大きく低減できます。

緑内障の治療では、内服薬を処方されることもあります。
たとえば

  • 血流を改善するための薬
  • ビタミンB12製剤
  • サプリメント

などが代表的です。

緑内障は、目の血行不良によって悪化する場合があります。
目の血行不良が原因の場合、血流を改善する薬の服用によって症状の緩和を期待できます。

ビタミンB12製剤やサプリメントは、視神経の働きを高めるのに役立ちます。
ちなみに、ビタミンB群は全般的に、

  • 視覚機能の維持
  • 視覚機能の改善

などに役立つ栄養素です。

レーザー治療

レーザー治療とは、レーザーを使って眼圧を下げる治療法です。
レーザー治療は、点眼薬などで十分な効果が得られない場合に利用されることが多いです。

あるいは、急性緑内障発作など緊急性が高い場合に選択されることもあります。
代表的なレーザー治療には、以下があります。

レーザー虹彩切開術 虹彩に小さな穴を開けて房水の新しい排出口を作る
選択的レーザー線維柱帯形成術 線維柱帯の目詰まりを解消して房水の排出を促す

レーザー治療は、観血手術などに比べると、体への負担が小さいのがメリットです。
手術時間自体も短く、クリニックによっては日帰り手術を実施しているところもあります。

ただし観血手術よりも眼圧を下げる効果は低い点に留意しましょう。
レーザー治療の効果が薄れた場合は、再度処置を受けられます。

観血手術

観血手術とは、目を切開して眼圧を下げる方法です。
観血手術は、薬物療法・レーザー治療の効果が薄い場合に選択されることが多いです。

観血手術の主な術式は、以下の通りです。

流出路再建術 線維柱帯を切開して房水の排出口を広くする
濾過手術 線維柱帯の一部を切除して、房水を球結膜の下に逃がす
チューブシャント手術 眼球にチューブを挿入して、眼球周辺に設置したプレートに房水を逃がす

観血手術は、薬物治療・レーザー治療よりも眼圧を下げる効果が高いです。
一方、デメリットとして、術後の感染症や合併症リスクが高いことが挙げられます。

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緑内障の予防法

緑内障は、発症原因・仕組みが解明されていないため、予防法も確立していません。
また、緑内障は老化現象でもあることから、完全に予防することは困難です。

ただし、緑内障は危険因子を減らすと、発症リスクを低減できる可能性があります。
緑内障予防には、たとえば以下のようなことに注意しましょう。

  • 質のよい睡眠
  • 適度な運動
  • 栄養バランスのよい食事
  • 禁煙
  • PC・スマートフォンの使用頻度を減らす
  • 定期的に眼科で検診を受ける
  • こめかみのマッサージなどで目周辺の血行を促進する
  • ステロイド剤の長期使用を避ける

眼に負担をかけるような行為も控えましょう。
たとえば、力を入れて目を閉じたり、まぶたを押したりすると、眼圧が上昇しやすくなります。

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緑内障の症状のまとめ

ここまで、緑内障の症状についてお伝えしてきました。
緑内障の症状についての要点をまとめると以下の通りです。

  • 緑内障になるとまず視界の端の一部が欠け、徐々に中心部まで見えづらくなる
  • 緑内障のその他の症状としては、目の充血・激しい頭痛・眼痛・吐き気など
  • 緑内障をチェックするときは、紙の両端にマークをつけて、視線を動かさなくても見えるかどうか確認する
  • 緑内障の治療法は、点眼薬などの薬物治療・レーザー治療・観血手術が代表的

これらの情報が皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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