アレルギーによる蕁麻疹の症状・対処法・予防法などを解説!

近年、2人に1人は何らかのアレルギー疾患があると言われており、アレルギーによる蕁麻疹が出る場合もあります。

では、アレルギーによる蕁麻疹の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
また、アレルギーによる蕁麻疹を予防するためにはどうすればいいのでしょうか?

本記事ではアレルギーによる蕁麻疹について以下の点を中心にご紹介します。

  • アレルギーによる蕁麻疹の原因
  • アレルギーによる蕁麻疹の治療方法
  • アレルギーによる蕁麻疹の予防方法

アレルギーによる蕁麻疹を改善するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

目次

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アレルギーによる蕁麻疹とは

蕁麻疹とは、皮膚に境界のはっきりした円形または地図状の膨疹(ぼうしん:皮膚の盛り上がり)が突然現れる皮膚の病気で、かゆみを伴います。
アレルギーによる蕁麻疹とは、アレルギーの原因となるアレルゲンに接することで起こります。

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アレルギーによる蕁麻疹の原因

アレルギーによる蕁麻疹の原因には、以下のものがあります。

  • 食物アレルギー
  • 原因物質接触によるアレルギー

それぞれ解説していきます。

食物アレルギー

食物アレルギーが起こるのは、食べ物に含まれるたんぱく質が原因です。
特定のタンパク質に対して反応し、アレルギー症状を引き起こします。

食物アレルギーの原因とされる食品を以下にまとめました。

分類 アレルギーの原因とされる食品例
果物 キウイフルーツ、リンゴ、モモ、オレンジ、バナナ、メロンなど
野菜 山芋、インゲン、ジャガイモ、トウモロコシ、トマト、にんじん、ニンニク、パセリなど
肉類 牛肉、豚肉、羊肉など
魚介類 エビ、カニ、いくら、サケ、サバ、アワビ、イカ、カキ、タコ、マグロなど
その他 松茸、卵、牛乳、大豆、ナッツ、ゴマ、小麦、そば、落花生、ゼラチンなど

 

原因物質接触によるアレルギー

食物以外のものでもアレルギー反応が起こる場合があります。

食物以外の原因物質を以下にまとめます。

分類 アレルギーの原因とされる物質
植物 スギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、マツ、タンポポ、カエデ、オリーブなど
動物 ネコ、イヌ、モルモット、鳥の羽毛や糞、ウマ、ウシ、ヤギ、ヒツジなど
金属 ニッケル、コバルト、パラジウム、クロム、すず、銅、水銀など
医薬品 抗生物質(セフェム系、ペニシリン系)、鎮痛剤、非ステロイド抗炎症薬、造影剤など
化粧品 香料(イソオイゲノール)、色素、基材成分など
ガ、スズメバチ、ミツバチ、ゴキブリ、蚊
その他 ダニ、ラテックス、ハウスダスト、カンジダなど

 

アレルギーによる蕁麻疹の症状

アレルギーによる蕁麻疹の症状には以下のものがあります。

  • かゆみ
  • 腫れ
  • 嘔吐

それぞれ解説していきます。

かゆみ

蕁麻疹の代表的な症状として、かゆみがあります。
アレルゲンに触れると、体内でヒスタミンという物質が分泌されます。
ヒスタミンは、かゆみを引き起こす原因物質です。

腫れ

アレルギーによって蕁麻疹が出ると、皮膚の一部が腫れて盛り上がります。
血管内の液体が血管外にあふれ出ることで、腫れが起こります。
接触性アレルギーであれば、接触した部分のみ腫れることが特徴です。

嘔吐

蕁麻疹によって腸の粘膜が腫れると、腹痛や下痢、嘔吐などの腹部症状を伴うことがあります。
蕁麻疹は皮膚だけでなく、体内でも起こる場合があります。

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アレルギーによる蕁麻疹の対処法

アレルギーによる蕁麻疹の対処法について
以下で詳しく説明していくので、ぜひご覧ください。

おさまるまでの時間

蕁麻疹はほとんどの場合、24時間以内に治まります。
アレルゲンとなる物質を摂取、または接触してから15〜30分以内に蕁麻疹が出ます。
症状が改善したり、出たりを繰り返しながら、2〜3日で落ち着くことがほとんどです。

病院に行く判断

蕁麻疹の症状がなかなかおさまらず、1か月以上症状が続く場合は病院を受診しましょう。
ただし、のどの痛みや呼吸困難の症状がある場合は、すぐに受診してください。

食物が原因の場合

食物アレルギーが原因の場合には、反応した食べ物を摂取しないことが1番です。

食材を購入するときは、アレルギー表示をよく確かめましょう。
気づかないうちにアレルゲンとなる成分を摂取してしまうこともあるためです。

食物以外が原因の場合

以下のような食物以外のものが原因の場合は、アレルゲンに接触しないことが大切です。

  • 金属
  • ハウスダスト
  • 動物
  • 花粉

接触性の蕁麻疹であれば、皮膚に刺激が加わらないようにしましょう。
蕁麻疹は搔きむしることで返って症状が悪化してしまう恐れがあります。
抗ヒスタミン薬の使用により、かゆみは落ち着きます。

跡が消えない場合

蕁麻疹は時間がたてば消えますが、跡が残ってしまうような場合もあります。
掻きむしってしまい、皮膚の損傷が強く、色素沈着などをしてしまった場合です。

何度も繰り返す場合

蕁麻疹が何度も繰り返す場合は、コリン性蕁麻疹の可能性があります。
体温の変化や物理的刺激、ストレスによって蕁麻疹が出ます。

ほとんどの場合、蕁麻疹を起こしている部分を冷やすと症状が改善します。

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アレルギーによる蕁麻疹の受診科

アレルギーによる蕁麻疹が出た場合には、内科を受診することをおすすめします。
専門的な治療が必要な場合、症状に合った科を紹介してもらうことが出来ます。

また、アレルギー科を受診するのもおすすめです。
アレルギー科では、より専門的な治療が受けられます。
近くにアレルギー科がない場合は、かかりつけの内科などでもアレルギー検査を受ける事が出来ます。

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アレルギーによる蕁麻疹の検査方法

アレルギーによる蕁麻疹の検査方法は以下のものがあります。

  • 血液検査
  • 皮膚テスト
  • 誘発テスト
  • 負荷テスト

それぞれ解説していきます。

血液検査

血液検査では、39項目の内容からアレルギー体質であるかを調べます。
アレルゲンを知ることで、アレルギーを意識した生活ができ、症状の改善につながります。

皮膚テスト

皮膚テストにはいくつかの種類があり、代表的なものは以下の通りです。

  • 皮内テスト
  • プリックテスト
  • スクラッチテスト

それぞれ解説します。

皮内テスト

皮内テストとは、皮膚内にごく少量のアレルギー物質を注入し、反応をみる検査です。
赤みや湿疹のような皮膚の異常があれば、アレルギーの可能性が高くなります。

プリックテスト

プリックテストとは、アナフィラキシーショックなどの即時型アレルギーの原因を調べるための検査です。

特別な針で皮膚を浅く傷つけ、アレルゲンを滴下することでアレルギー反応をみます。

スクラッチテスト

スクラッチテストとは、プリックテストと同様に即時型アレルギーを調べる検査です。
皮膚表面を軽く傷つけてアレルゲンを垂らし、約15分後に反応を確かめます。

誘発テスト

誘発テストとは、わざとアレルゲンと接触させ、アレルギーを引き起こす検査です。

例えばアレルギー性鼻炎の原因を調べる際には、鼻腔内にアレルゲンの付いたディスクを置いて反応をみます。

負荷テスト

負荷テストとは、アレルギーの原因と考えられる食べ物などを摂取する検査です。

負荷テストでは、アナフィラキシーショックなどのリスクもあります。
そのため、身体への負担を考えて検査していくことが大切です。

アレルギーによる蕁麻疹の治療方法

アレルギーによる蕁麻疹の治療方法には、以下のものがあります。

  • 抗ヒスタミン薬の服用
  • ステロイド治療
  • 外用薬
  • 注射

それぞれ解説していきます。

抗ヒスタミン薬の服用

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンの分泌を抑える薬です。
アレルギー症状は、ヒスタミンが影響しているため、アレルギー症状が緩和されます。

ステロイド治療

ステロイド治療は、炎症を抑える効果があります。

しかし、ステロイドは強い副作用を生じることもあります。
そのため、点鼻薬や吸入薬、外用薬などで局所的に炎症を抑えることが一般的です。

外用薬

アレルギーによる皮膚症状が出た際に、外用薬を用いて治療する場合もあります。
外用薬は、直接皮膚に軟膏を塗布する薬です。

他にも症状によっては、吸入薬や点鼻薬、目薬などが使用される場合もあります。

注射

症状が重く、外用薬や内服薬ではおさまらない場合は、注射を用いることもあります。

ステロイド注射での治療の場合は、入院が必要になるケースもあります。
基礎疾患や年齢によって重い副作用症状が出るリスクがあるからです。

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アレルギーによる蕁麻疹の予防方法

アレルギーによる蕁麻疹の予防方法には以下のものがあります。

  • 疲労・睡眠不足に注意する
  • 原因となる食べ物を摂らない
  • 原因となる物質を避ける

それぞれ解説していきます。

疲労・睡眠不足に注意する

睡眠不足や疲労などで免疫機能が落ちると、アレルギーは発症しやすくなります。
そのため、規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないようにしましょう。

原因となる食べ物を摂らない

アレルギーの症状の原因となる食べ物を摂取しないことは、1番の予防法です。

場合によっては、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状が出る場合もあります。
調理時には十分に注意をし、外食時には食品表示をよく確かめましょう。

原因となる物質を避ける

原因となる物質に接触しないように注意することが大切です。
花粉であればマスクやゴーグルなどを活用し、部屋の掃除をこまめにして清潔に保ちましょう。

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政府統計平成29年患者調査

アレルギーによる蕁麻疹の患者についての調査結果があります。

調査によると蕁麻疹の患者数は、平成23年度以降は上昇を続けています
しかし、蕁麻疹での入院患者の割合は少なく、外来患者がほとんどです。

出典:厚生労働省【患 者 調 査(P49参照)】

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アレルギーによる蕁麻疹まとめ

ここまでアレルギーによる蕁麻疹についてお伝えしてきました。
アレルギーによる蕁麻疹についての要点をまとめると以下の通りです。

  • アレルギーによる蕁麻疹の原因は、食物アレルギーや原因物質への接触がある
  • アレルギーによる蕁麻疹の治療方法とは、抗ヒスタミン薬やステロイド治療など
  • アレルギーによる蕁麻疹の予防は、体調管理や原因物質との接触を避けるなど

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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