当社は、2026年7月8日、愛知県愛西市立佐織西中学校の1年生約70名を対象に、「総合的な学習の時間」において「共生」や「福祉」をテーマに掲げ、「認知症教育の出前授業」を行いました。なお、同校での本授業の開催は今回が初めてです。

今回の取り組みは、「高齢化が進む中、中学生となった自分自身に何ができるのかを考えるきっかけになれば」という同校の想いを受け、実施に至りました。
2022年時点で、高齢者の約3.6人に1人が認知症やその予備軍(MCI)と推計※1されており、自分の家族や大事な人が認知症になる可能性も十分にあります。しかし、まだまだ認知症に対する偏見や誤解があり、認知症を特別なものとして孤立や孤独を招いているのが実態です。 そこで当社は、未来を担う子どもたちとともに「認知症」について考え、誰もが暮らしやすい社会を創りたいという想いから、この活動を続けています。
※1 出典:「認知症施策推進基本法 令和6年12月」(厚生労働省)
(https://www.mhlw.go.jp/content/001344090.pdf )
授業では、日本の「高齢者の数と割合」や「物忘れとの違い」、「認知症になったらどういうことに失敗してしまうのか」などをお伝えし、認知症について理解してもらいました。生徒たちにも「実際に約3.6人に1人が認知症となった状態」はどんな状態かを体験してもらい、他人事だった認知症を自分事として考える時間となりました。
認知症のある方は記憶力の低下から、毎秒「不確かさ」で「不安」だらけです。まだまだ認知症のある方が生活しづらい地域社会の中で、「不確かさ」を「確かなもの」にし「不安」を「安心」に変えるために、必要な声かけや対応方法なども一緒に考えてもらいました。
私たちは、目に入ってくる数多くの情報の中から、能動的に行ったもの、かつ「重要」というフラグや付箋をつけたものだけをエピソードとして記憶します。そのため、街中で認知症のある方や困っている人に対しても、自分から能動的に「認知」しないと気づかない可能性があります。生徒たちには、「認知は能動的に行い、困っていそうな人がいたら、『どうしたの?』『大丈夫?』と声をかけてあげられる人になってほしい」と伝えました。
・介護施設は、食事や排泄のお世話をするだけの場所だと思っていたが、女子会を開いたりお寿司を握ったりと、楽しそうな場所という印象に変わった。
・介護施設は、人を幸せにできる場所なのだと感じた。
・介護は大変な仕事だと思っていたが、スタッフが認知症のある方と仲を深め、お互いに楽しそうだった。人を助けることができる、かっこいい仕事だと思った。
・これまで認知症について全然知らず、悪いイメージしかなかった。しかし、授業を受けて、認知症に対して良いイメージに変わった。
・困っている人を見かけたら、声をかけて、「不安」を「安心」に変えてあげたい。
・地域の取り組みとして、介護施設に入居されている方々ともっと交流すれば、認知症などをより身近に感じることができると思う。
■講師
杉本浩司
メディカル・ケア・サービス(株)
品質向上推進部長/事業支援部長/コーポレートコミュニケーション部長
出前授業で講師を務めるのは、“日本一かっこいい介護福祉士”として、講演回数延べ1,300回、聴講者数延べ7万人超の実績がある杉本浩司。国家資格介護福祉士の上級資格である認定介護福祉士策定の際は、180万人の介護福祉士から「唯一の人物モデル」として幹事委員に選ばれる。

当社の認知症教育の出前授業について
https://www.mcsg.co.jp/features/initiatives/dementia_education/
企業向けの認知症の出前講座について
https://www.mcsg.co.jp/news/demaejugyo_company/