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昭和100年、人生100年時代。-だから輝く100歳の流儀-

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2025.08.22

2025年は、「昭和」が始まってから100年という節目の年です。「人生100年時代」といわれる現代、かつて激動の昭和を生き抜いた方々は、今、何を思い、どのように過ごしているのでしょうか。
メディカル・ケア・サービス(MCS)が運営する「愛の家」では、認知症の有無にかかわらず、お一人おひとりが自分らしく、活き活きとした毎日を送っています。今回は、そんなご利用者の「これまで」と「今」の物語を、昭和の思い出と共にご紹介します。その人らしい暮らしを支えるヒントが、ここにあります。


1.「自分の道を行け」母の言葉が私の芯―Hさま(愛の家都市型軽費老人ホーム世田谷鎌田)

「戦争で学校も家も焼けてしまったけれど、青春は六本木で謳歌したのよ」と、Hさまはにこやかに語ります。戦後の厳しい時代を乗り越え、40代からは海外旅行も楽しまれました。
「『結婚だけが人生じゃない。自分の道を行け』という母の言葉が、今の私を支えているの」。そんなHさまの言葉には、凛とした強さが感じられます。
若い世代には、「若いうちに本をたくさん読み、先輩のアドバイスに耳を傾けて」とメッセージをくださいました。

Hさまの♯好き♯生きがい

宝塚歌劇団の大ファンで、楽屋に差し入れをしたこともあります。


2.ボール一つで皆が繋がれた―Hさま(愛の家グループホーム足立堀之内)

「昭和といえば、やっぱり野球だね!」と満面の笑みで語るのは、Hさま。当時は軟式野球で、中学生の頃から野球に打ち込み、仕事の傍ら草野球でも活躍されました。
「ボール一つあれば、チームみんなで追いかけられる。それが野球の面白さだよ」。その情熱は今も健在で、好きな野球チームのユニフォームを着こなし、応援を楽しんでいます。そんなHさまが尊敬するのは、元読売ジャイアンツの土井正三さん。「野球に取り組む姿勢が素晴らしいんだ」と語ってくださいました。

Hさまの♯好き♯生きがい

石原裕次郎さんの歌が十八番で、20代の頃には、のど自慢の地方大会に出場したこともあります。


3.「上を向いて歩こう」が希望だった―Aさま(愛の家グループホーム川越大塚新町)

「18、9歳の頃は、空襲が本当に怖かった」と、戦争の時代を振り返るAさま。日本の敗戦も目の当たりにしました。
そんな時代を支えたのが、坂本九さんの『上を向いて歩こう』でした。「戦争の敗北から前向きに生きるための希望の歌だった」と語ります。若い世代には、「心配事や失敗はあると思うけれど、自分にくじけず、前向きに頑張ろう」とエールを送ってくださいました。

Aさまの♯好き♯生きがい

今はテレビ(刑事ものや文学系)を観たり…、手先作業も割りと苦にならずにできるタイプなので、細かい作品をつくるのも楽しいです。


4.大阪万博の熱気、今も胸に―Sさま(愛の家都市型軽費老人ホーム世田谷鎌田)

「戦後は物がなくて、みんなが苦労した時代でした」と語るSさま。小学校の遠足で行った動物園には、家畜しかいなかったというエピソードも。
そんなSさまの忘れられない思い出が、1970年 に開催された大阪万博です。「アポロ11号が持ち帰り大きな話題となった月の石を見るために3時間も並んだのよ!」と、当時の熱気を生き生きと語ってくださいました。自分に責任を持って生きることと、他者への感謝を忘れないことが大切だと、若者にもメッセージをいただきました。

Sさまの♯好き♯生きがい

趣味は、卓球・手芸・麻雀。余暇時間に今もお友達や一人で楽しんでいます。


5.百寿を迎えてなお、おしゃれに―Aさま(愛の家グループホーム大阪松)

戦後の混乱期、お米を現金に換えて生活を支えた経験から、お米の大切さを語ってくれたAさま。また、「戦後、文字教育が盛んになって、文字を書くことの大切さを知りました」と、当時を振り返ります。
先日、百寿を迎えられたAさま。「ここまで生きてこられたのは皆さんのおかげ」と、常に周りへの感謝を忘れない謙虚な佇まいから、介護スタッフにも多くの学びを与えてくださっています。

Aさまの♯好き♯こだわり

ベッカムヘアがトレードマーク。身だしなみにも手を抜きません。

 
■年齢を重ねた先の「その人らしさ」を大切に。(MCSのケアについて)

MCSケアモデル

■誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して