当社は、2025年12月25日（木）に、『今さら聞けないモニター心電図』を発売いたしました。

■患者さんの危険をいち早く察知するために心電図は必須の知識

看護師のみなさんにとって苦手意識が強いといわれるのが「心電図」の見方と対応です。心電図は患者さんの心臓の動きを「波形」として知らせてくれる存在で、臨床現場での急変対応や治療による循環動態の変化、さらには健康診断による不調の発見まで、医療現場では欠かせないツールとなっています。とくに病院では心電図モニターが必ずと言っていいほど設置され、患者さんの命を司る役目を果たすことになり、波形を理解し、動けるようになることは大変重要です。
しかしながら心電図を理解するには、その仕組みの複雑さや、多くの種類の波形を覚えなければならないことから「難しい」というイメージを持ちがちで、どのように知識を身につけていけばいいかは看護師のみなさんの課題の１つでもありました。

■難しい心電図をどうやって学べばいい？

本書は、そうした心電図の学びにくさを「波形の意味をざっくりマンガで示し」「波形の特徴を押さえるべき箇所だけを絞って図説し」「わかりやすい解説で理解をふくらませる」という3ステップで解消できる1冊です。
心電図の初歩の初歩、波形の成り立ち、そして押さえておきたいポイントをマンガの中でキャラクターたちがわかりやすく解説。「学びやすく」「全体像を理解しやすい」点に注力しました。
さらに理解を深めたいときは、本文の解説を読み進めてみてください。一歩ずつステップアップすることで、心電図への苦手意識が自信へと変わっていくはずです。

■わかりやすさを追求したモニター心電図の解説書が復活！

本書が最初に登場したのは2001年。以前の心電図のテキストは看護師にとっては少し難しく感じるものでした。どうせ学ぶなら徹底して「わかりやすく」をモットーに、当時としては珍しいマンガを使った解説で、大変好評を得ました。それから25年ほどが経ちますが、今も変わらず「心電図を簡単に学びたい」という新人看護師さんや若手の看護師のみなさんの声は多く、そこに応えるため装いも新たに本書復活の運びとなりました。ぜひとも圧倒的な支持を得た本書を「心電図を学び始めよう」「振り返りたい」というみなさんに手にとっていただければ幸いです。

［編著者紹介］
三宅良彦（みやけ　ふみひこ）
聖マリアンナ医科大学　名誉教授

［目次］
第1章　心電図の基礎
・心電図アレルギーをなくしましょう
・モニター心電図の波形の基本

第2章　覚えておきたいモニター心電図
・上室期外収縮
・心室期外収縮
・心室頻拍と心室細動
・洞性頻脈と洞性徐脈
・心房細動と心房粗動
・発作性上室頻拍
・WPW症候群と頻拍発作
・洞不全症候群
・房室ブロック
・ペースメーカー心電図
・ST変化
・小児心電図
・重篤不整脈
・不整脈治療と抗不整脈薬の副作用の発現
・アーチファクト（artifact）

第3章おさえておきたい知識
・いろいろな心電図
・不整脈診断のフローチャート
・心電図で気になる用語・略語リスト
・各種の抗不整脈薬

■商品概要

商品名：『今さら聞けないモニター心電図』
編著：三宅良彦
定価：2,860円（税込）
発売日：2025年12月25日（木）
体裁：B5判／144ページ
電子版：あり
ISBN：978-4-05-802642-7
発行：メディカル・ケア・サービス株式会社
発行・発売：株式会社Gakken
学研出版サイト：https://hon.gakken.jp/book/2080264200

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■メディカル・ケア・サービス株式会社の出版事業について

当社は、2022年11月より、在宅介護者や介護従事者、学生、また健康づくりや認知症・病気等の予防に取り組む方々に向けた出版物の刊行を開始いたしました。看護・医学書、健康・家庭医学書を発行・発売してきた学研グループのなかで、これまで認知症ケアを中心とした介護事業で培った知見を生かし、これからも良質なコンテンツを出版してまいります。

●本件に関するお問い合わせ●
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※題名に「今さら聞けないモニター心電図」とご記入ください