当社の刊行書籍である『イラストでわかる 高齢者のくらし図鑑』の韓国語翻訳書籍が、2026年6月30日にHans Media株式会社(ソウル市/代表取締役社長:キム・ギオク)より発売されました。

韓国政府の長期人口推計(※1)によると、2024年には高齢化率が加速し、65歳以上の高齢者人口が史上初めて1,000万人を超えました。いっぽう、韓国籍の人口は4年連続で減少し、外国人の増加によって総人口の減少をかろうじて回避した状況です。このことから、はじめて高齢者とかかわる人や家族、介護が必要な親を持つ世代など、社会全体で「高齢者を正しく理解するための知識」や「高齢者を支えるしくみを知る」ことへの需要が高まっています。
(※1)出典:韓国統計庁「2024年人口住宅総調査(登録センサス方式)」2025年7月29日発表
日本の介護保険制度は、高齢者のくらしを社会全体で支え合うことを目的に2000年に創設されました。制度の開始以降、介護サービスの利用は大きく広がり、現在では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援を一体的に提供するしくみの「地域包括ケアシステム」の深化(※2)を目指しています。
このたび、累計発行部数で実績を持つ「高齢者の図鑑シリーズ」の第2弾である『イラストでわかる 高齢者のくらし図鑑』を韓国で展開することは、単なる翻訳出版に留まらず、日本の介護サービスの多様性をアジアへ共有する一環としての意義を持ちます。
(※2)出典:地域包括ケアシステムの深化(介護予防・日常生活支援総合事業等)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001592424.pdf (2026/6/1閲覧)
高齢者の「家でのくらし」は、マンパワーや周辺環境によって支援の形が大きく変わります。本書では、「家でのくらし」を3つのパターンと4つのフェーズに分けてイラストでわかりやすく解説しています。このパターンとは、一人暮らし・高齢夫婦の二人暮らし・子どもや孫と同居(二世帯住宅)の3つの「くらしのパターン」のことを指します。また、フェーズとは時間の経過に伴う「介護の必要度合い」を指します。
高齢になるにつれ、どのパターンでも「元気なとき」「介護が必要になりはじめるとき」「介護なしでは生活が困難なとき」「終末期」など時間に伴う変化はつきもので、明確に切り替わるのではなく間にグレーゾーンが存在します。
この変化に合わせて適切な対応をすることで、元気な段階でのくらしを延長できます。ときには、このパターンとフェーズを行ったり来たりしながら、くらし続けることもあります。本書は、順番に読み進めても、気になる項目から読んでもOKです。


・はじめて高齢者とかかわる方
・家族や自分の介護サービスの利用を考えはじめた方
・これからも家でくらし続けたいと考えている方
・医療・福祉、介護サービスについて学びたい方
重版6刷発売中! 知っているようで知らなかった高齢者のからだとこころについて、本格的に学ぶことができる一冊です。現役理学療法士が、加齢による高齢者のからだの変化や病気、こころのケアについて「からだのしくみ」「からだの機能」の視点から、イラストでわかりやすく解説しています。イラストは400点以上! 病院や施設、自宅での「あるある」を描いたマンガも必見です。

在宅介護をしていた当時、知っている情報や知識が乏しかったがゆえに家族とうまくいかなかった経験があります。本書のテーマ「くらし」を描くにあたり、実際に、在宅介護現場のリアルを見聞きして私自身も勉強させていただきながら制作しました。当時の自分のような境遇に置かれている読者の方の助けとなれば幸いです。
日本の介護現場から生まれた一冊が、国を超え、同じ高齢化に悩む韓国のみなさまの手にとっていただけること、本当にうれしく思います。文化や制度は異なりますが、相手を思う気持ちや、介護の本質は同じだと確信しています。本書が、一人でも多くの方と、その周りの大切な方の救いとなれば、これ以上嬉しいことはありません。

kei(けい)
理学療法士。パーキンソン病の祖父と暮らし、家族と在宅介護を経験。現在は整形外科勤務の傍らで医療福祉関係のイラストレーターとして活動中。
著書に『イラストでわかる 高齢者のからだ図鑑』、『イラストでわかる 高齢者のくらし図鑑』(メディカル・ケア・サービス)、『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』(Gakken)、『今日から触れる筋肉の教科書』(ヒューマンプレス)などがある。

長島佳歩(ながしまかほ)
理学療法士、著者。10年以上にわたり病院・介護・予防領域でリハビリテーションに従事。現在は東京都の介護予防事業、書籍執筆、大学や自治体での講義・講演活動を通じて、医療・介護の知識を一般の人にもわかりやすく届ける活動を行っている。
著書に『イラストでわかる 高齢者のからだ図鑑』、『イラストでわかる 高齢者のくらし図鑑』(メディカル・ケア・サービス)、『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』(Gakken)がある。
稲川利光(いながわとしみつ)
(リハビリテーション科専門医・指導医・医学博士、八千代リハビリテーション病院勤務/前、令和健康科学大学リハビリテーション学部学部長・教授)
九州リハビリテーション大学理学療法科を卒業後、福岡市内の病院に理学療法士として勤務。その後、香川医科大学医学部を卒業し、NTT東日本伊豆病院内科医長、NTT東日本関病院リハビリテーション科部長を経て2018年より原宿リハビリテーション病院、2022年より令和健康科学大学勤務。2026年より現職。
主な著書は、『リハビリテーションポケットブック』、『リハビリテーションビジュアルブック第2版』、『摂食嚥下ビジュアルリハビリテーション』、『内部障害ビジュアルリハビリテーションWeb動画付き』、『脳卒中ビジュアルリハビリテーションWeb動画付き』(いずれも共著)、『リハビリの心と力 3rd ed.かかわることで学んだ輝く命のStory』(単著)以上Gakken刊、その他多数。

商品名:『イラストでわかる 高齢者のくらし図鑑』
著者:kei、長島佳歩
監修:稲川利光
定価:1,980円(税込)
発売日:2025年8月28日(木)
体裁:A5判/192ページ
電子版:あり
ISBN:978-4-05-802561-1
発行:メディカル・ケア・サービス株式会社
発行・発売:株式会社Gakken
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/book/2080256100
Amazon https://amzn.asia/d/5YBohGd
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/18261105/?l-id=search-c-item-text-01
紀伊國屋書店 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784058025611
当社は、2022年11月より、在宅介護者や介護従事者、学生、また健康づくりや認知症・病気等の予防に取り組む方々に向けた出版物の刊行を開始いたしました。看護・医学書、健康・家庭医学書を発行・発売してきた学研グループのなかで、これまで認知症ケアを中心とした介護事業で培った知見を生かし、これからも良質なコンテンツを出版してまいります。
●本件に関するお問い合わせ●
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※題名に「高齢者のくらし図鑑」とご記入ください