ホーム

認知症を学ぶ

down compression

介護を学ぶ

down compression

専門家から学ぶ

down compression

書籍から学ぶ

down compression

健康を学ぶ

down compression
健達ねっと>専門家から学ぶ>達人インタビュー>【動画あり】【国際災害レスキューナース  辻直美③】自分が助かる防災から人を守る防災へ

【動画あり】【国際災害レスキューナース  辻直美③】自分が助かる防災から人を守る防災へ

前回の記事を読みたい方は②からをおすすめします!

関連記事

最初から読みたい方は①からをお勧めします![sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/interview/48599 target=]辻先生の動画[…]

スポンサーリンク

辻先生の動画はこちら

辻先生から学ぶ自宅の防災対策

スポンサーリンク

目線の高さを変えて、360度周りを見てみよう

前回は、人を護る防災についてお話しました。

まず、いますぐできることをやってみましょう。

まず、自分が立ったままで上・真ん中・下、3回ぐるっと回って周囲を眺めてみてください。
次に、可能な方は、しゃがんでみて周囲を見てみてください。

景色が全然変わります。
自分がしゃがむことによって、危ないことが大きく変わってきます。
自分の目の高さだけではなくて、かなりしゃがんで見ることも大事です。
目線の高さを変えて360度周りを見てみることで、危険を回避することができます。

これは、災害弱者の目線を意識するということです。
車いすに座ってる方、ベッド上に寝てる方は、恐怖を感じるものがまったく変わります。

危ないが分かったら、そこから逃げようって気持ちになります。

たとえば、この会場にはたくさん本がありますので、それをかいくぐって逃げなければいけません。
エアコンは落ちてこなさそうだけど、このモニターは倒れてくるかもしれません。


危ないことを意識すれば、グラっときた時に早い判断ができます。
自宅だけでなく出先もぐるっと周りを見て危ないと思う場所は意識しておいてください。


この目線を合わせて確認することは、自分だけでなく、護りたい人とぜひ”一緒に”やってください。

防災は、片づけと一緒で、自分一人でやると続かないんです。
お母さんって、ふいに思いついたように片づけを始めません?
勝手にいろんな物を移動しちゃいますよね。
そうすると、旦那さん困りますよね。「はさみどこいったんや」ってなります。

なので、一緒に考える。
防災も一緒なんです。必ず一緒に考える癖をぜひつけてください。

前もって一緒に探して決めておく

前もって一緒にスーパー危険地帯、そして危険地帯、スーパー安全地帯この3つを探しておくのも大事です。

おうちの中で「スーパー危険地帯」は、キッチンです。
でも、ここをなんとかしようと思わないでください。
キッチンにいてグラっときたら、そこから出ることです。

お風呂の湯船のなかも大変です。
お風呂で被災したら、すっぽんぽんで構いません。
すぐにリビングに逃げるようにしてほしいと思います。

「どこが安全かな?」ってゲーム感覚でやると子どもたちも結構好きなので、是非やってみてください。

ダンゴムシのポーズ

次に、逃げた先でしてほしいのは、ダンゴムシのポーズです。

これは頭を守ってるのではなく、延髄を守ってます。
首の後ろには大事な神経が通ってるので、これを守りたい。
皆さんやってみましょう。

手の真ん中と真ん中を合わせて首の後ろに当てます。
そして、おへそを見るように丸くなってください。

肩こりのひどい方、五十肩の方、背中が硬い方、お腹に浮き輪の肉がある方もできません。
しかし、練習すれば自分の快適なダンゴムシのポーズは見つかります。

もしかしたらそれをきっかけに腹筋をしようかなと思うかもしれません。
ストレッチをやろうかなと思うかもしれません。
でも、その一つ一つが皆さんの命を助かるということにつながるので、ぜひこのダンゴムシのポーズもみなさんご家族でやってみてください。


お子さんがいらっしゃる場合はお腹の方に赤ちゃんの頭を置いて自分が覆いかぶさってください。
これも練習です。
何回もやってるうちにできるようになります。

そうするとね、お母さんたちに言われるんです。
「私はどうなんねん」、「私はこのままで大丈夫なんですか」って。
その時は上にクッションをかぶるとか布団をかぶるだとかテーブルの下に逃げるだとか、必ず自分のことも護る術ももっていただきたいと思います。

自分たちはどんな状況になるのかを知る

自分たちはどんな状況になるのか前もって知っておく、これも非常に大事です。

地震が起きると、モノは落ちる・倒れる・移動する・飛ぶというさまざまな動きをします。
特に、東日本大震災のように大きな海溝型の地震は腰の高さ以上のものはすべて飛びます。
円をかいて飛んでいくんですね。

私もたくさんのレスキューに行きましたが、菜箸が刺さって亡くなった方もいらっしゃいます。
あと、キッチンの壁にマグネットで包丁を付けてらっしゃるご家庭。
あれも、全部飛んできて刺さってました。

ほかにも、壁に飾って置いていた数多くのスニーカーに埋もれて窒息した方もいらっしゃいます。
バーキンとかシャネルとか高級なバッグが落ちてきて頭を切った方もいらっしゃいます。

落ちる・倒れる・移動する・飛ぶ。
このいろいろな動きを想像して自分の家では何が飛んでくるのか考えることが大事なんです。

ふだん持参しているもの

災害はいつ起こるか分かりません。
いくら備蓄していても、外出先で起こる可能性だってあります。

特別に私は普段から持参しているものを教えます。

まず、水・4種の神器・PPGS・防災ポーチ。
この4つを私は常に持っているんですが、お水は大体500ccの水を鞄の中に入れるようにしています。
飲み水だけではなくて、傷口を洗ったり、手を洗ったり、ウォシュレット代わりに、デリケートゾーンを洗ったりする時にも使えるように持つようにしてます。

お水は1日3リットル必要と言われています。
2リットルが飲料食用、あとの1リットルが生活用水です。
この2本で、洗濯して顔を洗って手を洗って、デリケートゾーンを洗うと考えると、どうでしょう。

女性が1人暮らしで普通に生活して、お水を何リットル使うかご存じでしょうか。
洗濯して食事3回使ってトイレ8回ぐらいで、シャワーして身体洗うと、なんと285リットル使います。東京の水道局が出していました。
普段285リットル使っている人が1リットルで生活するとなると、相当きついです。

それも練習すればできるので、ぜひ、チャレンジとしてやってみてください。
来週の日曜日でもやってみてはいかがでしょうか。
1日3リットルでチャレンジ、途中でリタイアしてOKです。
リタイアしたときに、何で使いすぎたのかが分かればいいわけです。
うちの家は1人3リットルじゃなくて1人6リットルかな、でもいいんです。
分かることが大事です。

4種の神器

4種の神器は、今日も持ってきているんですけど、常に私とともに行動するものです。
ソーラーライト、防災笛、万能ナイフ、最後にコンパスです。

防災笛であることが大事です。
ホイッスルではだめです。
ホイッスルは玉が汚れると音がしません。
肺活量が少なくても遠くまで、聞こえます。

だから、自分の命が危ないとき、意識がなくなりそうなときでもちゃんと自分のことを知ってもらうためのものとして常に携帯しています。
皆さんもぜひこれを、携帯していただきたいと思います。

防災ポーチ

防災ポーチに入れてあるお薬手帳は紙ベースにしています。
熊本の豪雨・地震のときに、パソコンやアプリ上で使ってたおくすり手帳はまったく使えませんでした。
自分が飲んでる薬が分からない、つまり処方ができないっていうパニックに陥ったんです。

あとは百均のレスキューシートやのど飴、常備薬、タブレット、コンタクト、バンドエイド、虫刺されの薬。
これは大事ですよね。
ハッカスプレー、アロマオイルとかも持ち歩いています。

新幹線のスゴイカタイアイスっていうアイスのための特製スプーンも実は工具として使います。
これを使って何回か人を助けたこともございます。

ペットボトルのキャップは、1個だけ穴を空けて装着してシャワーとして使うようにしています。

以前、食事会でスライサーで指を切った方がいました。

止血をしなくちゃってときに思いついたのが、おりものシートでした。
しっかり吸収して漏れなくて安心なので傷口に当ててぐるぐる巻きに圧迫し、心臓より高い位置にあげて15分待ちました。
行った先の救急の先生はなんもすることがありませんって言っていました。

こういう知識を知っておくと、少しでも傷の治りが早くなるわけです。
私はこの防災ポーチを常に鞄の中に入れております。

スポンサーリンク

防災に必須のPPGS

ペットボトル

ペットボトルはランタンとして使えたり、食器や節水シャワーとして使えます。

ブラックアウトしてしまうと、懐中電灯では全然明るくなりません。
懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを置くだけで、これだけ乱反射いたします。

今では一部屋一灯、一人一灯というふうに明かりを備蓄することを推奨されています。
ペットボトルは食器として使うこともできます。

ペットボトルで食器を作ってあとは、自分で絵を書いたりデコったりして、マイ食器をを作る。
これだけで、気持ちがあがってくるわけです。
こういうことをしながら、自分の気持ちを保ちながら頑張っていこうねと、被災地でやってまいりました。

被災時は水は貴重です。
片手洗っただけで、あっという間に使ってしまいます。
ペットボトルに1個だけ穴を空けてシャワーにしていただくと、かなり節水できます。
ぜひやってみてください。

ペットシーツ

ペットシーツは高分子ポリマーが入ってるものです。
大体、1回で350〜400ぐらいの水は吸います。
つまり、成人男性のおしっこ1回分は受け止めてくれます。

災害トイレに使ったり、あとは冷たい水を含ませて氷嚢代わりにしたり。
お湯を含ませて湯たんぽ代わりという使い方もしてます。

ごみ袋を2枚重ねてそしてペットシーツをいれて用を足し終わったら新聞紙をいれる。
水をふくむと写真のように大きくなりますが、消臭もしてくれます。

災害トイレを備蓄するのももいいんですが、こういうペットシーツを常備されて普段にちょっと使われるのも良いかなと思います。

ごみ袋

45リットルのゴミ袋はどのおうちにもあると思うんですが、貯水タンク・災害トイレ・雨がっぱとさまざまな用途に使えます。

たとえば、服の間に着ていただくと防寒対策になります。
服の上に着ていただくとカッパになります。

そして、リュックサックに2枚重ねて中に水をいれていただくと、貯水タンクになります。
皆さん、お水をもらうときにエレベーターが使えないの、イメージ出来ていますか?
エレベーター止まると当然、非常階段で昇り降りします。
タンク持ってる手がちぎれそうになります。

しかし、リュックサックだと意外と持てるんです。
そして、両手が空いてるのは非常に安全です。
子供を抱きながらでも水をもらいに行くことができるわけです。
なので、ぜひこれも試してみてください。

新聞紙(番外編)

新聞足袋というのを作ったんですけど、普通の新聞スリッパだと、瓦礫を踏んで足の裏をケガします。

なので、靴のような折り紙のような折り方をご紹介しております。
YouTubeに載せておりますので、良かったら見てください。

ほかにも、ごみ袋の中にくしゃくしゃの新聞紙をいれて、足を突っ込むとめちゃくちゃ温かいです。
新聞紙はそのまま入れるよりも、くしゃくしゃにしたほうが、温かくなります。
巻くところも、首、手首、腰首、足首と”首”ってところに巻いてください。

健達ねっとECサイト

テクニックより大事なこと:コミュニケーション

たくさん話してきましたが、1番簡単で効果のあるものは、私はコミュニケーションだと思っています。
”ええ感じ”の人になろう。これ大事ですね。

マスクしていてムスッとして会釈もしない方もいらっしゃると思うんですが、人って自分が知ってる人にはやはり助けようと思います。
知っている人がいなければ、探そうと思います。
あなたがええ感じの人になれば、あなたの旦那のことも探そうと思います。
子どもも探してくれます。
しかし、ムスッとしていたら無視すると思います。
なので、自分のことを瞬時に認知してもらうために、ええ感じの人になるのは良いことだと思います。

私も住んでる家の近くに、7年通っている町中華があるんです。
会うマダムがいつも不機嫌。
ずっとムスッとしてるんです。

でも、この7年間、常に、挨拶をし続けました。
この間、麻婆豆腐を食べたらめちゃ熱かったんです。
汗をかいていたら、マダムが、扇風機を私のほうに向けて固定してくれたんです。
ええ感じの人になったからですよね、これは。
ちょっとおしゃべりしたら「私、老眼で見えないのよ」って言っていました。

人は、お話してみないと分からないこともたくさんあると思います。

ぜひ防災対策としても、そして自分が生きていくためにも挨拶をして、ええ感じの人になって、これも防災だと思ってお考えになってください。

災害の備えに!1冊あれば万が一の時でも安心!
公式サイトはこちら
薬の使い方

おわりに

今日お話したこと全てこの本に書いております。
YouTube・stand.fm・公式LINEいろいろやっていますが、目にとってしっかり復習するには、本が1番いいかと思います。
なので、ぜひ本を手に取っていただいてご家族で共有をしてください。

災害は怖い、でも防災はおもろい。
私はそう思いながら発信しております。
皆さんもぜひこのワードを使ってご家族から災害の沼にはまっていただきたいなと思います。

今日は本当にありがとうございました。

最初から読みたい方は①からをおすすめします!

関連記事

辻先生の動画はこちら辻先生から学ぶ自宅の防災対策[memberonly_movie url="https://www.youtube.com/embed/RAPlD2fT68k?si=2aBInOxGKS-FTttJ"]防災教[…]

スポンサーリンク

辻先生の動画はこちら

辻先生から学ぶ自宅の防災対策

※この記事はアフィリエイト広告を含んでおります

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

スポンサーリンク