オメガ9とは?オメガ9の機能や効果を徹底解説!

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オメガ9は体内で合成できるため、食品からの摂取は必須ではありません。
オメガ9は善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールを減らします。

そもそもオメガ9とはどのようなものなのでしょうか。
オメガ9とはどのような効果を持つのでしょうか。

本記事ではオメガ9について以下の点を中心にご紹介します。

  • オメガ9とは何か
  • オメガ9の効果
  • オメガ9の含まれている食品

オメガ9について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

目次

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オメガ9とは

オメガ9とは、さまざまな種類がある脂肪酸の分類の一つです。

脂肪酸とは、脂質を構成する主な要素のことを意味します。
脂質は、脂肪酸とさまざまな物質が結合することで生成されます。

脂質の主な構成要素である脂肪酸は、

  • 飽和脂肪酸(炭素の多重結合が無い)
  • 不飽和脂肪酸(炭素の多重結合がある)

の2つに分けられます。

不飽和脂肪酸のうち「炭素の二重結合」が

  • 1個のものを一価不飽和脂肪酸
  • 2個以上のものを多価不飽和脂肪酸

といいます。

メチル基の末端から数えて何番目に最初の炭素の二重結合があるかで、

  • オメガ3(3番目)
  • オメガ6(6番目)
  • オメガ9(9番目)

に分類されます。

オメガ3、オメガ6は体内で合成できないことにより必須脂肪酸と呼ばれています。
オメガ9とは「n-9系不飽和脂肪酸」とも呼ばれ、体内で合成できる脂肪酸です。

オメガ9には、

  • オレイン酸
  • エイコセン酸
  • エライジン酸
  • ミード酸
  • エルカ酸
  • ネルボン酸

などの種類があります。

そして、ミード酸はオメガ9の中でも多価不飽和脂肪酸であり、炭素の二重結合を3つ持ちます。

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オメガ9の特徴

オメガ9は大部分がオレイン酸のため、オレイン酸以外のデータは少なく不明確です。
以下に現在まで判明している、オメガ9の効果と役割を紹介します。

オメガ9の役割

オレイン酸は体内の血中コレステロールを適正に保つ作用があります。
そして、酸化されにくいため血管などを健康に保つ働きもあります。

ほかに、必須脂肪酸が不足したときに、体内でオレイン酸は同じオメガ9のミード酸を代謝産生します。
そのため、ミード酸は必須脂肪酸が不足している場合の判断基準に用いられています。

ミード酸の代謝物が、

  • 抗炎症作用がある
  • ガン細胞の増殖を抑制する

などの作用があることが報告されています。

しかし、ミード酸そのものの役割は解明されていません。

必須脂肪酸が不足したときに産生されるミード酸は、

  • アラキドン酸
  • EPA

などと同じ多価不飽和脂肪酸です。

多価不飽和脂肪酸は細胞膜のリン脂質を構成するという特性があります。
そのため、ミード酸は生体膜の機能維持に重要な可能性があると考えられています。

オメガ9の効果

オメガ9脂肪酸の大部分はオレイン酸です。

オレイン酸は、

  • 善玉コレステロールを減少させず、悪玉コレステロールを減少させる
  • 動脈硬化の予防
  • 高血圧の予防
  • 心疾患の予防
  • 腸を活性化し便秘予防

の効果があります。

オレイン酸は体内で合成できます。
そのため、過剰摂取にならないように注意する必要があります。

オメガ9が含まれている食品

オメガ9が含まれている食品は次の通りです。

オリーブオイル ココナッツオイル
アボカドオイル 米油
ひまわり油 べに花油
なたね油 コーン油
マカダミアナッツオイル 青魚
ナッツ類 アボカド

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オメガ9のおすすめの摂り方

オメガ9の摂取量の目安(1日)は、厚生労働省では定められていません。
しかし、1日20〜30mlの摂取が健康に良いと言われています。

オリーブオイルをサラダ油の代わりに使うことでオメガ9を摂取できます。
風味を楽しむ場合は、そのまま飲むこともできます。

オリーブオイルは使用範囲が広く、ほとんどの料理に使えます。
その他の油についても、ドレッシングの代わりに使うなどで摂取できます。

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オメガ9に関わる脂肪酸

オメガ3、オメガ6は必須脂肪酸で、食品から摂り入れることが大切です。
しかし、オメガ6は過剰摂取に注意する必要があります。

以下にくわしく紹介します。

オメガ3

オメガ3は体内で合成できず、食品から摂取する必要がある必須脂肪酸です。

  • エゴマなどに含まれるα-リノレン酸
  • 魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)
  • EPA(エイコサペンタエン酸)

などを総称してオメガ3と呼んでいます。

DHAとEPAは必須脂肪酸のα-リノレン酸から体内で合成されます。
しかし、不足すると異常が発生するため、広義の意味で必須脂肪酸に含まれています。

  • 血流改善
  • 脳や神経に対する効果
  • コレステロール値の低下
  • アレルギー抑制

などの効果が期待されています。

オメガ9との違いとして、オメガ3は非常に酸化スピードが速いことが挙げられます。
また、熱に弱い性質があるためドレッシングなどで摂取することが良いとされています。

オメガ6

オメガ6とは多価不飽和脂肪酸の中で、端から6つ目の位置に二重結合を持つもののことです。
オメガ6は、体内で合成できず、取り込む必要がある必須脂肪酸に指定されています。

  • コレステロール値を低下させるリノール酸
  • アレルギー症状を改善させるアラキドン酸
  • 生活習慣病の予防に効果があるγリノレン酸

これらが含まれます。

リノール酸は高血圧の予防に効果があり、不足すると感染症に感染しやすくなります。
しかし、過剰摂取することにより動脈硬化や免疫力低下が起こります。

アラキドン酸はアレルギーの予防などに効果があり、不足すると免疫力が低下します。
そして、過剰摂取することによって、アレルギー症状があらわれる場合があります。

γリノレン酸は多く摂取しても特に問題はありません。
体の機能を調整する作用があり、不足すると高血圧や高血糖の原因になります。

オメガ9との違いとして、オメガ6は過剰摂取により身体に重篤な症状があらわれます。

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オメガ9を摂りすぎるとどうなる?

オメガ9を過剰摂取した場合の、重篤な症状の報告はありません。
しかし、過剰摂取は肥満リスクに加え、冠動脈疾患のリスクがあると示唆されています。

そのため、オメガ9の過剰摂取には注意する必要があります。
オメガ9には食事摂取基準での上限下限は設定されていません。

その他の脂肪酸について、過剰摂取による症状と摂取目安量などを紹介します。

 

名称

過剰摂取による症状

摂取目安量
飽和脂肪酸 血中総コレステロールが増加し、循環器疾患のリスクが増加する
  • 摂取下限は総カロリーの4.5%
  • 摂取上限は総カロリーの7.0%
オメガ6 リノール酸は、動脈硬化や免疫力低下
アラキドン酸は、アレルギー症状
  • 摂取下限は設定なし
  • 摂取上限は総カロリーの10%

オメガ6摂取目安(男性)

  • 18~29歳:11g
  • 30~64歳:10g
  • 65~74歳:9g
  • 75歳~:8g

オメガ6摂取目安(女性)

  • 18~74歳:8g
  • 75歳~:7g
  • 妊婦:9g
  •  授乳婦:10g
オメガ3 α‒リノレン酸と前立腺がんの因果関係は不明
α‒リノレン酸の摂取下限は約1g以上
α‒リノレン酸の摂取上限は設定無し
EPA、DHAは重篤な症状の報告はない
  • EPA、DHAの摂取下限は1g
  • EPA、DHAの摂取上限は設定無し

オメガ3摂取目安(男性)

  • 18~49歳:2.0g
  • 50~74歳:2.2g
  • 75歳~:2.1g

オメガ3摂取目安(女性)

  • 18~49歳:1.6g
  •  50~64歳:1.9g
  •  65~74歳:2.0g
  •  75歳~:1.8g
  •  妊婦:1.6g
  •  授乳婦:1.8g

 

コレステロール 虚血性心疾患やガン細胞の増加
  • 男性750㎎、女性600㎎
  • 脂質異常症などの場合は摂取上限200mg未満が望ましい

出典:農林水産省「脂質による健康影響」、厚生労働省「脂質」

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オメガ9まとめ

ここまでオメガ9についてお伝えしてきました。
オメガ9の要点をまとめると以下の通りです。

  • オメガ9とは炭素の二重結合を9番目に持つ脂肪酸
  • オメガ9の効果は高血圧、動脈硬化の予防、便秘解消など
  • オメガ9は特にオリーブオイルに含まれている

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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