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あらすじ
ある早朝、民家で老人と訪問介護士の死体が発見される。
さらに調査が進むと、同じ訪問介護センターを利用していた要介護度の高い高齢者40人以上が死亡していることが判明。
捜査線上に浮かんだのは献身的と評判の訪問入浴介護職員・斯波宗典(松山ケンイチ)だった。
正義感の強い検事・大友秀美(長澤まさみ)は斯波を追及するが、斯波は自らの行為を「殺人ではなく救い」と主張する。
特徴・見どころ
介護殺人という重いテーマを正面から描いた社会派サスペンス。
松山ケンイチと長澤まさみの初共演による緊迫した法廷劇は、観る者に介護の現実を突きつけます。
健達ねっとの介護疲れの原因と対策に関するコラムとあわせて観ることで、介護者が抱える深刻な問題について考えさせられます。
「救いとは何か」という根本的な問いを投げかける本作は、介護する側とされる側の双方の尊厳について深く考える機会を提供します。
実際の介護現場で起こりうる問題を描きながらも、決して絶望だけでなく希望も見出そうとする人間ドラマでもあります。