あらすじ
80代の老人ドンヒョクは、認知症を患った妻ヨニを故郷で介護している。
韓国の伝統芸能パンソリを愛する夫は、記憶を失っていく妻のために歌い続ける。
妻の症状が進行する中、夫は自分の限界と向き合いながらも、最後まで愛を貫こうとする。
パンソリの美しい旋律に乗せて、老夫婦の深い愛情が描かれる。
特徴・見どころ
韓国インディペンデント映画史上最も多くの賞を獲得した感動作。
主演のソン・ドンヒョクは、実際に認知症の母親を15年間介護した経験を持ち、リアルな演技で観客の心を打ちます。
パンソリという韓国伝統芸能を通じて、認知症介護の現実と夫婦愛を美しく描いた作品です。
認知症の進行とともに変化する関係性を繊細に表現し、認知症の早期発見の重要性についても考えさせられます。
少子高齢化社会の問題提起も含んだ、社会的意義の高い作品です。