認知症

down compression

介護

down compression

健康

down compression

専門家コラム

down compression

連載マガジン

down compression

おすすめ書籍

down compression
健達ねっと>映画・ドラマ>介護>若者の生きづらさを描く「いつ恋」~震災が結んだ切ない恋愛模様

若者の生きづらさを描く「いつ恋」~震災が結んだ切ない恋愛模様

  • 公開/放送日:2016年1月18日

あらすじ

東京で働く曽田練と北海道で暮らす杉原音、二人は東日本大震災をきっかけに出会う。
経済格差や家族の問題を抱えながらも、懸命に生きる若者たちの複雑に絡み合う恋愛模様を描く。

震災という現実の中で、それぞれが大切なものを見つめ直していく。

特徴・見どころ

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は、単なる恋愛物語ではありません。
これは、現代の日本が抱える課題を背景に、東京の片隅でもがきながらも懸命に生きる若者たちの姿を描いた、心揺さぶる群像劇です。

脚本家・坂元裕二さんが紡ぐリアルな言葉の数々が、私たちの日常に深く突き刺さります。
なぜ彼らの物語がこれほどまでに私たちの心を掴むのか、その見どころをご紹介します。

ままならない現実を生きる若者たちの等身大の姿

この物語の中心にいるのは、夢を追って地方から上京してきた杉原音(有村架純)と曽田練(高良健吾)をはじめとする6人の若者たちです。

彼らが直面するのは、低賃金、長時間労働、不安定な雇用といった厳しい現実です。
きらびやかな東京のイメージとは裏腹に、彼らは日々を生きることに精一杯で、恋や夢さえも諦めそうになります。

しかし、そんな過酷な状況だからこそ、偶然の出会いや些細な優しさが心に沁み、登場人物たちの不器用ながらも純粋な心の交流が、観る人の胸を強く打ちます。
彼らが流す涙や、時折見せる笑顔は、決して他人事ではなく、私たちのすぐ隣にある物語として深く共感できるでしょう。

介護という現実と、世代を超えて繋がる絆

本作の大きなテーマの一つとして、介護の問題が丁寧に描かれています。

特に、主人公の音が介護施設で働きながら経験する出来事は、現代社会が抱える課題を浮き彫りにしています。
劣悪な労働環境や、利用者との人間関係など、その描写は時に目を背けたくなるほどリアルです。

また、福島にいる祖父を想う練の姿は、健達ねっとでも取り上げる老々介護問題の根底にある、若い世代の経済的な葛藤をも描き出しています。
本作を通じて描かれるのは、介護を取り巻く厳しい現実だけではありません。

  • 若者たちが担う経済的・精神的負担
  • 利用者と介護者の心温まる交流
  • 困難な状況の中で育まれる家族の絆

これらの要素が複雑に絡み合い、高齢者ケアとは何か、そして人と人との繋がりの尊さについて深く考えさせてくれます。
東日本大震災という大きな出来事を経て、彼らがどのように未来へ歩みを進めるのか、その姿は私たちに希望と勇気を与えてくれるはずです。

恋愛、仕事、家族、そして介護。
人生の様々な局面で奮闘する彼らの物語を、ぜひ見届けてみてください。

作品詳細

監督 平野眞|土方政人|田中亮
脚本家 坂元裕二|金子茂樹
原作 坂元裕二
主題歌 ヒロイン|やくざなハイボール
主要キャスト
上映時間 50分
放送局/制作 フジテレビ
日本
公式サイト 公式サイトを見る

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売

スポンサーリンク