あらすじ
全国老施協が2008年より実施している「介護作文・フォトコンテスト」の受賞作品のエピソードを盛り込んだ、特養を舞台にした全4本の心温まるストーリー。
新人職員の成長を描く「笑顔の理由」、コロナ禍の介護施設の実態を描く「会いたい」、認知症の方との絆を描く「心のよりどころ」、そして介護の魅力を伝える「仕事の理由」の4編で構成される。
映画「ケアニン」主演の戸塚純貴さんが全編に出演・ナレーションを務める。
特徴・見どころ
本作『ケアニンShort Films season1』は、大ヒット映画「ケアニン」シリーズと、全国老人福祉施設協議会がタッグを組んで制作した、珠玉のショートフィルム集の記念すべき第1弾です。
映画の感動をそのままに、介護の現場で日々生まれているドラマを、より身近に、よりリアルに感じられる映像作品として送り出しました。
たった数分の映像の中に、介護という仕事の奥深さと、人の心の温かさが凝縮されています。
「実話」だからこそ伝わる、介護現場の真実
本作の脚本の元になっているのは、架空の物語ではありません。
全国老施協が実施している「介護作文・フォトコンテスト」に寄せられた、現場で働く人々や、介護を受ける方々の家族による「実話」のエピソードです。
だからこそ、そこには作り物ではない、嘘のない感情が息づいています。
本作では、以下の4つのエピソードを通して、介護の多面的な姿を描き出します。
- 新人介護職員が、壁にぶつかりながらも成長していく姿
- コロナ禍という未曾有の事態に直面した特別養護老人ホームでの奮闘
- 認知症の方との心の交流を通じた、絆の物語
- 利用者と家族、職員が織りなす温かい日常
特に、コロナ禍での現場の苦悩を描いたエピソードは、当時の緊迫感と、それでも利用者を守ろうとする職員の使命感が痛いほど伝わってきます。
介護福祉士の仕事には、きれいごとだけではない大変さもありますが、それ以上に「誰かの人生に寄り添う」ことのかけがえのない喜びがあることを、これらの実話が教えてくれます。
映画主演・戸塚純貴が案内する、ケアニンの世界
シリーズを通しての大きな見どころは、映画「ケアニン」で新人介護福祉士・大森圭を演じた戸塚純貴さんが、全編に出演している点です。
彼がストーリーテラーや登場人物として関わることで、映画の世界観とショートフィルムがシームレスに繋がり、視聴者を優しく物語へと誘います。
戸塚さんの温かい眼差しと語り口は、介護職の魅力を押し付けがましくなく、自然に心に届けてくれます。
教科書やマニュアルでは学べない、現場の空気感や、人と人との触れ合いの尊さ。
これから介護を目指す方はもちろん、今、介護の仕事に就いている方にとっても、自分の仕事の誇りを再確認できるような、優しさと希望に満ちた感動作です。









