認知症

down compression

介護

down compression

健康

down compression

専門家コラム

down compression

連載マガジン

down compression

おすすめ書籍

down compression
健達ねっと>生活>男性治療>精力剤>男性の方へお役立ち記事>50代からの「血管の健康」と「男性機能」の意外な関係。市販サプリと医療用薬を正しく使い分け、生活習慣病を予防する

50代からの「血管の健康」と「男性機能」の意外な関係。市販サプリと医療用薬を正しく使い分け、生活習慣病を予防する

  • 「最近、自信が持てない…」。
  • 「若い頃のような元気が欲しいけれど、病院に行くのは恥ずかしい」。

そんな悩みを抱えながら、ドラッグストアやネット通販で「市販のED治療薬」を探している方は少なくありません。

特に50代、60代と年齢を重ねるにつれ、身体的な変化や持病の影響、介護や老後の不安などが重なり、男性機能の低下を感じる方が増えています。
しかし、ED(勃起不全)は単なる「性の問題」ではありません。
動脈硬化や心疾患などの生活習慣病のサインである場合や、うつ病などのメンタルヘルスとも深く関わっていることが分かっています。

つまり、EDを放置することは、中高年の健康管理においてもリスクとなり得るのです。
この記事では、健達ねっと編集部が、市販で購入できる薬の真実や、ED治療薬の種類、そして安全に治療を受けるための方法を、中高年の方にも分かりやすく解説します。
正しい知識を身につけ、心身ともに健やかな毎日を取り戻しましょう。

1. そもそも「ED治療薬」は市販されている?

結論から言うと、バイアグラ、レビトラ、シアリスといったED治療薬は、医師の処方が必要な「医療用医薬品」であり、ドラッグストアや薬局では購入できません。
「市販のED薬」として販売されているものの多くは、「サプリメント(健康食品)」や「指定医薬部外品(精力剤)」です。

これらは、不足しがちな栄養を補い、疲労回復や滋養強壮を目的としたものであり、ED治療薬のような即効性や、血管拡張による直接的な勃起改善効果は認められていません。

市販で購入できる「代用品」とは?

薬局で買えるものとしては、以下のような商品があります。

  • 強壮剤(第1類医薬品など)
    男性ホルモン(テストステロン)を補充する塗り薬や飲み薬などがあります。
    男性更年期障害による意欲低下などには効果が期待できますが、薬剤師の問診が必要です。
  • サプリメント・栄養ドリンク
    マカ、亜鉛、アルギニンなどを配合したもの。
    日々の健康維持やコンディション調整には役立ちますが、EDの治療効果はありません。

2. なぜ中高年はED治療を検討すべきなのか?

「もう歳だし、別にいいか」と諦めていませんか?
しかし、ED治療はQOL(生活の質)の向上や健康寿命の延伸に大きく関わります。

  1. 血管の健康バロメーター
    EDは「血管の病気」とも言われます。
    陰茎の血管は細いため、心臓や脳の血管よりも早く動脈硬化の影響が現れます。
    ED治療をきっかけに全身の血管ケアを意識することが、将来の脳卒中や心筋梗塞の予防に繋がります。
  2. メンタルヘルスの維持
    男性機能の低下は、自信喪失やうつ症状の原因になることがあります。
    治療によって自信を取り戻すことは、精神的な安定や、パートナーとの良好な関係維持に役立ちます。
  3. 排尿トラブルの改善
    一部のED治療薬(シアリスなど)は、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療にも使われており、頻尿などの悩みも同時に改善できる可能性があります。

3. 主なED治療薬の種類と特徴

医師の処方で使える主な3種類の薬について解説します。

治療薬特徴持続時間食事の影響こんな人におすすめ
バイアグラ世界で最も有名なED治療薬。
実績豊富。
3〜5時間受けやすい短時間で確実な効果を得たい方
レビトラ即効性が高く、食事の影響を受けにくい。5〜10時間受けにくい食事の後すぐに楽しみたい方
シアリス長時間作用し、自然な勃起をサポート。30〜36時間受けない週末などに焦らずゆっくり過ごしたい方

※現在はそれぞれのジェネリック医薬品(後発薬)も登場しており、費用を抑えて治療することが可能です。

4. 病院に行かなくてもOK?「オンライン診療」の活用

「泌尿器科に行くのは恥ずかしい」「忙しくて時間がない」という方には、オンライン診療がおすすめです。

  • スマホで完結:自宅にいながら医師の診察を受けられます。
  • お薬は配送:中身が分からないように配送されるため、家族にバレる心配もありません。
  • 通院不要:待ち時間もなく、感染症リスクも避けられます。

5. 安全に服用するための注意点

ED治療薬は安全性の高い薬ですが、服用には注意が必要です。

  • 併用禁忌薬があります
    特に狭心症や心筋梗塞の薬(硝酸薬)を使用している方は、命に関わる副作用が出る可能性があるため、絶対に併用してはいけません。
  • 持病がある方は必ず医師へ
    高血圧、糖尿病、心臓病などの持病がある方は、必ず医師に相談してください。
  • 個人輸入は危険
    ネット通販での個人輸入は、偽造品や粗悪品が多く、健康被害の報告も絶えません。
    必ず医療機関で処方された正規品を使用しましょう。

まとめ:正しい知識と治療で、健康的なセカンドライフを

EDは、恥ずかしいことでも、諦めることでもありません。
中高年にとっては、体の不調を知らせるサインであり、適切に対処することで、より健康的で充実した人生を送るきっかけになります。

まずは一人で悩まず、オンライン診療などを活用して、専門の医師に相談してみることから始めてみませんか?

おすすめの関連記事

関連記事

2025年6月『「幕間」の心理学―人生の転機の乗り切り方―』を上梓した精神科医・保坂隆先生は、長らくがん患者のメンタルケアの第一人者として、多くの人生に寄り添ってきた。保坂先生は、人生100年時代を迎え、50代以降も続いていく現代人の第[…]

精神科医・保坂隆が人生の転機を迎える世代に贈るシリーズ

※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
※治療の効果や経過には個人差があります。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売

スポンサーリンク