「ミニマリストの部屋に憧れがある」
「ミニマリストはどんな部屋に住んでいるの?」
ミニマリストの部屋について調べている方の中には、部屋づくりの参考にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ミニマリストの部屋は、物が少なくてすっきりしており、統一感やまとまりがある印象です。
本記事では、ミニマリストの部屋について、以下の点を中心に解説していきます。
- ミニマリストの部屋の特徴
- 部屋づくりのポイント
- ミニマリストの部屋で得られるメリットやデメリット
ミニマリストの部屋にご興味のある方はご参考いただけますと幸いです。
ミニマリストとは
まずはじめに、ミニマリストについてご紹介します。
ミニマリストとは、必要最小限の物で生活する人たちのことを指します。
アメリカ発祥のライフスタイルで、日本でも多忙な社会人や主婦などを中心に人気を集めています。
また、ミニマリストは、シンプルな暮らしを通じて、時間や心の豊かさを重視する傾向があり、部屋にもその特徴があらわれています。
ミニマリストの部屋の特徴
次に、ミニマリストの部屋の特徴について、以下の5つをご紹介します。
- 色使いに統一感がある
- 家具や家電の配置にまとまりがある
- 空間に余白がある
- 必要な物しか置いていない
- 収納に工夫がある
①色使いに統一感がある
ミニマリストの部屋の特徴の1つ目は「色使いに統一感があること」です。
ミニマリストは、シンプルなデザインを好むため、インテリアなどの色の組み合わせには特に気を付けています。
また、色の数も重要で、部屋の中の数が3色を超えると、ゴチャゴチャしてしまうので注意が必要です。
家具やインテリアを買うときは、部屋にある色と同系色の物を選びましょう。
②家具や家電の配置にまとまりがある
2つ目は「家具や家電の配置にまとまりがあること」です。
ミニマリストは、物が少なくてすっきりとした部屋を好みます。
そのため、家具や家電の置き場を予め決めており、置き場以外の場所には物を置かないように気を付けています。
また、配置した家電がコンセントまで遠い場合、床にコードが広がりやすくなり、見栄えの悪さに繋がります。
利用頻度の多い家電は、コンセントに近い場所にまとめることで、生活が快適になり、見栄えも良くなります。
③空間に余白がある
3つ目は「空間に余白があること」です。
部屋に何も置かない空間があることで、明るく開放的な印象になります。
また、殺風景に感じるときは、観葉植物や小さめのインテリアを配置することで、余白を十分に活かした空間づくりが可能です。
大型家具の配置や、ポスターの壁の貼り付けなどは避け、あえて空白を残すよう意識しましょう。
④必要な物しか置いていない
4つ目は「必要な物しか置いていないこと」です。
ミニマリストは、普段から物を少なくすることを意識しています。
そのため、服や日用品などは、生活で必要な最小限の数しか持っていません。
セールなどでの買いだめは避け、必要最小限の数だけ購入するように気を付けましょう。
⑤収納に工夫がある
5つ目は「収納に工夫があること」です。
ミニマリストの部屋は、クローゼットや引き出しを活用して、きれいに整理整頓されています。
そのため、引っ越しの際には、クローゼットなどの収納箇所が多い物件を選ぶことも大切です。
また、クローゼットが少ない部屋の場合は、お洒落なボックスを利用するなどの工夫で部屋を広く見せられます。
収納用品がお洒落だと、掃除も前向きになるので、片付けが苦手な方は、収納用品にもこだわってみましょう。
ミニマリストを目指すときの部屋づくりのポイント
次に、ミニマリストを目指すときの部屋づくりのポイントについて、以下の5つをご紹介します。
- 断捨離をして物を減らす
- 使いまわしができる物を置く
- 家電や家具はコンパクトなサイズを選ぶ
- 色見は統一させる
- レンタルサービスを活用する
①断捨離をして物を減らす
ミニマリストを目指すときの部屋づくりのポイントの1つ目は「断捨離をして物を減らすこと」です。
ミニマリストの基本は、不要な物の断捨離です。
そのため、長期間使わない物や着ていない服などがあれば、積極的に処分しましょう。
また、状態の良い物を処分するときは、フリマアプリなどを活用することで、高値で売れる可能性があります。
不用品処分のモチベーションもアップするので、ぜひ活用してみてください。
②使いまわしができる物を置く
2つ目は「使いまわしができる物を置くこと」です。
ミニマリストは、買い物をするときに、利便性や機能性を重視します。
これは、1つのものを使いまわすことで、物が少なくても不自由さを感じることなく暮らすためです。
部屋に置く物は、多機能で様々なシーンで使える物を選びましょう。
③家電や家具はコンパクトなサイズを選ぶ
3つ目は「家電や家具はコンパクトなサイズを選ぶこと」です。
背の高いイスや大きなベッドなどは、スペースを圧迫してしまうため、窮屈な印象になります。
部屋の中で余白をつくるためにも、家電や家具はコンパクトなサイズを選びましょう。
また、家族が多くて大きな家具が必要になるときは、部屋の隅に寄せることで、空間を広く見せられます。
④色見は統一させる
4つ目は「色見は統一させること」です。
色が多い部屋は、まとまりがなく、情報量が多い印象になります。
そのため、部屋づくりでは、色の数を減らし、同系色や落ち着いた色などでまとめると良いでしょう。
例えば、以下の配色でカーペットやカーテン、家具などを選ぶと、部屋に統一感を持たせられます。
- グレー×白
- ベージュ×白
- 黒×白
インテリアなどを選ぶときは、ベースカラーと差し色を決め、色の数を抑えるようにしましょう。
⑤レンタルサービスを活用する
5つ目は「レンタルサービスを活用すること」です。
レンタルサービスでは、必要なときに物の貸し出しを受けることが可能です。
そのため、わざわざ物を購入する必要がなく、不要となったらすぐに返却して簡単に手放せるのです。
また、部屋づくりでは、実際に物を置いてみると、しっくりこないことが多々あります。
レンタルサービスを活用することで、インテリアや模様替えをしやすくなるのもメリットです。
介護などが必要になった場合も、必要な用具をレンタルできる場合があります。
合わせてチェックしてみてください。
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ミニマリストの部屋に必要なアイテム
ここでは、ミニマリストの部屋に必要なアイテムについて、以下の3つをご紹介します。
- 折り畳み式の家具
- 収納ボックス
- 多機能な家電
①折り畳み式の家具
ミニマリストの部屋に必要なアイテムの1つ目は「折り畳み式の家具」です。
間取りが狭い場合でも、折り畳めば簡単に余白をつくれるので、開放的ですっきりとした部屋になります。
折り畳み式の家具には、以下のような物があります。
- 折り畳み式ベッド
- 折り畳み式デーブル
- 折り畳み式チェア
また、インテリアショップで気に入る家具がなければ、キャンプ用品から探してみるのもおすすめです。
キャンプ用品は、持ち運びしやすいように工夫されており、機能面が優れている商品も多いです。
②収納ボックス
2つ目は「収納ボックス」です。
収納ボックスがあれば、小さな物なども収納でき、整理整頓がしやすくなります。
小物やタオル、子どものおもちゃを片付けるときは、収納ボックスを活用し、ジャンルごとにまとめるようにしましょう。
また、収納ボックスを購入するときは、サイズだけでなく、デザインも大切です。
デザインが気に入れば整理整頓が楽しくなるため、部屋の色に合う、お洒落でスタイリッシュな収納ボックスを選びましょう。
③多機能な家電
3つ目は「多機能な家電」です。
多機能な家電を持つことで、部屋の中に置く家電の個数を減らせます。
また、多機能に加えて利便性があると、家事などに割く時間を節約でき、心に余裕が生まれます。
多機能で便利な家電には、以下のような物があります。
- 乾燥機能付き洗濯機
- ロボット掃除機
- 食器洗い乾燥機
自身のライフスタイルから必要な機能を洗い出し、生活する上で便利な家電を選びましょう。
ミニマリストの部屋で得られるメリット
次に、ミニマリストの部屋で得られるメリットについて、以下の5つをご紹介します。
- 掃除が楽になる
- くつろげる空間が増える
- 清潔な状態を維持しやすい
- 引っ越しがしやすい
- 作業に集中しやすい
①掃除が楽になる
ミニマリストの部屋で得られるメリットの1つ目は「掃除が楽になること」です。
物が散らかっていると、掃除の度に物を動かす手間やストレスが生じます。
そのため、物が多い部屋では、掃除が億劫になることも多いでしょう。
しかし、ミニマリストの部屋は、物が少ないので掃除機やモップがけが楽になります。
物が少なければ掃除する箇所も減るため、掃除に割く時間が節約できるでしょう。
②くつろげる空間が増える
2つ目は「くつろげる空間が増えること」です。
疲れているときに物が多い部屋で過ごすと、窮屈さを感じるほか、視界から入る情報が多いことから、疲労感が増す可能性があります。
そのため、疲労感をなくすには、リラックスできる環境づくりが大切です。
ミニマリストの部屋には、適度に余白があることから、開放感を感じやすいのがメリットです。
何も置いていない場所では、身体全体を使ったストレッチや日光浴もできるため、ストレスも発散しやすいでしょう。
③清潔な状態を維持しやすい
3つ目は「清潔な状態を維持しやすいこと」です。
ミニマリストの部屋では、雑貨や小物などが少ないため、埃が溜まりにくいという特徴があります。
特に、小さい子供やアレルギー体質の方は、埃によってアレルギー症状を誘発する恐れがあるため注意が必要です。
物が少なければ、最低限の掃除でもきれいな状態を維持しやすいです。
多忙な方や小さい子どもがいる場合は、健康のためにもミニマリストの部屋づくりを意識すると良いでしょう。
④引っ越しがしやすい
4つ目は「引っ越しがしやすいこと」です。
部屋に置いている物の数が少ないため、急な転勤などでも引っ越ししやすいのはメリットといえるでしょう。
また、引っ越し業者に支払う運搬費用は、物の大きさや量で決まっています。
そのため、コンパクトな家具が多いミニマリストの場合、引っ越し費用を相場よりも安く抑えられます。
転勤の多い方や、結婚などで引っ越しを検討している方は、ミニマリストを意識した部屋づくりがおすすめです。
⑤作業に集中しやすい
5つ目は「作業に集中しやすいこと」です。
視界に入る物が多いと、別のことが気になってしまい、集中力が途切れることも珍しくありません。
そのため、集中力を高めたい方は、物が少なくて余計な情報が入りにくい、ミニマリストの部屋での作業がおすすめです。
集中できれば、効率アップができるため、仕事や勉強の成績も右肩上がりになるでしょう。
よりリラックスしたり、ストレスを解消したりしたい場合は、以下の記事をご覧ください。
ミニマリストの部屋で生じるデメリット
最後に、ミニマリストの部屋で生じるデメリットについて、以下の2つをご紹介します。
- 災害用品などの備蓄がしづらい
- 来客用のアイテムが置けない
①災害用品などの備蓄がしづらい
ミニマリストの部屋で生じるデメリットの1つ目は「災害用品などの備蓄がしづらいこと」です。
ミニマリストの中には、物を増やしたくないと考えるあまり、災害用品を備蓄しない人がいるのも事実です。
しかし、災害はいつ起こるかわからないため、最低限の備えは必要といえます。
防災リュックや保存期間が長い食品など、災害時に使うアイテムの保管場所は、必ず確保しておきましょう。
②来客用のアイテムが置けない
2つ目は「来客用のアイテムが置けないこと」です。
ミニマリストには、使わない物を減らすというルールがあるため、基本的に使用頻度の少ない来客用のアイテムは置きません。
そのため、急な来客があったときに困ることも珍しくありません。
交友関係が広い方や、付き合いで家に人を招く機会が多い方は、使い捨ての紙皿や紙コップを常備しておくなどの対策が必要です。
災害時の備えに関しては次の記事でも詳しく解説しています。
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ミニマリストの部屋についてのまとめ
ここまでミニマリストの部屋ついてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- ミニマリストの部屋は、色見の統一感やまとまりがあり、スペースが広くて開放的
- ミニマリストの部屋づくりには、断捨離や多機能な物を置くなど、物を増やさないための工夫が必要
- ミニマリストの部屋には、掃除がラクになったり、くつろぎやすくなったりなるなどのメリットがある一方で、災害に弱いなどのデメリットもある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。