「ミニマリストになりたいけど、どこから断捨離をすればいいか分からない」
「ミニマリストの生活をしている人が、どんな生活をしているのか気になる」
ミニマリストの生活に憧れを持つ方の中で、断捨離をしたけど、またモノが増えたり、どこからモノの整理をすれば良いか悩む方もいるのではないでしょうか。
必要最低限のモノで生活を送るミニマリストになると、余計な出費を抑えて節約できたり、モノが減ることで家事の負担を減らせます。
本記事では、ミニマリストと断捨離の違いについて、以下の点を中心に詳しく解説します。
- ミニマリストと断捨離の主な違い
- ミニマリストが断捨離をするためのステップ
- 断捨離でモノを捨てるときの注意点
ぜひ最後までお読みください。
ミニマリストと断捨離の違い
はじめに、ミニマリストと断捨離の違いについて、以下の2点をご紹介します。
- モノを手放す目的が異なる
- 着手方法が異なる
①モノを手放す目的が異なる
ミニマリストと断捨離の違いの1つ目は「モノを手放す目的が異なること」についてです。
ミニマリストとは、自分の生活に必要最低限のモノで暮らすライフスタイルです。
ミニマリストの生活を送る目的は、心理的に負担の少ない生活を送るためや、環境に優しい生活を送るためなど、個人によってその目的は様々です。
一方の断捨離は、自宅にある不要なモノや、使わなくなって放置されているモノを捨てて、モノを減らすだけでなく、モノへの執着を手放して生活を送ることが目的です。
ミニマリストと断捨離との間には、モノを減らす生活を送る点は共通していますが、モノを手放す考え方や目的が異なっています。
②着手方法が異なる
2つ目は「着手方法が異なること」です。
ミニマリストの生活を送る人は、自分の生活に不必要なモノを減らすだけでなく、生活そのものをシンプルにし、必要以上にモノを増やしません。
その一方で、断捨離は自宅にある不要なモノや、使わなくなって放置されているものを捨てて、モノへの執着を手放す過程に着目しています。
そのため、ミニマリストと断捨離の間には、捨てるモノの判断基準やモノを整理する手段など、生活スタイルを送るために着手する方法が異なります。
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ミニマリストと断捨離で共通していること
続いて、ミニマリストと断捨離で共通していることについてご紹介します。
ミニマリストと断捨離で共通していることは、心豊かに生活を送るために、身の回りのモノを減らして生活を送る生活スタイルであるということです。
モノを減らすことによって、自宅の掃除や整理整頓にかける時間が減ったり、清潔な部屋が維持しやすくなることで、心穏やかに生活を送れます。
また、自分の生活に、所有しているモノが必要なモノなのかを見極めて、考える過程を送ることも、ミニマリストと断捨離との間で共通しています。
そのため、断捨離することは、ミニマリストの生活を送るための過程の一部とも言えます。
自分が目指しているライフスタイルに合わせて、ミニマリストの生活や断捨離をするステップを踏んでいきましょう。
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モノを断捨離できない人の悩み
続いて、モノを断捨離できない人の悩みについて、以下の4つをご紹介します。
- 必要な物品を判断できない
- モノを捨てる勇気がない
- 部屋がモノで溢れている
- どこから手を付けたらいいのか分からない
①必要な物品を判断できない
モノを断捨離できない人の悩みの1つ目は「必要な物品を判断できないこと」です。
断捨離に踏み切れない人の中には、断捨離をする過程で一番大切な、モノを捨てる判断ができないケースが挙げられます。
モノに大切な思い出があったり、家の中が整理整頓できていないと、なにが必要でなにが不要なのか判断しづらくなります。
モノを捨てる判断を先延ばしにすることで、なかなか手に付けられなくなってしまい、不要なモノなのか判断できなくなります。
②モノを捨てる勇気がない
2つ目は「モノを捨てる勇気がないこと」です。
モノを捨てて後悔することを避けようとしたり、まだ使うかもしれないからもったいないといった心理的な要因で、モノを捨てる勇気を持てないケースがあります。
こうした要因で、モノを残し続けることにより、気が付けば身の回りがモノで溢れかえってしまう事態にもつながりかねません。
モノを捨てるか判断する際には、実際に使っていなければ捨てるといった、モノを手放す勇気を持つことも大切です。
③部屋がモノで溢れている
3つ目は「部屋がモノで溢れていること」です。
断捨離できない状態が続くと、いつの間にか部屋がモノで溢れてしまいます。
部屋が散らかってしまうことによって、必要なときに必要なモノが見つからず、新たに購入してしまったり、心の余裕を持ちづらくなってしまうことがあります。
なるべく部屋にあるモノを溜め込まず、整理整頓を心がけて、ゆとりのある生活を送るために、モノを捨てる意識を持つようにしましょう。
④どこから手を付けたらいいのか分からない
4つ目は「どこから手を付けたらいいのか分からないこと」です。
断捨離できない人は、どこからモノを整理すればいいのか分からず、気が付けばモノが溢れたり、不要なモノを買い足してしまうケースが起こりえます。
いきなりモノを減らすことにフォーカスして、断捨離を始めるのではなく、自分の理想の暮らしを想像してみたり、モノを整理する目的を整理してみましょう。
そうすることで、どこから着手すれば断捨離できるのか、判断できます。
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断捨離をしてミニマリストになるメリット
続いて、断捨離をしてミニマリストになるメリットについて、以下の4つをご紹介します。
- 余計な出費を抑えられる
- 家のスペースが広がる
- 家事の負担が減る
- 心理的負担が減る
①余計な出費を抑えられる
断捨離をしてミニマリストになるメリットの1つ目は「余計な出費を抑えられること」です。
ミニマリストの生活とは、自分にとって最低限必要なモノで生活を送ることです。
ミニマリストの生活を送ると、自分に必要がないモノを買い足したり、衝動買いをする行動を抑えられます。
こうした生活を送ることによって、余計な出費を抑えられるので、節約につなげられたり、いざという時に、必要なモノを購入する経済的な余裕が生まれます。
②家のスペースが広がる
2つ目は「家のスペースが広がること」です。
ミニマリストの生活を送ることによって、自宅にあるモノを一定数減らせます。
そうすることによって、収納スペースが広がったり、モノを置いていたスペースが空くため、家のスペースを広げられます。
モノが整理されて家のスペースが広がることにより、心が落ち着いたり、探しているモノをすぐに見つけられるようになり、生活の質を向上できます。
③家事の負担が減る
3つ目は「家事の負担が減ること」です。
ミニマリストの生活を送ることによって、家事の負担を減らせます。
例えば、部屋のスペースが広がったり収納スペースにあるモノが減ることで、ホコリが溜まりにくくなり、掃除機や床磨きをしやすくなります。
また、片付けるモノが減ることで、整理整頓をする時間を大幅に短縮できたり、買い足すモノが明確になることで、買い物の負担を減らすこともできます。
④心理的負担が減る
4つ目は「心理的負担が減ること」です。
ミニマリストの生活を送ることにより、モノを使う判断や捨てる判断をする機会が減るため、心理的負担を減らせます。
例えば、食事で使う食器選びに悩む必要がなくなったり、外出で使う鞄や服を選んだりする時間がなくなります。
そうすることによって、何を使うか悩む時間が減って、心にゆとりをもった生活を送れるようになります。
ミニマリストが断捨離をするためのステップ
続いて、ミニマリストが断捨離をするためのステップについて、以下の3つをご紹介します。
- 捨てない基準をつくる
- 断捨離は数日掛けて取り組む
- 捨てる前に収納できないか確認する
①捨てない基準を作る
ミニマリストが断捨離をするためのステップの1つ目は「捨てない基準を作ること」です。
断捨離をする際は、自分の生活スタイルに必要なモノであるか、そうでないか判断するために、捨てない基準を作ることが大切です。
部屋の中のモノを手当たり次第に捨ててしまうと、再び購入しなければいけなくなる可能性があります。
必ずモノを捨てない基準を作りましょう。
②断捨離は数日掛けて取り組む
2つ目は「断捨離は数日かけて取り組むこと」です。
ミニマリストの生活を送るために断捨離をする際には、数日掛けて捨てる目的や基準を整理しながら行うようにしましょう。
勢いで捨ててしまうと、のちに捨てたことを後悔してしまうケースも起こりえます。
断捨離するかどうか悩んだときは、一度立ち止まりながら時間を掛けて取り組むことによって、良い断捨離ができます。
③捨てる前に収納できないか確認する
3つ目は「捨てる前に収納できないか確認すること」です。
断捨離を進めていく中で、思い出に残っているモノや、捨てるべきか悩んだモノがあった場合は、収納スペースに納められるか確認しましょう。
そうすることにより、大切なモノを残せます。
また、収納スペースのキャパシティを把握することで、どのくらいの量を断捨離するべきか、判断することもできます。
ミニマリストになるためのステップ
続いて、ミニマリストになるためのステップについて、以下の2つをご紹介します。
- 自分の生活に必要な個数を把握する
- 継続的にモノの数を見直す生活を送る
①自分の生活に必要な個数を把握する
ミニマリストになるためのステップの1つ目は「自分の生活に必要な個数を把握すること」です。
食器や日用品など普段使うモノを、自分の生活でどの程度揃っていれば不自由なく生活が送れるのか把握することで、余計な買い物や断捨離を防げます。
ミニマリストの生活を送るためには、最初に自分の生活スタイルを見つめることから始まります。
②継続的にモノの数を見直す生活を送る
2つ目は「継続的にモノの数を見直す生活を送ること」です。
転居や結婚などに伴うライフステージの変化によって、自分の生活に必要なモノの数は変化していきます。
そのため、ご自身の生活スタイルに合わせて、自分の生活に必要なモノの数は、定期的に見直すことによって、質の高いミニマリストの生活を送れます。
断捨離でモノを捨てるときの注意点
続いて、断捨離でモノを捨てるときの注意点について、以下の3つをご紹介します。
- 衝動で捨てない
- 家族のモノを勝手に捨てる
- 数日寝かせる
①衝動で捨てない
断捨離でモノを捨てるときの注意点の1つ目は「衝動で捨てないこと」です。
断捨離とは、単にモノを一気に捨てて数を減らすのではなく、本当に自分に必要なモノであるのかを見極めて、モノへの執着から解放して生活を送るために行動することです。
衝動的にモノを減らすと、後で捨てたことを後悔したり、再び同じモノを購入しなければいけなくなったりします。
断捨離は計画的に行うことを意識しましょう。
②家族のモノを勝手に捨てる
2つ目は「家族のモノを勝手に捨てること」です。
断捨離を始めると、ご自身の判断で勝手に同居している家族やパートナーのモノを捨ててしまい、トラブルを発生させてしまう可能性があります。
人の大切なモノを勝手に捨ててしまうと、取り返しがつかない事態に陥ってしまう可能性もあるので、絶対に人のモノは勝手に捨てないようにしましょう。
③数日寝かせてみる
3つ目は「数日寝かしてみること」です。
断捨離をするときに、捨てるか悩んだものは数日寝かしてみて、もう一度整理をするときに判断することも大切です。
時間を掛けてゆっくりと考えることで、適切な判断ができたり、後で捨てたことを後悔してしまうリスクを減らせます。
断捨離は、焦らずに時間を掛けて行うことがとても大切です。
ジャンル別の断捨離ポイント
最後に、ジャンル別の断捨離ポイントについてご紹介します。
例えば、1年間着用していない洋服や靴は断捨離するというルールを決めると、捨てるときに迷ったり、後悔するリスクを減らせます。
また、食器や日用品は、自分のライフスタイルに合わせた必要最低限の数を揃えるというルールを決めることで、断捨離するか購入するかの選択がスムーズできます。
このように断捨離をするときは、ジャンル別にどのような基準で捨てるかどうかを決めることによって、適切な判断でモノを捨てられます。
ミニマリストと断捨離の違いまとめ
ここまでミニマリストと断捨離の違いについて紹介してきました。
- ミニマリストと断捨離は、少ないモノで生活する点は共通しているが、目的や考え方は異なる
- ミニマリスト断捨離するステップは、余裕を持って捨てる判断をすることから始める
- 断捨離でモノを捨てるときは、衝動で捨てないことを心がける
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。