あらすじ
介護福祉士の専門学校を卒業したばかりの大森圭(戸塚純貴)は、「なんとなく」という理由で介護の仕事を始めた。
小規模多機能型居宅介護施設で働き始めた圭だったが、認知症の利用者や家族との関わりに戸惑いを隠せずにいた。
特に、認知症の星川敬子さん(菜葉菜)とその息子との複雑な関係に心を痛める圭。
敬子さんの息子は母親の認知症を受け入れることができず、施設のスタッフにも厳しい態度を取っていた。
そんな中、圭は先輩の教えを受けながら、一人ひとりの利用者と真摯に向き合うことの大切さを学んでいく。
やがて圭は「ケアニン」として、利用者とその家族にとってかけがえのない存在になっていく。
特徴・見どころ
「ケアニン」とは、介護・看護・医療・リハビリなど人の「ケア」に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働くすべての人を指す造語です。
本作は実在の介護施設をモデルに制作され、介護現場のリアルな姿を丁寧に描いています。
新人介護士の成長を通じて、認知症の方への適切な対応や効果的なコミュニケーション方法を学ぶことができます。
介護という仕事の尊さと困難さを等身大で描き、家族介護の現実についても深く考えさせられる内容となっています。
全国で1,800回以上の上映会が開催され、介護業界だけでなく一般の方々にも大きな感動を与え続けている作品です。
介護の仕事に従事する方々への応援メッセージとしても価値の高い作品です。