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トップページ>健康お役立ち記事>体の不調>男性が貧血になる原因とは?なりやすい方や改善方法などを徹底解説!

男性が貧血になる原因とは?なりやすい方や改善方法などを徹底解説!

男性は女性と比べて貧血になりにくいといわれています。
もし男性で貧血気味の場合は、重大な病気のサインかもしれません。

そもそも男性の貧血の原因とはどのようなものなのでしょうか。

本記事では、男性が貧血になる原因について、以下の点を中心にご紹介します。

  • 男性の貧血の原因
  • 貧血になりやすい男性とは
  • 貧血の症状とは
  • 貧血の対策について

男性が貧血になる原因について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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男性が貧血になる原因

男性の貧血の主な原因をご紹介します。
心当たりがないか、チェックしてください。

鉄分が不足している

男性に限らず、貧血のもっとも一般的な原因が鉄分不足です。
鉄分が不足すると、ヘモグロビンが減少します。

ヘモグロビンは赤血球の成分の1つで、全身の細胞に酸素を運ぶ役割をしています。
ヘモグロビンは鉄分から作られます。

つまり鉄分が不足すると、ヘモグロビンの数が減少します。
結果、全身に酸素が行き渡りにくくなるため細胞が酸欠になり、貧血という形で不調があらわれます。

現代人には鉄分不足の傾向がみられます。
鉄分は体内で合成されないため、食品などから摂取するしかありません。

しかし体内吸収率が低いため、普通の食事をしていても不足しやすいのです。
普段から十分な栄養を摂れていない方はなおさら鉄分不足が起こりやすいのです。

たとえば細身の方は小食の傾向があります。
鉄分をはじめ身体に必要な栄養を十分に摂取しづらいため、貧血のリスクが高くなります。

出血などによって鉄分が失われている

貧血は、鉄分の摂取量が消費量を下回った場合に起こります。
つまり十分な量を摂取していても、失われる量の方が多い場合は、貧血になる可能性があります。

鉄分が失われる理由として、出血が考えられます。
出血による貧血の原因は、男女で異なります。

たとえば女性の出血の原因としては、月経・出産などが代表的です。
一方、男性には月経・出産はありません。

つまり男性は女性ほど出血の頻度は高くないはずです。
では、なぜ、出血によって鉄分が大量に失われるのでしょうか。

原因として、内臓からの出血が考えられます。
特に多いのが消化器官からの出血です。

消化器官から出血が起こると、便などに血が混じります。
しかし血液の混じった便は黒っぽいため、出血していても気づかないケースは少なくありません。

あるいは鮮血に気づいても「痔」と勘違いするケースもしばしばです。
いずれも、気づかないうちに大量出血が起こりやすくなるため、貧血に至るというわけです。

足底部への衝撃による溶血が起きている

貧血の原因として足底部への衝撃も考えられます。
より具体的には、足の裏に衝撃が加わり赤血球が破壊されることが原因です。

赤血球が破壊されることを溶血と呼びます。
溶血が起こると全身の酸素運搬に支障が出るため、貧血が起こりやすくなります。

足底部への衝撃による貧血は、スポーツ貧血とも呼ばれています。
その名の通り、スポーツをしている方に多くみられる貧血です。

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貧血になりやすい男性の特徴

貧血になりやすい男性の主な特徴は以下の通りです。

  • 偏った食生活を続けている
  • 大量飲酒の習慣がある
  • 胃腸の働きが低下している

食事が偏っている方の多くは、身体に必要な栄養が十分に摂取できていません。
つまり鉄分不足に陥りやすいため、貧血のリスクも高めです。

あるいは、大量飲酒の習慣も貧血の原因となります。
過度のアルコールは、血液を作る成分である「ビタミンB12」「葉酸」の吸収を妨げるためです。

食習慣が正常でも、胃腸が弱っている方は、やはり貧血になりやすいです。
胃腸の機能が低下すると、鉄分の吸収に支障が出やすいためです。

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男性で貧血の方は重大な病気の可能性も?

男性には月経・出産がないため、女性に比べると貧血になりにくいです。
男性で貧血がある場合、重大な病気の可能性があります。

  • 胃潰瘍
  • 胃がん
  • 十二指腸潰瘍
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ

男性で貧血症状がある場合は、上記の病気のサインかもしれません。
放置すると命に関わることもあるため、早い段階で検査・治療を受けることが大切です。

男性で貧血症状が続く場合は、念のため病院を受診しましょう。

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貧血の早期発見・診断方法

貧血は、全身に酸素を運ぶ重要な働きをする赤血球(ヘモグロビン)の量が少なくなり、体全体が酸欠に陥りやすくなる状態を指します。
貧血の判定を受けたということは、すでに治療を受けなければならないトラブルが存在しているということです。

早期に適切な治療を開始することが重要で、特に女性は月経による出血があることで、男性より貧血になりやすいため要注意です。

貧血を早期発見するには

貧血の自覚症状としては、動悸、息切れ、疲れやすさ、だるさなどがありますが、徐々に悪くなると自覚症状が出ないこともあります。
そのため、早期発見には定期的な健診が重要です。

また、鉄欠乏性貧血の場合には爪の形がスプーン状に反り返ったり、口内炎や舌炎になることがあります。

無性に氷が食べたくなる異食症も貧血の特徴的な症状です。
その他、ビタミンB12が欠乏している場合には、末梢神経がしびれることがあります。

貧血の診断方法

貧血の診断には、まず精密検査で原因を特定することから始まります。
採血検査で貧血の程度を評価し、血中の鉄分量・ビタミン・葉酸量を調べたり、腎機能や肝機能の状態を詳しく調べます。

鉄欠乏性貧血が疑われる場合には、早期に出血箇所を見つけ出すためにも内視鏡を用いての精緻な検査が必要となります。
女性は婦人科系の検査もあわせて行うことが大切です。

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貧血の症状

貧血の主な症状をご紹介します。

  • めまい・立ちくらみ
  • 動悸・息切れ
  • 疲れやすい
  • 顔面蒼白
  • 氷食症(異様に氷を食べる)
  • スプーン爪(爪が凹む・反る)

症状の程度は個人差があります
症状が強い場合や長く続く場合は、病院を受診してください。

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貧血の改善・対策方法

貧血の原因の多くは生活習慣の乱れす。
つまり、生活習慣を見直すことが貧血の改善につながります。

  • 栄養バランスのよい食事
  • 鉄分が豊富な食品を摂取する
  • 禁酒
  • 過度なダイエットはしない

生活習慣の見直しに加え、医師の診察を受けることも大切です。
男性の貧血は、重大な病気のサインである可能性が高いためです。

しかし男性の方は、貧血を「気のせい」「年齢のせい」と放置しがちです。
結果、気づかないうちに病気が進行してしまい、気づいたときには手遅れだった…というケースは少なくありません。

重大な健康被害を避けるためにも、男性で貧血症状がある場合は病院を受診してください。
特に中年以降の男性は、「年齢のせい」と決めつけないことが大切です。

出典:厚生労働省 貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう | e-ヘルスネット

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スポーツをしている男性は貧血に注意!

スポーツをしている男性は、していない方に比べて貧血のリスクが高めです。
スポーツが原因の貧血は、スポーツ貧血とも呼ばれています。

スポーツによって貧血が起こる原因は、以下の通りです。

  • 運動中は大量の酸素が必要となるため
  • 筋肉の合成に大量の鉄分が必要であるため
  • 汗と一緒に鉄分が体外に排出されるため
  • 足裏・全身への衝撃で赤血球の破壊が起こりやすいため
  • 鉄分の消費量に比べて、摂取量が少ないため

スポーツをしている男性は、さまざまな理由から大量の酸素・鉄分を必要としています。
つまりスポーツをしていない方に比べて、鉄分の消費量が多いのです。

もし鉄分の摂取量が消費量に追いつかなければ、貧血が起こりやすくなります。
そのため普段から鉄分が豊富な食品を食べるなどして、貧血予防を心がけることが大切です。

貧血の治療には通常3ヶ月~6ヶ月程度かかります。
治療によって時間をロスしないためにも、スポーツをする方は特に貧血予防を心がけましょう

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男性の貧血に関するQ&A

男性でも貧血は発生するのでしょうか?

はい、男性でも貧血は発生します。

男性は女性と比べて鉄分の消費が少ないため貧血になりにくいとは言われています。
しかし食事が偏っていたり、大量の出血、慢性疾患がある場合などは貧血になる可能性があります。

男性の貧血の一般的な症状は何ですか?

貧血の症状は性別によらず一般的には同じで、疲れやすさ、息切れ、頭痛、めまい、冷え性などが挙げられます。
また、重度の貧血の場合には顔色の悪さや動悸、胸痛、記憶力の低下等の症状が現れることもあります。

男性の貧血の原因は何ですか?

男性の貧血の原因は様々で、栄養不足(特に鉄分やビタミンB12、葉酸の不足)、出血(内出血や外傷による出血)、慢性疾患(腎臓病や癌など)、また特定の薬の副作用などが挙げられます。

男性の貧血の治療法は何ですか?

男性の貧血の治療法は、その原因によります。
鉄分不足が原因の場合は、鉄分補給のための食事療法や鉄剤の摂取が行われます。

出血が原因の場合は出血源の治療が必要です。
また、慢性疾患が原因の場合はその疾患の管理が重要となります。

男性の貧血を予防するためにはどうすれば良いですか?

男性の貧血を予防するためには、偏った食事を避け、鉄分やビタミンB12、葉酸を含む食事を心がけることが重要です。
また、定期的な健康診断で血液検査を受けることで、早期に貧血を発見し、適切な対応をすることも大切です。

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男性が貧血になる原因まとめ

ここまで、男性が貧血になる原因についてお伝えしてきました。
男性が貧血になる原因の要点を以下にまとめます。

  • 男性の貧血の原因は鉄分不足・スポーツのほか、消化器官からの出血が代表的
  • 貧血になりやすいのは、食生活が乱れている男性や、胃腸が弱っている男性
  • 貧血の症状とは、めまい・動悸・息切れなど
  • 貧血の対策法は、食生活の改善・鉄分の摂取・医師の治療などが代表的

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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