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トップページ>健康お役立ち記事>脳梗塞>脳梗塞の入院期間はどのくらい?平均日数、重症度、費用について

脳梗塞の入院期間はどのくらい?平均日数、重症度、費用について

脳梗塞を発症すると入院やリハビリが必要です。
症状の程度によって、治療やリハビリの方法は変わってきます。

では、脳梗塞を発症した後の入院期間はどのくらいでしょうか?
また、治療やリハビリはどのように進めていくのでしょうか?

本記事では脳梗塞の入院期間について以下の点を中心にご紹介します。

  • 脳梗塞とは
  • 脳梗塞の一般的な入院期間
  • 脳梗塞後のリハビリについて

脳梗塞の入院期間について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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脳梗塞とは


脳梗塞とは、脳血管障害である脳卒中の1つです。
脳の血管が何らかの原因で詰まり、血液が流れなくなるために起こる疾患です。

脳卒中には、脳梗塞のほかに、脳出血やくも膜下出血があります。

脳出血は脳の血管が破れて出血した結果、血腫となり脳を圧迫します。
くも膜下出血は、脳を覆う膜であるくも膜の血管が破れて出血し脳を圧迫します。
脳出血とくも膜下出血は出血することで発症するため、脳梗塞とは違います。

脳梗塞には以下の3つの種類があります。

  • ラクナ梗塞
  • アテローム血栓性脳梗塞
  • 心原性脳塞栓症

それぞれ解説します。

ラクナ梗塞

ラクナ梗塞とは、脳の奥深くの血管が詰まることで起こる脳梗塞です。
脳の奥深くにある、穿通枝(せんつうし)という細い血管が詰まることで、発症します。

ダメージを受ける脳細胞の範囲が狭いため、脳梗塞と比べて症状が軽いのが特徴です。
しかし、脳のいろいろな場所で頻発すると、認知症や言語障害を起こす恐れがあります。
引用:「ラクナ梗塞 (らくなこうそく) | 済生会

アテローム血栓性脳梗塞

アテローム血栓性脳梗塞とは、血栓が脳の奥深くの血管に詰まることで起こる脳梗塞です。
脳内の動脈や頸動脈で動脈硬化が進行し、できた血栓が血管に詰まることで発症します。

発症時の症状は、軽いことが多いですが、進行すると症状が重くなる恐れがあります。
糖尿病や高血圧など、動脈硬化のリスクが高い人に発症する場合が多く、注意が必要です。

心原性脳塞栓症

心原性脳塞栓症とは、心臓でできた血栓が、脳の動脈に詰まることで起こる脳梗塞です。
心疾患や不整脈などにより、心臓内の血液が淀むことで、血栓ができると考えられています。

血栓が動脈を詰まらせて発症するため、重症化しやすい症状です。
突然発症し、麻痺や意識障害が起こり、最悪の場合、死に至る恐れもあります。
引用:「心原性脳梗塞 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

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脳梗塞の平均入院期間


脳梗塞(脳血管疾患)の平均在院日数は、78.2日です。
3ヶ月近くも、入院していることが分かります。

一方で、患者全体の平均在院日数は、29.3日です。
およそ1ヶ月ほどで、退院できていることが分かります。

さらに比較するため、代表的な疾患である、癌患者を見てみましょう。
癌患者全体の平均在院日数は、16.1日です。
患者全体の平均日数から見ても、少ない日数で退院しています。

脳梗塞での入院は、ほかの疾患より長い日数になる傾向にあることがわかります。
出典:厚生労働省「– 11 – 3 退院患者の平均在院日数等

脳梗塞の症状


脳梗塞の症状として以下のものがあります。

  • 運動障害
  • 感覚障害
  • 言語障害
  • その他の障害

それぞれ解説します。

運動障害

運動障害の症状として、以下のものがあります。

  • 片側のどちらかに力が入らない、または動かなくなる
  • 真っ直ぐに歩けない
  • 持っているものを落としてしまう、など

感覚障害

感覚障害の症状として、以下のものがあります。

  • 片側どちらかの手足に力が入らない
  • 感覚が鈍くなる
  • 片側の手足がしびれる、など

言語障害

言語障害の症状として、以下のものがあります。

  • 言葉がうまく出ない
  • 呂律が回らない、など

その他の障害

その他の障害としては、以下のものがあります。

  • ふらつく
  • めまい
  • 意識障害
  • 顔の半分(目元や口元)に力が入らず歪んでいる、など
AGA

脳梗塞の治療法は


脳梗塞の治療法として、以下の3つの初期治療があります。

  • t-PA療法
  • 血管内治療
  • 薬物治療

それぞれ解説していきます。

t-PA療法

t-PA療法とは、血栓を溶かす薬である、「t-PA」を使用する治療です。
患者にt-PAの点滴をし、血栓を溶かして脳梗塞を治療します。

脳梗塞の発症から、4時間半以内にのみ行える治療のため、早期発見でなければ使用できません。

血管内治療

血管内治療とは、血管にカテーテルという細い管を通し、血栓を取り除く治療です。

カテーテルには、ステント型と吸引型の2種類があります。
ステント型は、網のような機器を血管内で広げ、血栓を絡め取ります。
吸引型は、固い血栓も吸引できます。

いずれも、脳梗塞発症後8時間以内なら行える治療法です。
引用:「血管内治療 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

薬物療法

薬物療法には、抗血小板薬、抗凝固薬、脳保護薬、抗浮腫薬などが使用されています。
いずれも血流を良くしたり、血の固まりを取る効果があります。

健達ねっとECサイト

脳梗塞の手術と入院期間


脳梗塞の手術には、以下の2つがあります。

  • カテーテル手術
  • バイパス手術

それぞれ、入院期間とともに解説します。

カテーテル手術

カテーテル手術は、足の付け根にある大動脈からカテーテルを挿入し、血管内部から治療します。
手術時間は短く、ほとんどの場合、1〜3時間です。

血管内治療の前に、血管解剖を評価する検査や、術前の内服などが必要になります。
体を切開する手術ではないため、入院期間は1週間ほどです。

バイパス手術

バイパス手術は、詰まった血管を避けるように、血管を繋ぐ手術です。

入院期間は1〜2週間程度です。
しかし、バイパス手術は侵襲が大きいため、入院期間が遷延しやすくなります。

薬の使い方

脳梗塞の入院期間と費用


一般的に、脳梗塞の入院でかかる自己負担額は、52万1,561円です。

入院費用は、あくまで一般的にかかる費用です。
治療法や入院期間によって、費用が異なる場合があります。

特に、脳梗塞での入院は、入院日数が延びることがあるため、費用も高額になります。

脳梗塞の入院期間に関連する要因


脳梗塞の入院期間に関連する要因として、以下のものがあります。

  • 障害部位や重症度
  • 年齢(高齢者)

それぞれ解説します。

障害部位や重症度

脳梗塞の入院期間は、脳梗塞で障害された脳の部位や範囲によって、ことなります。
軽症の場合は、10〜14日程度の入院が一般的です。

重症の場合は、症状改善のため、リハビリテーションの必要があります。
そのため、入院期間が長期化することもあります。

リハビリテーションについては、後の項目で解説します。

年齢(高齢者)

年齢が高くなるほど、入院期間は長くなる傾向があります。
身体機能の回復が、遅延傾向にあるためです。

平成29年の平均入院日数によると、全体平均では29.3日です。
しかし、75歳以上の平均入院日数は43.6日と、平均から見ると長くなります。

高齢になってから入院すると、かなり長い期間、入院が必要になる恐れがあります。
出典:厚生労働省「– 11 – 3 退院患者の平均在院日数等

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脳梗塞後のリハビリテーション


脳梗塞後のリハビリテーションは、以下のものがあります。

  • 急性期リハビリ
  • 回復期リハビリ
  • 維持期リハビリ

それぞれ解説します。

急性期リハビリ

急性期リハビリは、発症直後から2週間の間に行われるリハビリのことです。
主に離床訓練、機能回復訓練、ADL訓練、摂食、嚥下訓練などが行われます。

急性期リハビリは、早期開始が重要になります。
寝たきりの期間が長くなると、体力の低下や筋肉が固まったり、拘縮が起きる恐れがあるためです。

回復期リハビリ

回復期リハビリは、発症から3〜6ヶ月の間に行われるリハビリのことです。
回復期病院へ転院して行うリハビリで、自宅退院に向けた動作訓練などが中心になります。

回復期病院でのリハビリは、利用制限があります。
脳梗塞の場合は150日、高次脳機能障害を伴う重度脳血管障害の場合は180日が上限です。

以降は次に紹介する、維持期リハビリになります。

維持期リハビリ

維持期リハビリは、回復期リハビリが終了して以降に行う、リハビリのことです。
自宅でのリハビリや訪問リハビリ、デイサービスでのリハビリなどがあります。

内容は、実際の生活環境に合わせたリハビリが中心になります。
麻痺した能力を回復する訓練や、麻痺していない側を利用した、生活能力を高める訓練が特徴です。

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脳梗塞発症3カ月後の身体・生活の状況は?


脳梗塞発症後3ヶ月後の、身体や生活の状況について解説します。

厚生労働省の調べによると、全体の69%の方が、mRS「0−2」の軽度の障害です。
残りの31%の方は、何らかの介護が必要な状態になっています。

生活場所については、全体の64%の方が、自宅で生活しています。
リハビリ病院や施設など、介護が必要な生活を送っている方は、全体の21%です。
脳梗塞発症後に、自宅退院している割合が最も多くなっているのがわかります。
出典:厚生労働省「図表1-2-6 脳卒中患者(18-65歳)の予後

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脳梗塞の入院期間のまとめ


ここまで脳梗塞の入院期間についてお伝えしてきました。
脳梗塞の入院期間の要点をまとめると以下の通りです。

  • 脳梗塞の種類には、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症がある
  • 脳梗塞の一般的な入院期間は、78.2日
  • リハビリには、急性期リハビリ、回復期リハビリ、維持期リハビリがある

脳梗塞の入院期間の情報が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

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