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トップページ>健康お役立ち記事>高齢者の病気>緑内障の失明率は約25%|年代別の有病率と失明を防ぐ対策について

緑内障の失明率は約25%|年代別の有病率と失明を防ぐ対策について

緑内障は視野が欠けてくる病気です。
また、緑内障は日本人の失明原因の第1位です。

緑内障の失明率はどれくらいなのでしょうか?
緑内障を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?

本記事では、緑内障の失明率について以下の点を中心にご紹介します。

  • 緑内障の失明率
  • 緑内障の主な原因とは
  • 緑内障による失明率を下げるには

緑内障の失明率について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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緑内障とは

緑内障は、眼圧の影響により眼の中の神経線維が障害を受け、視野が狭くなる病気です。
適切な治療が行われなければ、最終的には失明する可能性があります。
早期発見と適切な治療が視力を保つための鍵となります。

緑内障の種類と特徴

緑内障にはいくつかの種類がありますが、日本人で最も多いのは「正常眼圧緑内障」です。

これは眼圧が正常範囲であるにもかかわらず視神経が障害を受けるタイプの緑内障です。
40歳以上の日本人の20人に1人の割合で緑内障が見られ、70歳以上では約8人に1人が緑内障といわれています。

緑内障の原因

緑内障の主な原因は眼圧の上昇です。

しかし、正常眼圧緑内障のように眼圧が正常範囲であっても発症することがあります。
これは眼圧だけが緑内障の原因ではなく、神経の耐性や血流など他の要素も関与していると考えられています。

緑内障の症状

緑内障の初期段階では自覚症状がほとんどありません。
病状が進行すると視野が狭くなり、最終的には視力が落ちます。

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緑内障の診断と治療

緑内障は視神経を損傷し、最悪の場合、視力喪失につながる病気です。
早期発見と適切な治療が重要となります。
本章では、緑内障の早期発見と診断方法、そして治療法と新しい治療技術について詳しく解説します。

緑内障の早期発見と診断方法

緑内障は「無痛性視野狭窄」を特徴とする病気で、初期段階では自覚症状がほとんどありません。
そのため、定期的な眼科検診が早期発見の鍵となります。

診断は、眼圧測定、視野検査、眼底検査などの一連の検査により行われます。
眼圧測定は、緑内障の最も重要なリスクファクターである高眼圧を確認します。
視野検査は、視神経の損傷が視野にどのように影響しているかを評価します。
眼底検査では、視神経の盤状窪み(杯状窪み)の形状や大きさを評価し、緑内障の進行度を判断します。

これらの検査により、緑内障の早期発見と診断が可能となります。

緑内障の治療法と新しい治療技術

緑内障の治療の目的は、視神経の損傷を防ぎ、視力を維持することです。

治療法は主に3つあり、薬物療法、レーザー治療、そして手術です。
薬物療法は、眼圧を下げる目薬を使用します。
レーザー治療は、眼圧を下げるために眼の排水路を開く手術です。

そして、これらの治療が効果不十分な場合には、手術が選択されます。

近年では、ミニマムインヴェイシブ・グローコマ・サージェリー(MIGS)と呼ばれる新しい治療技術が開発され、緑内障の治療選択肢が広がっています。
MIGSは、従来の手術よりも侵襲性が低く、回復期間も短いという特徴があります。

これらの治療法を適切に選択し、適用することで、緑内障の進行を抑え、視力を維持することが可能となります。

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緑内障の失明率は約25%

緑内障の失明率についてご紹介します。
また、緑内障患者の多くが自覚症状がないことについても、説明していきます。

中途失明の原因の約25%は緑内障

緑内障は、日本人の中途失明の原因の1位で約25%を占めます。
中途失明とは、ケガや病気などが原因で後天的に失明することです。

緑内障患者の中で、本当に失明に至る方は少数といわれています。
しかし、緑内障の失明率は低くはありません。
理由は、緑内障は患者数がとても多い眼病であるためです。

たとえば、60歳以上の方の有病率は約10%です。
緑内障はほかの眼病に比べると発症者が多いため、必然的に失明者の数も大きくなります。

自覚症状が出にくいことも、失明率が高いといわれる原因の1つです。
発見が遅れがちになるため、気づいたときには失明寸前まで重症化しているケースが非常に多いのです。

緑内障発症から失明に至るまでには、平均10〜20年ほどかかります。
つまり、緑内障を発症したからといって、すぐに失明するわけではありません。

緑内障は、適切な治療を受ければ進行を抑えることもできます。
そのため、失明を回避できる可能性が高い病気です。

緑内障を発症しても、視野を保ったまま寿命を迎える方も決して少なくありません。
ただし、症状を放置すれば当然ながら失明のリスクは高まります。

緑内障の進行を抑え、失明を回避するためには、症状に気づいた時点で眼科を受診することが大切です。

緑内障患者の90%は無自覚

緑内障の失明率が高いといわれる原因の1つは、自覚症状があらわれにくいことです。
実際に、緑内障患者の方のうち、約90%は無自覚とも指摘されています。
緑内障を発症しているとは知らずに無治療のまま過ごし、症状が悪化してしまうのです。

緑内障は視野が徐々に欠けていく眼病です。
一般的には視野の真ん中の一部が欠け、進行とともに欠損範囲が広くなります。

症状の進行スピードは非常に緩やかです。
そのため、重症化するまで緑内障に気づかない方は少なくありません。

緑内障に気づかず放置すると、視野の欠損はだんだん進みます。
重症化するまで緑内障に気づかず、「発見したときには失明の1歩手前だった」というケースは多々みられます。

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緑内障の年代別・男女別の有病率

緑内障は年齢が上がるにつれ、リスクが高くなります。
下記の表は、多治見市で行われた調査のデータをもとに、年代別・性別の緑内障の有病率をあらわしたものです。

男性(%)女性(%)
40代2.12.3
50代3.52.4
60代5.96.7
70代10.510.5
80代以上16.48.9

出典:日本緑内障学会【「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査(通称:多治見スタディ)」報告

緑内障のリスクが特に高まるのは、40歳以降からです。
40代の方のうち、20人に1人は緑内障有病者といわれています。

また、緑内障は20代・30代の方が発症することもあります。
年齢が若いからといって過信せず、視野に違和感がある場合は、すぐに眼科を受診してください。

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若い世代の人が緑内障になる要素

緑内障の原因は、はっきり解明されていません。
しかし、40歳以下の緑内障の危険因子として、以下のような要素が指摘されています。

  • 遺伝
  • 喫煙
  • 強度近視
  • スマートフォン・PCの使用などによる目の酷使

若年性の緑内障は、遺伝によって発症することが少なくありません。
もし家族に緑内障の方がいて、本人に強度の近視などがある場合は、特に発症リスクが高いといえます。

生活習慣の乱れも緑内障の大きな原因です。
特にスマートフォンやPCの使いすぎには注意しましょう。
デジタル機器から発せられるブルーライトは眼精疲労を招き、緑内障のリスクを高めます。

さらに、長時間のPCの使用は首や肩のこりを招き、頭部への血流が滞りやすくなります。
すると、目の奥にある神経がダメージを受けやすくなるため、緑内障のリスクが上昇します。

また、喫煙も緑内障の大きな危険因子です。
タバコの煙に含まれるニコチンなどは、視神経にダメージを与えます。
緑内障予防のためには、タバコはやめるのがベストです。

緑内障の早期発見で失明は避けられる

緑内障は失明率が高い病気といわれていますが、早期発見で失明は避けられます。
早期に発見・治療すれば、進行をある程度コントロールすることも可能です。

失明を避けるためにも、視野に違和感などがある場合は、速やかに眼科を受診しましょう。

40代からは定期的な検診を推奨

緑内障は40代以降に増える傾向があります。

40歳を過ぎたら、半年~1年に1度は眼科検診を受けましょう

緑内障は、放置するほど失明率が高くなります。
緑内障は自覚症状があらわれにくいため、無意識に放置している方は少なくありません。
眼科検診を受けると緑内障を発見しやすくなるため、失明率も自然に低くなります。

緑内障によって欠けた視野は、治療しても2度と元に戻りません。
損傷した視神経は再生しないためです。

視野をできる限り広く保つためにも、緑内障は早期に治療し、進行を食い止めることが重要です。

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緑内障の失明率に関するよくある質問|Q&A

緑内障を放置した場合どれくらいの確率で失明しますか?

緑内障の進行は個々の人により異なりますが、治療を受けずに放置すると最終的に視力の喪失につながる可能性があります。

早期発見と適切な治療により、視力喪失のリスクは大幅に低下します。

緑内障の早期発見と治療によって、失明率はどの程度減少しますか?

早期の発見と適切な治療は、緑内障による視力喪失のリスクを大幅に減らすことができます。
具体的な数値は緑内障の種類や患者の年齢、一般的な健康状態によって変わるため一概には言えませんが、治療により視力の喪失を防ぐことが多いと言えます。

緑内障による失明はどれほど視野に影響しますか?

緑内障は初期段階では主に周辺視野に影響します。
しかし、放置されると視野の欠損は中心に向かって進行し、最終的には全視野に影響を及ぼす可能性があります。
これが最終的に全盲につながる可能性があるため、早期の発見と治療が重要となります。

緑内障の治療は失明を完全に防ぐことができますか?

緑内障の治療は、視力喪失のリスクを大幅に減らすことが目的です。
しかし、すでに視力が損なわれた部分を回復させることはできません。
したがって、緑内障の初期発見と治療が重要となります。

高齢者が緑内障により失明する確率はどれくらいですか?

高齢者は緑内障のリスクが高まりますが、それが必ずしも失明につながるわけではありません。
緑内障のタイプ、患者の全般的な健康状態、そして治療への応答などによって失明のリスクは変わります。
適切な診断と治療が行われれば、多くの高齢者でも視力を保つことが可能です。

緑内障の失明率のまとめ

ここまで、緑内障の失明率についてお伝えしてきました。
緑内障の失明率の要点をまとめると以下の通りです。

  • 中途失明の原因の25%は緑内障だが、緑内障による失明率自体はさほど高くない
  • 緑内障の主な原因として、遺伝・喫煙・生活習慣の乱れなどがある
  • 緑内障による失明率を下げるには、早期発見することが大切

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
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