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健達ねっと>健康お役立ち記事>健康診断>健康診断前日の食事で注意すべきこと|正しい食事と避けるべき食べ物

健康診断前日の食事で注意すべきこと|正しい食事と避けるべき食べ物

健康診断とは自分の健康状態を診断して、病気の徴候がないかを調べることをいいます。
健康診断前日の食事は、食事の内容と時間に気をつける必要があります。
では、健康診断前日の食事にはどのようなルールがあるのでしょうか。

本記事では、健康診断前日の食事について以下の点を中心にご紹介します。

  • 健康診断前日の食事のルールとは
  • 健康診断前日の食事で影響のある検査項目について
  • 健康診断当日の朝食について

健康診断前日の食事について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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健康診断とは

健康診断とは自分の健康状態を診断して、病気の徴候がないかを調べることをいいます。
とくに生活習慣病は自覚症状がないことが多いため、自分は健康と思っている方が多いのではないでしょうか。

本当の健康状態を知るためにも、年に一度は健康診断を受けることを推奨しています。

また、企業に勤務している方は、労働安全衛生法に基づき、年に一度、健康診断を受けることが義務付けられています。
一般検診と呼ばれるものは、身体測定、血液検査、胸部X線、尿検査など基本的なものが中心になります。

そのほか、生活習慣病の予防や早期発見を目的に、40~74歳の方を対象にした特定健康診査もあります。

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健康診断前日の食事のルール

健康診断前日の食事のルールには

  • 前日の食事を済ませる時間
  • 控えた方が良い食事
  • 健康診断前日におすすめの食事

などがあります。
以下でそれぞれ具体的にご紹介します。

健康診断前日の食事を済ませる時間

健康診断前日の夕食は、遅くても夜9時ころまでには済ませましょう。
健康診断は、空腹時の血糖値を測定するため、胃に食べ物が入っていると正確な値が測れなくなってしまいます。

再検査にならないようにするためにも、食事の時間には十分気をつけましょう。
また、カロリーの高いジュースやコーヒーなどの飲み物も血糖値を上昇させることがあるため、できるだけ控えましょう。

のどが渇いたときは、血糖値に影響しない水を飲みましょう。
しかし、胃カメラを使用するときは、水も制限されることがあるため、事前に確認することが大切です。

健康診断前日に控えた方が良い食事

健康診断前日に控えた方が良い食事には、以下のようなことがあります。

  • 天ぷら、とんかつなどの揚げ物
  • こってりしたラーメン
  • 焼き肉
  • ケーキ、生クリーム、チョコレート
  • 脂質、糖質の多い食べ物など

健康診断前日には、食べる物に注意が必要です。
また、健診機関では、前日の夕食になるべく消化の良いものを食べるようにと指定されることがあります。

健康診断前日の夕食に脂っこいものや甘いものを食べると、血糖値や中性脂肪の値に影響を与える可能性があります。
そのため、正しい検査結果を知るためにも、健康診断前日の食事には気をつけましょう。

健康診断前日におすすめの食事

健康診断前日は、脂っこいものは摂らずに消化の良いものを食べましょう。
消化の良いものには、以下のようなものがあります。

  • 煮込みうどん
  • お粥
  • 野菜スープ
  • 焼き魚(白身)
  • 鶏ササミのサラダ

食べられるものが限定されて困る方は、調理方法を工夫することがおすすめです。
たとえば、野菜は温野菜にしたり、卵は半熟にしたり、繊維質のものは小さく刻んで食べることで消化スピードが早くなります。

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健康診断前日はアルコールは厳禁

健康診断前日は、アルコールを控えましょう。
アルコールを飲んでしまうと、健康診断の結果に悪影響を与える恐れがあります。

たとえば、健康診断前日にお酒を飲むと、血中のアルコール濃度が高い状態で健康診断を受けることになります。
血中のアルコール濃度が高いと、血糖値や尿酸などの値に影響を与えて、正確な検査結果が得られない恐れがあります。

そのため、健康診断前日にお酒を飲むのは止めましょう。

また、健康診断前日のお酒は、何時間前であっても飲んではいけないとなっています。
ちなみに、血中アルコール濃度が低下するまでにかかる時間は、350mLの缶ビールの場合、3時間ほどかかるといわれています。

しかし、血中アルコール濃度の変化には個人差があるため、健康診断前日は飲まないようにしましょう。

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健康診断前日の食事で影響のある検査項目

健康診断前日の食事で影響のある検査項目について、以下でみていきましょう。

健康診断前日の食事で影響が出る検査項目

検査結果に影響が出る項目には、血糖値と中性脂肪があります。
血液検査の数値を正しく得るために、食事が与える影響や検査時間の影響をできるだけ少なくする必要があります。

血糖値は食事の影響を受けやすく、食後に高くなります。
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度をあらわしています。
血糖値が高い状態は糖尿病が疑われ、本来は不要だったはずの追加検査が必要になることもあります。

また、血液中の中性脂肪も食事の影響を受けやすく、食後に高くなります。
中性脂肪はエネルギー源であるブドウ糖が不足したときに、ブドウ糖を補うためのエネルギー源となります。

体内に取り込んだエネルギーが余った場合は、肝臓で中性脂肪が合成され皮下脂肪として蓄えられます。

中性脂肪が高いと動脈硬化が進行して、脳梗塞、心筋梗塞を起こすリスクが高くなります。
正確ではない中性脂肪の値が出てしまうと、不要だったはずの追加検査や生活指導が必要になります。

決められた時間よりも後に誤って食事を摂ってしまった場合は、医療スタッフに報告して、検査ができるか確認しましょう。

検査できない可能性がある項目

食事を誤って摂ってしまった場合は、医療スタッフに報告して、食事の時間と食べたもの量をなるべく正確に伝えましょう。
食事をしたことを報告することで、血液検査の結果は、空腹時ではなく食後〇時間後などに書き換えてくれることもあります。

しかし、胃カメラ、腹部エコー、バリウムは、後日の検査になる可能性があります。
胃カメラ、腹部エコー、バリウムの検査項目は、胃と腸を見るため、内容物があると検査が難しくなってしまいます。

そのため、二度手間になってしまいますが、正確な診断を受けることを優先するために、別日で予約をした方が良いでしょう。

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健康診断の当日の朝ごはんについて

健康診断の当日の朝ごはんについて

  • 健康診断が午前の場合
  • 健康診断が午後の場合

以下でそれぞれみていきましょう。

健康診断が午前の場合

健康診断を午前中に受けるときは、当日は朝食を摂らずに健康診断を受けましょう。
健康診断前の10時間ほどは、基本的に飲食物を摂取してはいけません。
前日の夜9時までには、消化の良い食事を済ませておきます。

また、水分摂取に関しては、就寝前までは水や白湯であれば摂取可能です。
しかし、糖分の入った飲み物は良くないので、あめやガムなども控える必要があります。

そのほか、健康診断前日は、暴飲暴食とアルコールの摂取は控えましょう。

健康診断が午後の場合

健康診断が午後の場合は、血液検査は食後10時間以上あけることで正確な数値が得られます。
朝食には、トースト一枚程度の軽めの食事は問題ありません。

健康診断当日の朝食で避けるべき食事には以下のようなものがあります

  • マーガリン、バター
  • 牛乳
  • チーズ
  • 砂糖入りのコーヒー
  • 果肉入りのフルーツジュース

また、健康診断までの間は、水やお茶以外の飲食物を口にしない決まりになっています。

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健康診断の判定基準は随時見直されている

健康診断の項目の中でも食事の影響が大きい項目は、判定基準の見直しや追加があります。
健康診断で用いられる基準値とは、健康な方の検査データを統計学的に算出した数値のことです。

健康診断の後は、検査項目ごとに数値と基準値を照らし合わせて、異常なし異常ありなどといった判定を行います。
異常があった場合は、より精密な検査が必要となります。

また、健康診断前日や当日のみ食事に気をつけるよりも、日頃から栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。

健康診断前日の食事 についてよくある質問|Q&A

健康診断前日に飲むことができる飲み物は何ですか?

健康診断前日には、アルコールやカフェインを含む飲み物を避けることが推奨されます。
これらの成分は一時的に体の状態を変化させ、検査結果に影響を及ぼす可能性があります。
水分補給は重要ですが、飲み過ぎにも注意しましょう。
健康診断当日は空腹時に血液を採取するため、前夜の食事後は何も飲食しないことが求められます。

健康診断の食事の影響は何日前までですか?

健康診断の結果に影響を及ぼす食事の影響は、検査項目によりますが、一般的には前日の食事が最も影響力が大きいとされています。
しかし、長期的な飲食習慣が健康状態に影響を及ぼすため、健康診断の結果はあくまでその時点でのスナップショットであり、日頃の生活習慣が重要です。

血糖値検査の前日はどんな食事がよいですか?

血糖値検査の前日は、特に糖分の多い食事や飲み物を控えることが推奨されます。
また、食事の量も適切に調整し、過度な食事を避けることが重要です。
健康診断当日は空腹時血糖値を測定するため、前夜の食事後は何も飲食しないことが求められます。

コレステロール検査の前日はどんな食事がよいですか?

コレステロール検査の前日は、脂質の多い食事を控えることが推奨されます。
特に動物性脂肪が多い食品、揚げ物、バターやチーズなどの高脂肪食品は避けるようにしましょう。
また、健康診断当日は空腹時に血液を採取するため、前夜の食事後は何も飲食しないことが求められます。

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健康診断前日の食事のまとめ

ここまで、健康診断前日の食事の情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。

  • 健康診断前日の食事は、前日の夕食は夜9時まで、脂質と糖質を控えるなど
  • 健康診断前日の食事で影響のある検査項目は、血糖値、中性脂肪
  • 健康診断当日の朝食は、健康診断が午前中の場合は朝食を摂らない、健康診断が午後の場合は軽めに摂る

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
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  • 学研グループと融合したメディア
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