健康診断とは、自分の健康状態を診断して、病気の徴候がないかを調べることをいいます。
健康診断を受けるとき、服装について悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
では、健康診断の服装はどのような服装が適しているのでしょうか。
本記事では、健康診断の服装について以下の点を中心にご紹介します。
- 健康診断に適した服装とは
- 健康診断で避けるべき服装とは
- 健康診断のときにあると便利な持ち物について
健康診断の服装について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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健康診断とは
健康診断とは、自分の健康状態を診断して、病気の徴候がないかを調べることをいいます。
とくに生活習慣病は自覚症状がないことが多いため、健康と思っている方がほとんどです。
そのため、本当の健康状態を知るためにも、年に一度は健康診断を受けることが勧められています。
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健康診断に適した服装
健康診断に適した服装は、男性、女性別で変わってきます。
以下でそれぞれ具体的にご紹介いたします。
男性
男性の健康診断に適した服装は、インナーにTシャツを着用することで検査がスムーズになります。
おすすめの服装は、トップスはTシャツ、またはワイシャツの中にTシャツを着用しましょう。
また、ボトムスは、ジャージ、ハーフパンツ、スラックスなどがお勧めです。
ボトムスは、ゴム仕様になっている方が検査の際に妨げになりません。
スラックスの場合は、ベルトを外しておいた方がよりスムーズでしょう。
しかし、ベルトをつける場合は、すぐに外せるように使い慣れたベルトを着用しましょう。
足元は、靴下を着用し、スムーズに着脱できるものがお勧めです。
仕事の合間に健康診断を受ける場合は、ジャケットを脱いで向かうと良いでしょう。
また、ネクタイや時計はあらかじめ外しておきましょう。
女性
お勧めの服装には、
- 上下セパレートの服
- 着脱しやすい靴
- 無地のTシャツ
- 金属やプラスチックが使用されていない下着や服
などです。
女性の健康診断に適した服装は、脱ぎ着がしやすい上下が分かれている服装です。
忘れがちなのが足元で、ストッキングやタイツよりも靴下が適しています。
また、ブーツよりも手を使わずに脱げる靴が良いでしょう。
年に1度の健康診断は受けていますか?つい面倒で、しばらく受けていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。健康診断は、病気の早期発見や予防に欠かせません。 本記事では健康診断について以下の点を中心に[…]
健康診断で避けるべき服装
健康診断で避けるべき服装には、どのような服装があるのでしょうか。
以下で、それぞれ具体的にご紹介いたします。
男性
男性の健康診断で避けるべき服装は
- 着脱に時間のかかる靴や服
- 上下がつながっている服
- 金属、プラスチックなどが付いた下着や服、アクセサリー類
などがあります。
また、男性が仕事の合間に健康診断を受ける際は、ネクタイやベルトは外すことが大切です。
健康診断を受ける医療施設のロッカーに、バッグや時計、アウターなどと一緒にしまっておきましょう。
女性
女性の場合は、胸部X線での検査で下着が最も問題となります。
カップ付きのブラトップはホックやワイヤーがないため、レントゲンに向いてると思う方もいるでしょう。
しかし、ブラトップの肩紐にプラスチック製のアジャスターが付いていることもあるので注意しましょう。
また、医療施設によってはカップの厚みから脱ぐことを指示することもあります。
そのため、カップ付きインナーは避けるのが無難でしょう。
おすすめは、ブラジャーをつけて検査直前に、半袖の袖からブラジャーを外すのが良いでしょう。
また、下着を外すように指示のある医療施設の場合は、ブラジャーの方が外しやすいでしょう。
足元は、靴下やスムーズに着脱できるスニーカーやパンプスがお勧めです。
また、寒い季節は重ね着がお勧めですが、かぶるタイプの服は着脱を繰り返すことで面倒になる可能性があります。
そのため、羽織もので対策をしましょう。
健康診断で服装がとくに重要な検査項目
健康診断で服装がとくに重要な検査項目には
- 診察(理学所見)
- 身長・体重(身体計測)
- 腹囲(身体計測)
- 血圧測定
- 血液検査
- 胸部X線(レントゲン)検査
- 心電図検査
などがあります。
以下でそれぞれ具体的にご紹介いたします。
診察(理学所見)
診察では、貧血を調べる目の視診、甲状腺やリンパ節などを調べる頸部の触診、心音を調べるための聴診などが行われます。
中でも、聴診は服の中に聴診器を入れて行われます。
そのため、健康診断の服装で基本になりますが、上下が繋がっている服は適していません。
身長・体重(身体計測)
ほとんどの健康診断では、身長と体重が同時に調べられる機器が使用されます。
計測するときは靴を脱いで測るため、着脱に時間のかかる靴やブーツは避けましょう。
腹囲(身体計測)
胸囲は、足をそろえて立った状態で、服を持ち上げてお腹のまわりを直接測ります。
そのため、診察と同様に上下がつながっている服は避けましょう。
また、補正下着や腰につけるサポートベルト、腹巻も健康診断時は外しましょう。
血圧測定
血圧は二の腕に機器を巻いて測定します。
薄手の服の場合は、服の上からでも測定できますが、厚手の服は脱ぐように指示されることがあります。
そのため、厚手のトレーナーやセーターは避けましょう。
また、以前は腕まくりをした状態で測定をしていたかと思います。
しかし、きつい袖の服をまくしあげると、ひじの上で腕が締め付けられてしまいます。
腕が締め付けられると、正確な血圧が測定されないため、薄手の服の上から測定するのが良いでしょう。
血液検査
血液検査では、左右どちらかの内ひじの血管から採血します。
そのため、袖のまくりにくい服は避けましょう。
胸部X線(レントゲン)検査
胸部X線は、胸部にX線を照射して撮影した画像から病気の有無を調べます。
画像に映った影によって判断するため、胸部の臓器が確認できない服装は適していません。
不適切な服には
- 厚手の服
- 凹凸のあるプリントがある服
- ラメ・スパンコールがある服
- 金属・プラスチック類がある服
などがあります。
そのほか、アクセサリー、時計、ネクタイ、ベルト、磁気ネックレス、湿布なども外します。
女性の場合は、
- インナーのカップが厚いブラトップ
- キャミソールタイプでアジャスターがプラスチック製
などは脱ぐように指示されることがあります。
また、髪は肩にかからないように指示されるため、髪が長い方はゴムでまとめましょう。
心電図検査
心電図検査では手足や胸部に電極をつけて、ベッドに横になった状態で心臓の動きを記録する検査です。
肌に直接電極をつけるため、すぐに脱げる靴下などが良いでしょう。
ストッキングやタイツなどの着脱に時間がかかるものは、避けましょう。
健康診断のときあると便利な持ち物
健康診断のときあると便利な持ち物には
- アクセサリー入れ
- 金属やプラスチックがついていないヘアゴム
- メガネケース・コンタクトレンズの保存ケース
- 小さなカバン
などがあります。
以下でそれぞれ具体的にご紹介いたします。
アクセサリー入れ
アクセサリーをそのままバッグに入れると、健康診断が終わったあとにアクセサリーを探すときに苦労します。
ピアス、イヤリング、指輪、ネックレスなどを入れられる小さなポーチや巾着袋に入れましょう。
小さなポーチや巾着袋に入れることで、すぐにアクセサリーを出せるようになります。
金属やプラスチックがついていないヘアゴム
胸部X線検査では、髪を肩よりも上にまとめておく必要があります。
医療施設でヘアゴムが用意されていることもあるため、ヘアゴムがない場合は使用しましょう。
しかし、必ずしも医療施設でヘアゴムを用意しているわけではないため、髪の長い方はヘアゴムを持っていきましょう。
メガネケース・コンタクトレンズの保存ケース
メガネを使用している方は、検査項目によってはメガネを外すように指示されることがあります。
医療施設によっては、小物を置く台やかごが用意されていることもあります。
しかし、台やかごなどがない場合もあるため、メガネケースを持参しましょう。
また、眼底検査を行うときは、ハードコンタクトレンズ利用者はレンズを外す必要があります。
そのため、コンタクトレンズの保存ケースがあると良いでしょう。
小さなカバン
検査着に着替える場合は、健康診断に不要な手荷物はロッカーに入れることになります。
そのため、健康診断の合間にお手洗いへ行くときのハンカチなどの小物類などを入れる小さなカバンがあると便利です。
また、持ち時間に読む本なども入れられます
女性の場合は、羽織ものを入れられるほどのサイズのバッグがお勧めです。
検査項目を把握することで検診当日はスムーズになる
健康診断の当日は検査に適した服装を着ることが大切です。
また、事前に検査項目を把握しておくことで、スムーズに健康診断を受けられます。
前述のとおり、検査項目によっては避けた方が良い服装などがあります。
自分の受ける検査項目の内容に応じて、どのような服装が適しているか判断し、健康診断を受けましょう。
健康診断の服装のまとめ
ここまで、健康診断の服装の情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。
- 健康診断に適した服装は、上下セパレートの服、着脱しやすい靴など
- 健康診断で避けるべき服装は、着脱に時間のかかる服、上下がつながっている服など
- 健康診断のときにあると便利な持ち物には、アクセサリー入れ、メガネケースなど
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。