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トップページ>健康お役立ち記事>中性脂肪が低いとどうなるの?主な原因や改善方法を紹介

中性脂肪が低いとどうなるの?主な原因や改善方法を紹介

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中性脂肪が低いことについて

「中性脂肪が高すぎるのはよくない」と耳にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、中性脂肪は低い場合も健康に悪影響を与えます。

中性脂肪が低い場合の健康リスクとはどのようなものなのでしょうか。
本記事では、中性脂肪が低い事柄について以下の点を中心にご紹介します。

  • 中性脂肪が低い場合の健康への影響
  • 中性脂肪が低い主な原因
  • 中性脂肪の上げ方

中性脂肪が低い事柄について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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中性脂肪とは

中性脂肪は体脂肪の1種で、トリグリセリドとも呼ばれています。
人間では、中性脂肪は主に血液中に存在しています。
また、中性脂肪は肉・魚・食用油などの食品に含まれています。

脂肪といえば悪いものというイメージを持たれがちです。
しかし、中性脂肪は生き物が生きていくうえで重要なエネルギー源にもなります。

たとえば体内のブドウ糖が不足している場合、中性脂肪が代わりのエネルギー源として利用されることもあります。

そのため、中性脂肪は低ければよいというわけではありません。
一方で、中性脂肪が高すぎる場合も問題です。
中性脂肪が高くなると、脂質異常症をはじめさまざまな病気のリスクが上がるためです。

出典:厚生労働省【中性脂肪 / トリグリセリド | e-ヘルスネット

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中性脂肪が低い場合の影響

中性脂肪が高すぎるのは健康によくありませんが、低すぎるのも問題です。
中性脂肪が少なすぎる場合には、具体的にどのような問題が生じるのでしょうか。
まずは、中性脂肪が低い場合にあらわれる影響をご紹介します。

疲れやすくなる

中性脂肪が低いと、些細なことで疲れやすくなります。
理由は、中性脂肪は生き物の重要なエネルギー源であるためです。

中性脂肪が低いというのは、いい換えればエネルギーが不足している状態です。
そのため些細なことでぐったり疲れたり、疲れが取れにくくなったりすることがあります。

肌荒れなどが生じる

中性脂肪が低い場合、肌荒れ・抜け毛などが起こりやすくなります。
理由は、脂溶性ビタミンの吸収がうまくいかなくなるためです。

中性脂肪には、脂溶性ビタミンA・D・E・Kなどの吸収を助ける作用があります。
ビタミンAなどは、皮膚・粘膜・髪などを健やかに保つ作用があります。
そのためビタミンAなどが不足すると、肌荒れが起こりやすくなります。

また、ビタミンは、免疫力の維持にも関わります。
ビタミンの吸収が行われないと、免疫力が下がる可能性もあります。

中性脂肪は、DHA・EPAなどの必須脂肪酸の吸収にも関わります
DHAなどは脳の健康を維持する栄養素です。

中性脂肪が低いと、DHAなどの吸収に支障が出やすくなります。
DHAなどの吸収に支障が出ると、認知機能の低下などが起こる可能性があります。

体温が低下する

中性脂肪が低いと体温が下がりやすくなります。
中性脂肪が少ないと、皮下脂肪も少なくなるためです。

皮下脂肪とは、名前の通り皮膚の下に蓄積される脂肪です。
皮下脂肪には熱を蓄える働きがあります。

皮下脂肪が少ない方は、体の熱を保持するのが難しくなります。
そのため、体温が下がりやすくなるというわけです。

体温が低くなると、冷え性のリスクが上がります。
さらに免疫細胞が不活性化しやすくなるため、免疫力が下がるおそれもあります。

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中性脂肪が低い原因

中性脂肪が低くなる原因はなんなのでしょうか。
主な原因をご紹介します。

食事制限による弊害

中性脂肪が低い主な原因として、極端な食事制限が挙げられます。
たとえばダイエットのために、糖質・脂質の摂取を控えた場合が該当します。

基本的に中性脂肪は、食事から摂取したものが体内に蓄積されるためです。
そのため食事で極端に脂質などを減らすと、体内の中性脂肪が不足することがあります。

過度な運動による弊害

過度な運動をした場合も、中性脂肪が低くなるおそれがあります。
運動時にはエネルギー源として中性脂肪が消費されるためです。

アスリート並みの負荷の大きい運動では、中性脂肪の燃焼が激しくなります。
たとえ食事で適度に中性脂肪を摂っていた場合でも、消費のほうが大きくなれば、体内の中性脂肪は減少していきます。

病気

中性脂肪が低い原因として、病気も指摘されています。
たとえば、肝機能障害や甲状腺機能亢進症バセドウ病が代表的です。

甲状腺機能亢進症は、身体の新陳代謝が過度に活性化する状態です。
新陳代謝が激しくなると、エネルギー源として中性脂肪が大量に燃焼されやすくなります。

肝機能障害の方は、中性脂肪の体内での合成・貯蔵に支障をきたすことがあります。
結果として、体内の中性脂肪が極端に低くなることがあります。

遺伝・体質

遺伝や体質によって、生まれつき中性脂肪が低くなることもあります。
ちなみに、中性脂肪が低くなる場合の原因は1つとは限りません。

たとえば、もともと中性脂肪が不足しやすい体質の方が極端な食事制限を行うなどのケースがあります。

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食事制限や偏った食事による中性脂肪値への悪影響

食事制限や偏った食事を続けると、中性脂肪値に悪影響が出ることがあります。
代表的なケースをご紹介します。

糖質制限で中性脂肪低値になる

極端な糖質(炭水化物)制限をすると中性脂肪が低くなることがあります。
なぜ糖質を減らすと、中性脂肪が下がるのでしょうか。

糖質は、中性脂肪の原料であるためです。

食事で糖質を摂取すると、血液中の糖の量が増えます。
いわゆる高血糖の状態になるのです。

高血糖になると、インスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、血液中の糖をグリコーゲンという物質に変換して、筋肉・肝臓に蓄えさせる働きがあります。

摂取した糖が多すぎる場合は、すべてをグリコーゲンに変換できないこともあります。
グリコーゲンに変換されなかった糖は、中性脂肪として血液中に蓄えられます。

ダイエットなどで極端な糖質制限を行うと、中性脂肪の原料が不足します。
結果として、中性脂肪値が低くなるというわけです。

脂質制限で中性脂肪が減る

脂質は、中性脂肪の主な原料です。
ダイエットなどで極端に脂質の摂取を控えると、体内の中性脂肪は不足します。

脂質は肉・魚・食用油などの幅広い食品に含まれます。
そのため、一般的な食事をしていれば、欠乏することはあまりありません。

しかし菜食主義・ダイエットなどで脂質の摂取を控えている方は、脂質が欠乏する可能性があります。

中性脂肪は、健康維持に欠かせない栄養素のため、極端に制限するのは望ましくありません。
ダイエットしたい場合でも、脂質を適度に摂取することが大切です。

過度の飲酒は中性脂肪の合成を妨げる可能性がある

過度な飲酒が原因で中性脂肪が低くなることもあります。
具体的には、過度な飲酒によって肝機能障害が起こると、中性脂肪が低くなるおそれがあります。

肝臓は、中性脂肪を合成する器官です。
そのため肝臓に何らかの障害が起こると、中性脂肪の合成がうまくいかなくなることがあります。

肝機能障害を起こしやすい原因の1つが大量飲酒です。
あるいはC型肝炎などが肝機能障害を起こすこともあります。

薬の使い方

中性脂肪の上げ方

中性脂肪が極端に低い場合は、適正範囲まで上げることが大切です。
ここからは中性脂肪の上げ方をご紹介します。

バランスの取れた食事を取る

中性脂肪を上げるには、バランスの取れた食事を心がけましょう。
中性脂肪が低い原因の多くは、激しい食事制限・偏った食生活であるためです。

日頃の食事量が少ないという方は、まず量を増やすことを意識してください。
あわせて、糖質・脂質も適度に摂取しましょう。

炭水化物摂取量を主食で調節する

炭水化物は中性脂肪の原料です。
中性脂肪を増やすには、炭水化物も適度に摂取することが大切です。

炭水化物はできれば主食として取り入れましょう。
具体的にはごはん・パン・いもなどを摂取してください。
反対に、摂取を控えたい炭水化物は甘いもの・お菓子類です。

揚げ物が苦手な場合は魚から脂質を摂る

中性脂肪を上げるには、脂質も適度に摂取しましょう。
脂質は肉・魚などに広く含まれます。

揚げ物は脂質が豊富なため、効率よく中性脂肪を増やせます。
ただし揚げ物の食べすぎは肥満などを招くおそれがあるため、注意してください。

もし揚げ物などを摂りたくない方は、魚から脂質を摂取してみてください。
魚の脂質は、揚げ物・肉より質が良いためです。
DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸は、主に魚に含まれる良質な脂質です。

医療機関を受診して医師や管理栄養士に相談する

食習慣を改善しても中性脂肪に変化がない場合は、その他の原因が疑われます。
代表的なのは病気・体質・遺伝などです。

何が原因なのかご自身では、判断が難しいこともあります。
もし、何をしても中性脂肪値が改善されない場合は、ひとまず医療機関に相談してみましょう。

中性脂肪の正常値

中性脂肪は高くても低くても健康によくありません。
では、中性脂肪はどのくらいが正常なのでしょうか。

ここからは、中性脂肪値の正常値についてご紹介します。
あわせて異常とされる中性脂肪の数値にも触れています。

30~149 mg/dLが基準範囲

中性脂肪の正常範囲は、空腹時で30〜149mg/dLです。
中性脂肪は食事によって変動するため、計測前には10時間程度の絶食が必要です。

中性脂肪の正常範囲は、将来的な脳・心血管疾患の発症の可能性を考慮して設定されています。

男性と女性で異なる基準値設定はない

中性脂肪の基準値に男女差はありません。
たとえば厚生労働省は、中性脂肪150mg/dL以上が脂質異常と発表しています。

ただし民間機関が発表している中性脂肪の基準値は、男女で異なる場合もあります。
基本的には、男女差はなく、30〜149mg/dLに収まっていれば問題はありません。

出典:厚生労働省【中性脂肪 / トリグリセリド | e-ヘルスネット

中性脂肪30 mg/dL以下は低βリポタンパク血症、低栄養の疑い

中性脂肪が30mg/dL以下の場合、低栄養や病気が疑われます。
低脂血症で疑われる病気としては、低βリポタンパク血症があります。

低βリポタンパク血症は、脂肪の吸収が障害される病気です。
多くの場合、原因は遺伝子異常です。

空腹時150 mg/dL 以上は高トリグリセライド血症

空腹時の計測で中性脂肪値が150mg/dL以上の場合は、高トリグリセライド血症が疑われます。

高トリグリセライド血症は脂質異常症の1種です。
メタボリックシンドロームの基準の1つにもなっている病気です。

出典:厚生労働省【中性脂肪 / トリグリセリド | e-ヘルスネット

随時採血で175 mg/dL以上も高トリグリセライド血症

随時採血で175mg/dL以上の場合も、脂質異常症の1種である高トリグリセライド血症と診断されます。

随時採血とは、絶食などをせずに行う血液検査です。
食後は中性脂肪値が上昇するため、空腹時の検査よりも基準値が高めに設定されています。

出典:厚生労働省【健診項目について

500 mg/dLを超えると急性膵炎のリスクが高い

空腹時の中性脂肪が500mg/dL以上になると、急性膵炎を発症しやすくなります。
急性膵炎は、膵臓が自身の出す消化酵素によって炎症を起こした状態です。

代表的な症状はみぞおちの痛み・吐き気・発熱などです。
脂質異常による急性膵炎は、高齢者よりも若年者に目立ちます。

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中性脂肪とコレステロールの違い

中性脂肪は血中脂質の1つです。
血中脂質には、中性脂肪の他にコレステロールなどがあります。

中性脂肪とコレステロールは混同されることも多いですが、それぞれ役割が違います。
ここでは、両者の違いをご紹介します。

中性脂肪は身体を動かすエネルギー源

中性脂肪は身体のエネルギー源です。
余った場合は、皮下脂肪などとして身体に蓄えられます。

コレステロールは細胞やホルモンの原料

コレステロールは、細胞膜・ホルモン・胆汁酸などの原料になる物質です。
コレステロールには、皮膚や髪を健やかに保つ作用もあります。
中性脂肪とは違い、余っても体脂肪に変換されることはありません。

また、コレステロールには善玉と悪玉の2種類があります。
善玉コレステロールは、血管の健康を保つ働きを果たします。
対して悪玉コレステロールは、増えすぎると動脈硬化や生活習慣病の原因となります。

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中性脂肪は低いけど体脂肪率が高い理由

中性脂肪は体脂肪の原料です。
ただし、中性脂肪と体脂肪率は不思議と比例しないこともあります。

たとえば中性脂肪が低いにもかかわらず、体脂肪率は高い場合などが代表的です。
ここからは中性脂肪と体脂肪の関係についてご紹介します。

中性脂肪=体脂肪ではない

中性脂肪は体脂肪の1種です。
中性脂肪は主に血液中に存在して、エネルギー源などとして利用されます。
余った中性脂肪は体脂肪として蓄積されます。

体脂肪とは、身体に蓄積する脂肪の総称です。
体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。

皮下脂肪は皮膚の下に蓄積する脂肪で、全身に存在します。
内臓脂肪は内臓に蓄積するもので、主にお腹周りに存在します。

体重計などで測定する体脂肪率とは、体重に占める皮下脂肪・内臓脂肪の割合をあらわした数値です。

体内にある脂質の内訳4つ

体内には主に4種の脂質があります。
血清脂質と呼ばれるもので、名前の通り血液中に存在します。
それぞれの特徴をご紹介します。

中性脂肪

中性脂肪はエネルギー源になる脂質です。
また中性脂肪には、体温保持・脂溶性の成分の吸収を助ける働きもあります。

中性脂肪は体脂肪の原料でもあり、増えすぎると肥満の原因になります。

コレステロール

コレステロールは、細胞膜・ホルモン・胆汁酸などの原料として利用されます。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールの2種類があります。

出典:厚生労働省【コレステロール | e-ヘルスネット

リン脂質

リン脂質は主に細胞膜の原料として利用されます。
リン脂質には、体内での脂肪の運搬を助けたり、タンパク質と脂肪を結合させたりする働きもあります。

出典:厚生労働省【リン脂質

脂肪酸

脂肪酸は炭素・水素・酸素が鎖状につながった物質です。
構造の違いによって、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分類できます。

脂肪酸の中でも生命維持に必要で、かつ体内で合成できないものは必須脂肪酸と呼ばれています。

出典:農林水産省【脂肪酸

内臓脂肪は蓄積と燃焼が速い

内臓脂肪は体脂肪より、蓄積されるのも消費されるのも速いのが特徴です。
ちなみに内臓脂肪が蓄積すると、お腹がポッコリ突き出た「リンゴ型体型」になることが一般的です。

皮下脂肪はゆっくり溜めてゆっくり燃える

皮下脂肪は内臓脂肪より、蓄積するのも消費されるのもゆるやかです。
そのため、一度ついた皮下脂肪はなかなか落ちにくいのが特徴です。
皮下脂肪はお尻・太もも・二の腕などにつきやすく、プヨプヨして柔らかいのが特徴です。

食生活が偏ると中性脂肪が少なくても体脂肪が増える

中性脂肪と体脂肪は比例しないこともあります。
たとえば中性脂肪値が低くても、体脂肪が多く肥満している場合もあります。

中性脂肪・体脂肪を変動させる主な原因は偏った食生活です。
両者を適正範囲に収めるには、バランスの良い食事を取ることが大切です。

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中性脂肪が低いまとめ

ここまで中性脂肪が低い事柄についてお伝えしてきました。
中性脂肪が低い事柄の要点を以下にまとめます。

  • 中性脂肪が低い場合の健康への影響は、疲れやすい・免疫力の低下・肌荒れなど
  • 中性脂肪が低い主な原因は、偏った食事・過度な運動・遺伝や病気
  • 中性脂肪の上げ方は栄養バランスのよい食事をすること

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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