「ミニマリストに憧れていたものの、やめようか迷っている」
「ミニマリストをやめたらもっといいことあるのかな?」
現在ミニマリストとして生活している方、もしくはこれからミニマリストになろうか考えている方はこのような考えや意見が気になるのではないでしょうか。
実際「ミニマリストとして生活していたが、結局やめた」という方は一定数います。
本記事では、ミニマリストをやめることについて以下の点を中心に詳しく解説します。
- ミニマリストをやめる理由
- ミニマリストをやめたことで得られるメリット
- ミニマリストをやめるか迷っている人がやるべきこと
ミニマリストをやめるか迷っている方はご参考にしていただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
ミニマリストとは?
はじめに、ミニマリストの概要をご紹介します。
ミニマリストとは、不要なものを減らして自分に必要な最低限のものだけで生活する人々のことです。
ミニマリストになる理由はさまざまですが、節約のためだったり、ストレスフリーの生活を送るためだったりといったことが挙げられるでしょう。
ミニマリストになることで、掃除がしやすくなったり、貯金しやすくなったりといった効果を感じる方も多く、近年ではYoutubeなどのSNSにて自身の生活を発信する方もいます。
このように人気な生活スタイルである一方、ミニマリストでいるのをやめようと決心する方も一定数いるのです。
ミニマリストの部屋に興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
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ミニマリストをやめる理由
次に、ミニマリストをやめる理由について、以下の8つをご紹介します。
- ミニマリストでいることに疲れたから
- 生活不便に感じるようになったから
- 日常に刺激が感じられなくなったから
- 好きなものを持つことで心を豊かにしたくなったから
- 部屋が殺風景で寂しく感じるようになったから
- 家族の理解が得られなかったから
- 必要以上にものを減らして後悔したから
- ライフステージが変わって価値観が変化したから
①ミニマリストでいることに疲れたから
ミニマリストをやめる理由の1つ目は「ミニマリストでいることに疲れたから」という点です。
ミニマリストを目指して行動する方の中には、生活しやすくするためという当初の目的を見失い、ものを捨てることだけに集中して疲れたと感じる方もいます。
「ものを捨てなければ」という思いが強いこだわりに変わると、ミニマリストになる前より気持ちに余裕がなくなるでしょう。
そのため、ミニマリストでいることに疲れてやめる方も多いのです。
②生活が不便に感じるようになったから
2つ目は「生活が不便に感じるようになったから」という点です。
ミニマリストになると、ものを減らそうとするあまり、あると便利なものまで捨ててしまいがちです。
たとえば、防災用品をすべて捨ててしまい、停電時に懐中電灯がなくて困ったといったことです。
そのため、気づくと生活が不便になっており「前の生活の方が便利だった」と感じることになります。
③日常に刺激が感じられなくなったから
3つ目は「日常に刺激が感じられなくなったから」という点です。
ミニマリストになると、節約を意識する方も多いでしょう。
そのため、趣味や娯楽にお金を使わなくなり、質素な生活になってしまいます。
生活から趣味や娯楽まで省いてしまうと、ただ職場と自宅の行き来をしているだけに感じて虚しくなるかもしれません。
日常に刺激が感じられなくなると、生きるのがつまらないと感じる方も多いのです。
④好きなものを持つことで心を豊かにしたくなったから
4つ目は「好きなものを持つことで心を豊かにしたくなったから」という点です。
ミニマリストは、ものを捨て、最低限のものだけで生活することに喜びを見出します。
しかし、必要最低限をやめて好きなものを持つこともまた豊かな生活スタイルのひとつです。
ミニマリストとしての生活を経験したからこそ、好きなものを持つことで心が豊かになることを知った方も多いでしょう。
⑤部屋が殺風景で寂しく感じるようになったから
5つ目は「部屋が殺風景で寂しく感じるようになったから」という点です。
ミニマリストになるとものが減るため、部屋がスッキリして当初は嬉しく感じるかもしれません。
しかし、中にはそのようにこじんまりとした部屋に寂しさを感じる方もいるのです。
特に、お気に入りの家具まで捨ててしまった方は、より寂しさを感じるでしょう。
何もない部屋が好きな方もいれば、何かあった方が落ち着くという方もいます。
ミニマリストをやめたら再度家具を集めるのは大変かもしれませんが、そのように決断する方もいるのです。
⑥家族の理解が得られなかったから
6つ目は「家族の理解が得られなかったから」という点です。
ひとつ屋根の下で暮らす家族がいる場合、ミニマリストになるには家族の理解が必須です。
家族の理解が得られない場合、ものを捨てたくても拒否されることがあるでしょう。
また、無理にミニマリストとしての生活を突き詰めてしまうと、家族の人間関係に亀裂が入る恐れもあります。
そのため、家族の理解がなければミニマリストとしての生活は難しいといえます。
⑦必要以上にものを減らして後悔したから
7つ目は「必要以上にものを減らして後悔したから」という点です。
ミニマリストになると、ものを減らすのに集中するあまり、必要なものまで捨ててしまう方がいます。
捨てた後に必要だったことに気付き、不便さを感じたり後悔したりするのです。
この場合、ものを減らすことだけに集中するのではなく、ものの取捨選択をすることが大切です。
ミニマリストとしての生活をする場合、自分には何が必要不可欠なのか、あらかじめ熟考して行動する必要があります。
⑧ライフステージが変わって価値観が変化したから
8つ目は「ライフステージが変わって価値観が変化したから」という点です。
たとえば、元々一人暮らしでミニマリストとして生活している方でも、結婚を機にパートナーと価値観のすり合わせをした結果、価値観が変化することもあるでしょう。
ライフステージが変われば、人の考え方や価値観も変わります。
結婚だけではなく、引っ越しや昇進、離婚などもきっかけになり得ます。
ひとつのスタイルに固執すると環境にマッチせずストレスになる場合もあるため、価値観の変化に柔軟性を持たせることが大切です。
ミニマリストをやめたことで得られるメリット
次に、ミニマリストをやめたことで得られるメリットについて、以下の5つをご紹介します。
- 好きなものを持つ喜びを再発見できた
- 心に余裕ができた
- 生活が便利になった
- 趣味が広がった
- 安心して暮らせるようになった
①好きなものを持つ喜びを再発見できた
ミニマリストをやめたことで得られるメリットの1つ目は「好きなものを持つ喜びを再発見できた点」です。
ミニマリストになると、極限までものを減らそうとしてしまい、ものを持つことの喜びを忘れてしまいがちです。
しかし、そのようなものを持たない生活を経験すると、以前は普通だった、好きなものを自分で選び手に入れるという何気ない行動に喜びが感じられるようになります。
特に実用性の高いものや自分の趣味嗜好に合ったものは、持っていることでより大きな喜びにつながるでしょう。
②心に余裕ができた
2つ目は「心に余裕ができた点」です。
ミニマリストでいる時は「何を捨てよう」とか「ものが増えるからこれは買わないでおこう」などと生活するだけで気を張っていた方も多いでしょう。
しかし、ミニマリストをやめることで、そのように強く自分を律するような考え方から解放されるため、心に余裕ができたと感じる方もいるのです。
③生活が便利になった
3つ目は「生活が便利になった点」です。
ミニマリストは最低限のものだけで生活を送るため、便利なものまで手放してしまう方もいます。
先述した通り、不便な生活が嫌になり、ミニマリストでいることをやめる方もいるのです。
そのため、ミニマリストをやめてあると便利なものを再度生活に取り入れるようにした結果、生活しやすくなったと感動する方も多いでしょう。
④趣味が広がった
4つ目は「趣味が広がった点」です。
節約を目的にミニマリストになった方は、趣味や娯楽にお金を使うことがなくなる傾向にあります。
そのため、質素な生活になり、日常から刺激が減ってしまうことに繋がります。
ミニマリストをやめることで趣味や娯楽にお金を使うようになり、楽しめる範囲が広がったと感じる方も多いのです。
⑤安心して暮らせるようになった
5つ目は「安心して暮らせるようになった点」です。
ミニマリストは極限までものを排除するため「いざという時のために」という備えがない方もいます。
たとえば、防災用品や病気になった時のための非常食などがそれに当たります。
ミニマリストをやめることで非常時用のものが常備できるようになり、安心して暮らせるようになったと感じる方もいます。
災害時の備えに関しては次の記事でも詳しく解説しています。
合わせてご覧ください。
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ミニマリストをやめるか迷っている人がやるべきこと
最後に、ミニマリストをやめるか迷っている人がやるべきことを4つご紹介します。
- ミニマリストでいることが自分に合っているか考える
- 無理にものを減らしすぎない
- 完璧を目指さず自分流にアレンジする
- 合わなければやめる勇気を持つ
①ミニマリストでいることが自分に合っているか考える
ミニマリストをやめるか迷っている人がやるべきことの1つ目は「ミニマリストでいることが自分に合っているか考えること」です。
そもそもミニマリストとしてものを極限まで減らす生活は、自分に合っているのかを熟考してみましょう。
ものが少ない方が安心できる場合はそのままミニマリストでいればいいですが、ある程度のものや便利なものはあった方がいいと感じるなら、無理にミニマリストでいる必要はありません。
「周囲がやっているから自分もやらなきゃ」などの他人軸は抜きにして、自分の素直な気持ちを一度振り返ってみましょう。
②無理にものを減らしすぎない
2つ目は「無理にものを減らしすぎないこと」です。
先述した通り、ものを減らそうとするあまり、必要なものまで捨ててしまって後悔する方も一定数います。
「これは必要だ」「これは取っておきたい」と感じたら、無理して捨てずに取っておくべきです。
ものが少ないことだけが正しいわけではないので、自分が必要だと感じるものは残しておきましょう。
③完璧を目指さず自分流にアレンジする
3つ目は「完璧を目指さず自分流にアレンジすること」です。
ミニマリストとして生活している方の中には、極限までものを排除し、ほとんどものがない部屋で生活している方もいます。
しかし、完璧にものを減らすことだけが正解ではありません。
自分流にアレンジしても問題ないのです。
たとえば、キッチンに関しては自炊のモチベーションを上げるためにものを減らさない、寝室は寝ることに集中したいからベッド以外置かない、といったメリハリを付けるのもおすすめです。
ミニマリストとひと口でいっても、さまざまなスタンスの方がいるので安心してアレンジしましょう。
④合わなければやめる勇気を持つ
4つ目は「合わなければやめる勇気を持つこと」です。
「周囲がやっているから」「憧れている人がミニマリストだから」と、自分には合わないのに無理してミニマリストでいる必要はありません。
自分に合うかを判断するために、一度試してみるのもよいでしょう。
しかし、もし合わないと感じたら、やめる勇気を持つのも大切なことです。
無理して続けると、生活するだけで大きなストレスを感じるようになります。
そうならないためにも、合わないと判断したらやめられるような柔軟性を持ちましょう。
よりリラックスしたり、ストレスを解消したりしたい場合は、以下の記事をご覧ください。
ミニマリスト をやめましたに関するまとめ
ここまで、ミニマリストをやめることについてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- ミニマリストでいることに疲れたなどの理由から、ミニマリストとしての生活を途中でやめる人も多い
- ミニマリストとしての生活をやめた場合、生活が便利になるなどのメリットが得られることも
- ミニマリストでいるのをやめるか迷った場合、自分に合っているのか熟考してみることが大切
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。