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トップページ>認知症を学ぶ>脱水症状とはどのような症状?主な原因や熱中症との関係性も紹介

脱水症状とはどのような症状?主な原因や熱中症との関係性も紹介

脱水症状は、暑い時期に起こるというイメージが強いです。
しかし実際は、冬場に発症すること少なくありません。

脱水症状は発見が遅れやすいため、気づかないうちに重症化するケースもしばしばです。
脱水症状の重症化を防ぐには、どのようなサインに気づくべきなのでしょうか。

本記事では、脱水症状の症状について、以下の点を中心にご紹介します。

  • 脱水症状とは
  • 脱水症状の主な症状
  • 脱水症状が起こった場合の対応方法
  • 脱水症状を防ぐには

脱水症状の症状について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

脱水症状とは

脱水症状とは、体内から体液が失われることで身体に様々な不調が出ている状態です。
体液とは、体内にある液体全般です。

たとえば水分・ミネラル・タンパク質などで構成されています。
特に水分とミネラルが失われた状態が脱水症状にあたります。

脱水症状の仕組み

脱水症状は、体内の水分量が極端に減少すると起こります。
より具体的にいえば、体内に入る水分が体内から失われる水分を下回ると、脱水症状に陥ります。

代表的な原因は発汗です。
汗は水分とナトリウムからできています。

大量の汗をかくと、そのぶん体内からは水分とナトリウムが流出します。
すると体液の量・濃度が大幅に変化するため、脱水症状に至るわけです。

あるいは、下痢・嘔吐なども脱水症状の原因となります。
下痢・嘔吐では、大量の水分が体外に排出されるためです。

それでは、なぜ体液の量・濃度が変化すると身体に不調があらわれるのでしょうか。
答えは、体液は生命維持活動に重要な働きを担っているからです。

たとえば体温調節のほか、老廃物の排出・栄養や酸素の運搬・新陳代謝が代表的です。
体液が減少すると、生命維持機能が正常に保てなくなります。

結果、様々な障害が全身にあらわれてしまうのです。
ちなみに脱水症状は、適切な水分補給によって予防できます。

たとえ身体から大量の水分・ナトリウムが失われても、同量を新たに補給すれば、体液の量・濃度は一定に保たれるためです。

脱水の種類

脱水症状は大きく分けて3種類あります。
それぞれの症状・特徴をみていきましょう。

高張性脱水

体液の濃度が濃くなっているタイプです。
より簡単にいえば、体内から水分が大量に失われるタイプの脱水症状です。

代表的なのは、汗を大量にかいたときです。
大量に汗をかくと、そのぶん水分が体外に流出します。

一方、ミネラル類はさほど失われません。
すると体液が濃くなってしまうため、身体に様々な症状があらわれます。

等張性脱水

体液が減少するタイプです。
なお、濃度はほとんど変化しません。

代表的な原因は下痢・嘔吐です。
下痢・嘔吐が続くと、水分・ミネラルが一緒に体外へ排出されます。

体液の量が大幅に減少するため、生命維持機能に支障をきたすようになります。

低張性脱水

体液の濃度が薄くなるタイプです。
水よりもナトリウムの消失量が多いのが特徴です。

たとえば汗をかいたあと、水分だけを補給したケースが代表的です。
大量に発汗すると、水分とナトリウムの両方が失われます。

水を補給すると、体内の水分不足は解消されます。
しかし、ナトリウム量は減ったままです。

ただでさえナトリウムが減っているところへ水だけを補給すると、ナトリウムの濃度はますます薄まります。

結果、体液の濃度が下がるため、脱水症状に至ります。

熱中症との関係性

脱水症状とよく似たものに、熱中症があります。
熱中症とは、体温が高くなりすぎることで身体に様々な不調があらわれている状態です。

脱水症状は熱中症の一種です。
脱水症状を放置すると、熱中症のリスクが高まります。

理由は、体液が減ると体温調節機能に支障が出るためです。
代表的なケースは、汗が作られにくくなることです。

暑いと感じる場面でも汗が出づらくなるため、体内に熱がこもって熱中症に発展するというわけです。

熱中症は重症化すると命を落とすこともあります。
熱中症を防ぐためには、前段階の脱水症状を予防することが大切です。

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脱水症状の主な症状

脱水症状とは、体液の減少によって生命維持機能に支障が出ている状態です。
それでは、具体的にどのような症状があらわれるのでしょうか。

脱水症状の症状を、軽度・中等度・重度の3段階に分けてご紹介します。

軽症の場合

軽度の症状には以下があります。

  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 微熱
  • 食欲不振
  • 身体がだるい・重い

脱水症状になると、全身の血液循環が悪化します。
特に頭部は身体の高い位置にあるため、血液が届きにくい部位です。

結果、脳が酸欠になるため、頭痛・めまいなどの症状があらわれます。
あわせて、身体が疲れやすくなったり、だるく感じたりすることもしばしばです。

また、体液が減ると体温が下がりにくくなります。体内に熱がこもるため、微熱やほてりといった症状があらわれやすくなります。

中等度の場合

中等度の症状には以下があります。

  • 吐き気・嘔吐
  • めまい
  • 筋肉痛
  • 手足のしびれ
  • 尿の色が濃い・量が少ない

脱水症状になると身体に熱がこもります。
すると内臓の働きが悪くなるため、嘔吐・吐き気などの消化器官トラブルが起こりやすくなります。

筋肉痛・手足のしびれも脱水症状の代表的な症状です。
体液は筋肉の収縮にもかかわります。

体液が減ると筋肉に異常が出て、痛み・しびれなどの症状があらわれやすくなります。
特に、体液が薄まるタイプ=低張性脱水が顕著な症状です。

重症の場合

重症の場合は以下のような症状があらわれます。

  • 低血圧
  • 身体に力が入らない・ぐったりしている
  • 意識の混濁・失神
  • 臓器不全

体内から大量の水分が失われると、血液の濃度が高くなります。
いわゆるドロドロの状態になるため、全身の血流・内蔵機能に重大な支障が出ます。

症状としては、脱力や意識の混濁などが代表的です。
失神することもしばしばです。

そのまま命を落とすことも少なくありません。
重症のサインがみられた場合は、ただちに救急車を呼びましょう。

あわせて、水分補給・身体を冷やすといった処置も必要です。

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脱水症状の主な原因

疑問

脱水症状の主な原因をご紹介します。
脱水症状を予防するためにも、ぜひチェックしてください。

水分の排出過多

主な原因は、身体から大量の水分が失われることです。
具体的には以下のようなケースが該当します。

  • スポーツ・屋外の作業などで大量に汗をかく
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 失禁
  • 発熱
  • エアコンを我慢する

水分の摂取不足

水分の摂取量が少ないことも、脱水症状の主な原因です。
以下のような生活習慣は、水分不足を招きやすいです。

  • 二日酔い
  • 食事を抜く
  • 水・お茶を飲まない

病気による原因

脱水症状は、特定の疾患によって引き起こされることもあります。
たとえば以下が代表的です。

  • 糖尿病
  • 尿崩症
  • アジソン病
  • 排尿障害
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脱水症状の治療・看護方法

脱水症状が起こった場合の対応をご紹介します。

ぜひご参考ください。

経口摂取

まず第一に水分補給することが大切です。
軽症の場合は水を飲みましょう。

ただし、水だけを飲み過ぎると体液が薄まるおそれがあります。
できれば、ミネラルを含んだ飲み物がおすすめです。

特に重症の場合は、水分だけでなくナトリウムも大量に失われています。
経口補水液・スポーツ飲料などを利用して、水・塩分を補いましょう。

なお、脱水症状があるときは、コーヒー・紅茶・アルコールの摂取は不適切です。
いずれも利尿作用があるため、脱水が進行します。

点滴

重症化すると、自力で水分補給できないことがあります。
たとえば意識混濁・失神している場合が代表的です。

自力で水分補給できない場合は、点滴が必要です。
すぐに医療機関に搬送しましょう。

脱水症状のセルフチェック

脱水症状は、自分・周囲が気づかないうちに進行していることも少なくありません。
重症化を防ぐには、どのような症状があるのかを把握しておく必要があります。

脱水症状のセルフチェック項目は以下の通りです。

  • 口の中・のどが乾いている
  • 手足・脇の下の皮膚が乾燥している
  • 爪を押したあと、色がすぐに戻らない
  • 手の甲の皮膚をつまんだあと、皮膚がすぐ元通りにならない
  • 尿の回数が少ない・尿の色が濃い
  • 意識がはっきりしない
  • めまいがする

上記が当てはまる場合は脱水症状の可能性が高いです。
水分補給・休息を心がけましょう。

脱水症状を予防するには

脱水症状は発見が遅れることがしばしばです。
気づいたときには手遅れだったというケースも少なくありません。

重大な健康被害を避けるためには、普段から予防を心がけることが大切です。

出典:厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動

こまめな水分補給を心がけること

脱水症状の予防法は、こまめに水分を摂取することです。
水分の摂り方をみていきましょう。

一日に必要な摂取量

成人の場合、1日に2.5Lの水分摂取が推奨されています。
ただし、1日に必要な水分量は体格・運動量などによって異なります。

よく汗をかく方は、多めの水分摂取を心がけましょう。
なお、水分は飲み物だけでなく、食事からも摂取しています。

1日の水分摂取量は、飲み物・食事などを含めトータルで2.5Lに近づけましょう。

おすすめの飲み物

日常的に飲むのは水・お茶がおすすめです。
大量に汗をかいた場合は、スポーツ飲料や経口補水液を摂取しましょう。

スポーツ飲料や経口補水液には、人体に必要なミネラル・糖分が含まれているためです。
反対に、なるべく摂取を控えたいのはカフェイン・アルコールを含む飲み物です。

カフェイン・アルコールには利尿作用があります。
そのため、摂取しすぎるとかえって体内の水分を減らす可能性があります。

特に脱水症状が起きている場合はカフェイン・アルコール摂取は控えてください。
なお、1日に2~3杯楽しむ程度であれば、さほど大きな問題はありません。

水分補給のタイミング

水分補給のタイミングは特に決まっていません。
ただし、おすすめなのは汗をかきやすいタイミングです。

たとえば運動後・入浴前後・就寝前後が代表的です。
なお、水分はこまめに少しずつ摂ることが大切です。

体内に吸収できる量には限りがあるためです。
1度に大量に摂取しても、吸収できない分は尿として体外に排出されます。

効率よく水分を吸収するためにも、水分は数回に分けてこまめに摂りましょう。

1回の摂取量は200~400mlが目安です。

加湿器を導入する

乾燥は脱水症状の原因の1つです。
乾燥を防ぐには、加湿器を使うのも1つの方法です。

ちなみに空気が乾燥しやすいのは、冬場です。
あるいは夏場のエアコンが効いた室内も乾燥しています。

空気が乾いていると感じる場合は、加湿器などをうまく利用しましょう。
濡れたタオルや洗濯物を干すだけでも、室内の乾燥対策になります。

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高齢者の脱水症状

脱水症状のリスクが高いのは高齢の方です。
高齢の方の脱水症状についてみていきましょう。

高齢者は若者よりも脱水症状になりやすい

高齢の方は、若年者に比べると脱水症状になりやすい傾向があります。
理由として以下が挙げられます。

  • 体液が少ない
  • 体温調節機能が低下している
  • トイレが近い
  • のどの渇き・体調不良に自身で気づきにくい
  • 食事量・水分摂取量が少ない

高齢者は緩徐な水分補給を心がける

高齢の方の脱水症状を予防するには、やはり水分補給が大切です。
しかし高齢の方は、若年者と比べると、一度に摂取できる水分量が少なめです。

理由は、のどの筋力低下による嚥下困難です。
あるいは、心臓・内臓が弱まっていることも理由の1つです。

高齢の方の水分補給では、少量をこまめに摂ることを心がけましょう。
水・お茶をたくさん飲むのが難しい場合は、食事からの水分摂取を増やしてください。

たとえば汁物を添えるなどの工夫方法があります。
水分の多い果物・ゼリー類もおすすめです。

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子供の脱水症状

子供も脱水症状のリスクが高めです。
原因・症状などをみていきましょう。

子供も大人より脱水症状になりやすい

子供は大人より体液の量が多めです。
つまり生命を維持するために、大人よりも多くの水分が必要なのです。

一方、子供は身体から水分が失われやすいという特徴があります。
理由として以下が挙げられます。

  • 新陳代謝が盛ん
  • 活発に動く
  • 体温調節機能・汗腺が未発達
  • 嘔吐・下痢が多い

子供は大人よりたくさんの水分が必要にもかかわらず、水分を失いやすいのです。
そのため、成人に比べると脱水症状を起こす頻度が高めです。

脱水症状の見分け方

小さな子供は、脱水を起こしても自身の不調を周囲に訴えられません。
そのため、親が気づいたときには症状が進行していたというケースがしばしばです。

重症化を防ぐには、いち早く子供の容態に気づくことが大切です。
子供の脱水症状の見分け方のポイントは以下の通りです。

  • 発熱・体温が高い(39度以上)
  • 顔色が赤いまたは蒼白
  • 元気がない・ぐったりしている
  • 皮膚・唇が乾燥している
  • 嘔吐・下痢
  • ぐずる

上記が当てはまる場合は念のため医療機関を受診しましょう。

冬の脱水症状に注意

脱水症状は夏の病気というイメージがあります。
しかし実際には、冬場に脱水症状が起こることは少なくありません。

冬場の脱水症状は気づきにくいため、「かくれ脱水」とも呼ばれます。
なお、冬場の脱水症状の原因には以下があります。

  • 空気の乾燥
  • 暖房器具によって室内が乾燥しやすい
  • 厚着で汗をかきやすい
  • 水分摂取が減りやすい

発見が遅れやすいぶん、気づいたときには重症化していたというケースもしばしばです。
健康被害を避けるためにも、冬場の脱水症状にはくれぐれも注意しましょう。

熱中症患者の割合

総務省の調査結果を参照します。
令和3年5~9月において、熱中症で救急搬送された方は4万7877人でした。

年齢別にみると、最も多いのは65歳以上の高齢者でした。
次いで多いのは、18~64歳の成人です。

ちなみに発生場所別にみると、最も割合が大きいのは住居でした。
具体的には全体の39.4%を占めています。

つまり熱中症は、屋外だけでなく室内でもリスクの高い病気であることが分かります。
熱中症は、脱水症状を引き起こすことが少なくありません。

あるいは、脱水症状から熱中症に至ることもしばしばです。
熱中症・脱水症状を予防するには、屋内外を問わず、適度な休息と水分補給を心がけることが大切です。


出典:総務省「令和3年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

 

脱水症状の症状まとめ

ここまで脱水症状の症状についてお伝えしてきました。
脱水症状の症状の要点を以下にまとめます。

  • 脱水症状とは、体液が大幅に減少して身体に様々な不調が出ている状態
  • 脱水症状の主な症状は、頭痛・めまい・筋肉痛・意識障害など
  • 脱水症状が起こった場合は経口による水分補給が基本だが、自力での補給が難しい場合は病院で点滴を受ける
  • 脱水症状を予防するには、1日を通してこまめに水分補給する

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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