制限食とは?種類や必要な病気・手軽な宅配サービスをわかりやすく解説

年齢を重ねていくと、徐々に病院や診療所のお世話になる機会が増え、自身の健康管理に気を配る必要がでてきます。特に、食事内容の改善や見直しは、生活習慣病の予防や進行を遅らせるために非常に重要です。

その食事内容を改善する手助けとなるのが「制限食」です。

今回は、いつもの食生活を見直したい方や、持病のために食事管理が必要な方に向けて、カロリーや塩分などを調整した制限食について分かりやすくご紹介します。

この記事のポイント(まとめ)
  • 制限食の役割:個人の持病や健康状態に合わせて、塩分・カロリー・糖質などの栄養素が細かく調整された食事
  • 制限食の種類:塩分制限食、糖質制限食、たんぱく質制限食、脂質制限食、カロリー制限食、カリウム制限食などが存在
  • 対象となる主な病気:糖尿病、高血圧、脂質異常症、腎臓病、がんなどの生活習慣病
  • 継続のコツ:自炊での厳密な管理は難しいため、手軽な「配食(宅配)サービス」の活用が推奨
目次

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1. 制限食とは?

制限食とは、個人の健康状態や病気の状態に合わせて、カロリーや塩分、たんぱく質などを制限(コントロール)する食事を指します。

病院などの医療機関に入院している患者さんに対して、病態に合わせて提供される「一般治療食」や「特別治療食」もこれに該当します。

ご家庭で毎日ご自身でカロリーや塩分などを細かく計量・調整することは、大変な手間が掛かり、継続することが難しくなってしまいます。そのため、現在では電子レンジで温めるだけで食べられる「制限食の配食(宅配)サービス」が充実しており、多くの方が利用しています。

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2. 制限食の種類と特徴

制限食にはさまざまな種類があり、ご自身の病態や目的に合ったものを選ぶ必要があります。持病をお持ちの場合は、自己判断せず、必ずかかりつけ医に相談のうえで制限食の種類を決めましょう。

塩分制限食

1日の塩分摂取量を6g未満に抑える食事です。出汁の風味や生姜などの薬味の香りを生かし、味気なさを補って満足感を高めます。味噌汁などは量を減らすことで塩分を抑える工夫もされます。

脂質制限食

脂質をコントロールする食事です。コレステロール量を300mg以下に制限することもあります。淡白な魚や脂肪の少ない肉、低脂肪食品などが用いられ、アルコールが制限されることもあります。

糖質制限食

米や小麦などの主食(糖質)を減らし、代わりにタンパク質や脂質で補う食事です。糖質の摂取を減らすことで、血管などにダメージを与える血糖値の急激な上昇を抑えます

カロリー制限食

個人の性別や活動量に合わせて、1日の摂取カロリーをコントロールする食事です。栄養が偏らないようバランスに配慮します。外食時は一品料理(ラーメンやカレー)より定食を選ぶのがおすすめです。

カリウム制限食

1日のカリウム摂取量を1500mg以下に制限する食事です。肉・野菜・果物など幅広く含まれるため、茹でこぼしたり水にさらしたりして水溶性のカリウムを減らす調理を行います。

たんぱく質制限食

たんぱく質を多く代謝できない方向けの食事です。主食にもたんぱく質が含まれるため、専用の「調整食品」を使うと便利です。エネルギー不足を防ぐため糖質や脂質で補います。

3. 制限食が必要となる主な病気

患っている病気や年齢、普段の食生活などによって、必要となる制限食は異なります。ここでは、制限食の対象となりやすい主な病気について紹介します。

糖尿病

血中の糖(血糖値)をコントロールできず、血管などにダメージを与えてしまう病気です。

血中の糖が増えすぎないよう、食事から摂取する糖質をコントロールする必要があります。主に糖質制限食やカロリー制限食によって、急激な血糖値上昇を抑えます。

高血圧

収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上になっている状態です。血圧が高い状態が続くと、血管に大きなストレスが掛かり、血管の破裂や動脈瘤が生じるリスクがあります。

血液中に水分を引き込む作用がある塩分を制限する塩分制限食が効果的です。(※塩分制限によって血圧がコントロールできるのは、塩分感受性が高い人に限られるという研究もあります)

脂質異常症

LDLコレステロールまたは中性脂肪の値が基準値から外れた状態を指し、動脈硬化を促進させる原因となります。

食事から摂取する脂質やアルコールを制限する脂質制限食が効果的とされています。

腎臓病

腎臓の機能が低下すると、たんぱく質やカリウムをうまく代謝・排泄できなくなり、体内に蓄積すると悪影響を与えます。

そのため、たんぱく質制限食やカリウム制限食、カロリー制限食が複合的に用いられることが多いです。

がん

何らかの影響で異常な細胞が増殖し、身体に悪影響を与える病気です。

例えば、塩分摂取量が多いと胃がんになりやすいとされているため、塩分制限食を取り入れることががん予防の一環に繋がります。

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4. 普段の食事で意識されていること(傾向)

病気の予防・治療にかかわらず、私たちが普段の食生活で意識すべきポイントについて、厚生労働省のデータなどの傾向から解説します。

積極的に摂取したい「食物繊維」

多くの人が普段の食生活で意識して摂取したいと考えているのが「食物繊維」です。

外食やファストフードでは、食物繊維が豊富な野菜や果物が不足しがちです。外食時やコンビニ食を利用する際は、できるだけサラダや小鉢を追加して、食物繊維の摂取量を増やすよう心がけましょう。

摂取を控えたい「塩分」

反対に、多くの方が摂取を控えたいと考えているのが「塩分」です。

現在、スーパーやコンビニでも「減塩」「塩分カット」を謳う商品が増えています。パッケージ裏面の栄養成分表示には「食塩相当量」が記載されるようになり、ご自身で塩分量を計算・管理して減塩に取り組みやすい環境が整っています。

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5. 心強い味方「制限食の宅配サービス」

私たちは、歳を重ねるごとに老化が進み、いろいろな病気に掛かりやすくなります。若い頃と同じようなこってりしたラーメンや塩辛い食事を続けていれば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を招いてしまいます。

制限食のように食事バランスに気を付けておくことは生活習慣病の予防に直結しますが、毎日自宅で細かく計量し、献立を考えて制限食を作るのは大きな負担となります。

そこで心強い味方となるのが「制限食の宅配(配食)サービス」です。

持病や気を付けたい項目(減塩、低たんぱく、糖質オフなど)に適したお弁当を、冷凍や冷蔵で定期的に届けてくれます。高齢で1人暮らしをしている方や、毎日の食事管理に疲れてしまった方は、無理なく続けるためにぜひ活用してみてください。

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まとめ

本記事では、いつもの食生活を見直したい方や持病がある方に向けて、カロリーや塩分などを調整した「制限食」についてご紹介しました。

  • 制限食は、個人の持病や目的に合わせて栄養素が細かく調整されている食事
  • 塩分、糖質、たんぱく質、脂質、カロリー、カリウムなど、制限する栄養素ごとに種類が異なる
  • 糖尿病、高血圧、脂質異常症、腎臓病などの生活習慣病の治療や悪化防止に必要
  • 毎日の自炊が難しい場合は、便利な宅配サービスの利用がおすすめ

食事は毎日の積み重ねです。ご自身の身体に合った適切な制限食を取り入れ、健康的な生活を長く続けていきましょう。

参考にした情報
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メディカル・ケア・サービス株式会社
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