- 「昔は平気だったのに、最近特定の食べ物を食べると口がかゆくなる」
- 「風邪だと思っていたら、長引く咳や鼻水が止まらない」
アレルギーは子供の病気と思われがちですが、実は大人になってから突然発症するケースも少なくありません。
加齢により免疫バランスが変化したり、長年のアレルゲン蓄積が許容量を超えたりすることで、中高年の方でも花粉症や食物アレルギー、喘息などを発症することがあるのです。
原因不明の体調不良が続いている場合、それはアレルギーかもしれません。
この記事では、気になるアレルギー検査の費用や保険適用の条件、中高年が注意すべきアレルギーの種類について解説します。
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中高年でも突然発症?加齢とアレルギーの関係

「もう歳だからアレルギーなんて関係ない」というのは誤解です。
大人になってからの発症が増えている理由
長年、花粉や特定の食品を摂取し続けた結果、体内の「アレルゲン許容量」を超えてしまい、ある日突然発症することがあります。
また、加齢に伴う皮膚のバリア機能低下や免疫機能の変化も、アレルギーを引き起こしやすくする要因の一つです。
注意すべき「口腔アレルギー症候群」と「喘息」
花粉症の方が、特定の果物や野菜(リンゴ、桃、メロンなど)を食べた際に、口の中がイガイガしたり腫れたりする症状です。
花粉と果物のアレルゲン構造が似ているために起こります。
放置すると本格的な気管支喘息に移行し、高齢者の場合は呼吸機能の低下につながる恐れがあります。
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病院でのアレルギー受診の流れ
「おかしいな」と思ったら、まずは内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、アレルギー科などを受診しましょう。
問診
いつ、どのような状況で、どんな症状が出たかを詳しく伝えます。
「食後に蕁麻疹が出た」「掃除をするとくしゃみが出る」などの情報は重要です。
検査
問診をもとに、必要な検査を行います。
- 血液検査
血液中の「IgE抗体」の量を測定します。
数値が高いほど、その物質に対するアレルギー反応が強い可能性があります。 - 皮膚テスト
アレルゲンを皮膚に少しつけ、反応を見ます(プリックテストなど)。
診断
検査結果と症状を照らし合わせ、医師が総合的に診断します。
「数値が高い=必ず発症する」わけではないため、医師の診断が不可欠です。
花粉症や食物、動物など様々なアレルギーで困っている方は少なくありません。中には、自分に何のアレルギーがあるか知りたい方もおられるでしょう。また、アレルギーはどのような手順で調べるのか、気になることもあります。アレルギーの検査[…]
アレルギー検査の種類と費用相場
アレルギー検査にはいくつかの種類があり、調べたい内容によって費用が異なります。
一度に39項目を調べる「View39」
主要なアレルゲン39種類(花粉、ダニ、ハウスダスト、食物など)を一度の採血で調べられるセット検査です。
原因が特定できない場合に推奨されます。
- 費用(保険適用3割負担)
約5,000円〜6,000円
※これに初診料などが加算されます。
項目を選ぶ「特異的IgE抗体検査(RASTなど)」
医師と相談し、疑わしいアレルゲン(最大13項目まで)を選んで検査します。
- 費用(保険適用3割負担)
1項目:約1,100円
13項目(上限):約5,000円前後
遅延型アレルギー検査(自費)
食べてから数時間〜数日後に症状が出る「遅延型」のアレルギーを調べる検査です。
保険適用外のため、全額自己負担となります。
- 費用目安:3万円〜5万円程度
保険適用になる条件とは?
医師が「検査が必要」と判断した場合
「蕁麻疹が出た」「鼻炎がひどい」「特定の食べ物で気分が悪くなる」など、自覚症状があり、医師がアレルギーを疑って検査を行う場合は健康保険が適用されます。
自費検査(キット)との違い
「症状はないけれど、念のために知っておきたい」という場合や、通販で購入できる検査キットは保険適用外(全額自己負担)となります。
検査キットは手軽ですが、費用が割高(1万円〜)になることが多く、結果の解釈には専門知識が必要です。
症状がある場合は、最初から医療機関を受診することをおすすめします。
アレルギー疾患の傾向と対策
厚生労働省の調査によると、アレルギー性鼻炎や喘息の患者数は全世代で増加傾向にあります。
特に高齢者の場合、アレルギー性鼻炎による鼻詰まりが睡眠の質を下げたり、誤嚥(ごえん)のリスクを高めたりすることもあります。
- 掃除・換気:ダニやハウスダストを減らす。
- マスク:花粉や埃の吸入を防ぐ。
- 食事記録:何を食べた時に不調になるかメモしておく。
まとめ
アレルギーは、子供だけでなく中高年・高齢者にとっても身近な問題です。
「年のせい」と諦めていた不調が、実はアレルギー検査で原因が判明し、適切な治療で改善することも珍しくありません。
気になる症状がある場合は、保険適用で検査を受けられる可能性が高いため、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。
※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
具体的な症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。







