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健達ねっと>健康お役立ち記事>生活習慣病>低血糖の原因とは?理由や原因を調べる検査方法についても徹底解説!

低血糖の原因とは?理由や原因を調べる検査方法についても徹底解説!

 

「高い血糖値」はよくないというイメージがありますが、実は低血糖にも注意が必要です。
低血糖はさまざまな症状を引き起こし、ときに意識の混濁を招くこともあるからです。

なぜ、低血糖は起こるのでしょうか。
本記事では、低血糖の原因について以下の点を中心にご紹介します。

  • 低血糖の主な原因
  • 低血糖が女性に多い理由

低血糖の原因について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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低血糖とは

そもそも低血糖とは、どのような状態なのでしょうか。
まずは基本的な情報をご紹介します。

出典:厚生労働省【血糖値 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

状態

低血糖とは、血糖値が極端に下がった状態を指します。
具体的には、血糖値が70mg/dL以下が低血糖に該当します。

場合によっては、血糖値が70mg/dL以上でも低血糖症状が出ることがあります。

症状

低血糖の症状は、段階によって違います。
段階別の主な症状は次の通りです。

血糖値の目安症状
60mg/dL以下冷や汗、動悸、意識障害、手足の震え、熱感、悪寒、不安感
45mg/dL以下眠気、強い脱力感・疲労感、めまい、錯乱
30mg/dL以下意識の混濁、けいれん、昏睡

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低血糖の原因に多い糖尿病について

低血糖の主な原因の1つが糖尿病です。
なぜ、血糖値が高くなる糖尿病で低血糖が起こるのでしょうか。

ここからは、低血糖と糖尿病の関係をご紹介します。

病気の原因にインスリンが関係している

糖尿病はインスリンの効きが悪くなることで、血糖値が下がらなくなる病気です。
より簡単にいえば、糖尿病とはインスリンがうまく機能しなくなる病気です。

糖尿病で低血糖になりやすいのも、インスリンの機能不全に原因があります。
インスリンと低血糖については、次項でご紹介します。

低血糖の原因になる理由

糖尿病が低血糖を引き起こす原因は、主に次の2つあります。

  • 薬を服用しているため
  • 食事制限を行っているため

それぞれの原因についてご説明します。

薬を服用しているため

糖尿病が低血糖を引き起こしやすいのは、血糖値を下げる薬を服用しているからです。
たとえば、血糖値降下剤やインスリン注射が該当します。

もともと糖尿病の方は、血糖値のコントロールがうまくできなくなります。
そのため薬を服用すると、想定以上に血糖値が下がりやすいのです。

特に薬を不適切に服用した場合は、低血糖のリスクが高くなります。

食事制限等を行っているため

糖尿病の方は、血糖値を低く保つために食事制限を行うことが多いです。
具体的な食指制限とは、糖質(炭水化物)の摂取量を少なくすることです。

血糖値は糖質を摂取することで上昇します。
糖質の摂取を極端に減らすと血糖値は上がりにくくなります。

糖尿病だからといって過剰な糖質制限を行った結果、血糖値を適正に維持できずに低血糖に陥るというわけです。

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糖尿病以外で起こる低血糖とは?

糖尿病以外で起こる低血糖の主な原因をご紹介します。
頻繁に低血糖になるという方は、以下のような事柄に心当たりがないかチェックしてみてください。

食後の血糖値スパイクによる急激な血糖値下降

低血糖の主な原因の1つが血糖値スパイクです。
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に乱高下する状態です。

食後の血糖値は、通常ゆるやかに上昇し、時間の経過とともにゆっくり元に戻ります。
血糖値が元に戻るのは、インスリンが分泌されるためです。

一方、血糖値スパイクでは、食後の血糖値の上昇の仕方が通常よりも急激に起こります。
血糖値が急上昇すると、身体は血糖値を正常に戻そうとして、慌ててインスリンを大量に分泌します。

インスリンが大量に分泌されると、そのぶん血糖値はすばやく下がります。
簡単にいえば血糖値が急降下するため、今度は低血糖状態になるというわけです。

血糖値スパイクが起こりやすいのは、早食いや糖質の過剰摂取をしたときです。
血糖値スパイクを繰り返すと、インスリンの分泌元である膵臓はやがて疲弊していきます。

するとインスリンの分泌にも支障をきたすようになるため、最終的に糖尿病に至ることもあります。

アルコールの摂取が原因

アルコール摂取が低血糖の原因になることもあります。
主な理由は2つあります。

1つ目は、アルコールの分解に糖が用いられるからです。

2つ目は、アルコールは肝臓の働きを鈍らせるからです。

通常であれば、血糖値が下がると肝臓に蓄えられているグルコースが糖として血中に放出されます。

お酒を飲むと、肝臓はアルコールの分解にかかりきりになります。
そのため、血糖値が下がってもグルコースの分解を行えなくなります。
十分な糖が放出されなくなるため、血糖値が上がりにくくなるというわけです。

飲酒中は低血糖症状に気づきにくいことも問題です。
酔っぱらうと自身の体調の変化に気づきにくくなります。
そのため低血糖のサインを見逃してしまい、気づいたときには重篤化していた…という場合があります。

炭水化物の食べすぎ

炭水化物の過剰摂取も低血糖の原因の1つです。
炭水化物を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇します。

するとインスリンが大量に分泌されるため、今度は血糖値が急激に下がりやすくなります。
いわゆる「血糖値スパイク」が起こるというわけです。

炭水化物の過剰摂取の例は次の通りです。

  • 丼・麺類だけの食事
  • 甘いものの食べすぎ

インスリノーマという病気が原因

低血糖は、インスリノーマが原因で起こることもあります。
インスリノーマとは膵臓に腫瘍ができる病気です。

インスリノーマを発症すると、インスリンが過剰に生成されるため、低血糖が起こりやすくなります。

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低血糖を起こすのが女性に多いのはなぜ?

個人差はありますが、低血糖は男性より女性に目立つ傾向があります。
なぜ、低血糖は女性に多いのでしょうか。

女性に低血糖が多い原因として、次の3つが考えられています。

低血糖を防ぐホルモンが男性より少ないため

女性に低血糖が起こりやすい理由として、男性よりも低血糖を防ぐホルモンが少ない点が指摘されています。

低血糖を防ぐホルモンとは、たとえば次のようなものがあります。

  • アドレナリン
  • 成長ホルモン
  • 副腎皮質ホルモン
  • グルカゴン

無茶なダイエットや栄養失調からの低血糖

女性の低血糖の代表的な原因の1つが、無理なダイエット・食事制限です。
特にダイエット目的で過剰な糖質制限を行うと、低血糖に陥りやすくなります。

糖質制限ダイエットとは、名前の通り糖質(炭水化物)の摂取を制限する減量法です。
体内の糖質が減ると、身体は次のエネルギー源として蓄えられた脂肪を分解します。
つまり脂肪の燃焼が進むため、痩せやすくなるというわけです。

一方で、極端に糖質の量を減らすと血糖値が上がりにくくなるため、低血糖に陥りやすくなります。

皮下外科手術を行うと低血糖になりやすい

皮下外科手術が低血糖を引き起こすことがあります。
皮下外科手術とは、美容整形クリニックなどで受けられる「脂肪吸引」「痩身施術」などが該当します。

また、肥満外科手術を受けた場合も低血糖のリスクが上昇します。
肥満外科手術とは、胃の一部を切除する方法です。

胃が小さくなると食事の摂取量が自然と少なくなるため、肥満を解消しやすくなります。
一方で極端に食事量が落ちると、栄養失調から低血糖に陥ることもあります。

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低血糖の原因を調べる検査とは

低血糖かどうかは、ご自身では判断できないこともあります。
もし低血糖が疑われる場合は、まず病院で本当に低血糖なのかを調べましょう。

病院で検査を受けると、低血糖の有無だけでなく原因を特定できる可能性もあります。
ここからは、低血糖の検査方法を紹介していきます。

血糖値を測る

低血糖の検査では、まず本当に低血糖なのかを調べるために血糖値を図ります。
血糖値を測るときは、血糖値測定器という機器に指を入れます。

従来の血糖値測定器は、指先に針を刺して血液を採取するものです。
最近は、皮膚にセンサーを貼り付けるだけで血糖値を測定できる機器も登場しています。

OGTT

OGTTは、糖尿病の有無を調べる検査です。
OGTTでは、75gのブドウ糖水溶液を飲み、2時間後の血中ブドウ糖濃度を測定します。

OGTTで異常な結果が出た場合、低血糖の原因として糖尿病が疑われます。

食事負荷試験

食事負荷試験は、食前・食後の血糖値の変動の仕方を測定する検査です。
検査内容は、400kcalのテストミールを食べて血糖値を調べるというものです。

食事負荷試験は、糖尿病と診断された後に行われることが一般的です。
主な目的は、身体の状態や治療の効果を確かめることです。

絶食試験

絶食試験は、インスリノーマの可能性を調べる検査です。
最大72時間絶食し、低血糖が起きるかどうかを調べます。

インスリノーマの可能性が高い場合は、CT・MRI・超音波内視鏡を併用することもあります。

血液検査

低血糖の検査では、血液検査を行うことが一般的です。
血液検査の主な目的は、身体の状態を調べることです。

たとえば血液検査では、インスリンの濃度を調べることができます。
あるいは、肝機能や腎機能の異常が発見されることもあります。

薬の使い方

低血糖の原因に対する対処法

低血糖への対処法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

バランスの取れた食事内容にする

低血糖を防ぐには、栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。
たとえば過剰な食事制限や糖質制限はやめましょう。

反対に、炭水化物中心の食事や甘いものの摂りすぎも控える必要があります。
アルコールの摂りすぎにも注意しましょう。

糖尿病の場合は医師に相談する

糖尿病の方で頻繁に低血糖を起こす場合、治療法があっていない可能性があります。
たとえば、薬の量などが適切でない場合が考えられます。

あるいは、自己判断で糖質の摂取量を減らしすぎているかもしれません。
糖尿病の方で低血糖がある方は、まず医師に相談してください。

低血糖を疑う際には病院へ受診する

低血糖を何度も繰り返す場合は、原因として血糖値スパイクや糖尿病が疑われます。
少しでも不安がある場合は、病院で検査を受けましょう。

糖尿病は放置すると、重大な合併症を引き起こすことがあります。
頻繁な血糖値スパイクは、糖尿病の前兆ともいわれています。

どちらも放置せずに、必ず医師に相談してください。

低血糖の原因になりやすい薬品は多い

実は、医薬品が低血糖の原因となることもあります。
低血糖の原因となりやすい医薬品の例は、次の通りです。

  • インスリン注射
  • 糖尿病治療薬
  • 抗不整脈薬
  • キノロン系の抗菌薬

もし低血糖があり、かつ最近飲み始めた医薬品がある場合は、原因として薬を疑いましょう。

ただし、薬の服用を自己判断で中止するのは望ましくありません。
持病などが悪化するおそれがあるためです。

もし低血糖の原因として薬が疑われる場合は、まず医師に相談してください。
新しい薬を飲み始めるときは、作用や副作用について、医師・薬剤師に説明を求めることも大切です。

出典:厚生労働省【重篤副作用疾患別対応マニュアル

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低血糖の原因のまとめ

ここまで低血糖の原因についてお伝えしてきました。
低血糖の原因の要点を以下にまとめます。

  • そもそも低血糖とは、血糖値が正常よりも低くなることで、主な症状は動悸・震え・意識の消失など
  • 低血糖の主な原因は糖尿病・血糖値スパイク・過剰な食事制限
  • 低血糖が女性に多い理由は、血糖値を上げるホルモンが少ない・無理なダイエットなど

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
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  • 学研グループと融合したメディア
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  • 設立: 1999年11月24日
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