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トップページ>健康お役立ち記事>更年期>更年期の不正出血はなぜ起こる?原因や治療の仕方について説明!

更年期の不正出血はなぜ起こる?原因や治療の仕方について説明!

更年期とは閉経の5年前から閉経後5年までの10年間のことをいい、さまざまな症状がみられます。
中でも、不正出血があると不安に思う方もいるのではないでしょうか。

更年期の不正出血とはどんなものなのでしょうか?
更年期の不正出血はどのように治療すればいいのでしょうか?

本記事では、更年期の不正出血について以下の点を中心にご紹介します。

  • 更年期の不正出血について
  • 更年期の不正出血が起こる原因とは
  • 更年期の不正出血の治療について

更年期の不正出血について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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更年期とは?

更年期とは、閉経の5年前から閉経後5年までの10年間を指します。
更年期障害は、更年期のホルモンバランスの変化によって引き起こされます。

しかし、性格や仕事、生活環境などほかの要因も更年期障害の発症に影響します。

更年期障害の症状

主に40歳代以降にみられる体調不良や情緒不安定などの症状をまとめて更年期障害といいます。

更年期障害の症状は大きく以下の3つに分類されます。

  • 血管の拡張と放熱に関係する症状
  • そのほかの身体症状
  • 精神症状

血管の拡張と放熱に関係する症状は、ほてり、ホットフラッシュ、のぼせ、発汗などがあります。
そのほかの身体症状は、めまい、動悸、胸のつかえ、頭痛、肩こり、関節痛、冷え性、しびれ、疲労感などがみられます。

精神症状は、気分の落ち込み、やる気の低下、イライラ、情緒不安定、不眠症などがあらわれます。

更年期障害の症状は多彩ですが、これらの症状がほかの病気によるものではないことを確認することも大切です。

年齢

日本人の閉経の平均年齢は50歳前後ですが、個人差が大きい傾向にあります。
早い方では40歳代前半、遅い方では50歳代後半に閉経を迎えるとされています。

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不正出血とは?

ホルモンの異常やさまざまな病気が原因で、月経以外に性器から出血することを不正出血といいます。
不正出血には、機能性出血と器質性出血があります。
以下でそれぞれ具体的にご紹介します。

機能性出血

機能性出血は、膣、子宮、または卵巣の病気によって引き起こされる出血です。
代表的な病気には、子宮筋腫、子宮内膜症、膣炎、子宮頸管ポリープなどがあります。

膣炎、子宮頸管ポリープなどがあると、性交中に出血することが多くなります。

器質性出血

器質性出血は、ホルモンバランスの乱れが原因で起こる出血です。
器質性出血には病的な原因はないとされています。
器質性出血は、ホルモンバランスが不安定な思春期や更年期に多くみられる傾向にあります。

器質性出血は主に無排卵月経や黄体機能不全などです。
脳下垂体や卵巣などホルモン分泌に関わる臓器の機能が低下などの問題が考えられます。

更年期の不正出血が起こる原因

更年期の不正出血が起こる原因には次のものがあります。

  • 女性ホルモンの減少から
  • 病気が隠れている可能性がある

以下でそれぞれみていきましょう。

女性ホルモンの減少から

更年期になると、卵巣の機能が低下し始めます。
卵巣の機能が低下すると女性ホルモンの分泌が不安定になり、以前よりも子宮内膜がはがれやすくなったり、はがれにくくなったりします。

そのため、大量出血や不正出血を引き起こします。

症状は人によって大きく違っていて、出血がだらだらと続いたり、大量に出血したりする方もいます。

また、ある日突然月経が止まったり、そのあと完全に出血しないという方もいます。
不正出血は突然起こることが多いので、吸収性のあるショーツを履くとよいでしょう。

病気が隠れている可能性がある

不正出血は病気が原因となって起きている場合があり、主に以下のような病気の可能性もあります。

  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋症
  • 膣炎
  • 子宮頸管ポリープ
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん

子宮筋腫

子宮筋腫とは、がんなどの悪性の腫瘍とは違い良性の腫瘍です。
何らかの原因により、子宮内の筋肉が増殖した状態のことをいいます。
不正出血のほかに、貧血や下腹部の痛みなどを伴う場合があります。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮の内側以外の部位に、子宮内膜または子宮内膜に似た組織が増えてしまう病気です。
不正出血のほかに、周囲の組織と癒着するので、月経痛のほか、腰痛や排便痛などの痛みを引き起こします。

子宮腺筋症

子宮腺筋症とは、子宮の筋肉内に子宮内膜やそれに似た組織ができてしまう病気です。
生理のたびにその組織から出血を起こし、生理痛や過多月経の原因となります.

膣炎

膣炎とは、膣内にいる菌のバランスが乱れたり、外部からの菌に感染したりすることで発症します。
膣カンジダ、トリコモナス膣炎、性感染症(クラミジア感染症など)があります。
不正出血のほかに、おりものがいつもと違ったり、かゆみがあったりなどの症状が出ることが多いです。

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープは、子宮頸管付近にできるポリープです。
自覚症状がない場合が多く、性交時や運動などの激しい身体活動時に出血することがあります。

子宮頸がん

子宮頸がんは、子宮頸部に発生するがんです。
ヒトパピローマウイルスの感染によって引き起こされます。
子宮頸がんが進行すると、月経時以外に不正出血が起こることがあります。
そのほか、水っぽくなったり、大量の粘液が出たりします。

子宮体がん

子宮体がんは、子宮(体の一部)に発生するがんで、40歳前後から発症率が高くなります。
50~60代をピークに、進行するとお腹が張るなどの症状があらわれることがあります。

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更年期における不正出血のチェックポイント

更年期における不正出血のチェックポイントには

  • 鮮血の色をみる
  • 出血の量をみる
  • 下腹部や腹痛が同時にあらわれるか

などがあります。

以下でそれぞれ具体的にご紹介します。

鮮血の色をみる

閉経前後の10年間、とくに更年期を迎えた40~50代の女性では、エストロゲンなどの女性ホルモンの減少により不正出血が起こるといわれています。

不正出血の症状は個人差があり、一時的に少量の出血をする方もいれば、長期間にわたって大量の出血が続く方もいます。

出てくる血液の色は、鮮血(真っ赤)の場合もあれば、時間の経過とともに酸化したような茶色や赤褐色の場合もあります。

出血の量をみる

出血の量が少なすぎても、多すぎてもよくないため、自己判断で病院に行かずに放置しておくことはやめましょう。

放置しておくと子宮や卵巣の病気を見逃すことがあり、症状が悪化したり、妊娠が困難になったりする可能性があります。

下腹部や腹痛が同時にあらわれるか

不正出血と痛みが同時にある場合は、病気の可能性があるため、病院に行くことをおすすめします。
主に以下のような症状があるときは、病院へ行きましょう。

  • 10日以上続く出血
  • 閉経後の出血
  • 何度も繰り返す
  • 激しい痛みを伴う
  • 血のかたまりが出る
  • 出血の時変なにおいがする
  • 重度の貧血

また、女性器の異常による不正出血であれば、病気の早期発見につながります。
出血が起こっているときは一度病院を受診しましょう。

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更年期の不正出血の治療は?

更年期の不正出血が見られたらどうすればいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
以下では、更年期の不正出血の治療についてご紹介します。

機能性出血

機能性出血には

  • ホルモン剤を使った治療
  • 止血剤を使った治療

などがあります。
それぞれみていきましょう。

ホルモン剤を使った治療

不正出血の原因が更年期による女性ホルモン低下の場合は、一時的なものですぐに治まるので心配する必要はなく経過観察することが多いです。

しかし、ホルモン補充療法(HRT)という治療法もあります。
エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンを、飲み薬や張り薬を使用して補充する方法です。

ただし、乳がんや子宮がんなどの女性の病気をお持ちの方は、ホルモン補充療法により症状が悪化するリスクがあります。
女性の病気を持っている方は、治療を開始する前に医師に病気の進行にどう影響するか確認しましょう。

止血剤を使った治療

一時的な出血または軽度の持続性出血は、止血剤が使用されます。
通常、アドナ錠30mgとトランサミン錠1,500mgを5~7日間服用します。
出血量が多い場合は、トランサミン錠を1日あたり3,000mgを3日間服用する場合があります。

器質性出血

器質性出血の場合の治療には

  • 薬物治療
  • 手術

などがあります。
以下でそれぞれみていきましょう。

薬物治療

疲労やストレスなどの一時的な原因によるホルモン異常であれば、医師の診察を受け経過を観察することで自然に出血が治まることがあります。
ただし、出血時間が長引く場合や出血量が多い場合、貧血がある場合は内服薬が処方されることもあります。

膣炎のような炎症が性感染症または病原菌による感染によって引き起こされた場合、抗生物質を処方して経過をみることがあります。

手術

子宮内膜ポリープや子宮筋腫など、不正出血を引き起こしている腫瘍がある場合、腫瘍を摘出するために手術が行われることがあります。

薬の使い方

更年期の不正出血が少量でだらだら続くとき

更年期の不正出血が少量でだらだら続くときは、どのような可能性があるのでしょうか。
以下でそれぞれみていきましょう。

期間が長いと病気の可能性が高くなる

通常、機能性出血はあまり心配することなく、自然に改善するとされています。
しかし、以下のように症状が強い場合は治療が必要です。

  • 出血量が多い
  • 血のかたまりがたくさん出る
  • 2~3週間にわたり出血が続いている など

放置すると病気を見逃す危険性がある

不正出血は子宮がんなどの重大な病気を隠している可能性があるため、十分に注意する必要があります。
不正出血がある場合は、病院を受診しましょう。

不正出血は疑いのある疾患によって検査が違います。
一度の検査で異常がなくても、不正出血を繰り返す場合は、非常に初期の病気かもしれません。

検査を繰り返したり、以前の状態と違う部分を探すことで診断できる場合もあるので、同じ病院での変化をみてもらいましょう。

更年期の不正出血に対する受診のタイミング

更年期の不正出血などの症状があっても、受診するタイミングがわからない方が多い傾向にあります。
しかし、不正出血に対する受診のタイミングに正確な基準はありません。

たとえば、子宮筋腫は月経血が多い場合とそうでない場合があります。
子宮体がんは月経とは関係なく出血が続いたり、内膜ポリープは不正出血の量が多い場合があり、病気によって出血の仕方が違います。

1つの目安は、月経していないときの出血量や普段と違う月経出血や、色のついたおりものです。
色のついたおりものが出るなど、いつもと違う症状がみられたら、すぐに病院へ受診しましょう。
生理不順の方、長期間婦人科を受けていない方は、一度受診することをおすすめします。

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更年期の不正出血まとめ

ここまで、更年期の不正出血についてお伝えしました。
更年期の不正出血の要点を以下にまとめます。

  • 更年期の不正出血には、機能性出血、器質性出血がある
  • 更年期の不正出血が起こる原因は、女性ホルモンの減少、病気が隠れている可能性がある
  • 更年期の不正出血の治療は、ホルモン剤を使った治療、止血剤を使った治療などがある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
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  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
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