ホーム

認知症を学ぶ

down compression

介護を学ぶ

down compression

専門家から学ぶ

down compression

書籍から学ぶ

down compression

健康を学ぶ

down compression
トップページ>健康お役立ち記事>体の不調>口内炎だと思っていたら「がん」だった!?見分け方や特徴を徹底解説

口内炎だと思っていたら「がん」だった!?見分け方や特徴を徹底解説

スポンサーリンク

口内炎とがんについて

口内炎はよくあるお口トラブルの1つです。
しかし実は、口内炎だと思っていたものが口腔がんだった…というケースは少なくありません。

口内炎とがんを見分けるにはどうしたらよいのでしょうか。
本記事では、口内炎とがんについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 口腔がんとは
  • 口内炎と口腔がんを見分けるポイント
  • 口腔がんになりやすい口の病気

口内炎とがんについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

スポンサーリンク

口内炎とは

口内炎とは、口の中の粘膜に炎症が起きた状態を指します。
口内炎は原因に応じていくつかの種類に分類されています。

代表的な口内炎の種類は次の通りです。

種類原因主な症状
アフタ性口内炎不明・ストレス・疲労・栄養不足赤く縁取られた白い潰瘍・痛み
カタル性口内炎矯正器具・入れ歯などによる摩擦・舌や頬を噛んだキズ・火傷白っぽい小さな潰瘍・痛み
ウイルス性口内炎ウイルス感染(ヘルペスウイルス・カンジダ菌など)ブツブツ・白い苔が口全体に発生する・発熱(原因菌に応じて異なる)
ニコチン性口内炎喫煙粘膜が腫れる・白くなる・赤くなる
アレルギー性口内炎アレルギー(食物アレルギーなど)ブツブツなど(個人によって異なる)

その口内炎、実は「がん」かもしれない!?

口の中に出来物ができると、口内炎だと思う方も多いでしょう。
しかし実は、口の中の出来物はがんの可能性もあります。

口の中のがんは、まとめて口腔がんと呼ばれています。
口腔がんの主な種類には次があります。

  • 舌がん
  • 口腔底がん
  • 頬粘膜がん
  • 歯肉がん
  • 口唇がん
  • 硬口蓋がん

口内のがんで最も多いのは舌がんです。
ここからは、舌がんの原因・症状などをご紹介します。

口腔がん(舌がん)の原因

舌がんの原因はハッキリ分かっていません。
一説では、喫煙・飲酒が指摘されています。

虫歯・合わない入れ歯や矯正具による慢性的な刺激が、舌がんのリスクを高めるという意見もあります。

症状

舌がんの主な症状は、舌に赤いしこりができることです。
好発部位は舌の縁ですが、舌先の裏などに発生することもあります。

舌がんの初期は、自覚症状が無いことも少なくありません。
症状が進行するにつれ、舌の違和感・しびれ・痛みなどを感じることがあります。

重症化すると、しこりが歯と接触して出血することもあります。
口臭・歯のぐらつきなどの症状があらわれることも多いです。

治療方法

舌がんの治療法は、放射線治療と外科手術が一般的です。
放射線治療は、放射線を照射してがんの破壊を試みる方法です。

外科手術の術式は、がんの進行状況によって変わります。
舌がんが初期の場合は、舌部分切除術が選択されることが一般的です。

舌部分切除術は、がんを舌の一部ごと切り取る方法です。
他の術式よりも舌の切除範囲は狭いため、多くの場合、日常生活に支障はありません。

舌がんがある程度進行している場合は、舌半側切除術や舌(亜)全摘出術が検討されます。
舌半側切除術は、舌の左右のうち、がんがある方を半分切り取る方法です。
舌(亜)全摘出術は、舌を半分以上またはすべて摘出する方法です。

舌がんは首のリンパ節に転移することが少なくありません。
リンパ節への転移がある場合・可能性が高い場合は、頸部郭清術が検討されます。

頸部郭清術は、首のリンパ節や周囲の組織を切除する方法です。
舌の摘出手術と並行して行われることが一般的です。

AGA

「口内炎」と「がん」見分け方のポイント

舌の出来物が口内炎orがんなのかを見分けるポイントをご紹介します。
ただし、一般の方が口内炎orがんを見分けるのは難しいこともあります。
少しでも気になる症状がある場合は、念のため歯科クリニックを受診しましょう。

痛さ

口内炎による出来物は、痛みを伴うことが一般的です。
対して舌がんは痛みが出にくいのが特徴です。

特に舌がんの初期は、痛みが出ないケースがよく見られます。
ただし、舌がんであっても、出来物に歯や食べ物などがあたると痛む場合もあります。
また、舌がんがある程度進行すると、なにも触れていない状態でも痛みが出ることもあります。

期間

口内炎は短期間で治癒することが一般的です。
短ければ2~3日、長くても2週間以内には症状が引きます。
ただし、ニコチン性口内炎などは喫煙を止めない限り症状が慢性的に続くこともあります。

対して舌がんは自然治癒はしません
一度できると、治療しない限り消滅しないと認識しておきましょう。
2週間以上経過しても口の中の出来物が治らない場合は、舌がんが疑われます。

口内炎の色

口内炎の多くは赤く縁どられた白い潰瘍です。
対して舌がんでは、白色や赤色の潰瘍などがみられます。

舌がんでは、舌の粘膜が赤くただれることもあります。
舌の裏に白い斑点がある場合は、白板症が疑われます。

舌の粘膜が赤く腫れている場合は、紅板症の可能性があります。
白板症と紅斑症は、いずれも口腔がんの前触れとされています。

しかし口内炎でも粘膜が赤くただれたり、白色や赤色の潰瘍ができたりすることもあります。
そのため、色だけでは口内炎orがんを判断しづらいのが実情です。

口の粘膜に出来物などの異常が見つかった場合は、色だけでなく、痛みの有無や治癒期間を確認しましょう。

少しでも気になる症状がある場合は、念のため歯科クリニックで検査を受けるのがおすすめです。

健達ねっとECサイト

がん化する!?危険な口内炎の特徴

口内の異変には、白板症や紅斑症があります。
白板症や紅斑症は前がん病変とされています。
前がん病変とは、がんに発展する可能性が高い病気のことです。

ここからは、がんになりやすい口内トラブルについて詳しくご紹介します。

白板症

白板症は、頬・舌・歯肉などの粘膜が白くなる状態です。
粘膜がただれることもあります。

白板症の主な原因は、特定の部位に慢性的に刺激が加わることです。
たとえば特定の場所に歯の先が常に当たったり、歯ブラシでゴシゴシこすり続けたりすると、発症の可能性が高まります。

白板症は、物があたると痛みが出やすいのが特徴です。
口の中に白いただれがあり、食事や歯磨きの度に口の中が痛む場合は、白板症が疑われます。

白板症は一見口内炎と見分けが難しいこともあります。
ただし、口内炎と白板症では治癒の仕方に違いがみられます。

口内炎は長くとも2週間程度で自然に治癒することが一般的です。
対して、白板症が自然に治ることはありません。

白板症は、徐々に粘膜の白い範囲が広がっていくのも特徴的です。
白板症の10%はがんに発展すると指摘されています。
特に舌にできた白板症はがん化のリスクが高いという意見もあります。

紅板症

紅板症は口の粘膜が赤く腫れる病気です。
50%の確率でがん化すると考えられています。

紅板症では、舌や頬の粘膜に鮮やかな赤色のただれがあらわれます。
多くの場合、ただれの表面はなめらかです。
紅板症は、ただれとただれ以外の部位の境界線がハッキリしているのも特徴です。

紅板(ただれ)は痛みを伴うことが多いです。
たとえば食べ物が沁みたり、歯ブラシなどが当たったときに強い痛みを感じたりします。

ニコチン性口内炎

ニコチン性口内炎は、喫煙家の方に多い口内炎です。
主な原因は、タバコに含まれるニコチンが舌の血流を悪化させることです。
タバコの煙による乾燥・熱などの刺激もニコチン性口内炎の原因とされています。

ニコチン性口内炎の主な症状は、口の中の粘膜が赤くなることです。
時間が経つにつれ、粘膜の色は赤から白に変色していきます。

個人差はありますが、痛みはあまりありません。
人によっては、食べ物が沁みる場合もあります。

ニコチン性口内炎は、口腔がんに発展するおそれがあります。
また、タバコに含まれるニコチンそのものにも発がん性があります。

薬の使い方

口内炎と間違えやすい若年者舌がんについて

口内炎と舌がんは見分けがつきにくいことも多いです。
舌がんを口内炎と思い込み、知らない間にがんが進行していた…というケースは少なくありません。

特に40歳未満の方は、年齢的にがんを疑わない傾向が見られます。
しかし実際には舌がんは40代頃から発症率が高まります。

具体的には、40歳未満の舌がんの発症率は10〜15%です。
性別で見ると、40歳未満の舌がんの男女比率は10:4とされています。

若年者の舌がんは高齢者よりも進行が早く、リンパ節への転移が起こりやすいのが特徴です。

そのため、若年者の舌がん患者には高齢者よりも強度の高い治療が求められます。
若年者の舌がんの再発率は約34%です。
生存率は進行ステージによってことなりますが、約60~90%です。

舌がんは早期に治療するほど予後が高くなります。
早期治療につなげるためにも、口の中に不審な炎症がある場合は早めの受診がおすすめです。
出典:【東北大学における若年者舌癌の治療の検討
出典:【若年者舌癌の臨床的検討

口内炎とがんのまとめ

ここまで口内炎とがんについてお伝えしてきました。
口内炎とがんの要点を以下にまとめます。

  • 口腔がんとは口の中にできるがんで、特に舌がんが多い
  • 口内炎と口腔がんを見分けるポイントは、痛みの有無・治癒期間・炎症の色など
  • 口腔がんになりやすい口の病気は、白板症・紅斑症やニコチン性口内炎など

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

スポンサーリンク