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トップページ>健康お役立ち記事>体の不調>低気圧による関節痛はなぜ起こる?原因や改善方法について徹底解説!

低気圧による関節痛はなぜ起こる?原因や改善方法について徹底解説!

低気圧が近づくと関節が痛む…という方も多いでしょう。
なぜ低気圧は関節痛をもたらすのでしょうか。

低気圧による関節痛を和らげるには、どうしたらよいのでしょうか。
本記事では、低気圧による関節痛について以下の点を中心にご紹介します。

  • 低気圧で関節痛が起こる理由
  • 低気圧による関節痛を和らげる方法
  • 低気圧で起こる関節痛以外の症状

低気圧による関節痛について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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なぜ低気圧で関節痛が起こるのか?

低気圧で関節痛が起こる理由は主に2つあります。

1つ目は、気圧の変化による関節包の膨張です。

関節包とは、関節を包んでいる袋のような組織です。
低気圧の中に入ると、関節包は膨らみます。
理由は、身体を押さえつけている圧力(気圧)が低くなるためです。

関節包が膨らむと、関節周辺の血管や組織を圧迫します。
結果として、関節や関節周辺に痛みを感じやすくなるのです。

2つ目の理由は、自律神経の乱れです。
自律神経とは心身のさまざまな働きを調節している器官です。

低気圧が接近すると、身体は気圧・湿度の変動に適応します。
そのために、身体にはさまざまな変化が起こります。

たとえば、心拍・血圧は速くなることが一般的です。
湿度が高くなると体温が上がりやすくなります。
そのため、発汗機能などが活性化しやすくなります。

身体にめまぐるしい変化が起こると、自律神経が大きな刺激を受けます。
すると自律神経が正常なバランスを保てずに、乱れてしまうことがあります。

起こりやすいのは、交感神経の活性化です。
交感神経は自律神経の一種で、身体を興奮状態にする神経系です。

たとえば交感神経は、血管を収縮させて血圧をあげる作用があります。
交感神経による血管の収縮は、全身の血行悪化を招きます。
特に関節周辺の血行が悪化すると、痛み・腫れ・違和感などが起こりやすくなります。

関節包の膨張・自律神経の乱れは、気圧の変化が急激なほど激しくなる傾向があります。
そのため、台風シーズンなどは関節痛が特にひどくなるという方も多くいます。

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低気圧による関節痛の改善方法

低気圧による関節痛の改善方法をご紹介します。
関節痛にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

漢方薬の活用

低気圧による関節痛は、漢方薬で改善できることもあります。
漢方薬が効く理由は、体内の巡りを整える手助けをしてくれるためです。

低気圧による関節痛に効果が期待できるのは、たとえば次のような漢方薬です。

  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
  • 五苓散(ごれいさん)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

漢方学では、低気圧による関節痛の原因は体内の水・血の巡りの悪化と考えています。
水とは水分のほか、リンパ・髄液などの体液を指します。
血は血流のことです。

防己黄耆湯や五苓散は、血管を拡げて体内の水の巡りを良くする作用があります。
桂枝茯苓丸は血の循環の改善に役立ちます。
低気圧による関節痛を改善するには、体内の水と血の循環を良くすることが大切です。

なお、漢方薬は体質などによって相性があります。
相性が悪い漢方薬を服用すると、かえって症状が悪化することもあります。

自分に合う漢方薬は、薬剤師や医師に相談するのがおすすめです。

副交感神経を優位にする

低気圧による関節痛は、交感神経が過度に活発化することで起こりやすくなります。
つまり関節痛を和らげるには、交感神経を抑制することが大切です。

交感神経を抑制するカギは、副交感神経にあります。
副交感神経は、交感神経とともに自律神経を構成する器官です。

交感神経が血管を拡張するのに対し、副交感神経は血管を拡張する作用があります。
血管の拡張は、全身の血行を促します。
関節周りの血行も改善されるため、痛みの軽減が期待できます。

交感神経と副交感神経は相反関係にあります。
簡単にいえば、どちらか一方が優位になるとき、反対の神経系は抑制されます。
つまり交感神経を抑制するには、副交感神経を優位にすればよいわけです。

副交感神経は、心身がリラックスモードになった時に活性化します。
関節痛があるときは、副交感神経を優位にするためにリラックスすることを心がけましょう。

たとえば好きな音楽を聴いたり、温かい飲み物を飲んだりする方法があります。
深呼吸をするのも良い方法です。

疲れているときは、ゆっくり休息することも大切です。
自分なりのリラックス方法で、副交感神経を活性化させましょう。

バランスの良い食事

バランスの良い食事は、自律神経のバランスを整えます。
自律神経の改善は、低気圧による関節痛の緩和に役立ちます。

栄養バランスを整えるには、多くの品数を少しずつ食べるのがおすすめです。
中でも次のような栄養素・食材は自律神経を整えるため、意識して摂取しましょう。

  • ビタミンB群:豚肉・レバー・うなぎ
  • 亜鉛:牡蠣・アーモンド
  • 鉄:レバー・ほうれん草・あさり
  • マグネシウム:大豆製品・バナナ
  • カルシウム:乳製品・小魚

1日3食食べることも大切です。

規則正しい食事を送ると身体のリズムが整いやすくなります。
身体のリズムを整えることは、自律神経のリズムの改善につながります。

適度な運動・入浴

低気圧による関節痛は、血行を促進することで改善されやすくなります。
簡単にできる血行促進法としては、適度な運動・入浴が代表的です。

運動の中でもおすすめなのは有酸素運動です。
有酸素運動は、体内に大量の酸素を取り込むためです。
自然と呼吸が深くなるため、副交感神経が活性化されやすくなります。

入浴も副交感神経を優位にします。
副交感神経を優位にするには、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。
お湯の温度は38〜40℃くらいが目安です。

入浴中は、関節の痛む部分を優しくマッサージするのも良い方法です。
関節周辺の筋肉の強ばりがほぐれて、血行が促進されやすくなるためです。

耳の周りのストレッチ

自律神経を整えたいときは、耳の周りのストレッチをするのもおすすめです。
耳周辺には自律神経を整えるツボが多数あるためです。

耳ツボには、全身の血行を促進する効果も期待できます。
血流が良くなると副交感神経が優位になりやすいです。
そのため、低気圧による関節痛の軽減につながります。

簡単にできる耳周りのストレッチ方法は次の通りです。

【やり方1】

  • 両耳を揉む
  • 両耳をつまんで回す

【やり方2】

  • 両耳の上部をつまみ、ななめ上に3秒引っ張る×3回
  • 両耳の中央をつまみ、横に3秒引っ張る×3回
  • 耳たぶをつまみ、下に3秒引っ張る×3回
  • 耳全体を揉みほぐす

耳が固い・痛い場合は、ほぐれるまで揉みほぐすのがポイントです。
力加減は気持ちいいと感じる程度が目安です。

低気圧による関節痛の予防方法

低気圧による関節痛を予防するには、主に2つのポイントがあります。

1つめは、気圧の急激な変化を避けることです。

気圧の変化は、関節包の膨張・収縮を招くためです。
関節周りの血管や神経が刺激されるため、痛みが生じやすくなります。

痛みを発生させないためには、できる限り関節包の膨張・収縮を防ぐことが大切です。
具体的には、次のような行為は控えましょう。

【気圧の変化を避けるポイント】

  • エレベーター・ジェットコースターに乗らない
  • 飛行機・新幹線に乗らない
  • 高山の登山は避ける
  • トンネルを通らない

2つめのポイントは、自律神経を整えることです。
自律神経が乱れると、交感神経が優位になって関節痛が起こりやすくなるためです。

【自律神経を整えるためのポイント】

  • 栄養バランスのよい食事
  • 適度な運動
  • ぬるめのお湯に浸かる
  • 質のよい睡眠
  • ストレスの解消

自律神経の乱れの主な原因は、不規則な生活習慣・ストレスなどです。
心当たりがある方は、日頃から解消するように努めましょう。

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47%の人が実感する温度変化による痛みの悪化

温度の変化によって体調が変動する方は少なくありません。
たとえば、慢性的な身体の痛みを持つ方の約5割は、気温が下がると痛みが悪化すると感じています。

身体の痛みが悪化する原因としては、体温の変動による血管の収縮が指摘されています。
気温が下がるなどして体温が変動すると、体温調節のために皮膚近くの血管が拡張・収縮されます。

血管の拡張・収縮の際には、周囲の神経が圧迫・刺激されることがあります。
結果として、痛みを感じやすくなるというわけです。
温度変化による痛みの変動は、交感神経の活性化との関連性は薄いと考えられています。
出典:【気象変化と痛み

健達ねっとECサイト

低気圧による関節痛以外の症状

低気圧では関節痛以外の症状が出ることもあります。
代表的な症状をご紹介します。

神経痛

神経痛は、感覚神経が刺激されて起こる痛みの総称です。
神経痛は、なんらかの病気の症状としてあらわれることが一般的です。

たとえば、腰椎椎間板ヘルニアによる座骨神経痛が代表的です。
一方で、三叉神経痛のように原因がはっきり分からない場合もあります。

気圧の変化が神経痛を悪化させる理由として、自律神経の乱れなどが指摘されています。
気圧が変動すると、適応するために体内ではさまざまな変化が起こります。

すると身体の働きを調節する自律神経が刺激されて、バランスを崩しやすくなります。
感覚神経などの他の神経もバランスが狂い、神経痛が悪化することがあります。

頭痛

頭痛は、低気圧が原因で起こる代表的な不調の1つです。
個人差はありますが、頭の片側がズキズキと痛む片頭痛が目立ちます。

低気圧で頭痛が起こるのは、自律神経の乱れが関係しています。
自律神経が乱れると、頭部の血管の収縮・拡張がうまくいかなくなることがあります。
結果、脳の神経が血管に圧迫されて、頭痛が起こりやすくなってしまいます。

膝・指の痛み

低気圧では、膝や指の関節に痛みが出やすくなります。
理由として、気圧の変化による関節包の膨張や自律神経の乱れが指摘されています。

吐き気・めまい

吐き気・めまいも低気圧による代表的な不調の症状です。
主な理由は、気圧の変化による自律神経の乱れです。

薬の使い方

低気圧による関節痛を起こしやすい人

低気圧による関節痛が起こりやすいのは、自律神経が乱れやすい方です。
たとえば次のような方が該当します。

  • 高齢者
  • ストレスを感じやすい(真面目・正義感が強い・神経質)
  • 不規則な生活
  • 運動不足

低気圧による関節痛は、50代以降の高齢者に目立ちます。
理由として、もともと持っていた関節痛が悪化することが挙げられます。

低気圧による関節痛を起こしにくい人

低気圧による関節痛が起こりにくいのは、自律神経が乱れにくい方です。
たとえば栄養バランスのよい食事・適度な運動・十分な睡眠を心がけている方が該当します。

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気象病とは何か

気象病とは、気象の変化によって起こる症状の総称です。

気象病の代表的な症状は次の通りです。

  • 関節痛
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 倦怠感

気象病は男性より女性に目立ちます。
理由として、ホルモンバランスの関係で自律神経が乱れやすい点が指摘されています。

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気象病の原因

気象病の主な原因は、気圧の変化によって自律神経が乱れることです。
気圧の変化は、主に耳の中にある内耳という器官が察知します。

内耳は気圧の変化を察知すると、脳に電気信号を送ります。
しかし電気信号が強すぎると、時に脳が混乱します。

すると脳分野にある自律神経がバランスを崩します。
そのため、心身にさまざまな不調があらわれやすくなるというわけです。

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低気圧による関節痛まとめ

ここまで低気圧による関節痛についてお伝えしてきました。
低気圧による関節痛の要点を以下にまとめます。

  • 低気圧で関節痛が起こる理由は、関節包の膨張・自律神経の乱れなど
  • 低気圧による関節痛を和らげる方法は、漢方薬・心身のリラックス
  • 低気圧で起こる関節痛以外の症状は、頭痛・めまい・吐き気など

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
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