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トップページ>健康お役立ち記事>体の不調>季節の変わり目に体調不良になりやすいのはなぜ?原因と対策を解説

季節の変わり目に体調不良になりやすいのはなぜ?原因と対策を解説

季節の変わり目には、体調を崩しやすいといわれています。
これは一体なぜでしょうか?

春から夏へ、夏から秋へ、そして秋から冬へと移り変わる季節の変わり目。
多くの人々がこの時期に体調を崩す経験をしていることでしょう。

しかし、それは本当に季節の変わり目だけが原因なのでしょうか?
それとも他に何か影響している要素があるのでしょうか?

この記事では、「季節の変わり目の体調不良」について深掘りします。

  • 季節の変わり目の体調不良の症状
  • 季節の変わり目の体調不良の原因
  • 季節の変わり目の体調不良の対策

ぜひ最後までお読みください。

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季節の変わり目と体調不良

 

季節の変わり目は、私たちの体調に大きな影響を与えることがあります。
特に、自律神経の乱れが主な原因とされ、頭痛、めまい、倦怠感、食欲不振などの症状が現れることがあります。

季節の変わり目の体調不良の症状

季節の変わり目に体調を崩す人が増える主な理由は、自律神経の乱れによるものです。
以下に、その主な症状をいくつか紹介します。

頭痛

季節の変わり目に特に多く見られる症状の一つが頭痛です。
ズキズキとした痛みや、頭が締め付けられるような感覚が現れることがあります。

めまい

自律神経の乱れにより、立ちくらみやふらつきを感じることがあります。

倦怠感

季節の変わり目は、体が新しい環境に適応しようとするため、疲れやすくなることがあります。

鼻水や鼻詰まり

季節の変わり目には、アレルギー症状が現れやすくなります。
そのため、鼻水や鼻詰まりを感じることがあります。

食欲不振

自律神経の乱れは、消化器系にも影響を及ぼし、食欲不振を引き起こすことがあります。 

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季節の変わり目に体調不良になるのはなぜ?

季節の変わり目には、なぜ体調不良になりやすいのでしょうか?
季節の変わり目に体調不良になる理由と、それが特に起こりやすい季節について詳しく解説します。

季節の変わり目に体調不良になる理由

温度の変化に体がすぐ適応できない

季節の変わり目には、1日の中でも朝晩の気温差が大きく、体がその変化にすぐに適応できないことがあります。
体温調節にエネルギーを使うため、だるさや疲労感が出やすくなります。

花粉症

春になると花粉が飛散し始め、花粉症の症状が出る人が増えます。
花粉症の症状は、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

自律神経の乱れ

季節の変わり目には、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

自律神経は、体温、血圧、呼吸、消化などの機能をコントロールする神経で、そのバランスが崩れると、さまざまな体調不良を引き起こすことがあります。

体調不良になりやすい季節

体調不良が起こりやすい季節は、特に春と秋です。

これらの季節は、1日のうちの寒暖差が5℃以上ある時期で、自律神経が乱れやすいとされています。
また、気圧の変化も体調不良を引き起こす要因となります。

これらの要素により、季節の変わり目には頭痛や倦怠感などの体調不良が起こりやすくなります。
これらの症状を予防するためには、規則正しい生活習慣を心掛け、適度な運動を行い、十分な睡眠を取ることが重要です。

自律神経と季節の変わり目

季節の変わり目は、私たちの体にとって大きな影響を及ぼす時期です。
特に、自律神経はこの時期に大きな影響を受けることが知られています。

以下では、その理由と、自律神経の乱れが放置されると何が起こるのかについて詳しく解説します。

自律神経とは

自律神経とは、私たちの体の機能を自動的に制御する神経系の一部です。
心拍数、呼吸、消化、血圧など、私たちが意識しなくても自動的に行われる体の機能を調節しています。

自律神経は、

  • 交感神経
  • 副交感神経

の2つの部分から成り立っています。

交感神経は「戦うか逃げるか」の反応を引き起こし、体を活動状態にします。
一方、副交感神経は「休息と消化」の反応を引き起こし、体をリラックスさせます。

これらの神経は通常、バランスを保つように働きます。
しかし、ストレスや生活習慣の変化、季節の変わり目などにより、このバランスが崩れることがあります。
その結果、自律神経失調症という状態が引き起こされ、さまざまな身体的、精神的な症状を引き起こすことがあります。

季節の変わり目に自律神経が乱れやすい理由

季節の変わり目に自律神経が乱れやすい理由はいくつかあります。

まず、気温や湿度の変化により、体が適応するために自律神経が活発に働く必要があります。
これにより、自律神経が過剰に反応し、バランスを崩すことがあります。

また、季節の変わり目は風邪や花粉症などの病気が流行する時期でもあり、これらの病気が自律神経に影響を及ぼすこともあります。

さらに、日照時間の変化による生活リズムの乱れも、自律神経の乱れを引き起こす可能性があります。

自律神経の乱れを放置すると?

自律神経の乱れを放置すると、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

自律神経は、心拍数や血圧、体温など、体の基本的な機能をコントロールしています。
そのため、自律神経が乱れると、これらの機能が正常に働かなくなり、心臓病や消化器系の問題、免疫力の低下などを引き起こすことがあります。

また、自律神経の乱れは、ストレスや不安、うつ病などの精神的な問題を引き起こすこともあります。
したがって、自律神経の乱れは早期に対処することが重要です。

その他に自律神経の乱れがどのような症状を引き起こすのでしょうか?
詳しく解説している記事がございますので併せてお読み下さい。

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季節の変わり目に体調不良を起こす寒暖差アレルギーって?

寒暖差アレルギーは、季節の変わり目に特に現れる症状で、その原因となるのは日中と朝晩の温度差です。
以下では、寒暖差アレルギーの詳細、その原因、そして具体的な症状について解説します。

寒暖差アレルギーとは

寒暖差アレルギー、医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれるこの症状は、温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされます。

特に、温度差が7℃以上になると症状が出やすいとされています。
この症状は、風邪や花粉症と似ていますが、ウイルスやアレルゲンは関与していません。

寒暖差アレルギーの原因

寒暖差アレルギーの原因は完全には明らかにされていませんが、自律神経のバランスが乱れることが一因とされています。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、これらが鼻の粘膜にある血管の収縮・拡張をコントロールしています。

しかし、激しい寒暖差による刺激を受け続けると、このバランスが乱れ、鼻の粘膜の血管の収縮・拡張の調節もうまくいかなくなり、鼻炎の症状が現れやすくなります。

寒暖差アレルギーの症状

寒暖差アレルギーは、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状を引き起こします。
これらの症状は風邪、花粉症、アレルギー性鼻炎でも見られます。

しかし、風邪は「ウイルス感染」が原因で、花粉症やアレルギー性鼻炎は「花粉、ホコリ、ダニなどのアレルゲンによる免疫反応」が原因です。
一方、寒暖差アレルギーは、ウイルスやアレルゲンとは無関係です。

さらに、寒暖差アレルギーの症状の現れ方は、風邪やアレルギー性鼻炎とは異なります。
そのため、これらの症状が見られる場合でも、風邪や花粉症の治療法が効果を発揮しない場合があります。

「寒暖差アレルギー」に詳しく解説していますので以下も併せてお読み下さい。

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季節の変わり目は女性の方が体調不良になりやすい?

季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期として知られています。
特に女性は、その影響を受けやすいといわれています。

では、なぜ女性は季節の変わり目に体調を崩しやすいのでしょうか?

女性が季節の変わり目に体調を崩しやすい理由

季節の変わり目に体調を崩しやすい理由は、気温差や気圧の変化に適応するために多くのエネルギーを消耗すること、そして自律神経の乱れから体に不調が現れることです。

特に女性は、排卵や月経、妊娠、出産、閉経といった女性特有の生理現象により分泌されるホルモンの影響を受けやすいです。
これらのホルモンが変化する際に自律神経を乱し、さまざまな不調が現れます。

したがって、これらのホルモンの変化するタイミングと季節の変わり目が重なった場合、女性は特に体調不良になりやすいといえます。

女性特有の体調不良の症状

季節の変わり目によくある体調不良の症状として、頭痛、微熱、咳、鼻詰まり、倦怠感、肩こり、めまい、関節痛、不眠、肌荒れなどがあります。

これらの症状は、男性にも見られますが、女性はこれに加えて、月経痛やPMS(月経前症候群)などの女性特有の症状を抱えることがあります。

これらの症状は、ホルモンの変動や自律神経の乱れにより引き起こされ、季節の変わり目に特に強く現れることがあります。
これらの症状が重なると、女性は季節の変わり目に体調を大きく崩すことがあります。

薬の使い方

季節の変わり目の体調管理法

季節の変わり目の体調不良は、主に、気温や気圧の変化による自律神経の乱れによるものです。
しかし、適切な体調管理を行うことで、体調不調を予防することが可能です。

以下では、

  • 食事
  • 運動
  • 睡眠

という3つの観点から、季節の変わり目の体調管理法を詳しく解説します。

食事による体調管理

食事は、私たちの体調を直接的に左右します。
特に、季節の変わり目には、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。

主食、主菜、副菜をバランス良く摂取することで、必要な栄養素を適切に補給し、体の機能を正常に保つことができます。

また、朝食をしっかりと摂ることで、1日の活動エネルギーを確保し、体調不良を予防することが可能です。

運動による体調管理

適度な運動は、自律神経のバランスを整える効果があります。

ウォーキングや軽いランニングなどの有酸素運動は、自律神経の働きを刺激し、体調を整えるセロトニンの分泌を促します。

これにより、季節の変わり目によく見られる自律神経の乱れによる症状の予防が期待できます。

睡眠による体調管理

十分な睡眠は、心身の健康を維持するために不可欠です。
睡眠中には、自律神経のうちの副交感神経が優位になり、体の疲れを癒すことができます。

また、睡眠の質を高めることで、より効果的な体調管理が可能になります。
寝る前にスマホを使わない、就寝前の時間は部屋の照明を少し暗くするなどの工夫をすると良いでしょう。

「よく聞くバランスの良い食事ってどんなもの?」と疑問をお持ちの方は、
下記の記事で詳しく解説しておりますのでご参考にされてみてはいかかでしょうか?

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季節の変わり目の体調不良まとめ

ここまで季節の変わり目の体調不良についてご紹介しました。

要点を以下にまとめます。

  • 季節の変わり目の体調不良の症状には、頭痛、めまい、倦怠感、鼻水や鼻詰まり、食欲不振などがある
  • 季節の変わり目の体調不良の原因には、温度の変化に体がすぐ適応できないこと、花粉症によるものなどがあるが、主な原因とされるのは自律神経の乱れによるものである
  • 季節の変わり目の体調不良の対策として、バランスの良い食事を心掛けること、適度な運動をすること、質の良い十分な睡眠を取ることなどが重要となる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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