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トップページ>介護お役立ち記事>介護施設>特別養護老人ホームとグループホームの違いは?特徴や働き方を解説!

特別養護老人ホームとグループホームの違いは?特徴や働き方を解説!

介護施設への入居を考えたときに、いろいろな施設の名前があって、非常にわかりにくいですね。

様々な介護施設の違いを知ることは、家族が入居する際に適切な施設を選ぶ助けにもなります。

今回は、介護施設の中でも特別養護老人ホーム(特養)とグループホームの2つの施設の違いについて、以下の点を中心に解説していきます。

特養とグループホームの違いについて以下の点を中心に解説していきます。

  • 1.それぞれの施設の特徴について
  • 2.費用の違いについて
  • 3.提供されるサービス内容の違いについて

介護施設への入居を検討の際に参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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特別養護老人ホームとは?

それでは、特養とグループホームの目的や利用できるサービスなどの違いについて、解説していきます。

特養とは、原則要介護3以上の介護を必要としている高齢者が入所している公的な老人ホームです。
特養は施設によって、個室の場合と、2~4名が同じ部屋で生活する多床室の場合があります。

特別養護老人ホームの目的は?

入居者は要介護度3以上の方が多いため、心身とも安定した生活を送ることのできる支援を受けることが特養の目的になります。

機能訓練や食事・排泄など日常生活での必要な機能の改善や、手先を使うレクリエーションをリハビリとして行う施設もあります。

特別養護老人ホームで利用できるサービスは?

特養にて受けられる主なサービスは以下になります。

食事の提供、入浴・排泄・掃除などの日常生活の援助

  •  <食事>入居者の心身の状態に合わせて、管理栄養士の監督のもとで細かくサポートする施設もあります。
  •  <入浴>体が不自由な方には、機械浴槽などの介助サービスをします。入浴が難しいときは、蒸しタオルなどで体を拭いて清潔にします。
  •  <排泄>自力でトイレへ行ける方はトイレに付き添います。寝たきりの方はベッド上で介助をします。

専門職による機能訓練のサービス

理学療法士などの専門家による、入居者の状態にあった機能回復訓練を受けられます。  

特別養護老人ホームの入居条件は?

特養の入居条件は、以下の通りです。

  • 65歳以上で要介護3以上の高齢者
  • 40歳~64歳で特定疾病が認められた要介護3以上の方
  • 特例により入居が認められた要介護1~2の方
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グループホームとは?

グループホームとは、認知症の高齢者のみが、専門職員からサポートやケアを受けながら共同生活するという介護施設です。5~9人程の少人数での共同生活を送ります。

特に認知症の入居者に配慮されており、慣れ親しんだ地域での生活の維持をサポートできるような施設となっています。

グループホームの目的は?

慣れ親しんだ地域で、食事の準備や掃除などを入居者やスタッフと一緒に行うことで、認知症の症状が落ち着き、安定した生活を目指すのが目的です。

支援内容についても各入居者に寄り添ったプログラムの下で、できるかぎり自立した生活ができるようサポートが決定されます。

グループホームで利用できるサービスは?

グループホームでは、特養と同じく食事の提供入浴・排泄の介助掃除などの日常生活上の支援、緊急時の対応などのサービスが受けられます。

また、認知症の専門的な知識を持ったスタッフが対応するので、認知症の方も安心して過ごせます。

グループホームの入居条件は?

グループホームの入居条件は以下の通りです。

  • 65歳以上で要支援2または要介護1以上の認知症の方
  • 医師から認知症の診断書が発行されている方
  • 少人数の共同生活を営むことに支障がない方
  • 施設と同じ市区町村に住民票をお持ちの方
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特養とグループホームの特徴は?

特別養護老人ホームの特徴

特養の特徴は、民間の施設と比べると費用が安価なのが特徴です。
初期費用も不要のため、経済的に余裕のない方にも利用しやすいという利点があります。
また、入居期間に制限がないため、終の棲家として利用することができます。

看取り介護にも前向きな施設が多いというのも特徴です。

特養は、「広域特別養護老人ホーム」「地域密着型特別老人ホーム」「地域サポート型特別養護老人ホーム」の3種類に分かれます。以下に解説していきます。

広域型特別養護老人ホーム

定員は30名以上で、最も一般的な特養です。
居住地に関係なく申し込みが可能です。
場所にこだわらなければ、比較的早く入居できる可能性もあります。

地域密着型特別養護老人ホーム

定員29名以下の小規模の特養です。
基本的には、その地域に住んでいる方が入居することができます。

地域密着型には「サテライト型」と「単独型」の2つの形態があります。
サテライト型は近くに本体施設を持つ特養のことです。
単独型は、本体施設を持たない特養で、家庭的な雰囲気の中で暮らせます。 

地域サポート型特別養護老人ホーム

在宅で生活している高齢者に対して、サービスを提供する特養です。
24時間365日の見守り体制をとり、在宅生活を送る高齢者をサポートします。

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グループホームの特徴

グループホームの特徴としては、特養と大きく違う点としては、認知症の方のみ入居ができる施設だということです。
基本的に少人数での生活をともにしていくことになります。居室のタイプとしては
大きくわけて「ユニット型」と「サテライト型」があります。 

ユニット型

入居者が少人数のユニットで共同生活を送ります。
「ユニット」とはグループホームの定員を表す単位のことです。
1ユニットは5〜9人、1つの施設につき原則2ユニットまでとなっています。 

サテライト型

 共同生活がメインになっているグループホームの流れを継承しながらも1人で暮らす要素も取り入れた居室タイプです。
本体施設との密な連携を前提としながら、サテライト住居で独り暮らしに近い形のサービスを受けられます。

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特養とグループホームの費用の違いは?

ここでは、特養とグループホームにかかる費用について解説していきます。

特別養護老人ホームにかかる費用

特養にかかる費用の内訳は、以下の通りです。

費用の内訳

個室や多床室など住環境の違いによって自己負担額が変わります。
※介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の1ヶ月の自己負担の目安

【要介護度5/多床室を利用した場合】

施設サービス費の1割約2万5000円
居住費約2万5200円
食費約4万2000円
日常生活費1万円程度(施設などによって異なる)
合計約10万2200円

出典:厚生労働省【サービスにかかる利用料

【施設サービス費】
施設サービス費は、円ではなく単位で表されます。
施設サービス費のうち、利用者が負担するのは原則1割です。
以下の単位数は、1日あたりです。

要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
従来型個室573単位641単位712単位780単位847単位
ユニット型個室652単位720単位793単位862単位929単位

出典:厚生労働省【令和3年度介護報酬改定における改定事項について

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グループホームにかかる費用

グループホームにかかる費用の一例は、以下の通りです。

費用の内訳

月々の支払いは、A+Bの合計金額になります。
Bの介護保険自己負担分は、自己負担割合によって変わります。
ここでは、1割、月30日で換算しています。

家賃8万円
共益費1万1714円
水道光熱費2万7771円
食事代(1日)1240円
合計15万6685円(A)
介護保険自己負担分2万5216円(B)

※別途敷金が必要になります
出典:愛の家グループホーム 中野弥生町    

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特養とグループホームで働くときの違い

ここでは、特養とグループホームの仕事内容やお給料の違いについて、解説していきます。

特別養護老人ホームの場合

特別養護老人ホームの仕事内容

特養の介護職員の仕事内容は、入居者の日常生活上の支援・介助を行います。
主に食事・入浴・排泄の介助や、掃除や洗濯のサポートを行います。
また、行事やレクリエーションの準備もします。
医師、看護師による医療ケアのサポート業務もあります。

特別養護老人ホームで働く人のお給料

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」では、特養の平均給与は35万430円です。(常勤の方)

平成31年のデータと比べると、介護職員の平均給与は2万円ほど上がっています
出典:厚生労働省【令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(131頁)

特別養護老人ホームの人員配置

特養の人員配置は、以下の通りです。

医師配置義務あり
看護職員配置義務あり
介護職員配置義務あり
機能訓練指導員配置義務あり
ケアマネージャー配置義務あり
生活相談員配置義務あり
栄養士配置義務あり
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グループホームの仕事内容

グループホームの介護職員の仕事内容は、特養と同じく入居者の日常生活上の支援・介助を行います。(掃除・洗濯の日常生活上の支援、行事やレクリエーションの準備・実施)

グループホームで働く人のお給料

厚生労働省の資料「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」では、グループホームの介護職員の平均給与額は、常勤の平均給与額は28万7770円、非常勤の平均給与額は20万7980円となっています。
出典:厚生労働省【令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(131頁)

グループホームの人員配置

グループホームの人員配置は、以下の通りです。

医師配置義務なし
看護職員配置義務なし(配置していることがある)
介護職員配置義務あり
機能訓練指導員配置義務なし
ケアマネージャー配置義務あり
生活相談員配置義務なし
栄養士配置義務なし
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他の施設とはどう違う?

ここからは、他の施設として「介護老人保健施設」を挙げ、グループホーム、特養との違いについて解説していきます。

介護老人保健施設とは?

体の状態が安定した方が、日常生活上の機能維持・改善のためのリハビリを中心としたサポートを受けながら、在宅復帰を目指す施設です。
病院と老人ホームの中間のような役割があります。

介護老人保健施設の目的

入居者が在宅復帰することを目的としています。
退院後、自宅での暮らしに少し不安がある高齢者に最適な施設です。

介護老人保健施設で利用できるサービスは?

在宅復帰を目指しているため、専門知識を持った職員の管理のもと、リハビリに重点を置いたサポートを受けることができます。
医師や看護師による医療ケアも充実しています。

介護老人保健施設の入居条件は?

要介護1~5の方が対象です。

特別養護老人ホームとは何が違う?

特養との違いは、特養は、日常生活上の支援を受けながら長く生活をする施設です。
老健は、リハビリをして在宅復帰を目指す施設であることが、特養との違いです。

また、老健は3~6ヶ月程度の一定期間で退去することになります。
そのため、特養と比べると入居しやすい状況ではありますが、終の棲家にはできません。

グループホームとは何が違う?

グループホームとの違いは、グループホームは、認知症の方のみが入居できる民間施設です。
老健は、介護保険を利用して入居できる公的施設のため、グループホームと比べると費用も安くなってることが、グループホームとの違いです。

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特別養護老人ホームとグループホームの違いまとめ

ここまで、特養とグループホームの違いを中心に解説してきました。

  • 特養は中重度の介護度の方が多く、グループホームは認知症の方のみ入居できる
  • 特養は公的施設のため安価だが、グループホームは民間施設のため高額である
  • 特養とグループホームの仕事内容は、日常生活上の介助であり、特養は医療ケアも受けることができる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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