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トップページ>介護お役立ち記事>介護保険>訪問介護の買い物代行で買えるものは?買えないものなども解説!

訪問介護の買い物代行で買えるものは?買えないものなども解説!

介護保険と聞くとどうしても身体的なサービスを想像される方が多いと思います。
しかし、身体的なサービス以外にも様々なサービスが存在します。

介護保険を初めて利用される方や既に利用されている方でも、買い物代行サービスがあるのはご存知でしょうか?

そこで、本記事では介護保険と買い物代行について以下の点を中心にご紹介します。

  • 買い物代行について
  • 買い物代行で買えるもの買えないもの
  • 介護保険外サービスについて

買い物代行サービスを利用される際にご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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買い物代行とは


買い物代行とは、介護保険を利用しご利用者様の代わりに買い物を代行するサービスです。
訪問介護は、自力で日常生活を送ることのできないご利用者様に対し様々なサービスを提供します。

その中に、生活援助サービスの一つとして買い物代行があります。
この買い物代行では、代行出来るものと代行出来ないものが存在します。

サービスを受ける際スムーズに行えるよう細かく確認をしておきましょう。

また、訪問介護のサービスについて詳しく知りたい方は下記の記事を参照してください。

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買い物代行で買えるものは?


訪問介護の介護保険内で買い物代行を利用される際は、買えるものに範囲が決められています。
そのため、ヘルパーは決められた範囲内で買い物代行を行います。

この範囲は、ご利用者様の生活必需品と薬の受け取りと決められています。

注意が必要な点は、「ご利用者様」の生活必需品ということです。
この範囲外の買い物代行は訪問介護の範囲外になってしまい、代行することはできません。

買い物の範囲については事前に確認しておきましょう。

生活必需品

ご利用者様の生活必需品は、買い物代行の範囲内です。
食べ物や飲み物、キッチン周り、お手洗い周りの消耗品も対象となります。

しかし、ご利用者様の生活必需品だからといって購入できないものもあります。
具体的な例として、お酒・タバコ・雑誌などです。

これらの買い物代行を検討されている方は、サービス開始前に一度相談をすることをお勧めします。

薬の受け取り

薬の受け取りも買い物代行の範囲内ですが、生活必需品同様にご利用者様分のみです。

介護保険は、ご利用者様に適用される保険です。
したがって、ご利用者様以外の方へ使用することはできません。

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買い物代行で買えないものは?


訪問介護で利用できる買い物代行では、買えないものが明確に決まっています。
またヘルパーも買えないものを認識してはいますが、ご利用者様も確認しておくとスムーズにサービスを受ける事ができるでしょう。

そこで、訪問介護の範囲内で買えないものについて項目ごとにご説明いたします。

生活必需品ではないもの

訪問介護の買い物代行では生活必需品ではないものは買うことができません。

例えば、来客用のお菓子やお歳暮、お中元などの手配が挙げられます。
ご年配の方は季節の贈り物を大切にされる方が多くいらっしゃいますが、買い物代行の対象外です。

直接本人の援助にならないもの

介護保険はご利用者様に適用され、ご利用者様の生活の援助を行うものです。
その為、直接本人の援助にならないものは購入することはできません。

例えば、ご利用者様のご家族の為の食べ物や日用品の買い物です。

一緒に住んでいても、訪問介護の買い物代行の対象にはならないので注意が必要です。

遠方まで行かなくてはいけないもの

買い物代行は、生活援助の一つです。
ですので、生活範囲外となる遠方までの買い物は行うことはできません。

例えば、遠方のデパートでしか買うことが出来ないものは買い物代行の対象外です。

デパートに限らず、ご利用者様の生活範囲外での買い物代行は断られることもあるでしょう。

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生活援助以外の職員ができないサービスは?

ホームヘルパーが提供できるサービスは、介護保険によって細かく規定されています。
たとえば買い物代行サービスは、介護保険における「生活援助」に基づいて提供されます。

一見は生活援助に見える行為であっても、介護保険に規定されていなければ、ホームヘルパーはサービス提供できません。

ホームヘルパーができないサービスとは、たとえば以下があります。

身体介護でできないこと

ホームヘルパーは利用者の身体に触れて行う介護はできません。
具体的には、排泄・食事・入浴などの身体介護が該当します。

その他にもホームヘルパーができない行為があります。
具体的には以下のようなサービスが禁止されています。

  • 医療行為(内服薬の仕分け・インシュリン注射・床ずれの処置など)
  • 散髪

医療行為については、検温・爪切り・塗り薬の塗布は除外されています。
ただし、爪の周りの炎症・化膿などがある場合は、爪切りは行えません。

通院時の乗降介助でできないこと

訪問介護の利用者のなかには、通院している方も少なくありません。
通院にタクシーなどを利用する場合、車への乗降介助もホームヘルパーの業務に含まれます。

ただし、乗降介助のなかにも、できること・できないことが細かく規定されています。

以下は、乗降介助のなかでもできないものです。

  • 病院内での介助
  • 入退院時の介助

ケアマネジャーが必要と判断する場合は例外として病院内の介助などが認められることもあります。

健達ねっとECサイト

介護保険外サービスもある


ここまで訪問介護の買い物代行には、買えるものの範囲が決まっているとご説明してきました。
しかし、やむを得ない理由でどうしても範囲外の買い物が必要な時もあると思います。

そこで、一つの方法として介護保険外サービスがあるのをご存知でしょうか?
介護保険外サービスとは、介護保険内で行えないサービスを行えるものです。

しかし、介護保険外になるので費用は全額自己負担になるため高くなります。

断られてしまうからと無理をして怪我をしては元も子もないので、無理をせず相談をすることをお勧めします。

薬の使い方

買えないものを頼まれた時の断り方


訪問介護の買い物代行では、買えるものの範囲が決まっています。
したがって、訪問するヘルパーもその範囲を把握しておくことが重要です。

しかしながら、ご利用者様は範囲が分からず範囲外のことを頼まれる方もいらっしゃいます。
その際に、ご利用者様に不快感を与えず上手に断る方法を具体例ごとにご説明致します。

具体例1 「タバコやお酒を買ってきて欲しい。」

基本的にタバコやお酒などの嗜好品は介護保険内で購入することはできません。
なぜなら、生活を送るための必需品ではないからです。

また、タバコやお酒は身体に有害な面もあります。
ご利用者様の健康維持のためにもお断りするようにしましょう。

断り方として「お医者様より指導されているため、私では買うことができません。」というのがいいでしょう。

ヘルパーだけの意見だとなかなか納得いただけない場合があります。
その際は、担当のお医者様のお名前を出すと説得力がでて良いでしょう。

具体例2 「遠いデパートの魚の方がおいしいから、そっちに買い物にいってほしい。」

ご利用者様も以前はご自身でお買い物や家事をされていた方が多いです。
そのご経験から、買い物先を遠いデパートやスーパーを指定される方もいらっしゃいます。

介護保険では、現在の生活範囲内での買い物しか出来ないためお断りしましょう。
断り方として、「時間がかかり、延長になりますがよろしいでしょうか?」というのがいいでしょう。

延長になると別途料金も発生してきます。
このことから、延長になる旨を伝えると納得される方が多いです。

しかしながら、これらは一例に過ぎません。
断り方に迷ってしまった際は、所属の事業所へ連絡をいれその都度確認をすると良いでしょう。

また、訪問介護の仕事内容について詳しく知りたい方は下記の記事も参照してみてください。

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介護保険と買い物代行まとめ


今回は、介護保険と買い物代行についてご紹介しました。
介護保険と買い物代行についての要点を以下にまとめます。

  • 買い物代行とは、生活援助サービスの一つ
  • 買い物代行では、ご利用者様の生活必需品と薬の受け取りを行うことができる
  • 買い物代行で買えないものは、ご利用者様の援助にならないものや、遠方での買い物
  • 介護保険外で買い物代行を頼めるサービスもある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後もでお読みいただき、ありがとうございました。

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