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健達ねっと>介護お役立ち記事>高齢者が病院を嫌がる理由とは?

高齢者が病院を嫌がる理由とは?

体調は悪くなる一方なのに、受診を頑なに拒む高齢者がいます。

  • 「一度、病院に行って検査してもらおうよ」
  • 「こんなの寝てたら治るし、行くだけ時間のムダよ」

こんな会話、身近で耳にしたことはありませんか?
病院嫌いの高齢者の中には、「待ち時間が長くて疲れる」「周りの人が気になって落ち着かない」と感じる人も多いものです。

 

待合室で元気そうな人たちを見ると、「なぜこの人たちは病院に来ているんだろう」「待っている時間が長すぎる」と不満が募り、精神的に疲れてしまうことも少なくありません。

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病院に行きたがらない高齢者への接し方 

年齢を重ねると、「病院に行くなんて時間のムダ」と考えて受診を拒む高齢者もいます。

家族としては心配ですが、「なんで病院に行かないの?」と問い詰めるのは逆効果です。

例えば、こんな会話をしてみましょう。

  • NG例:「体調悪そうだから、早く病院に行ってよ!」
  • OK例:「最近、疲れやすくなったみたいだけど、大丈夫?どこか気になるところがあったら一緒に見てもらおうか?」

高齢者が病院に行かない背景には、「待ち時間が長くて疲れる」「診察が面倒」「行っても治らないと思っている」などの心理があります。

一方的に正論を押し付けるのではなく、まずは本人の気持ちを聞き、「自分で気づく」ような会話の流れを意識することがポイントです。

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「ナッジ」で自然に高齢者を受診へ促す方法

高齢者が受診を渋る場面では、無理に説得しようとしても逆効果になることがあります。

そんなとき、相手の興味を引くような話題をさりげなく伝えてみるのも効果的です。

このようなアプローチは「ナッジ(Nudge)」と呼ばれます。

例えば、こんな会話の流れがあります:

  • 「ねえ、最近あの先生が新しいクリニックを開いたみたいよ。」
  • 「え、そうなの?ちょっと行ってみようかしら。」

「病院に行こう」とストレートに言うのではなく、自然な会話の中で相手の関心を引き出すことで、「行ってみようかな」と思わせるきっかけを作ることができます。

ナッジのポイントは、相手の気持ちに寄り添いながらも、自分で「行ってみようかな」と思える流れを作ること。

強制せず、相手の意思を尊重することで、受診への抵抗感を減らすことができます。

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病院嫌いの高齢者に寄り添うために

高齢者が病院を嫌がる背景には、「行っても治らない」「待ち時間が長い」という心理的な抵抗感が隠れていることがあります。
そのため、正論を押し付けるのではなく、相手の気持ちに寄り添いながら、さりげなく受診を促すことが大切です。

  • 昔と同じと思い込んでしまう心理: 自分の体調の変化に気づかず、「これくらい大丈夫」と思い込んでいることも
  • 会話の流れを作る: 「病院に行って」と言うのではなく、「最近疲れやすいみたいだけど、大丈夫?」と困りごとを聞き出す
  • ナッジを活用する: 「新しいクリニックができたみたいよ」とさりげなく伝えることで、「行ってみようかな」と思わせる

焦らず優しく寄り添いながら、自然な形で受診へのきっかけを作ることがポイントです。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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