あらすじ
老人ホーム「ハッピー・ロード」は、徳川正義(大杉漣)が施設長を務める介護付き有料老人ホーム。
施設内には写真同好会があり、月に一回、街歩きやハイキングをして作品展を開いている。
ある時、撮影旅行に出かけた写真同好会一行が殺人事件に遭遇し、入所者の村上アヤ(水野久美)が容疑者となってしまった。
仲間の無実を信じ、施設長の徳川や同好会の仲間たちが事件解決に立ち上がる。
特徴・見どころ
今は亡き名優・大杉漣さんが主演を務める、注目のサスペンスドラマが登場します。
物語の舞台は、介護付き有料老人ホーム「ハッピー・ロード」。
多くのシニア世代が穏やかな日々を過ごすその場所で、ある日、不可解な殺人事件が発生してしまいます。
老いてなお好奇心旺盛な「シニア探偵団」
本作の最大の魅力は、事件の真相究明に乗り出すのが、警察やプロの探偵ではない点です。
犯人を追うのは、なんとホームの入居者たち自身で結成された「写真同好会」のメンバーたち。
平均年齢70歳を超える彼らが、鋭い観察眼と長い人生で培った知恵を武器に、事件の謎に迫っていきます。
主演の大杉漣さんをはじめ、毒蝮三太夫さん、清水章吾さん、寺田農さんといった、日本を代表する豪華なベテラン俳優陣が集結しました。
彼らが演じる「愉快な仲間たち」は、時にコミカルに、時に鋭く事件の核心に切り込みます。
名優たちによる、深みとユーモアにあふれた演技のアンサンブルは必見です。
「介護施設」のイメージを覆す希望の物語
このドラマは、本格的なサスペンスでありながら、同時に老人ホームでの生活の新たな可能性を鮮やかに描き出します。
老いることは、決して活動や好奇心を諦めることではない。
そんな力強いメッセージが、作品全体に込められています。
趣味のサークル活動を通じて仲間と深く交流し、時にはスリリングな非日常に身を投じる。
生き生きとしたシニアたちの姿は、「終の棲家」といった従来の介護施設へのイメージを、ポジティブに塗り替えてくれることでしょう。
もちろん、殺人事件の犯人は誰なのか、その動機は何なのか、というミステリー要素も一級品です。
ハラハラドキドキの展開と、心温まる人間ドラマが絶妙に融合しています。
ご自身のセカンドライフや、ご家族の介護について考えている方々にこそ、ご覧いただきたい希望に満ちたエンターテインメント作品です。

 
  
 
 
  


 
  
 
 
   
   
   
   
  


