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健達ねっと>映画・ドラマ>認知症>「きみに読む物語」認知症を通じて分かる真実の愛

「きみに読む物語」認知症を通じて分かる真実の愛

  • 公開/放送日:2005年2月5日

あらすじ

とある療養施設で暮らす年老いた女性。
認知症である彼女は、若き日の思い出をすべて失ってしまっている。

そんな彼女のもとに、ひとりの老人が通い、物語を少しずつ読み聞かせていく。
1940年、アメリカ南部の小さな町。家族と夏を過ごすため都会からやって来た17歳の令嬢アリーは、材木工場で働く青年ノアと出会い、恋に落ちる。

しかし身分の違いから、アリーの両親は交際を認めず、夏の終わりとともに二人は引き裂かれる。
それでもノアは毎日手紙を送り続け、やがて第二次世界大戦が始まる――。

特徴・見どころ

『きみに読む物語』は、単なるロマンス映画の枠を超え、世界中の人々の心を揺さぶり続ける「真実の愛」についての不朽の名作です。
ニコラス・スパークスのベストセラー小説を原作に、記憶という壁に立ち向かう男女の姿を、過去と現在を織り交ぜながら感動的に描いています。

なぜこの作品がこれほどまでに愛され、世代を超えて語り継がれるのか、その理由と見どころを詳しくご紹介します。

身分違いの恋と、試練が育んだ情熱

物語の核となるのは、1940年代のアメリカ南部を舞台にした、若き二人の情熱的な恋です。

家族とバカンスに訪れた、裕福で快活な少女アリー(レイチェル・マクアダムス)。
地元の製材所で働く、誠実で情熱的な青年ノア(ライアン・ゴズリング)。

二人は互いに強く惹かれ合いますが、アリーの家族は身分の違いを理由に猛反対します。
ノアが毎日送り続けた手紙は届かず、やがて戦争が二人を遠く引き離してしまいます。

若き日のライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスが体現する、燃え上がるような恋のきらめきと、障害に立ち向かうひたむきな姿は、観る者の胸を強く打ちます。
数年後、アリーは別の男性との婚約を控えていましたが、偶然ノアの存在を知り、心が揺れ動きます。

彼らが下した決断と、貫いた愛の形は、時代を超えて共感を呼ぶでしょう。

記憶を失っても変わらない、愛の軌跡

この情熱的な過去の物語と並行して、現代のシーンが描かれます。

療養施設で暮らす一人の老女(ジーナ・ローランズ)。
彼女は認知症により、愛する人々の記憶さえも失っています。

そんな彼女のもとに毎日通い、一冊の古いノートに綴られた「物語」を読み聞かせる老紳士(ジェームズ・ガーナー)。
彼が読み聞かせる物語こそが、若き日のアリーとノアの恋物語なのです。

名優ジーナ・ローランズが演じる老女の、記憶が薄れゆく中でも時折見せる表情や反応が、物語の深みを一層増しています。

なぜ彼は毎日、物語を読み聞かせ続けるのか。
そこには、認知症の進行という過酷な現実を前にしても、決して諦めない深い愛と、奇跡を信じる強い絆があります。

本作は、認知症と年齢の関係や、介護における心の持ちようについても深く考えさせられます。
愛する人が自分を忘れてしまったとしても、その存在を愛し続けるとはどういうことか。

「愛は記憶を超える」という本作のテーマは、介護に関わる人々にとっても、大きな希望と感動を与えてくれるはずです。

涙なしには見られない珠玉のラブストーリーであり、同時に、人間の尊厳と愛の力を描いたヒューマンドラマでもあります。

作品詳細

監督 ニック・カサベテス
脚本家 ジェレミー・レベン
原作 ニコラス・スパークス「きみに読む物語」
主要キャスト
上映時間 123分
放送局/制作 ニュー・ライン・シネマ
アメリカ

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売

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