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健達ねっと>健康お役立ち記事>歯周病>歯周病と口内炎は関係あるの?ないの?徹底解説!

歯周病と口内炎は関係あるの?ないの?徹底解説!

国内の調査では、3人に2人は歯周病であるといわれています。
歯周病になると出血や腫れなど、口の中のトラブルが増えてしまいます。
では口内炎ができるのは、歯周病が関係しているのでしょうか?

本記事では歯周病と口内炎の関係について以下の点を中心にご紹介します。

  • 歯周病と口内炎の関係は?
  • 歯周病と口内炎の予防法は?
  • 歯周病や口内炎と間違えられる病気ってあるの?
  • 歯周病のセルフチェック法

歯周病と口内炎について理解するためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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歯周病とは

歯周病とは、歯垢(プラーク)などの汚れが原因となり、歯の周りの組織に炎症を起こす病気の総称です。
歯周病は初期の段階では痛みもなく、自覚しにくいといわれています。
徐々に歯茎が腫れたり、出血や痛みの症状が出てきたときには、すでに進行している状態です。
歯がグラグラして噛めなくなったり、歯が抜け落ちるということもあります。

歯周病は「歯を失う」以外に、さまざまな病気を引き起こす原因にもなります。

歯周病は大きく2つに分けて「歯肉炎」と「歯周炎」があります。

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口内炎とは

口内炎とは、口の中の粘膜の部分にできる炎症のことです。

代表的なのが「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。
歯茎や舌、ほおや唇の内側に2〜10mm程度の赤い縁取りがある白い潰瘍がみられます。

中央の白い潰瘍の部分は少しくぼんだような状態の炎症を起こします。
小さい口内炎2〜3個が、同じような場所に群がってできることもあります。

口内炎ができる原因は、

  • ストレス
  • 疲労からくる免疫力の低下
  • 睡眠不足
  • ビタミン不足(ビタミンB2など)
  • 胃腸障害
  • アレルギー
  • 口腔内の不衛生
  • 誤って口の中を噛んだ傷

などが挙げられます。

口内炎は口の中のどこにでもできてしまいます。
口内炎ができると痛みが出たり食べ物がしみたり、発生場所によっては会話もしにくくなります。

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歯周病と口内炎の関係

歯周病と口内炎は同じ「口の中の病気」ですが、基本的には2つの病気は関係ありません。

しかし、以下の原因によっては関係が生じてしまう可能性があります。

  • 入れ歯や矯正器具による口腔内の粘膜の傷ができた
  • 誤って口の中を噛んでしまい傷ができた
  • 虫歯や歯周病の原因となる衛生状態が悪い

口腔粘膜に傷ができると、そこから細菌が侵入して炎症を起こします。
入れ歯や矯正器具の不具合も同様に、口の中に傷をつくる原因となります。
虫歯も口腔環境を悪化させますので、治療や器具調整のため歯科医院に受診する必要があります。

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歯肉炎の種類

歯肉炎はさまざまな要因で炎症を起こし、歯肉が腫れて出血もみられるようになります。
そのまま放置すると悪化し、歯周病(歯周炎)になってしまいます。

では、歯肉炎にはどのような種類があるのか以下にまとめていきます。

単純性歯肉炎

付着した歯垢などのプラークが原因で歯茎に炎症を起こしており、歯肉炎の大半がこの「単純性歯肉炎」に分類されます。
原因となるプラークを除去することで治癒します。

ヘルペス性歯肉炎

単純ヘルペスウイルスによって起こる歯肉炎です。
乳幼児の発症が多く39℃前後の高熱が出て、熱が下がってから舌や唇に口内炎が出るケースが多いです。
ウイルス性なので唾液や飛沫、接触で人から人へ感染します。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、口腔内の常在菌であるカンジダという真菌(カビ)が増殖し発症します。
舌や頬に白い苔状のものが広い範囲で発生し、赤く腫れたり痛みを伴うこともあります。
高齢者や持病で免疫力が低下している方が発症しやすくなります。

慢性剥離性歯肉炎

慢性剝離(はくり)性歯肉炎の原因は明らかになっていません。
しかし女性の発症が多いため女性ホルモンに関係しているといわれています。
症状はさまざまで腫れや出血のほかに水泡やヒリヒリした感覚もあらわれます。

妊娠性歯肉炎

妊娠中に起こる歯肉炎で、ホルモンバランスの変化によって生じる歯茎の腫れや出血を起こします。
「軽症だから」とそのまま放置しておくと早産低体重児出産などのリスクを招いてしまいます。

壊死性潰瘍性歯肉炎

栄養不足や疲れ、口腔内の不衛生などにより歯肉が壊死して潰瘍を作る歯肉炎です。
最近は免疫力の低下(ヒト免疫不全ウイルス感染による)が原因で歯肉炎を発症することが知られています。

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口内炎の種類

口内炎は、ストレスや睡眠不足、胃腸の不調など免疫力が低下したときに発症しやすくなります。
また口腔内の傷や入れ歯などの器具の不具合が原因で物理的な刺激による場合もあります。

口内炎の種類はさまざまで原因や症状も違います。
それぞれ以下にまとめていきます。

アフタ性口内炎

口内炎のほとんどがこの「アフタ性口内炎」といわれています。
丸い潰瘍の中心は白く、少しへこんだような形をしているのが特徴です。
口腔内の粘膜のあらゆる場所に発生し、1〜2週間ほどで治ります。

カタル性口内炎

入れ歯矯正器具を装着している場合に発症しやすくなります。
口腔内で器具が口の中の粘膜に擦れて傷ができ、その箇所から細菌が侵入し炎症を起こします。
ほかにビタミン不足喫煙している場合も口腔環境が乱れ、口内炎ができやすくなります。

ウイルス性口内炎

一般的に「ヘルペス性口内炎」が知られています。
特に乳幼児の発症が多く、高熱や歯肉の炎症、痛みを伴います。
ウイルス性のため発症者と同じタオルや食器を使ったり、ドアノブなど手を介して接触感染します。

アレルギー性口内炎

口の中に入れた食べ物や金属の被せものなどのアレルギー反応で口内炎が発症します。
粘膜がアレルギー物質にふれることで炎症を起こし「ただれ」などの症状がみられます。
改善するためには、アレルギーの原因になるものを取り除くことが必要です。
アレルギー反応を起こす飲食物を控えたり、歯科で金属の被せものの素材変更をすることをおすすめします。

ニコチン性口内炎

喫煙習慣のある方が発症しやすくニコチンが原因となる口内炎です。
口腔内の粘膜に白い斑点ができるのが特徴です。
ほかに喫煙によってなどの口腔内の疾病を引き起こすことがありますので注意が必要です。

薬の使い方

口内炎は歯茎にもできるの?

口内炎などの「できもの」は口腔内のやわらかい粘膜部分に発生しますが、歯茎はどうでしょうか?

結論は「歯茎にも口内炎はできる」ということです。

しかし歯茎に異常がみられたときは「病気のサイン」の可能性もあります。
改善がみられないときは放置せずに早急に歯科医院や内科受診をおすすめします。

歯茎|口内炎

歯茎にできた口内炎は「歯肉炎」といい、原因は粘膜にできる口内炎と同様です。
ストレスや疲労、歯茎にできた傷からの感染、付着した歯垢からの感染が考えられます。

食事がしみたり、痛くて会話をするのもつらいなどの症状がみられます。
通常は口内炎は1〜2週間ほどで自然治癒しますので、自宅で口腔内を清潔に保つことを意識しましょう。

歯茎|歯周膿瘍

歯周膿瘍(のうよう)とは、歯周組織に空洞ができて膿液が溜まる状態のことです。
原因は、細菌が歯周組織内の深部へ侵入したことで起こり、歯周組織が破壊されていることを意味します。

歯周膿瘍には急性と慢性があり、急性発作のときは切開して排膿したり抗生物質や鎮静剤を投与します。
しかし、さまざまな対症療法を施しても完全な治癒はむずかしいといわれています。
慢性の歯周膿瘍に関しても、目立った傷みがなく見逃して悪化させる事態につながります。

歯茎|エプーリス

エプーリスとは歯肉にできた良性の腫瘤(しゅりゅう)のことで、歯肉腫(しにくしゅ)ともいいます。
エプーリスは大半は「炎症性」か「反応性」ですが、なかには「腫瘍性」もあります。
必要な場合は病理検査を行います。

歯周病と口内炎の予防方法

歯周病

プラークコントロール

歯周病の原因となるのは歯垢(プラーク)で、細菌の集合体が歯に悪影響をもたらします。
その細菌を取り除くために歯磨きを徹底して、プラークコントロールをする必要があります。

また歯ブラシを選ぶためドラッグストアに行くと数多くの種類があり、どれがいいのか迷うことがあります。
歯ブラシはお口の悩みや使う人によって異なりますので、ご自分に合うものを選びましょう。
ここでは「歯周病予防の歯ブラシの選び方」と「磨き方のコツ」についてまとめていきます。

【歯ブラシの選び方】

  • 歯ブラシのヘッドは「小さめのもの」→奥まですみずみ磨ける
  • 歯ブラシの毛先は「毛先の細いもの」→歯と歯茎の間の歯周ポケットに届く
  • 歯ブラシの硬さは「ふつう」か「やわらかめ」→健康な歯茎であればふつうでも問題ない。
  • 炎症がみられるときは「やわらかめ」で刺激をおさえる
  • 歯ブラシの持ち手は「手にフィットするもの」→余計な力が入らないように

【磨き方のコツ】

  • 歯と歯茎の間にブラシを「斜め45度」にあて磨き、歯周病菌をかきだすイメージで
  • 奥歯から手前に向かって磨く
  • ブラシを細かく振動させて優しい力で磨く
  • 歯の1本1本を意識して、丁寧に磨く

生活習慣の見直し

口腔環境を整えるためには、歯みがきのほかに「生活習慣の見直し」が大切です。
どんなにキレイに歯を磨いても、だらだらとお菓子を食べていては意味がありません。
甘いお菓子や飲み物、アルコールやタバコも細菌の栄養となってリスクを高めます。

生活習慣について、以下のことに気を付けてみましょう。

  • 甘いお菓子や飲み物など間食を控える
  • アルコールや喫煙を控える
  • 野菜や豆類、海藻類を中心にバランスのとれた食事を摂る
  • 質の良い睡眠
  • ストレスを溜めない
  • 軽い運動をして免疫力アップを意識する

定期的な歯科検診

しっかり歯磨きをしていても、歯周ポケットや歯と歯の間の磨きにくい部分に歯垢が残ることがあります。
その歯垢が歯石になってしまった場合は、歯ブラシで除去することができません。

そのため異常がなくても予防として、年に1〜2回は歯科で定期健診を受けることをおすすめします。
歯科では、専用の機械ですみずみ歯石や歯垢をキレイにとり除いてくれます。
普段のセルフケアと併せて歯科検診をすることで、歯周病のリスクを抑えることができます。

口内炎

口内環境の改善

口腔内を清潔に保つためには、歯磨きうがいデンタルリンスは大切です。

食後に歯を磨くときのタイミングは「食後30分〜1時間」をめどにするのが良いでしょう。
食べてすぐの口の中は「酸性」になり、歯のエナメル質が溶け出しやすくなっているからです。
食後30分〜1時間ほど経つと口の中は中和されているのでベストなタイミングといえます。

忙しい時や出先で歯磨きがむずかしいときは、うがいやデンタルリンスで洗い流すのも効果的です。

食生活の改善

口内炎はビタミン不足が原因になることがあります。
中でも健康な皮膚や粘膜を保つには、ビタミンB₂、B₆、Cを積極的に摂る必要があります。
豚肉や魚類、緑黄色野菜にビタミンが豊富に含まれていますのでバランスの良い食生活を心がけましょう。
サプリメントやビタミン剤をとり入れるのも、ひとつの方法です。

免疫力アップ

免疫力が低下すると口内炎になりやすくなります。
ストレスや疲労、睡眠不足、風邪など不調のときは、とくに注意が必要です。

質の良い睡眠をとるため、寝る2時間前の入浴朝日を浴びることも有効です。
規則正しい生活を送るために、軽い運動などもとり入れると良いでしょう。

口内乾燥を防ぐ

口の中が乾燥することで、粘膜の免疫が低下し口内炎になりやすくなります。
唾液の分泌を増やすには、よく噛むことが重要です。
食事をするときはよく噛み、ガム(シュガーレス)も唾液の分泌を促してくれます。

また「唾液腺」といわれる耳下からあご周辺のマッサージの刺激も有効です。
普段からこまめな水分補給をして口の中を潤し、口呼吸の習慣があれば改善しましょう。

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歯周病や口内炎と間違えられる病気

口の中の病気のひとつに「口腔癌」があります。
口腔癌は、舌癌、口腔底癌、頬粘膜癌、歯肉癌、口唇癌などの総称です。

口腔癌の初期症状は、ただれや傷のような潰瘍ができ口内炎や歯周病に似ています。
そのためみた目にも分かりにくく、発見が遅れてしまうことがあります。

通常の口内炎は2週間ほどで治りますが、改善しない場合は口腔癌の可能性があります。
以下の症状の場合は、歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科に受診することをおすすめします。

  • 時間が経っても自然治癒しない
  • 赤色と白色の炎症が混在して見られる
  • 硬くぼこぼこしている

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あなたは大丈夫?歯周病セルフチェック

歯周病は歯を失うだけでなく、さまざまな病気を引き起こす原因にもなります。
自分でできる「歯周病チェック」を参考にして、早期発見、早期治療を心がけましょう。

【歯周病セルフチェック表】

  • ここ一年、歯医者に行っていない
  • 口臭がするような気がする
  • 歯茎がやせた気がする(歯が長くなった)
  • 歯と歯の間に食べたものがつまる
  • 歯茎の色が赤くはれたところがある
  • 歯を磨いたときに、出血したり痛みがある
  • 歯茎がぶよぶよしている
  • 体調が良くないときに歯が痛くなる
  • 触るとグラグラする歯がある
  • 歯茎から膿(うみ)が出ることがある

上記の表で「チェック」が一つでも付いた場合は歯周病の可能性があります。

年齢を重ねても「自分の歯」で食事ができるということは健康・長生きの秘訣にもなります。
自分の歯を1本でも多く残せるように、異常がなくても1年に1回は歯科医院で検診を受けましょう。

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歯周病と口内炎まとめ

ここまで歯周病と口内炎についてお伝えしてきました。
歯周病と口内炎の関係について要点をまとめると以下の通りです。

  • 歯周病と口内炎は基本的に関係ないが、口の中の傷や不衛生にしていると炎症を起こし無関係とはいえない
  • 歯周病と口内炎の予防法は、普段の歯磨きや食生活の改善、免疫力を上げることが重要
  • 歯周病や口内炎と間違えやすい病気は、初期症状が似ている「口腔癌」である
  • 歯周病のセルフチェック法を活用して、歯周病の早期発見・治療が大切

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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